糾弾ホームルーム! ―ぼくたち、わたしたちの主張―

 もし、復讐を合法的に行えるのであれば、どうしますか?

 罪に問われず、合法的であれば、迷いなく憎い人を殺しますか?

 今の日本よりかけ離れた大日本帝国において、とある法案が施行されようとしています。

 それは、特定の条件を満たした人に、合法的な復讐を認めるという狂った法案。大日本帝国政府は、ある学校のあるクラスを、法案のモデルケースとして選んだのです。あまりにも残酷で、あまりにも非情な決定でした。

 そもそも世の中が狂っていて、それに抗える者など誰もいない。大々的に全国放送される思春期の男女の欺き合い。

 これは救いのない物語。ごくごく普通の、どこにでもあるようなクラスを襲った非日常。

 ――目をそらすな。例えそれが真実であっても。

 生死をかけた糾弾ホームルームが始まる。

【#1 毒殺における最低限の憶測】《完結》

【#2 ぼくとわたしと禁断の数字】《完結》

【#3 罠と死体とみんなのアリバイ】《連載中》

 二度目の【糾弾ホームルーム】からの生還を果たした2年4組は、自分達の立場に理不尽さを感じ、そして反撃へと打って出ようとする。

 しかし、そんな最中、全員に絶対的なアリバイがある中、またしても犠牲者が出てしまう。

 次々と減っていくクラスメイト。その団結を揺るがすように起きてしまった三度目の事件。

 次第に狂気を帯びゆく世界に、2年4組は何をみるのか。
24h.ポイント 0pt
9
小説 192,404 位 / 192,404件 ミステリー 4,332 位 / 4,332件

あなたにおすすめの小説

旧校舎のフーディーニ

澤田慎梧
ミステリー
【「死体の写った写真」から始まる、人の死なないミステリー】 時は1993年。神奈川県立「比企谷(ひきがやつ)高校」一年生の藤本は、担任教師からクラス内で起こった盗難事件の解決を命じられてしまう。 困り果てた彼が頼ったのは、知る人ぞ知る「名探偵」である、奇術部の真白部長だった。 けれども、奇術部部室を訪ねてみると、そこには美少女の死体が転がっていて――。 奇術師にして名探偵、真白部長が学校の些細な謎や心霊現象を鮮やかに解決。 「タネも仕掛けもございます」 ★毎週月水金の12時くらいに更新予定 ※本作品は連作短編です。出来るだけ話数通りにお読みいただけると幸いです。 ※本作品はフィクションです。実在の人物・団体・事件とは一切関係ありません。 ※本作品の主な舞台は1993年(平成五年)ですが、当時の知識が無くてもお楽しみいただけます。 ※本作品はカクヨム様にて連載していたものを加筆修正したものとなります。

推理の果てに咲く恋

葉羽
ミステリー
高校2年生の神藤葉羽が、日々の退屈な学校生活の中で唯一の楽しみである推理小説に没頭する様子を描く。ある日、彼の鋭い観察眼が、学校内で起こった些細な出来事に異変を感じ取る。

探偵内海は宝船を仕舞いこむ

八木山
ミステリー
▼登場人物 内海: 元警官の探偵。立ち位置は右。 「なんぼあってもいい」ものをポケットに入れて依頼を引き受ける。 駒場: 敏腕マッチョ刑事。立ち位置は左。 本来なら事件の真相にたどり着いているはずだが、情報を整理できないせいで迷宮入りになりかける。 ヨシノ: IQは200を超え、この世の全ての答えを知る男。 ※品田遊先生の方が百倍面白いものを書いてます

劇場型彼女

崎田毅駿
ミステリー
僕の名前は島田浩一。自分で認めるほどの草食男子なんだけど、高校一年のとき、クラスで一、二を争う美人の杉原さんと、ひょんなことをきっかけに、期限を設けて付き合う成り行きになった。それから三年。大学一年になった今でも、彼女との関係は続いている。 杉原さんは何かの役になりきるのが好きらしく、のめり込むあまり“役柄が憑依”したような状態になることが時々あった。 つまり、今も彼女が僕と付き合い続けているのは、“憑依”のせいかもしれない?

刑事の夜話

江木 三十四
ミステリー
超ショートです。主に、刑事の福田君が妻のみさとさんに仕事について聞かせている話です。今後は、別の設定の話も書いていく予定です。

それでもミステリと言うナガレ

崎田毅駿
ミステリー
流連也《ながれれんや》は子供の頃に憧れた名探偵を目指し、開業する。だが、たいした実績も知名度もなく、警察に伝がある訳でもない彼の所に依頼はゼロ。二ヶ月ほどしてようやく届いた依頼は家出人捜し。実際には徘徊老人を見付けることだった。憧れ、脳裏に描いた名探偵像とはだいぶ違うけれども、流は真摯に当たり、依頼を解決。それと同時に、あることを知って、ますます名探偵への憧憬を強くする。 他人からすればミステリではないこともあるかもしれない。けれども、“僕”流にとってはそれでもミステリなんだ――本作は、そんなお話の集まり。

【改稿版】 凛と嵐 【完結済】

みやこ嬢
ミステリー
【2023年3月完結、2024年2月大幅改稿】 心を読む少女、凛。 霊が視える男、嵐。 2人は駅前の雑居ビル内にある小さな貸事務所で依頼者から相談を受けている。稼ぐためではなく、自分たちの居場所を作るために。 交通事故で我が子を失った母親。 事故物件を借りてしまった大学生。 周囲の人間が次々に死んでゆく青年。 別々の依頼のはずが、どこかで絡み合っていく。2人は能力を駆使して依頼者の悩みを解消できるのか。 ☆☆☆ 改稿前 全34話→大幅改稿後 全43話 登場人物&エピソードをプラスしました! 投稿漫画にて『りんとあらし 4コマ版』公開中! 第6回ホラー・ミステリー小説大賞では最終順位10位でした泣

せどり探偵の事件

崎田毅駿
ミステリー
せどりを生業としている瀬島は時折、顧客からのリクエストに応じて書籍を探すことがある。この度の注文は、無名のアマチュア作家が書いた自費出版の小説で、十万円出すという。ネットで調べてもその作者についても出版物についても情報が出て来ない。希少性は確かにあるようだが、それにしてもまったく無名の作家の小説に十万円とは、一体どんな背景があるのやら。