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第一章 異世界に来ちゃいました
第29話
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どうも、僕です。
朝は元々苦手な方でした。
目が覚めてからしばらくは、どうにも動き出すパワーが足りず、小一時間は寝床でゴロゴロしてから起き出す感じです。
今はゴロゴロする余裕はなくなりました。物理的に…
小屋に設置したベッドで今、ネルとシアが両脇を固めているんだよね。
元々ネルは専用の寝床で寝てたんだけど、昨日あの後寝る準備に入った時にシアが夜伽するとか言って一悶着あったんです。
「させるかっ!エロトカゲ!」
「くふぅっ!じゃが譲れぬ!それも獣魔の勤めじゃもん!それに我、初物じゃしなっ!」
「しらんわー!とにかくダメー!ユーマは私のだからっ!」
…初物宣言するダメトカゲと、私有化宣言する駄女神様。どっちもどっちです。
「…あーもぅ、適当によろしく。先寝るし」
「何寝ようとしてんのよっ!あんたが決めなさいよ?男でしょ!」
「いや、眠いんで、結構です」
ってゆーか、夜伽ってシアはともかくネルはどうするつもりなんだろね?あのサイズで…
なんにしても、こういうバトルには関わらないのが正解だと思うので、放置して寝る事に。
「シア?見なさいよ、騒いでる間に寝ちゃったじゃない」
「ぬぅ…さすがにこれは…」
「何落ち込んでんのよ…まぁ、気持ちはわかるけど。
うー…仕方ないわね、妥協してあげるわ。さすがに初夜にコレは切ないもの。隣で寝るとこまでは認めてあげるわよ」
というわけで今に至ります。
今朝は、いつも早起きの風羽花が珍しくまだ寝てます。昨日のオーク戦はやっぱりきつかったのかも。
もちろん無理矢理起こす必要もないので、ベッド脇に作った寝床で寝てる風羽花を撫でてみました。まだ幼い風羽花の羽毛は柔らかくてモフモフ感もあるので、それだけで癒しです。
『ふわぁ…撫で撫で気持ちいいです…』
寝言を言う風羽花もまたかわいいです。
モフモフを堪能しながらホッコリしていると、どうやら目が覚めてしまったみたい。
『主人様…はわっ!主人様!すいません!ふうか、おねぼうしてしまったです!』
「あ、ごめん。起こしちゃったか。まだ寝ててもいいよ?昨日頑張って疲れたんだろうし」
『ふわっ!大丈夫なのです!いっぱい寝たから元気なのですっ!』
「そっか。じゃあ、みんな起こして朝ごはんにしよう」
『はいなのです!』
風羽花はいつも通りの様子でみんなを起こしにかかります。風羽花まじかわいい。
起きてきた仲間達とおはようの挨拶を交わして、僕は朝食の準備を始めます。もう今日は出発するつもりなので、時間節約のために簡単なものにしますか。
とりあえず昨日の焼肉の残りと野草でのっけサラダにしました。主食には、茹でイモにオークのラードを少し垂らしておさつバター風に。
みんな朝食を済ませたので、出発の準備をしながらシアの事を発表する事にしました。
「みんなに改めて紹介するよ。彼女はシア。この滝壺の主だったんだけど、今日から一緒に旅する事になりました。
テイムの件は銀達が教えてあげたんだって?ありがとう!おかげで凄く強いシアが仲間になってくれたから、これからの旅も今までよりも安全になるよ」
仲間達もみんな受け入れてくれたみたい。
「我は水竜のルーテシア。ユーマ様の獣魔にして頂いたのじゃ。
しかし、一番の新参者ゆえ風羽花殿も銀殿も気安くしてくれるとありがたいのじゃ」
シアも力に傲らず、新参者として先輩達を立ててくれる度量があって良かった。
「じゃあ、また今日から森向こうの街を目指して行くから、みんなよろしくね!」
拠点の小屋を収納にしまうと、出発準備は完了です。
「銀!準備は大丈夫?ハーネスの具合は?」
『全く問題ないでござるよ!さすが我が殿の仕事でござるな!」
「そっか、よかった!じゃあちょっと伏せてね」
銀が伏せると、ネルの座席から専用の縄梯子を降ろします。
「ちょっと!何よこれ?ユーマが載せてくれたらいいじゃない!」
「もちろんそれでもいいんだけどさ、もし僕が離れてるタイミングでネルがお花摘みとかの用事が出来たらどうすんの?銀が伏せても乗り降り出来ないでしょ?だから一人で登り降り出来るようにならないと」
もちろん、内心を見られるのが嫌だなんて口が裂けても言えないんだけどね。
「あー…確かにそれを言われるとそうね。仕方ないか。
あっ!シア!ちょっと手伝いなさいよ!のーせーてー」
「シア!緊急の時以外はダメだよ?急ぐ時は手伝ってあげたらいいからさ」
…ちょっと、ネル?あんた、なんて顔してんのさ?
