召喚術師はじめました

鈴野あや(鈴野葉桜)

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第一章

十四話

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 心臓が壊れてしまうんじゃないかというぐらいに痛いほど強く、息が上がってしまうほどに鼓動を早く打つ。部屋は電気もついていないから、薄暗い。それでも窓から入ってくる月と星の光が、日本とは比べ物にならないほどに輝いていて、ロセウスとアーテルの顔をはっきりと見ることができる。

 恥ずかしくて目を逸らしてしまいたいのに、顔を見せてほしいと望むから、それができない。涙目になってしまった瞳でじっと見つめていると、零れ落ちそうになった涙をアーテルが舌で舐めとった。

 舌は黒虎の召喚獣なだけあって、ざらざらとしている。けれど日本の虎のような舌ではなく、まるで猫に舐められたかのような感触に、笑ってしまった。それに気を良くしたのか、もう片方の瞳も舐めてくる。それがどこかくすぐったくて小さく笑い声を出してしまった。涙を舐め終えると、次は顔いっぱいにキスの雨を降らせてきた。

「もう、アーテってば、やめ」

 やめて、と口にしようとすれば言わせないと言わんばかりに唇を塞がれてしまう。しょうがないなあと思い、口を噤めばベルを膝に乗せているアルブスも負けじと首や後頭部へキスの雨を降らせてきた。

 リップ音がたくさん降ってくる中、しゅるり、と布が擦れる音がした。何の音だろうと音のした自身の胸元へ視線を向ければ、きちんと止めていたはずの桜色のリボンがなくなっていた。そしていつの間にかワンピースがはだけており、ほどよい大きさの胸が少しだけ姿を現していた。

「おや、気づいてしまったね」

 そう口にしつつも、その手の動きが止まることはない。次いでワンピースの下に着用していたキュロットに手をかけた。これはさすがにまずいのでは、と必死に抵抗をするが、息を合わせるかのように行動をする三人に、ベルが勝てるはずもない。

 アルブスに腰を持ち上げられ、あっという間にアーテルにワンピースを、ロセウスにキュロットを脱がされてしまった。最後の残ったブラジャーとパンツだけは死守しようと、両手で上から抑えるが、ロセウスのキスにあっけなく陥落し、全て取られてしまう。

「……は、恥ずかしいから、見ないで」

 どうにか体をよじって見られないようにしてみるものの、アルブスの膝の上では無力に等しい。三人はきちんと服を着こなしたままなのに、ベルだけが裸というこの状況が恥ずかしくてたまらなかった。

「綺麗だ、ベル。恥ずかしがらずに私たちへ見せておくれ」

 胸と秘部の上に置いた手を、ゆっくりと剥がされてしまった。

 月と星の明かりに照らされ、ベルの姿が三人に凝視される。その視線に落ち着かなくて、あちらこちらと視線を彷徨わせていると、アーテルがベルの胸へ手を伸ばしてきた。

「ん……」

 自分以外に初めて胸を触られ、びくんと肩を震わせる。最初は形を確かめるように、そして大きさを確かめるように、とその手は胸をもみ出した。決して痛みを感じず、不思議な気持ちが沸き上がってくる。けれど感じるかと聞かれれば、答えはノーだった。

 実際ベルをその手の動きで感じさせようとは思ってもいなかったのだろう。次いでアーテルは人差し指で乳首を押したり、こねたりし始めた。ゆっくりと動いていた指は、ベルの反応を見ながら、だんだんと激しくなっていく。

 それと同時にベルを膝に乗せるアルブスももう片方の胸をいじり始めた。やはり双子というべきなのか、その指の使い方は非常によく似ていて、まるで同じ人にいじられているような変な感覚を覚えてしまう。けれどその変な感覚に慣れる前に、アーテルが次の行動を起こした。乳首から手を離すと、胸自体を左手で掴み、そこに顔を寄せて舐め始めたのだ。ざらざらとした舌が乳首を中心に舐めていく。ぞく、と背筋にくる感覚が怖くて逃げだそうとしても、誰もベルを逃がそうとはしてくれなかった。ベルの反応に気を良くしたアーテルが、乳首を一舐めすると、胸を吸いはじめた。その瞬間、体に電気のようなものが走る感覚に見舞われる。

