女教師・潤〜絶望の寝取られ教師〜

神宮寺灯

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背徳感は、蜜の味

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実家暮らしの潤は、母親の貴子が作った味噌汁をよそっていた。
父の康二は、食卓で新聞を読んでいる。
杉江家の、いつもの朝ごはん風景だった。


悠真と初めて結ばれた大型連休から数日。
今日からまた忙しい日々が始まる。


いただきますと食卓で手を合わせると、いつものように母親から結婚の催促が始まる。
「潤、あなたももうそれなりの歳なのよ」
「私の恋人は仕事なの!」
毎日同じ口論の繰り返しだった。

しかし、今日は違った。
怒って席を立った潤に向かって、貴子が告げる。
「潤、日曜日は空いているわよね?」
有無を言わさない圧を感じた潤は、空いているけど……と、ぶっきらぼうに答えた。

「お見合い、セッティングしたから」
「……はぁ?!」
あまりのことに、潤は一瞬言葉が出なかった。

「嫌よ!お見合いなんかしないわ!今は仕事が一番なの。やりがい感じてるのよ。何度言えばわかってくれるの?!」

自分の声が、とてもヒステリーなものに聴こえた。母も負けじと食い下がる。

「あなたが嫌がっても、もう決まっているの。西辺さんのご子息なのよ?先方がぜひって言ってくださっているんだから、断る理由なんてないでしょ!」
「嫌!絶対に嫌!お願いだから断って…!」

潤の脳裏には、悠真の笑顔が浮かんでいた。
あの日悠真に貰ったエンゲージリングは、チェーンを通し、ネックレスとして肌身離さず持っている。
そのリングをギュッと服の上から握る潤。
不安を打ち消したかった。

「あなたの年齢でお嫁にいってないなんて、恥ずかしいのよ?!」
「やめてよ、今時そんなこと普通よ!」
「普通じゃない!あなたの同級生はみんな結婚して、2人、3人と子どもを産んで、ちゃんとしてるじゃない。他のお母さんたちから孫の話を延々とされて、潤ちゃんはまだなの?なんて言われて……お母さんどれだけ恥ずかしいと思ってるの?!」
「それはお母さんの都合じゃない!」

母の言動が悪気のないものであることは理解している。
でも、このことに関して、潤は絶対に引くわけにはいかなかった。

「お母さんが若い頃なんてね、25歳過ぎて結婚していない人は嫁ぎそびれって言われて後ろ指さされたのよ?女は子どもを産んでから一人前になるの。あなたはまだ女として半人前なのよ?」
「やめてやめてやめて!いつまでその古い価値観でいるの?気持ち悪い!」
「親に向かって気持ち悪いとは何事ですか!」

ヒートアップする母娘の口論を止めたのは、ここまで黙っていた康二だった。

「潤。いつまでわがまま言ってるんだ。西辺さんとのお話を、うちの立場で断れるわけないだろう。いい加減にしなさい。」

いつの間にか外堀が埋められていた潤は、荷物を掴むと家を飛び出していった。
そして、学校に向かう自分の愛車の中で、悠真を思い泣いたのだった。




その日の放課後。
潤は、進路指導室にいた。
そばにはもちろん悠真がいる。

一応、机の上に英語の教科書とノートが広げられ、英語の勉強をしている形だが、向かい合う形ではなく、横に並んで座り、椅子の上では悠真の左手と、潤の右手が絡み合っている。


すると悠真が徐に尋ねる。
「じゅーん、どうかしたの?」

学校では名前呼びはダメよと軽く注意しながらも、なんでそんなこときくの?と問い返す潤に、
「だって、今日なんか悲しそうだから」
疲れてる?と、悠真は、潤の頭をまるで幼子にするように撫でながら答えた。

撫でている悠真の手をそっと両手で掴み、潤は愛おしそうに自身の頬に当てた。
「ふふ……今日の潤、いつも以上に可愛いね」
そういうと、悠真は、チュッと潤の額に軽いキスをした。
見つめ合った後、今度は唇にキス。
啄むようにしていたお互いの唇が離れ、再び見つめ合う。
そして、今度は長めのキス。

