召喚術師はじめました

鈴野あや(鈴野葉桜)

文字の大きさ
50 / 136
第一章

四十九話

しおりを挟む
 水音がベルの耳に届くほどいやらしいキスが長く続く。いつも以上に激しいキスに、息を吸うタイミングがわからなくて苦しくなってくる。ベルがギリギルというタイミングで、ロセウスがキスを終わらせると、ベルを仰向けにさせた。三対の視線がベルの裸体へと注がれる。それを意識した途端、とても恥ずかしくなってきた。少しでも体を隠そうと両手で胸と下腹部を覆うとするが、アーテルとアルブスに阻まれてしまう。

 恥ずかしさのあまり瞳が潤んできた。しかし涙が零れる一歩手前でアルブスとアーテルに舌で舐め取られてしまった。

 それがこそばゆくて、笑ってしまいそうになる。けれど笑うよりも早く、ロセウスによって快感が与えられた。

「ぁん、ああ」

 ロセウスの指がベルの秘部に侵入してきたのだ。すでに濡れているソコは、ロセウスの指をすんなりと受け入れた。溢れかえっている蜜が潤滑剤となって、ロセウスを指を奥へ、奥へと誘導していく。

「思っていたよりも、大丈夫そうだね」

 ロセウスは一本から二本、二本から三本と指を増やしていく。そのスピードは前回よりも早く行われた。今回の場合は、舌でイかされたり色々と前戯があったので、その分ナカが柔らかくなっていたのだろう。ロセウスが衣装を緩めると、その隙間から自身のモノを取り出した。

 腹につくのではないかと思うほど反りったったロセウスのモノ。まだベルのナカに入っている指と比べものにならないくらい、太くて長い。

(これが本当に入るの?)

 セックスという行為をして、人間は子どもを成してきた。それはどこの世界でも変わらない。だからベルのナカにロセウスのモノも入るはずなのだ――理論上は。

 けれどいざその時となると、本当に入るのか疑問しかない。

 そんなベルの気持ちを察したのか、ロセウスが苦笑をする姿が視界に入った。

「大丈夫だよ、ベル。これだけ慣らしていれば、痛みはそれほど感じないはず。――ベル、私と一緒になろう?」

 耳元で色っぽい耳で囁かれる。それに嫌だとベルが応えるわけがなかった。それでも声で応えるのはどこか恥ずかしくて、ベルはコクリと頷いた。

 ベルの上にロセウスが覆いかぶさってきた。

 ロセウスの長い桜色の髪が、ベルの頬へと落ちてくる。それを右手で触ると、ロセウスが嬉しそうにその上から手を重ねた。

「ベル、好きだよ。――愛している」

「私も大好き、セス」

 好きと言われることが嬉しくて頬を緩ませていると、ロセウスのモノがゆっくりと秘部内へと侵入してきた。

「慣らしても、やはり初めてだから、狭い……ね。ベル、大丈夫かい?」

「っぁん、だい、じょう……ぶ……ん、あ」

 思っていたよりも痛くない。けれど圧迫感がすごかった。指の比ではないほどに、秘部内を広げて奥へと侵入してくる。異物を追い出そうと体が勝手に動くが、それでもロセウスは進むことを止めようとはしなかった。最初は違和感しかなかったその行為も、ロセウスが腰を動かして出たり入ったりするたびに、快楽という二文字を体が覚え始めた。

「ああ、んん、っ……あ」

 たまに痛みが伴うこともあったが、それよりも快感が勝って、痛みが怖いと思うことはなかった。それに傍にいるアーテルとアルブスがベルの両手を握ってくれていた。右手でロセウスの髪を握っていたはずなのに、いつの間にかベルの手はアーテルを、そして左手はアルブスの手を握っていたのだ。

