新たな生活

告白※お知らせあり

「…コケたんだってばぁ」

誤魔化されて。おねがいだから
「さっきと言ってることが違うぞ。
落ちたんじゃなかったか？」

っ…
「そうだったっけぇ？
まぁでも会長には関係ないじゃーん」

「「ねぇ！ほんとに誰にやられたの？
さっき見えた感じだと誰かに殴られないとありえない怪我の仕方だったよ…みっちゃんだれかに虐められてるの？」」

どうしよう

ぁ…

息が…できない

す、すわないと
「ﾋｭｯ」

「過呼吸になりやがった！
クソ、大丈夫か？とりあえず車に乗れ」

「だ、大丈夫ですか！？
家に返した方がいいんじゃ…？」

「そ、そうだぞ！おうちの人が心配しちゃうんだぞ！」

「いや、誰に殴られたかもわかんねーのに帰したら逆効果の可能せいも…





ブラックアウト








「！？」

ここは…

「やっと起きたな。」

ここは…？
「俺様の寮にとりあえず連れてきた

保健医に聞いたら別状は無いから寝かしといてやれ、って」

「か、…い、ちょ」

ばれちゃったのかな…

「お前の服を着替えさす時に体、見ちまった」

…ｯ

みら、れた？
きたないからだ

ぼくの
…
おれの

「ご、ごめんなさい」

「何謝ってんだよ。
お前は別に悪くねーだろ」
そ、それでも


「ほかの…みんなは？」

「あいつらはそれぞれの部屋に帰らせた。
もう消灯時間もすぎている」

「すみません、迷惑かけて…」

また僕は迷惑をかけて
いっつもお母さんたちに言われてるのに

人様に迷惑をかけるな、と
「別にいい。それより話を戻す
怪我、誰にやられたんだ？

…家族か？俺様はこうなった以上お前を見捨てることなど出来ない」

さすが会長…上に立つ人間として
しっかりしてるなぁ

でも
「いえない」

「…なぜだ。口止めされてるのか？」

もし怪我を見られた場合は
自分で転けたといいなさいって

お父さんたちの名前は出しちゃいけない

「…コケただけだから」

「嘘をつくな。こけてあんな怪我の仕方はしない

俺様は誰にも言わない
俺様がお前に嘘ついたことあったか？」

…
あった気がするけど

でも「しん、じていい？」

ずっと一緒に生徒会やってきたの
信じていいのかな…？

「当たり前だろ？
誰にやられたんだ。」

もう…言っちゃっていいかな

あれ？目から涙が
おかしいな

とまれよ
人前で泣くなんてだめなのに

「っ…か、かいちょお…
い、っつもみんな、僕を殴るの
僕が悪い子なのはわかってる分かってるけどｯ…

でも、」

！
会長が抱きしめて頭を撫でてくれた。

かいちょう、

「お前は別に悪い子じゃない
その…みんなというのは家族のことか？」

頭を上下に振る

「…そうか辛かったな、
今までよく耐えたな

いい子だ」


そう言われるとなぜか心がすごく暖かくなって…ドッと疲れが溢れてきて

また…眠ってしまった


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会長side

泣き疲れて眠ってしまったか

ここまでずっと一緒に生徒会をやってきたのに今更こんなことが判明…
クソが、もっと早く気づいていればこいつはもっと…

はぁ、
これからどうしてやろうか

家潰していいか？
まずは瑞稀に許可を取らないとな…

自分に対しても怒りが湧いてくる

本当に

…


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今物語を書き直しています。
変えないように頑張ってみましたが
矛盾しかないせいで転校生の存在などが消えてしまいました…
それでも良ければまた作品を公開し直そうと思っています。

目指せ2024年内泣