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第ニ章 ガルドの街
第51話
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メインが終わればデザートと言う流れ。
テーブルの上には鮮やかな色を組み合わせて盛り付けた果物のタルトっぽいスイーツと、コーヒーを思わせる濃い色の香ばしい匂いの飲み物が提供されました。
「これ、まんまコーヒーじゃん。あーでも苦味より酸味が強いなぁ…残念」
コーヒーはブラックが基本だったので、味見のつもりで口をつけたんだけど、好みに合わずでした。
本来と違うのは原料で、こちらにはコーヒーの木はなく、カルフェ草っていうまんまコーヒーみたいな名前の草の種を焙煎するらしい。
「このデザートいいわ!甘過ぎなくて食べやすいし」
「あたしも好き!何皿でも食べれそう!」
ネルとメアリは気に入ったみたいだけど、シアだけ無言なのはなんでだろう?
ふとシアに視線を投げると、彼女はスプーンを咥えたまま放心状態です。
「シア?シアって!おーい」
「はぅっ!ふあっ…アレ?我どうしたのじゃ?さっきまで河原の横の花畑におったはずなんじゃが…」
…それはあかんやつです。
美味さに昇天しかけてたらしいよ?
まぁ確かに、初めて食べた本物スイーツがこれなら、それも頷けるって思えるくらいに美味しかったけど。
「皆様、ご満足いただけたでしょうか?」
「えぇ!もちろんよ!期待以上だったわっ!」
なんでネルが代表者みたいに返事してるのかわからないけど。
まぁ、結局1人分完食してたから満足はしたんだろう。
「では、皆様落ち着かれるまでごゆっくりお過ごし下さい」
「あーそうだ。先にお会計させてもらってもいいですか?」
「いえ、お会計は先程あちらの方から頂戴しておりますので、お帰りの際にはぜひ一声かけていただけますと喜ばれるかと」
は?なんで?知らない人から奢られる覚えはありません。
「見ず知らずの方にご馳走になるわけにもいきませんよ。いくらだったんです?」
「え?あ、はい。お一人様金貨1枚と大銀貨1枚のコースを4名様でしたので、金貨6枚でございます」
「それなら今払いますから、あの方にはお店から返金しておいてください」
金貨6枚なら予算内だし。
知らない人に借りを作るなんて、気持ち悪すぎる。
店員さんには申し訳ないけどきちんと処理してもらわないとね。
「なによ?出してくれるって言うなら貰っちゃえばいいのに。ユーマも変わってるわね」
「何言ってんの。串焼き一本おまけして貰うのとは全然意味が違うんだってば。後から何を要求してくるかわかったもんじゃないからね?」
そう言ってるそばから、視線を感じています。
どうやら店員さんが返金に行って説明をしたらしく、その席の男性が立ち上がってこちらへ向かってきました。
「好意は素直に受け取るものだ。若造が粋がって連れの女性方にかっこつけてもボロが出るだけだと思うがね?
悪い事は言わん、受け取ってお…」
「必要ないですね。施しを受ける理由もなければ、貴方に従うべき理由もありませんので。
さぁみんな、折角の食後の満足感が台無しになる前に出よう。これ以上ここに居てもいい事はなさそうだ」
僕の対応にその男は一瞬動揺したみたいだったけど、すぐに声を荒げて詰め寄ってきました。
「小僧。それが年長者に対する態度なのか?これ以上ワシの機嫌を損ねないウチに謝る方がいい。
そうだな、詫びとしてその妖精を差し出すなら見逃してやろうじゃないか」
…俗物が。やっぱりネルが狙いかよ。どうせ恩を着せて同じような要求をするつもりだったんだろうな。こういう奴は相手するだけ無駄って決まってる。
「店員さん。ご馳走様でした。もう少し雰囲気を楽しみたかったところなんですが」
「い、いえ、またのお越しをお待ちしております」
完全に無視された男はとうとう掴みかかって来ました。
「貴様!ワシが下手に出ておれば調子に乗りよって!これほど愚弄されたのは初めてだ!
ワシを誰だと…」
「おっさんの事なんざ知るか。この汚い手をどけろ」
僕は両目にたっぷりと魔力を乗せ本気の殺意を込めて男を睨み返しました。名付けて威圧眼…なんちゃって。
でもどうやら効果は抜群だ。男は名乗る事すら出来ず膝を盛大に震わせています。あ、粗相しやがった!汚いなぁもう。
「で?誰だって?覚えてたほうがいい名前なんだよな?」
「ひぃっ!名乗るひ、必要はない!小僧如きが知らんでも何の問題も…」
白眼剥いて崩れ落ちました。粗相の上に…
店員さん、お店汚してごめんなさい。って汚したのぼくじゃないんだけどさ、一応ねぇ。
「店員さん、この人どうしたら良いですかね?邪魔ですし、外にでも捨てて来ましょうか?」
「ひっ…い、いえ、こちらで対応致しますので」
なんだか店員さんまで驚かせてしまったみたいなんだけど、こちらからは一切手出ししてないって証人になっててほしいからね。
「店員さん!僕から手出ししてないですよね?で、この人はどちらさんなんですか?」
「えぇ、勿論保証いたします。この方はガルド市で1.2を争う規模の『ブランデル商会』代表のブランデル氏です」
なるほどね。どうやらがめつい商売人だったみたいだ。
街を出る前に、一度くらい挨拶がてら顔見せしに行ってやろうじゃないの。どんな反応するか楽しみで仕方ないや。
テーブルの上には鮮やかな色を組み合わせて盛り付けた果物のタルトっぽいスイーツと、コーヒーを思わせる濃い色の香ばしい匂いの飲み物が提供されました。
「これ、まんまコーヒーじゃん。あーでも苦味より酸味が強いなぁ…残念」
コーヒーはブラックが基本だったので、味見のつもりで口をつけたんだけど、好みに合わずでした。
本来と違うのは原料で、こちらにはコーヒーの木はなく、カルフェ草っていうまんまコーヒーみたいな名前の草の種を焙煎するらしい。
「このデザートいいわ!甘過ぎなくて食べやすいし」
「あたしも好き!何皿でも食べれそう!」
ネルとメアリは気に入ったみたいだけど、シアだけ無言なのはなんでだろう?
