139 / 170
第五章 フランカ市
第137話
しおりを挟む
…どうも、僕です。
不可抗力なのに信じてもらえないって、たまにありますよね。
つらみ。
ネルとマイラさんが、何か言いたげな顔で見つめてきます。
この状況で動揺する僕を余所に、隷属魔法は無事に発動し、一瞬ナディアの頭上に魔法陣が浮かぶと彼女の中に吸い込まれていきました。
と、同時に身体をビクンと反応させるナディア。
「あふっ…やっばいコレ。はぅっ!」
…あ、逝った?
「そういうもんなら仕方ないけど…あんたも先に言っておきなさいよねっ!またユーマがなんかしたかと思ったじゃない」
「だから僕は何もしてないって言ったじゃんっ!」
「それは悪かったわよっ!でもね、そもそもユーマの日頃の行いが…」
不当裁判の最中、証人ナディアの証言により、どうにか無罪を勝ち取った僕。
てゆーか、僕の主張の扱いが軽すぎる…
ナディアも含め魔族の種族特性として、恋愛中のカップルはお互いに魔力を流し合って、高め合うそうです。
何をかは聞かないで?
そうする事によって生殖機能を活性化しないと、魔族同士で子供を作る事が出来ないんだそうで。
今回、隷属魔法とはいえ僕の魔力を受け入れたナディアは、想像以上に濃い魔力を受けた為、非常に高まったとの事。何がか…割愛。
魔法発動の後、ぐったりしながら時折ビクビクするナディアを横目に、あらぬ疑いをかけられた僕はネルとマイラさんから、そりゃあもう、変態だの痴漢だの散々な言われよう。
なんら疚しいところがなかった僕の無罪の主張がほぼスルーされる中、息も絶え絶えなナディアから静止の声が掛からなかったら精神が死んじゃうところでした。
「わかったわよっ!疑ってかかってごめんなさいいっ!コレでいいでしょっ?」
「アタシも謝るから。ごめんなさいだよ、ユーマ君。ほら、機嫌を直してくれないかい?」
「へいへい。いいですよっ。どうせそういう扱いなんだから」
拗ねるでしょ?普通。
まぁ、そんなに後を引いても仕方ないけどさ。一応やっとかないとねぇ。
「まだ拗ねてるじゃないっ!もうっ!」
「いいって。もう許してあげるってば!そのかわり、もっと優しく接してくれるの希望」
「ぐむっ…わ、わかったわよっ!検討するわよ…」
そこは検討しないで?僕のハートは優しさを求めています。
「今度、ネルとマイラさんの番の時に期待しておきます」
「ユーマ君…それは狡くないかい?そんな言い方されたら逃げ道がないじゃないか」
「マイラさんは逃げるつもりと…」
メモを書くフリをしてみます。
「ちょっ!なんでメモするかねっ!逃げやしないよっ!」
「はい。逃げやしない、頂きましたー」
「くっ…逃げないよ。どんと来るがいいさ」
なんかこういうやり取り好きだわぁ。
2人には、ちゃんと怒ってない事を伝えて、クギだけ刺しておきましたけど。
楽しみにしとこうっと。
こうして、ナディアの奴隷化も無事?に終わり、馬車は順調に峠道を上って行きます。
そろそろ昼時だけど、まだ森を抜けていないんだよね。とりあえず一度休憩にしよ…
「旦那!森を抜けますぜ」
…すごいタイミング。
ちょうど大木を迂回するようなカーブの先で、森の終わりを示すような明るい光が見えて来ました。
「いきなり木がなくなるんだ…なんで?」
「この辺りは鉱山があるって言っただろう?鉱山から掘り出された鉱石は、精錬しなけりゃ使えないからねぇ。
精錬する為の炉で大量の木材を燃やすから、街に近い所から順に伐採されたってわけさ」
「わぉ…めっちゃ自然破壊」
確かに映画とかでもそんなシーンを見た事あるけど、まさかこんなファンタジーな世界で…
「現実的な話をすれば、炉を使わなくても精錬出来るんだけどね。ただコストに合わないし、大規模に出来るほど錬金術が使える人がいないのさ。
ユーマ君もわかるだろう?」
…魔力が保たないとかかな?
