人妻遊戯〜羞恥レッスン

神宮寺尊

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レッスン1〜官能の扉

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自身の秘所をマジマジとみたことは、生まれてこの方なかった。

鏡の前で無理矢理御開帳させられているとはいえ、初めて見る自分の秘所は、乳房への愛撫だけで分泌されたと思しき愛液を垂れ流し始めていた。

「おやおや。乳房と乳首の愛撫だけで濡らしているのかね」

わざとらしく、高遠が言う。
いやらしい女だと言われている気がして、恵子は思わず鏡から目線を外した。

「どんなに貞淑を装っていても、所詮は牝。おま○こが疼くんだろう?」

室内の空気に晒された濡れた秘所が、高遠の具体的な言葉によって、ますます愛液を溢れさせる。

「おま○こがヒクついているよ。さぁ、認めなさい。おま○こが寂しいんだろう?」

恵子は自身の身体を恨んだ。

秘所は勝手に濡れそぼり、ヒクついている。
明らかに、男の力強くいきり立った肉棒を待ち望んでいるのだ。
情けなさと恥ずかしさに、恵子の目からポロポロと涙が零れた。
悲しいとか、恥ずかしいなどという感情を通り越して、心がキャパシティオーバーになった涙だった。

「泣いたってダメだ。」

観念した恵子は、グズグズと鼻を鳴らしながら、とうとう官能の扉を開けた。

「お……お……んこ……が……」
「何を言っているんだね?聞こえないぞ」

モゴモゴと話していた恵子に、ピシャリと高遠が言い放つ。

「ハッキリ言いなさい」
「お……おま○こが……さびしいです……」



高遠は自身の口が喜びで歪むのを押さえられなかった。

今まで高遠のテクニックをもって、数多の女たちを調教し、その都度関係を持ってきた。

今でも、数え切れないほどの女たちがひっきりなしに高遠を求め、毎日のように連絡をよこすのだ。
お金を出すから、抱いて欲しいと。

そこから、その日の気分にあわせて、まるで洋服を選ぶかのようにコレクションから女を見繕う。

恵子は、今までの女たちとは、女としての出来が違う、高遠は直感的にそう感じていた。

黒目がちなクリッとした瞳
色は白く、吸い付くようなしっとりとした肌
年相応の理想的な肉づき
大きくてハリのある乳房
くびれてはいるが、やや緩んだウエスト
経産婦特有のやや大きめの尻
そして何より、男に向かって身体を開くことへの強い羞恥

どれをとっても、自分の理想だった。


ーーこの女を、ぜひ私のコレクションに入れたい
高遠は舌なめずりをした。

「そうか。おま○こが寂しいのかね。では、どうして欲しい?」

さらに具体的な言葉を求める。
人は欲望を口にすればするほど、理性の箍が外れ、本能に忠実になるのだ。

まさか具体的な言葉を求められると思わなかった恵子は口籠もる。

「処女じゃないんだ。おま○この寂しさが、どうやったら埋まるのかくらい知っているだろう?」
心理的にどんどん恵子を追い詰める。

「…………お…」
「お?」

高遠の容赦のない羞恥責めに、恵子は降参した。

「……おち○ぽが、ほしいです……」


ーーとうとう口にしたか
高遠は、ほくそ笑んだ。


「貞淑な奥様は、おま○この寂しさを、おち○ぽで埋めるのかね!」

高遠はわざと嘲るように口にし、笑った。
恵子に惨めさを与えるためだ。
惨めさを与え、感情を押し殺すと、少しのきっかけで、快感が爆発するのだ。

現に恵子は、顔を真っ赤にして俯いていた。

「鏡の前で今日初めて会った男に御開帳しながら、おち○ぽを求めるとは……最近の奥様というのは爛れていらっしゃいますなぁ」

はははと笑いながら、高遠は続けた。
「寂しいとは思いますがね、奥様。今日は与えられませんな」
「え……っ……?!」

思わず、恵子は非難の声を上げた。

「奥様には今日初めてお会いしましたからね。さすがに初めてお会いした方に差し上げるわけには……」
少し小馬鹿にしたように、恵子に告げる。
上下関係を、この場でしっかり叩き込むのだ。