「ネル様申し訳ないのじゃ。ユーマ様のご指示ゆえに」
「最初くらいいいじゃないのよっ!ユーマのケチ!」
「いや、だって最初からやらなかったらネルの場合絶対やらなくなるじゃん」
「そ、そんな事ないし!私はやれば出来るのよっ!やらないだけで…」
「はい、じゃあやってみせてねー」
「ううっ…わかったわよっ!って、アーッ!」
ほれ、やっぱりそうなった。縄梯子ってしっかり体重移動しないとバランス崩しちゃうんだよね。
「ね?やってみて良かったでしょ?ネルなら慣れたら簡単に出来るから、焦らずゆっくり上がってみて?」
「もぅ…ちゃんと教えなさいよ。びっくりしたじゃない。あー確かに!考えて登れば大丈夫ね」
無事に上がれたみたいだね。これで一安心。
さぁ、気を取り直して出発しますか!
朝は元々苦手な方でした。
目が覚めてからしばらくは、どうにも動き出すパワーが足りず、小一時間は寝床でゴロゴロしてから起き出す感じです。
今はゴロゴロする余裕はなくなりました。物理的に…
小屋に設置したベッドで今、ネルとシアが両脇を固めているんだよね。
元々ネルは専用の寝床で寝てたんだけど、昨日あの後寝る準備に入った時にシアが夜伽するとか言って一悶着あったんです。
「させるかっ!エロトカゲ!」
「くふぅっ!じゃが譲れぬ!それも獣魔の勤めじゃもん!それに我、初物じゃしなっ!」
「しらんわー!とにかくダメー!ユーマは私のだからっ!」
…初物宣言するダメトカゲと、私有化宣言する駄女神様。どっちもどっちです。
「…あーもぅ、適当によろしく。先寝るし」
「何寝ようとしてんのよっ!あんたが決めなさいよ?男でしょ!」
「いや、眠いんで、結構です」
ってゆーか、夜伽ってシアはともかくネルはどうするつもりなんだろね?あのサイズで…
なんにしても、こういうバトルには関わらないのが正解だと思うので、放置して寝る事に。
「シア?見なさいよ、騒いでる間に寝ちゃったじゃない」
「ぬぅ…さすがにこれは…」
「何落ち込んでんのよ…まぁ、気持ちはわかるけど。
うー…仕方ないわね、妥協してあげるわ。さすがに初夜にコレは切ないもの。隣で寝るとこまでは認めてあげるわよ」
というわけで今に至ります。
今朝は、いつも早起きの風羽花が珍しくまだ寝てます。昨日のオーク戦はやっぱりきつかったのかも。
もちろん無理矢理起こす必要もないので、ベッド脇に作った寝床で寝てる風羽花を撫でてみました。まだ幼い風羽花の羽毛は柔らかくてモフモフ感もあるので、それだけで癒しです。
『ふわぁ…撫で撫で気持ちいいです…』
寝言を言う風羽花もまたかわいいです。
モフモフを堪能しながらホッコリしていると、どうやら目が覚めてしまったみたい。
『主人様…はわっ!主人様!すいません!ふうか、おねぼうしてしまったです!』
「あ、ごめん。起こしちゃったか。まだ寝ててもいいよ?昨日頑張って疲れたんだろうし」
『ふわっ!大丈夫なのです!いっぱい寝たから元気なのですっ!』
「そっか。じゃあ、みんな起こして朝ごはんにしよう」
『はいなのです!』