森を抜けた先には、想像していたよりも植生が少ない、岩石地帯が広がっていました。
岩の隙間から僅かな草が顔を覗かせる程度で、生命の気配が薄い、荒れた環境みたいです。
結構大きな岩の陰がちょうど良さそうだったので、そこで昼休憩を取る事にして、今は食後の休憩をしています。
「まぁね。魔力量にも限界あるだろうし、そもそもそんな簡単な魔法じゃなさそうだもんね」
「そういう事さ。逆に真銀やアダマンタイトみたいな魔法金属は、錬金術でしか精錬出来なかったりするんだけどね」
魔法金属ねぇ。前にえらい事になった記憶が…
ん?アダマンタイト!?そういえば老師に聞いた事がある。
…って誰だよ老師!
「何を考えてるのかわかる気がするねぇ…あまりよろしくないと思うんだ」
「もう否定っ!?酷くない?」
「ユーマ君なら多分、アダマンタイトに魔力を流し込んだらどうなるんだろう?やってみよう!ってなるだろう?」
…図星。なぜわかる。
「あはっ!その顔だと正解みたいだねぇ。
いや、本当によろしくないな。アダマンタイトは、ユーマ君が錬成した神銀と違って、昔からわりとよく知られた特殊な金属なのさ。
ヒヒイロカネ・オリハルコンには一歩劣るけど、これらと同じく知性のある素材とか生きている金属と呼ばれるモノだね。
そんなモノに、ユーマ君の非常識な魔力を流し込んだら…うん、考えたくもないねぇ」
なにそれ、凄い面白そう!
不可抗力なのに信じてもらえないって、たまにありますよね。
つらみ。
ネルとマイラさんが、何か言いたげな顔で見つめてきます。
この状況で動揺する僕を余所に、隷属魔法は無事に発動し、一瞬ナディアの頭上に魔法陣が浮かぶと彼女の中に吸い込まれていきました。
と、同時に身体をビクンと反応させるナディア。
「あふっ…やっばいコレ。はぅっ!」
…あ、逝った?
「そういうもんなら仕方ないけど…あんたも先に言っておきなさいよねっ!またユーマがなんかしたかと思ったじゃない」
「だから僕は何もしてないって言ったじゃんっ!」
「それは悪かったわよっ!でもね、そもそもユーマの日頃の行いが…」
不当裁判の最中、証人ナディアの証言により、どうにか無罪を勝ち取った僕。
てゆーか、僕の主張の扱いが軽すぎる…
ナディアも含め魔族の種族特性として、恋愛中のカップルはお互いに魔力を流し合って、高め合うそうです。
何をかは聞かないで?
そうする事によって生殖機能を活性化しないと、魔族同士で子供を作る事が出来ないんだそうで。
今回、隷属魔法とはいえ僕の魔力を受け入れたナディアは、想像以上に濃い魔力を受けた為、非常に高まったとの事。何がか…割愛。
魔法発動の後、ぐったりしながら時折ビクビクするナディアを横目に、あらぬ疑いをかけられた僕はネルとマイラさんから、そりゃあもう、変態だの痴漢だの散々な言われよう。
なんら疚しいところがなかった僕の無罪の主張がほぼスルーされる中、息も絶え絶えなナディアから静止の声が掛からなかったら精神が死んじゃうところでした。
「わかったわよっ!疑ってかかってごめんなさいいっ!コレでいいでしょっ?」
「アタシも謝るから。ごめんなさいだよ、ユーマ君。ほら、機嫌を直してくれないかい?」
「へいへい。いいですよっ。どうせそういう扱いなんだから」
拗ねるでしょ?普通。
まぁ、そんなに後を引いても仕方ないけどさ。一応やっとかないとねぇ。
「まだ拗ねてるじゃないっ!もうっ!」
「いいって。もう許してあげるってば!そのかわり、もっと優しく接してくれるの希望」
「ぐむっ…わ、わかったわよっ!検討するわよ…」
そこは検討しないで?僕のハートは優しさを求めています。
「今度、ネルとマイラさんの番の時に期待しておきます」
「ユーマ君…それは狡くないかい?そんな言い方されたら逃げ道がないじゃないか」
「マイラさんは逃げるつもりと…」
メモを書くフリをしてみます。
「ちょっ!なんでメモするかねっ!逃げやしないよっ!」
「はい。逃げやしない、頂きましたー」
「くっ…逃げないよ。どんと来るがいいさ」
なんかこういうやり取り好きだわぁ。
2人には、ちゃんと怒ってない事を伝えて、クギだけ刺しておきましたけど。
楽しみにしとこうっと。
こうして、ナディアの奴隷化も無事?に終わり、馬車は順調に峠道を上って行きます。
そろそろ昼時だけど、まだ森を抜けていないんだよね。とりあえず一度休憩にしよ…
「旦那!森を抜けますぜ」
…すごいタイミング。
ちょうど大木を迂回するようなカーブの先で、森の終わりを示すような明るい光が見えて来ました。
「いきなり木がなくなるんだ…なんで?」
「この辺りは鉱山があるって言っただろう?鉱山から掘り出された鉱石は、精錬しなけりゃ使えないからねぇ。
精錬する為の炉で大量の木材を燃やすから、街に近い所から順に伐採されたってわけさ」
「わぉ…めっちゃ自然破壊」
確かに映画とかでもそんなシーンを見た事あるけど、まさかこんなファンタジーな世界で…
「現実的な話をすれば、炉を使わなくても精錬出来るんだけどね。ただコストに合わないし、大規模に出来るほど錬金術が使える人がいないのさ。
ユーマ君もわかるだろう?」
…魔力が保たないとかかな?