「やっぱりだめ……止まらなくなっちゃう…」

悠真を押し返す潤だったが、

「いいよ、止めなくて」
ーー鍵、かけてあるから

耳元でそう囁いて、悠真は潤をソファーにゆっくり押し倒した。

口づけを繰り返しながら、潤のブラウスのボタンを一つずつ外していく悠真。

頑なに守ってきた2人のルールは、跡形もなくなっていた。


最初のうちはここではダメだとか、やめてと言っていた潤も、すぐに悠真の背中に腕を回し、口づけに夢中になっていた。

ブラウスの前が広げられ、ブラジャーに包まれた潤の豊満な乳房が露わになる。
ハーフカップのボルドーのブラジャーからは、今にも乳房が溢れ落ちそうだ。

「潤、いっつもこんないやらしい下着着けてるの?」
悠真は笑いながら、潤のタイトスカートをゆっくりとずり上げた。

すると、ブラジャーと同じ色味の布地の少ないパンティを履いた下半身が露わとなる。

「いじわるいわないで……ね、ゆう…ま…キスして……」
自分からキスをねだる潤。

ムチュウ…ヌチュ……ヌチュチュクッ…

いやらしい水音が、進路指導室に響く。

「んぅっ…はぁ…はぁ……はっ…あ…」
角度を変えながらお互いの舌を絡めていた。

ちゅぽっと音をさせて名残惜しそうに銀糸を残しながら唇が離れる。


まだ廊下からは時折生徒の声が聴こえる状況に、正直、潤は興奮していた。

学校という神聖な空間で、情事を行おうしていることに、潤の脳は麻痺していた。
背徳感が快感となり、その快感が背骨を通り、キュッとひきしまった潤の腰を震えさせた。

長く深い口づけの快感で、顔は紅潮し、しばらくぼうっとしている状態の潤であったが、徐に潤が体を起こした。

「もうがまんできない…」

ゆっくりと悠真を倒し、制服のスラックスをくつろげる。
ボクサーブリーフを下げると、悠真の反り返った自身が飛び出てきた。

愛おしそうに先端にキスをすると、潤のひんやりとした細い指が悠真の竿を握り、上下に擦る。

ニチッニ゛ュグ…ヌ゛チ゛ッ

「あ、あぁ……じゅん…あぅっ」
水揚げされた魚のように快感に跳ねる悠真を楽しげに見つめていた潤は、ふと手を止め、悠真にまたがった。


「潤…!今日ゴムないから…だめだよ…」
遮るように、いいの!という潤。

「いいの…悠真との赤ちゃんがほしいの…お願い…」

泣きそうな顔をしている潤に、何も言えなくなってしまう悠真。
そのまま潤はパンティのクロッチ部分だけずらし、ゆっくり腰を落としていく。

ズプン…ヌプヌプヌプ…

「あっはぁ…ん……」
潤は、悠真の逸物を、すんなり飲み込んだ。

若くて雄々しい悠真自身を騎乗位で受け止めると、ちょうど潤の子宮口に亀頭がはまる。

子宮口が塞がれた瞬間、全身に稲妻が落ちたのような快感が走った。

「ーーーーーーーっ!!!!!」


その快感を全身で受け止めるように仰け反る潤。
そしてすぐに腰を振り出した。

パチュッパチュッパン!パンッグチュグチュ

「ああ゛はっあっあンッ~~っ」

強制的に自重で自身の子宮に快楽を叩きつけるような形となった。
正に、ケダモノの交尾であった。

ズニュッズニューッ
「あ゛ーーぁあ゛…っあんぅ…!」

あまりの潤の乱れ様に、悠真も我を忘れて突き上げた。

「あぅッあっあんッ……はぁッ…きも…ち…いぃ…あぁあ゛はぁ…ああ゛ンッ!!!」

ビクビクッ
潤は自身の中にある悠真のフィニッシュが近いことを感じ、膣を締め、さらに腰を動かした。

「あ…じゅん…すごい……!イク!イくよ…!」
「きて!中に出して…!!いっぱいちょうだい……っ!!」

上下のピストンで腰が浮いて逃げないようにがっしり腰をつかみ、突き上げるスピードを上げる悠真。

「い、い、い…ぃあぁぁあ!!!ゆうま…っゆうま…っきもちいぃ……!」
「ぼくも…っ!気持ちいいよ…!」

ビュルルルッピュッピュッ

「んああああっ!イクゥイクゥゥ…!!!」

悠真の精液を一滴残らず子宮で受け止め、ぐったりと悠真の上に倒れ込む。
1時間以上、2人はそのまま抱き合っていた。

いつの間にか、外は真っ暗になっていた。
校内に誰もいないことを確認した2人は手を繋いで駐車場まで行き、潤の車で帰っていった。
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