 三人が傍にいる。それだけで初めてのことも怖くはなかった。

「お嬢、痛かったら俺たちの手を思いっきり握ってくれていいから」

 右頬にアーテルのキスが降っててきた。

「でも、ロセウスの後はまだ俺たちがいるって忘れるなよ?」

 左頬にアルブスのキスが降ってきた。

 もちろん忘れるわけがない。初めては三人がいい、と言い出したのはベルなのだから。そんな気持ちを込めて頷けば、頬以外の至る場所にキスが降ってきた。優しいのもあれば、チクリとした小さな痛みを伴うものまで様々だった。

 そんなキスに埋もれながら、秘部の奥へ突き進むロセウスを感じる。ロセウスと視線を交わませれば、幸せそうに微笑まれた。

「ベル、わかるかい? 後もう少しで全てがベルのナカに入るんだよ」

「ん、わかっるよ。でも、もう……」

 じれったくて仕方なかった。ベルのためにとゆっくり奥へ勧めてくれていることを知っている。それでもそれがイく快感には繋がらず、イけない辛さだけが残っていた。それをロセウスも感じ取ってくれたのだろう。ロセウスは少しだけ腰を引くと、一気にベルの最奥へと叩きつけた。

「あああぁ!!」

 処女を完全に失った痛みと、これまで感じたことのない快感が同時にやってくる。けれどそれをゆっくりと味わう間もなく、ロセウスは腰を打ち付けてきた。

「はぅあ、ん、あぁ、っんあ」

 ロセウスの腰の動きにつられて、ベルの体も動く。

「ベル、ベル、ベルっ……!!」

 何度も何度もベルの名前を呼ぶロセウスが愛しくて、ベルもロセウスの名前を呼んだ。

「だい、すきっ! セス……っああぁぁぁ!!」

「っく……!!」

 ロセウスのモノが一段と大きくなり、そしてベルのナカで爆ぜた。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

異世界に落ちて、溺愛されました。

恋愛
満月の月明かりの中、自宅への帰り道に、穴に落ちた私。 落ちた先は異世界。そこで、私を番と話す人に溺愛されました。

異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜

恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。 右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。 そんな乙女ゲームのようなお話。

兄様達の愛が止まりません!

恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。 そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。 屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。 やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。 無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。 叔父の家には二人の兄がいた。 そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…

黒騎士団の娼婦

星森
恋愛
夫を亡くし、義弟に家から追い出された元男爵夫人・ヨシノ。 異邦から迷い込んだ彼女に残されたのは、幼い息子への想いと、泥にまみれた誇りだけだった。 頼るあてもなく辿り着いたのは──「気味が悪い」と忌まれる黒騎士団の屯所。 煤けた鎧、無骨な団長、そして人との距離を忘れた男たち。 誰も寄りつかぬ彼らに、ヨシノは微笑み、こう言った。 「部屋が汚すぎて眠れませんでした。私を雇ってください」 ※本作はAIとの共同制作作品です。 ※史実・実在団体・宗教などとは一切関係ありません。戦闘シーンがあります。

おばさんは、ひっそり暮らしたい

蝋梅
恋愛
30歳村山直子は、いわゆる勝手に落ちてきた異世界人だった。 たまに物が落ちてくるが人は珍しいものの、牢屋行きにもならず基礎知識を教えてもらい居場所が分かるように、また定期的に国に報告する以外は自由と言われた。 さて、生きるには働かなければならない。 「仕方がない、ご飯屋にするか」 栄養士にはなったものの向いてないと思いながら働いていた私は、また生活のために今日もご飯を作る。 「地味にそこそこ人が入ればいいのに困るなぁ」 意欲が低い直子は、今日もまたテンション低く呟いた。 騎士サイド追加しました。2023/05/23 番外編を不定期ですが始めました。

眺めるだけならよいでしょうか?〜美醜逆転世界に飛ばされた私〜

蝋梅
恋愛
美醜逆転の世界に飛ばされた。普通ならウハウハである。だけど。 ✻読んで下さり、ありがとうございました。✻

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

処理中です...