男を求めているのは、恵子なのだと。
まるで催眠術をかけるように、心にじんわりと染み込ませていく。

恥ずかしさを押し殺して懇願すれば、快楽が与えられると思っていた恵子は、はしごを外され狼狽えていた。

「今日は、乳房と乳首を弄るだけでイケるようになりなさい。おま○こを触ることは許さないよ」

残酷な命令だった。
しかし、恵子は観念して、自身の大きな乳房に手を伸ばした。




「ん……っ……んん……」
大きな乳房を、恵子は快感を求めて揉みしだいていた。

いつの間にか、高遠は恵子から手を離し、鏡のすぐ横で椅子に腰かけて、恵子の痴態を眺めていた。


恵子は、先ほど高遠から与えられた、痺れるような快感がなかなか得られず、直接的な快感を求めて、無意識に身体をくねらせていた。

秘所をバスタオルに擦り付けて、なんとか快感を得ようとしていたのだった。


「それではいつまでたってもイけないよ、恵子」
見かねた高遠が声をかけた。

「自分の身体を愛して、優しく、丁寧に扱わなくてはダメだよ。まずは撫でるんだ」

恵子は高遠の言う通り、乳房を中心に、身体を撫でた。
恵子はいつの間にか高遠に従順になっていた。

撫で始めてからしばらくすると、身体の奥が熱くなり始めた。

ーーもっと刺激が欲しい
恵子の心に、素直な欲望が湧き出始めていた。

「もっと……もっとください……」
本能で口にした言葉だった。


「では、乳房を揉みなさい。そう、緩急をつけて。時折、それぞれの人差し指の爪で乳首を軽く引っ掻くんだ」

ーーこの人の言うことに従えば、気持ちよくなれる
恵子は高遠の指示通りに動いた。

大きな乳房は、自分だけで揉んだときより、確実に快感が増していた。
そして、言われた通りに、人差し指の爪を立てて軽く乳首を刺激した。

「あぁぁぁん……!!」
待ち侘びた、電流のような快感が、全身を走った。

のけぞるような姿勢で快感をやり過ごした恵子だったが、高遠は容赦しなかった。

「それぞれ人差し指と中指で乳首を挟みなさい。乳房を揉みながら、挟んだ指で乳首を刺激し続けて」

そこからの恵子は快感の大波にのまれた。
下に敷いたバスタオルには、恵子から分泌された愛液が染み込んでいく。

「あん……あぁ……あんあん……」
快楽を貪るように乳房と乳首への愛撫を続ける恵子。
強烈な快感は乳首で生み出され、秘所の奥の奥に軽く電流をながしたかのような刺激を与えた。


「あぁん……イ……クぅぅ……っ!!」
しばらくすると、恵子は身体を震わせてフィニッシュを迎えた。




「これから私は、何回かに分けて、君に快楽を教え込む」
まだ快感の余韻が身体に残り、気怠げにしているシャワー後の恵子に、高遠はそう告げた。

そして、徐にアタッシュケースを開け、なにかを取り出した。

「それは……なんですか……?」
「貞操帯さ」
「てい……そうたい……?」

高遠は、慣れた手つきで恵子に貞操帯を装着し、鍵を閉めた。

「一週間後、同じ時間にここにいらっしゃい。それまでその貞操帯をつけたまま生活するんだ」
「そんな……」

あっという間に装着された貞操帯に、恵子は驚嘆した。

「今日から一週間、オナニーは乳房と乳首の刺激だけだ。決しておま○こを触ってはいけないよ」

それだけ言うと、さぁ今日はここまでだと言って、恵子に服を着るよう促した。


ーー例え誰かに身体を求められたとしても、貞操帯をつけた姿など、晒せまい

恵子の女としての人生を大きく変える、羞恥レッスンが始まったのだった。
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