森を抜けた先には、想像していたよりも植生が少ない、岩石地帯が広がっていました。
岩の隙間から僅かな草が顔を覗かせる程度で、生命の気配が薄い、荒れた環境みたいです。
結構大きな岩の陰がちょうど良さそうだったので、そこで昼休憩を取る事にして、今は食後の休憩をしています。
「まぁね。魔力量にも限界あるだろうし、そもそもそんな簡単な魔法じゃなさそうだもんね」
「そういう事さ。逆に真銀やアダマンタイトみたいな魔法金属は、錬金術でしか精錬出来なかったりするんだけどね」
魔法金属ねぇ。前にえらい事になった記憶が…
ん?アダマンタイト!?そういえば老師に聞いた事がある。
…って誰だよ老師!
「何を考えてるのかわかる気がするねぇ…あまりよろしくないと思うんだ」
「もう否定っ!?酷くない?」
「ユーマ君なら多分、アダマンタイトに魔力を流し込んだらどうなるんだろう?やってみよう!ってなるだろう?」
…図星。なぜわかる。
「あはっ!その顔だと正解みたいだねぇ。
いや、本当によろしくないな。アダマンタイトは、ユーマ君が錬成した神銀と違って、昔からわりとよく知られた特殊な金属なのさ。
ヒヒイロカネ・オリハルコンには一歩劣るけど、これらと同じく知性のある素材とか生きている金属と呼ばれるモノだね。
そんなモノに、ユーマ君の非常識な魔力を流し込んだら…うん、考えたくもないねぇ」
なにそれ、凄い面白そう!
0
お気に入りに追加
536
あなたにおすすめの小説

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
私の入る余地なんてないことはわかってる。だけど……。
さくしゃ
恋愛
キャロルは知っていた。
許嫁であるリオンと、親友のサンが互いを想い合っていることを。
幼い頃からずっと想ってきたリオン、失いたくない大切な親友であるサン。キャロルは苦悩の末に、リオンへの想いを封じ、身を引くと決めていた——はずだった。
(ああ、もう、)
やり過ごせると思ってた。でも、そんなことを言われたら。
(ずるいよ……)
リオンはサンのことだけを見ていると思っていた。けれど——違った。
こんな私なんかのことを。
友情と恋情の狭間で揺れ動くキャロル、リオン、サンの想い。
彼らが最後に選ぶ答えとは——?
⚠️好みが非常に分かれる作品となっております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています
少年神官系勇者―異世界から帰還する―
mono-zo
ファンタジー
幼くして異世界に消えた主人公、帰ってきたがそこは日本、家なし・金なし・免許なし・職歴なし・常識なし・そもそも未成年、無い無い尽くしでどう生きる?
別サイトにて無名から投稿開始して100日以内に100万PV達成感謝✨
この作品は「カクヨム」にも掲載しています。(先行)
この作品は「小説家になろう」にも掲載しています。
この作品は「ノベルアップ+」にも掲載しています。
この作品は「エブリスタ」にも掲載しています。
この作品は「pixiv」にも掲載しています。

やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる