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第5章 カラニペア

72. 舞姫のニジュリカ

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 リレミア草を入手したフィーネは、急ぎツィリルの飛翼族のもとに戻る準備を始めた。まずはこの大森林から新翼の大森林へ移動し、そしてシオンの側には転移の中継地点の小箱を設置してあるためカラニペアまでは一瞬だ! 
フィーネは手を天に掲げ……

『カラニペア』

シュンッ……
「無事だったんだなフィーネ……」
「フィーネっよかったわ」
【⁉】
【もう戻ったのか⁉】
 飛翼族とシオン、ティレニアの前にフィーネが転移魔法で現れると急に飛翼族がざわつき始める。ツィリルの飛翼族の祭壇の前にヒュッと何事もなく現れたフィーネに状況が理解できていない飛翼族がざわついていたのだった。
 見事な転移にシェリルは驚きが止まらないが、ざわめきを気にしていないフィーネは姫に目的のものを見せる。
「ねぇシェリル。『リレミア草』はこれでいいのよね?」
 シェリルに見せたのは紛れもなくリレミア草だった。この短時間でしかも取り扱いの難しいリレミア草の管理も間違いはない。
【おぬし……太古の大森林にしか自生しないリレミア草を……よくもまぁ短時間で取り扱いが難しいものを手に入れたものじゃな……】
 シェリルは驚きはするが適切な処置をしてくれているフィーネに感謝し、そして秘術のために次の段階に準備を進めていくのだった。 
【サザラーナ……ディレイ……わしをティレニアから分離させたくばおぬしらが採ってきた『クレイゴーレムの土』とフィーネが採ってきた『リレミア草』で『ゴーレムフィアー』を造るのじゃ!】
【ゴッ……『ゴーレムフィアー』ですか⁉】
 驚きのあまり飛翼族にどよめきがはしるがフィーネ達はそれが何かはわかっていない。なぜそこまでどよめくのか……
「『ゴーレムフィアー』って一体何なの?」
 シオンもフィーネもそれを知らないが人間が我らの秘術を知るわけがないとサザラーナが口を開く。
【『ゴーレムフィアー』……それは魂を入れる器……造られた精霊の器でありその中に魂を定着させる我らの秘術……それは人間にも精霊にも見える精度の高いゴーレムじゃ……】
「ゴーレム⁉ これってゴーレムの素材集めだったの?」
 どうやらシェリルは飛翼族の秘術で造られた魂の器にティレニアを移すようだがフィーネは今まで不思議でたまらない事がある……それはシェリルの事だった。
「シェリル……ティレニアは分離してゴーレムに魂が定着したとしても、それじゃ貴方はどうなるの? そのまま消滅してしまうの?」
 フィーネの純粋な疑問に笑うシェリル。確かに今のままではふたりとも霊体に等しい状態に見えるからだ。
【アハハハッ……それはないのう! ワシはティレニアを繋ぎ止める為だけに全ての魔力を使ってそばにおるからのう……今はこの状態じゃが分離が成功すれば外に実体化し元の姿に戻るじゃろう】
 その言葉を聞いて安心したフィーネ。サザラーナとの約束もティレニアを解放できさえすれば守れるのだと。飛翼族との鏡を使う為の条件、約束を違える事はしたくなかったのだ。
「よかった。じゃあ安心したわ♪ 誰も傷つかないんでしょ? それにサザラーナとの約束も守れそうだし。じゃあ飛翼族の皆さん材料を調合してゴーレム製造よろしくね!」
【簡単に言いよるわ……まぁ土にすべてが馴染むのには時間がかかる……しばしまたれよ……】
 フィーネは飛翼族に期待して作業を眺めているとサザラーナがしばらく時間がかかる事と飛翼族の秘術と言う事で門外不出の為、フィーネは外に追い出されてしまったのだった。
 フィーネはふたりの身を案じるがシオンにはフィーネのアクセサリーを渡している為、もしもの心配もすることをやめてゴーレムフィアーが出来上がるのを大人しく待つことにした。
 その間、他の浮島……島々をヴァルと散策していると急ぎ追いかけてきたディレイがフィーネに近づいてきたのだった。
「あれディレイ?さっそくゴーレム出来上がったの?」
【バカか……そんなに簡単にゴーレムフィアーができるわけ無いだろう……しばらく時間がかかるから……お前が我らの住処で何か良からぬことを考えてないか監視しに来ただけだ……】
 ふいっとつれない表情のディレイはどうやらフィーネの監視をしに来たようだ。ディレイはゴーレムフィアーを造る工程に参加したかったのだがサザラーナから監視の指令を受けてしまったようだ。 
「んー別に何か嫌がることをしたり、取って食ったりしないから安心してほしいのに……」
 飛翼族からしたら未知なる魔法に、ニンゲンとも精霊ともわからない得体のしれないフィーネが驚異であることは間違いない。
「襲ったりしないよー?ディレイ?」
【バカなのか? そういうことではない……】
「じゃあ……襲っちゃう?」
【は?】
「ふふふっ……やっとかたーい表情が綻んだね(笑)わたし難しい顔は苦手なのよ~」
 ディレイに対して冗談を言うとディレイのかたい表情は少し緩み笑う。
 ゴロンとその場で寝転び、空を見上げるフィーネ。雲の流れに身体には風を受け自然体になっていた。空を見上げる少女の瞳に映る世界は、いかようにも変化しているようだった。