「あっ、んんああ」

 電気を体の外に逃がそうとした結果口が開き、自分の声とは思えない艶やかな声が飛び出してきた。そんな声を出すつもりではなかったベルは、両手で口元を抑えようとするが、ロセウスに止められてしまう。

「可愛い声をもっと聴かせておくれ」

 そう口にすると、ベルの両手を掴んでいる逆の手で、ベルの秘部を覆った。

「や、セス、やめっ」

「大丈夫、怖いことはしない。ただ気持ちよくなるだけだよ」

「だめ、だってそこ、汚い」

「ベルはどこも汚くはないさ」

 嫌がるベルを宥めるように、軽いキスを唇へ落とすと、秘部を覆う指をすぅっと動かし始めた。アーテルとアルブスにずっと胸をいじられていたせいか、秘部はすっかり濡れており、ロセウスの指を滑らかに動かす潤滑剤の役割をはたしていた。

「いや、んぁ、はぅあ」

「嫌と口にする割には、ここは嫌がっていないようだが?」

 ロセウスは楽しそうに指を動かし、時折花芯を摘んだりしながら、ベルの快感を促していた。抗いたくても三か所同時に責められてはどうしてもない。秘部からはベルが感じている証拠でもある蜜がどんどん溢れてきていた。

 ずっと快感を与えられてそれは募っていくばかりなのに、どうしても終わりが見えてこない。それが怖くて子どもがダダをこねるように首を振れば、アルブスにどうしたの、と耳元で囁かれた。

「終わり、ないっ、ああん、こ、こわくて、んんっはぁ」

「そっか、お嬢はキスされるのも初めてだったからな。アーテル、ロセウス、今日はこれくらいにしておくか?」

「そうだな」

「わかった」

 アルブスの提案に、アーテルとアルブスは素直に頷いていた。その声を聞いてほっとする。ようやくこの快感から解き放たれるのだと。しかしベルの予想を裏切り、快感は一層強さを増した。

 アルブスに唇で口を塞がれると、口内を一層激しく蹂躙された。胸をいじる手にも余念がない。アーテルも、ベルが感じているポイントをいつの間にか見つけていて、重点的に舌でせめてきた。そしてロセウスはといえば、秘部の奥、ベルですら入れたことのない未知の領域に人差し指を挿れてきた。

 そのなんとも言いしれない異物がある感覚に股を閉じようとするが、その行為がさらに指を奥へと導く形となってしまい、どうしようもなくなってしまう。声を上げたくてもアルブスに封じられ叶わない。

 ベルの中に侵入してきた異物は、ベルの中を確かめるようにあちらこちらと動き始めた。その指がある一点を触ると、今まで感じたことのない快感がベルの中を走る抜ける。

「っ、ん!」

 その反応を一瞥したロセウスは、そこを攻めるように何度も指を動かした。

「ほら、ベル。もうイくといいよ」

 ロセウスの言葉を皮切りに頭が真っ白になっていく。それと同時に耐え難い快感に背中が反り返る。

「んんんんっ!!」

 下腹部がより一層熱くなり、大量の蜜がベルの秘部から流れていく。

 アルブスの唇が離れていき、荒い息を整えようと何度も空気を吸い込む。

「イけたな。ベル」

(……これがイくってことなの?)

 初めて体験する感覚に、頭が追いついてこない。それでもロセウスたちが嬉しそうに笑っている顔を見て、そうなのだと知った。

 体に力が思うように入らなくて、ベルはアルブスの胸にもたれかかった。
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