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第三章 バーナムの街
第65話
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小屋に繋げた湯船はみんなに好評でした。
一人で入るつもりでいたマイラさんが一番風呂を遠慮したので、みんなで先に入浴してたら結局入って来ちゃったし。
寂しかったみたいです。
お風呂も済ませて寝る段になって、ベッドが狭い事に気付きました。
流石に大人3人は寝れないと思ったんだけど、マイラさんが床で寝ると譲らないのでそのまま寝る事に。
シアがくっついて来るのにも少しは慣れたし。
明日は早目に拠点設営してベッドの改修しようと思います。
『主人様!朝なのです!お天気なのです!』
今朝も風羽花が一番早起きでした。宿では遠慮してたみたいなので風羽花も嬉しそうです。
せっかく早起きしたので、風羽花には川魚を捕ってきてもらいます。その間に僕は河原と林で朝ごはんの材料を集めましょう。
魔力眼の働きで、食べられる野草が結構見つかったので、スープとサラダも仕込んでおきます。
スープが出来るまでの間に、昨日の薄焼きパンとオーク肉のサンドイッチも作っておきます。ジルさんのドレッシングは材料が足りないのでまだ我慢ですね。
「ユーマ君おはよう。早起きだね」
マイラさんが起きて来たけど、床で寝たせいかちょっと身体が痛そうにしてますね。ベッド問題は今日の内に解決するので許してください。
「おはよー(なのじゃ)」
ネルとシアが起きて来た頃には、風羽花も漁から戻ってきたので、網で魚を焼いて朝ごはんにしましょう。
「やはり旅の道中だと言う気が全くしないね。日常を過ごしている様だよ」
「ずっとこんな感じで行くと思いますけど」
「そ、そうかい。まぁ野宿よりはずっといいんだがね」
不慣れなマイラさんも、嫌ではないようで安心です。
朝食の片付けを手早く済ませて、早速出発というわけで小屋を収納。風呂を増設したけど問題なく収納できたのでホッとしました。
再び街道に戻り、またひたすら歩くこと数時間。
そろそろ日が天頂に差し掛かる頃、視界の先に森が見えてきました。
「アレが話にあった森だよね?多分」
「あぁ、そうだねぇ。今夜はあの森の中で一泊して、明日の夕方には次の街に着く感じじゃないかい」
森の中か…広い場所あるのかな?一応地図では川が森を貫いて流れているみたいだから、 川の周辺に小屋を置く事が出来たらいいよね。
『殿!森の方から木の燃える匂いと、血の匂いがするでござる!』
銀がその鋭い嗅覚で、森の異変をいち早く感じたみたいです。
「風羽花!大至急森を偵察して来て!下に降りずに上から見るだけでいいから!」
『はいなのでーす!ふうか、いっきまーす!』
風羽花に先行して貰ってる間に僕達も急いで向かいましょう。
結構な距離を走り、森の姿もはっきり見える辺りまで近づくと、木々の間から煙が上がっているのが見てとれます。
どうやら、街道をしばらく進んだ先に火元があるようなのですが、それが何かまでは確認できませんでした。
『主人様!人が何人か倒れてるです!
風羽花が着いた時はもっと燃えてたけど、今はあんまり燃えてないです!』
言った通りに上空から観察してくれてた風羽花から報告がはいりました。
「この先に人が倒れてるみたい!
何が燃えてたのかはわからないけど、馬車とかかも」
「そうかい。燃えているならば、魔獣に襲われた可能性は低くなるねぇ。
恐らく盗賊の襲撃じゃないかな?」
「周りに延焼しないといいけど…急ごう!」
森に着く頃には、僕の鼻にもわかるくらい焦げ臭い匂いが、風に乗って漂って来ていました。
そのまま森の中の街道を走り、 大きなカーブを抜けた先にそれはありました。
「馬車みたいだねぇ。二台か…」
マイラさんが現場を見て教えてくれました。なんであの塊だけで二台ってわかるんだろ?