風羽花はいつも通りの様子でみんなを起こしにかかります。風羽花まじかわいい。
起きてきた仲間達とおはようの挨拶を交わして、僕は朝食の準備を始めます。もう今日は出発するつもりなので、時間節約のために簡単なものにしますか。
とりあえず昨日の焼肉の残りと野草でのっけサラダにしました。主食には、茹でイモにオークのラードを少し垂らしておさつバター風に。
みんな朝食を済ませたので、出発の準備をしながらシアの事を発表する事にしました。
「みんなに改めて紹介するよ。彼女はシア。この滝壺の主だったんだけど、今日から一緒に旅する事になりました。
テイムの件は銀達が教えてあげたんだって?ありがとう!おかげで凄く強いシアが仲間になってくれたから、これからの旅も今までよりも安全になるよ」
仲間達もみんな受け入れてくれたみたい。
「我は水竜のルーテシア。ユーマ様の獣魔にして頂いたのじゃ。
しかし、一番の新参者ゆえ風羽花殿も銀殿も気安くしてくれるとありがたいのじゃ」
シアも力に傲らず、新参者として先輩達を立ててくれる度量があって良かった。
「じゃあ、また今日から森向こうの街を目指して行くから、みんなよろしくね!」
拠点の小屋を収納にしまうと、出発準備は完了です。
「銀!準備は大丈夫?ハーネスの具合は?」
『全く問題ないでござるよ!さすが我が殿の仕事でござるな!」
「そっか、よかった!じゃあちょっと伏せてね」
銀が伏せると、ネルの座席から専用の縄梯子を降ろします。
「ちょっと!何よこれ?ユーマが載せてくれたらいいじゃない!」
「もちろんそれでもいいんだけどさ、もし僕が離れてるタイミングでネルがお花摘みとかの用事が出来たらどうすんの?銀が伏せても乗り降り出来ないでしょ?だから一人で登り降り出来るようにならないと」
もちろん、内心を見られるのが嫌だなんて口が裂けても言えないんだけどね。
「あー…確かにそれを言われるとそうね。仕方ないか。
あっ!シア!ちょっと手伝いなさいよ!のーせーてー」
「シア!緊急の時以外はダメだよ?急ぐ時は手伝ってあげたらいいからさ」
…ちょっと、ネル?あんた、なんて顔してんのさ?
「ネル様申し訳ないのじゃ。ユーマ様のご指示ゆえに」
「最初くらいいいじゃないのよっ!ユーマのケチ!」
「いや、だって最初からやらなかったらネルの場合絶対やらなくなるじゃん」
「そ、そんな事ないし!私はやれば出来るのよっ!やらないだけで…」
「はい、じゃあやってみせてねー」
「ううっ…わかったわよっ!って、アーッ!」
ほれ、やっぱりそうなった。縄梯子ってしっかり体重移動しないとバランス崩しちゃうんだよね。
「ね?やってみて良かったでしょ?ネルなら慣れたら簡単に出来るから、焦らずゆっくり上がってみて?」
「もぅ…ちゃんと教えなさいよ。びっくりしたじゃない。あー確かに!考えて登れば大丈夫ね」
無事に上がれたみたいだね。これで一安心。
さぁ、気を取り直して出発しますか!
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