人妻遊戯〜羞恥レッスン

神宮寺尊

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シャワーを浴び、脱衣所に出ると、さっきまで着ていたはずの服や下着がカゴごとなくなり、バスタオルだけが置いてあった。

ーーこれだけ巻いて出てこいということかしら……

身に纏うものがそれしかなく、仕方なく、恵子は自身の身体にバスタオルを巻き付けた。

椅子に腰かけ、部屋の大きな窓から外を眺めていた高遠だったが、恵子が扉を開ける音で、シャワールームの方に目を向けた。

バスタオル一枚で、恥ずかしそうにしている恵子。

「こちらへ……部屋の真ん中へ来なさい」

高遠の言葉は、優しいが、有無を言わさない口調であった。
部屋の真ん中に立たされた、バスタオル1枚だけ身に纏った恵子に、高遠は容赦のない指示をする。

「さぁ、バスタオルをとって……生まれたままの姿になりなさい」

指示に少し動揺を見せた恵子であったが、しばらくすると、腹を括ったのか、おずおずとバスタオルを外した。

座ったまま、高遠は真正面から、恵子の裸体をねっとりと視姦する。

ーーふむ。長いこと使われていないのは本当のようだ。茂みが伸び放題じゃないか。

恥ずかしさから、恵子はしきりに手を、恵子の黒々とした密林の前で交差させようとしていた。

「どこも隠してはいけないよ」
と釘を刺すと、戸惑いながらも手を後ろで組んだ。

ーー実に美しい裸体だ

大きな乳房ーーD、いやE、Fはあるか?ーーに、締まってはいるが、筋肉があまりないことが分かる少し緩んだウエスト、そして経産婦特有のやや大きめの尻。
年相応の肉付きはあるが、決してだらしのない身体ではなかった。

バスタオル姿でも、隠せてはいないと思ったが、実物は想像以上のものであった。

ーーこの美しい女体を手に入れて放置した男がいるとは……天罰が下るべきだな
高遠は、心の中でそう呟いた。

手は後ろ手に組んだものの、恥ずかしさからか、俯き、膝をモジモジと擦り付けている恵子に、高遠はピシャリと言い放つ。

「真っ直ぐこちらを向きなさい。恥ずかしいという気持ちは捨て去らなくてはいけない」

高遠は組んだ脚を外し、恵子の目を見つめたまま椅子から立ち上がった。
近づくと、恵子の息が少し上がり、震えているのがわかった。

「今日初めて会った男に裸体を晒し、怖いのかい?……それとも、興奮しているのかね」

そう耳元で囁いてやると、あぁ…と、吐息とともに、諦めのような、期待のような声をあげた。
そして、恵子の左目から一筋の涙が溢れた。

「怖がらなくていい。これから君は、本当の自分に出会うんだ。自分を解放して、新しい自分に生まれ変わるーーそう、まさに誕生の日なんだよ」

そう言いながら抱きしめるように恵子の身体に腕を回し、後ろ手に組んだ恵子の両手の親指を、手に持っていた結束バンドで固定する。

「あっ……!」
まさか親指を縛られるとは思わず、驚いた恵子の口から声が漏れる。

この結束バンドを外してやらない限り、恵子は裸体を晒し続けなければいけなくなったのだ。例えどんな痴態を晒したとしても。

高遠は、先ほどまで恵子が纏っていたバスタオルを折り畳み、床に置いた。
その上に恵子を立たせる。
そして、恵子の目の前に、全身が映るスタンドミラーを置いた。


ーーさぁ、いやらしい雌の本能を剥き出しにしてやろうじゃないか

恵子の背後に立った高遠は、口髭の奥の口元をいやらしく歪めた。
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