 流れる雲……風の歌……リーリーっと鳴いている虫の音……どれを取っても元の世界にはない情景に、ふーっと息を吐きながら目を静かに閉じる。
 自然に身を任せ大地に一体化する様な……自然に溶け込むようなそんな感覚……そんな事を思っていると近くから声が聞こえる。
【おいっ!フィーネどこに行ったんだ! 返事しろっ】
「ディレイ?」
 なにやら慌ててフィーネを探しているディレイにため息しか出ない。なぜならすぐ真横にいるのに私を探しているなんて……何を考えているのかわからないと思ったからだ。
 フィーネがあきれて声をかけようとすると……不思議とどこからともなく声が響き渡る。
【……お嬢さんは……飛翼族ではないのかぇ?】
「誰?」
 どこから聞こえるかはわからないが、確実にフィーネに対しての問いかけの言葉に起き上がったフィーネは応えてみることにした。
「私は飛翼族ではないよ? 興味はあるけれど私はフィーネ。ただの人間だけど?」
【………………】
 フィーネの声を静かに聞き、そしてその声は遠くを指しているかのようにまた語りかけてきた。 
【お嬢さん……飛翼族に興味があるならば……あの先の岬に足を運ぶといい……お嬢さんに必要なものがあるよ……】
「えっ? 必要なものって……」
 フッと声が聞こえなくなると……フィーネの目の前にはディレイが立っていてドンッとぶつかってきた。フィーネが見えていなかったような素振りのディレイにフィーネは怒るがその感情も一気に消える。それは一瞬の出来事だった。
ドンッ!
「痛いっ……もぅディレイ! もう貴方ねぇ人間をバカにしすぎじゃない?」
【………………】
「……ってあれ? 違うわね……貴方はディレイじゃない。誰?」
【………………】
 ディレイにぶつかったはずなのに……ディレイの姿ではあるが、ふと中身は違うもののような気配がした為フィーネは尋ね方を変えてみた。
 するとニマッと笑顔をたたえるディレイに憑依したものが、岬の方に誘導をし始めフィーネに語りかけてきた声の導く方へ……岬に歩みを向けることになるのだった。
 岬に向かって歩く間もまわりには知らない植物におとなしい動物達、空には飛竜がたくさん飛んでいる。フィーネがいた世界にはない、不思議な幻想的な光景にフィーネは感動しながら歩いている。
(ほんとに……ほんとに異世界なんだなって実感させられる……なんて幻想的な風景なんだろう……)
 そう感動しながら導かれた岬までたどり着くと、そこにはこじんまりとした庭園が広がり奥には小さなチャペルのようなものがある。
 そこには祝う鐘がありその鐘からは紐が一本ひらひらとなびき、引っ張れば鳴らせるようなつくりになっていた。
「教会? ……チャペルっぽいんだけど……⁉ うわっ何これすごい!」
 フィーネが鐘のあるチャペルの奥に歩みを進めると、そこには岬から夕焼けの陽が沈む直前……黄昏時の景色が眼下に広がる。
 キラキラとした海に夕焼けの反射する様……飛竜達が空を飛び、風に吹かれ花びらが舞う。浮島から見る景色は絶景であり心が奪われてしまう。
「なんて幻想的な景色なの……」
 景色に釘付けになり黄昏時があっという間に過ぎ夕日が沈むと先程のチャペルに戻りフィーネは気になった鐘の紐を引いてみる……