ふとシアに視線を投げると、彼女はスプーンを咥えたまま放心状態です。
「シア?シアって!おーい」
「はぅっ!ふあっ…アレ?我どうしたのじゃ?さっきまで河原の横の花畑におったはずなんじゃが…」
…それはあかんやつです。
美味さに昇天しかけてたらしいよ?
まぁ確かに、初めて食べた本物スイーツがこれなら、それも頷けるって思えるくらいに美味しかったけど。
「皆様、ご満足いただけたでしょうか?」
「えぇ!もちろんよ!期待以上だったわっ!」
なんでネルが代表者みたいに返事してるのかわからないけど。
まぁ、結局1人分完食してたから満足はしたんだろう。
「では、皆様落ち着かれるまでごゆっくりお過ごし下さい」
「あーそうだ。先にお会計させてもらってもいいですか?」
「いえ、お会計は先程あちらの方から頂戴しておりますので、お帰りの際にはぜひ一声かけていただけますと喜ばれるかと」
は?なんで?知らない人から奢られる覚えはありません。
「見ず知らずの方にご馳走になるわけにもいきませんよ。いくらだったんです?」
「え?あ、はい。お一人様金貨1枚と大銀貨1枚のコースを4名様でしたので、金貨6枚でございます」
「それなら今払いますから、あの方にはお店から返金しておいてください」
金貨6枚なら予算内だし。
知らない人に借りを作るなんて、気持ち悪すぎる。
店員さんには申し訳ないけどきちんと処理してもらわないとね。
「なによ?出してくれるって言うなら貰っちゃえばいいのに。ユーマも変わってるわね」
「何言ってんの。串焼き一本おまけして貰うのとは全然意味が違うんだってば。後から何を要求してくるかわかったもんじゃないからね?」
そう言ってるそばから、視線を感じています。
どうやら店員さんが返金に行って説明をしたらしく、その席の男性が立ち上がってこちらへ向かってきました。
「好意は素直に受け取るものだ。若造が粋がって連れの女性方にかっこつけてもボロが出るだけだと思うがね?
悪い事は言わん、受け取ってお…」
「必要ないですね。施しを受ける理由もなければ、貴方に従うべき理由もありませんので。
さぁみんな、折角の食後の満足感が台無しになる前に出よう。これ以上ここに居てもいい事はなさそうだ」
僕の対応にその男は一瞬動揺したみたいだったけど、すぐに声を荒げて詰め寄ってきました。
「小僧。それが年長者に対する態度なのか?これ以上ワシの機嫌を損ねないウチに謝る方がいい。
そうだな、詫びとしてその妖精を差し出すなら見逃してやろうじゃないか」
…俗物が。やっぱりネルが狙いかよ。どうせ恩を着せて同じような要求をするつもりだったんだろうな。こういう奴は相手するだけ無駄って決まってる。
「店員さん。ご馳走様でした。もう少し雰囲気を楽しみたかったところなんですが」
「い、いえ、またのお越しをお待ちしております」
完全に無視された男はとうとう掴みかかって来ました。
「貴様!ワシが下手に出ておれば調子に乗りよって!これほど愚弄されたのは初めてだ!
ワシを誰だと…」
「おっさんの事なんざ知るか。この汚い手をどけろ」
僕は両目にたっぷりと魔力を乗せ本気の殺意を込めて男を睨み返しました。名付けて威圧眼…なんちゃって。
でもどうやら効果は抜群だ。男は名乗る事すら出来ず膝を盛大に震わせています。あ、粗相しやがった!汚いなぁもう。
「で?誰だって?覚えてたほうがいい名前なんだよな?」
「ひぃっ!名乗るひ、必要はない!小僧如きが知らんでも何の問題も…」
白眼剥いて崩れ落ちました。粗相の上に…
店員さん、お店汚してごめんなさい。って汚したのぼくじゃないんだけどさ、一応ねぇ。
「店員さん、この人どうしたら良いですかね?邪魔ですし、外にでも捨てて来ましょうか?」
「ひっ…い、いえ、こちらで対応致しますので」
なんだか店員さんまで驚かせてしまったみたいなんだけど、こちらからは一切手出ししてないって証人になっててほしいからね。
「店員さん!僕から手出ししてないですよね?で、この人はどちらさんなんですか?」
「えぇ、勿論保証いたします。この方はガルド市で1.2を争う規模の『ブランデル商会』代表のブランデル氏です」
なるほどね。どうやらがめつい商売人だったみたいだ。
街を出る前に、一度くらい挨拶がてら顔見せしに行ってやろうじゃないの。どんな反応するか楽しみで仕方ないや。
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