「倒れた人の数を見ればわかるんだ。
見てごらんよ、ここから見えるだけでも8人、それもほぼ間違いなく全員が冒険者に見える。
一台の馬車の護衛には多過ぎるし、仮に対象が貴人であれば、冒険者以外の護衛がいるはすだからね。
つまりこれは、二台分の残骸を纏めて燃やしてるってことさ」
「二台を破壊して残骸を燃やすのは手間でしょうから、一台を燃やしてもう一台をバラして火に投げ入れたって事かな?
なんでそんな面倒な事を…」
「恐らく延焼を防ぐためさね。二台分の広さで燃やすよりも危険性は下がるだろうし。
ただそうするってことは、この森の中に襲った盗賊の拠点があるって事だろうねぇ」
マイラさんの考察には一理あるよね。で、多分だけど丁度ブラインドカーブになってるこの場所を、狩り場にするつもりなんじゃないかな…
「ユーマ様、先程から視線を感じておる。左手の森の中。あの太い木の根元。数は3じゃ」
シアが小声で伝えてくれます。
「ぬ、奴ら迷っておるの…先に報せに行くか、我かマイラを人質に取って生け捕りにするかじゃと。
ユーマ様、我が気付かぬフリで奴らに捕まるゆえ、一人以上生かしたままで捕まえてくれるかの?」
「わかった。上手い事やってね」
シアが気を抜いた顔で森に近づくと、連中の放ったらしい矢が一本、シアの太ももに突き刺さった様に見えました。
咄嗟にしゃがむシアの元に走り寄る3人の盗賊。
1人がシアの首に短剣を当てがい、残る2人が弓を構えて、こちらに狙いをむけてきました。
「おっと動くなよ。動けばこの女の命はねぇぞ?」
「シアさん!なんて事…油断したわ…」
マイラさん、まじで青ざめて心配している顔だけど、アレ竜だからね?あんな短剣で傷なんて付きやしないし、仮に付いたとしても悦ぶだけだから…
でも、かえってリアリティが増したかな?あの連中、完全に勝ち誇った顔してるし。
まぁ、思い通りになると思っていられるのも、今だけなんだけど。
一人で入るつもりでいたマイラさんが一番風呂を遠慮したので、みんなで先に入浴してたら結局入って来ちゃったし。
寂しかったみたいです。
お風呂も済ませて寝る段になって、ベッドが狭い事に気付きました。
流石に大人3人は寝れないと思ったんだけど、マイラさんが床で寝ると譲らないのでそのまま寝る事に。
シアがくっついて来るのにも少しは慣れたし。
明日は早目に拠点設営してベッドの改修しようと思います。
『主人様!朝なのです!お天気なのです!』
今朝も風羽花が一番早起きでした。宿では遠慮してたみたいなので風羽花も嬉しそうです。
せっかく早起きしたので、風羽花には川魚を捕ってきてもらいます。その間に僕は河原と林で朝ごはんの材料を集めましょう。
魔力眼の働きで、食べられる野草が結構見つかったので、スープとサラダも仕込んでおきます。
スープが出来るまでの間に、昨日の薄焼きパンとオーク肉のサンドイッチも作っておきます。ジルさんのドレッシングは材料が足りないのでまだ我慢ですね。
「ユーマ君おはよう。早起きだね」
マイラさんが起きて来たけど、床で寝たせいかちょっと身体が痛そうにしてますね。ベッド問題は今日の内に解決するので許してください。
「おはよー(なのじゃ)」
ネルとシアが起きて来た頃には、風羽花も漁から戻ってきたので、網で魚を焼いて朝ごはんにしましょう。
「やはり旅の道中だと言う気が全くしないね。日常を過ごしている様だよ」
「ずっとこんな感じで行くと思いますけど」
「そ、そうかい。まぁ野宿よりはずっといいんだがね」
不慣れなマイラさんも、嫌ではないようで安心です。
朝食の片付けを手早く済ませて、早速出発というわけで小屋を収納。風呂を増設したけど問題なく収納できたのでホッとしました。
再び街道に戻り、またひたすら歩くこと数時間。
そろそろ日が天頂に差し掛かる頃、視界の先に森が見えてきました。
「アレが話にあった森だよね?多分」
「あぁ、そうだねぇ。今夜はあの森の中で一泊して、明日の夕方には次の街に着く感じじゃないかい」
森の中か…広い場所あるのかな?一応地図では川が森を貫いて流れているみたいだから、 川の周辺に小屋を置く事が出来たらいいよね。
『殿!森の方から木の燃える匂いと、血の匂いがするでござる!』
銀がその鋭い嗅覚で、森の異変をいち早く感じたみたいです。
「風羽花!大至急森を偵察して来て!下に降りずに上から見るだけでいいから!」
『はいなのでーす!ふうか、いっきまーす!』
風羽花に先行して貰ってる間に僕達も急いで向かいましょう。
結構な距離を走り、森の姿もはっきり見える辺りまで近づくと、木々の間から煙が上がっているのが見てとれます。
どうやら、街道をしばらく進んだ先に火元があるようなのですが、それが何かまでは確認できませんでした。
『主人様!人が何人か倒れてるです!
風羽花が着いた時はもっと燃えてたけど、今はあんまり燃えてないです!』
言った通りに上空から観察してくれてた風羽花から報告がはいりました。
「この先に人が倒れてるみたい!
何が燃えてたのかはわからないけど、馬車とかかも」
「そうかい。燃えているならば、魔獣に襲われた可能性は低くなるねぇ。
恐らく盗賊の襲撃じゃないかな?」
「周りに延焼しないといいけど…急ごう!」
森に着く頃には、僕の鼻にもわかるくらい焦げ臭い匂いが、風に乗って漂って来ていました。
そのまま森の中の街道を走り、 大きなカーブを抜けた先にそれはありました。
「馬車みたいだねぇ。二台か…」
マイラさんが現場を見て教えてくれました。なんであの塊だけで二台ってわかるんだろ?
「倒れた人の数を見ればわかるんだ。
見てごらんよ、ここから見えるだけでも8人、それもほぼ間違いなく全員が冒険者に見える。
一台の馬車の護衛には多過ぎるし、仮に対象が貴人であれば、冒険者以外の護衛がいるはすだからね。
つまりこれは、二台分の残骸を纏めて燃やしてるってことさ」
「二台を破壊して残骸を燃やすのは手間でしょうから、一台を燃やしてもう一台をバラして火に投げ入れたって事かな?
なんでそんな面倒な事を…」
「恐らく延焼を防ぐためさね。二台分の広さで燃やすよりも危険性は下がるだろうし。
ただそうするってことは、この森の中に襲った盗賊の拠点があるって事だろうねぇ」
マイラさんの考察には一理あるよね。で、多分だけど丁度ブラインドカーブになってるこの場所を、狩り場にするつもりなんじゃないかな…
「ユーマ様、先程から視線を感じておる。左手の森の中。あの太い木の根元。数は3じゃ」
シアが小声で伝えてくれます。
「ぬ、奴ら迷っておるの…先に報せに行くか、我かマイラを人質に取って生け捕りにするかじゃと。
ユーマ様、我が気付かぬフリで奴らに捕まるゆえ、一人以上生かしたままで捕まえてくれるかの?」
「わかった。上手い事やってね」
シアが気を抜いた顔で森に近づくと、連中の放ったらしい矢が一本、シアの太ももに突き刺さった様に見えました。
咄嗟にしゃがむシアの元に走り寄る3人の盗賊。
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「おっと動くなよ。動けばこの女の命はねぇぞ?」
「シアさん!なんて事…油断したわ…」
マイラさん、まじで青ざめて心配している顔だけど、アレ竜だからね?あんな短剣で傷なんて付きやしないし、仮に付いたとしても悦ぶだけだから…
でも、かえってリアリティが増したかな?あの連中、完全に勝ち誇った顔してるし。
まぁ、思い通りになると思っていられるのも、今だけなんだけど。
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