ヒィィィィ……リィーン……ゴローン……ゴローン……

 心地の良い鐘の音が響き渡る。フィーネが聴き入っているとバサッバサッ……と何かが空から降りてくる翼音がするのだ。
 先程の景色を見たチャペルの奥にまた進むと、先程空を飛んでいた飛竜とは比べ物にならない上位種の飛龍が、その場に大きな木箱を持って着地していた。どうやら先程の翼音はこの飛竜のようだ。そして木箱を置くと飛龍はその場で羽ばたきをやめてフィーネをジッと見すえている。
 初めて間近で見る飛龍にフィーネは驚いているとヴァルが飛龍と会話し、そしてフィーネにヴァルが話しかけてきた。
〘フィーネ……こやつはフィーネに箱の中身を渡したいらしい……害はない……開けてみるがいい…〙
「私に渡したい物?なんだろう……」
 ヴァルに箱の中身を見ろと言われ、飛龍の箱にフィーネが近づくと飛龍は少し下がり箱の後ろに控えている。
 フィーネが木箱に近づき箱を開けるとそこには……フィーネが惹かれたアクセサリーの一つが入っていた。
シャラリ……
「これは!」
 フィーネが手でシャラリと持ち上げると、音がする羽飾りのレッグリングが入っていた。ただこのアクセサリーは不思議な光を帯びている。それを見たヴァルがフィーネに指示を出す。
「私が持ってるニジュリカにデザインが似てるわ。残りのシリーズかしら?」
〘それはレッグリングだな……細工がしてあるようだ……フィーネそれに魔力を込めてみるがいい……〙
「魔力を込める?」
 フィーネがヴァルに言われるまま、魔力をレッグリングに込めると姿かたちを変えたのだった。
ポンッ…… 
 魔力を込めたらリングは靴に変化する。
「レッグリングがミュールになったわ!」
 ミュールと言っても、フィーネの元の世界にあったミュールに近いが、踊り子が装着して舞うとヒラヒラとしたリボンが何本かあたりにフワフワと浮かびそうな飾り付きの靴……
 さっそくフィーネがミュールを履いてみると……
「えっ⁉何?」
シュルンッ……
 ミュールを履くと、何本かのヒラヒラとしたリボンがフィーネの脚にピッタリと巻き付いていき、次第にヒラヒラと羽飾りをあしらったのような形に留まった。そして太ももあたりのリボンからは両足の足首くらいまで二本のリボンがゆらゆらとしていて風でゆれている。まるで踊り子の為に造られたような靴だ。動けばリボンがヒラヒラと舞う靴。
「やっぱりこれはニジュリカみたいね……しかも私が持ってる二つとも同じデザインということは、これは同じシリーズなのかな?」
〘おそらく……製作者は同じだろう……同じニオイがする……〙
 フィーネが呟くと木箱の後ろに控えている飛龍がフィーネの頭に直接語りかけてくる!

〘『舞姫のニジュリカ』を集めし旅人よ……私はこの舞姫の製作者である……フィーネよ……残りの【チョーカー】を集めし時、またここに来るがよい……その時は……最後の舞姫の場所を……私が印そう……その日までそれはソナタのものだ……〙
「舞姫のニジュリカ……」

 そう言うと飛龍は羽ばたきどこかへ飛び立って行ってしまった。
 まさかこの浮遊島に……この場所に『ニジュリカ』が存在するなんて! フィーネは今一度バッグにしまっている二つの『ニジュリカ』を手に取る。
 【対になった頭飾り】【リストリング】【レッグリング】……ニジュリカは五つからなるレイラード王国の工房シリーズの秘宝。
 四つ揃えば最後のシリーズの服を指し示すもの。ありかを示す何かがあるらしい。飛竜は集めてこの場所に来いという。
「チョーカーを手に入れたらまたここに来ればいいのね……」
 フィーネは大事にニジュリカをバッグにしまう。そしてチャペルからの景色を見ていると、ハッと我に返ったディレイが急に消えたフィーネに怒り気味で声をかけようとする。するとフィーネに意外な声をかけられて困惑するディレイ。
【フィーネ! お前は……】
「ディレイ……ここに連れてきてくれてありがとう。ここにこれてよかったわ」
 そうフィーネがディレイに感謝すると、飛翼族のサザラーナがいるシオンとティレニアの元に歩みを進めるフィーネ。だが、感謝され声かけられたディレイが呆気にとられている。
【俺がここに?……フィーネを連れてきただと? いや……こんな寂しい誰も来ない場所に俺は連れてきてはないんだが……】
 不思議に思いながらもフィーネを急ぎ追いかけるディレイ。
 それもそのはず……この場所を改めて見てみると、廃墟と化しボロボロになった建物と崩れた壁。そして今は使われていないチャペル。
 崖からは海と夕日が見えるが、それ以外に何もない寂しい廃墟だ。チャペルも崩れかけており、鐘のほつれた紐がゆらゆらと風に吹かれて揺れている。飛翼族ですら放棄したこの場所……
 フィーネが見た光景とディレイが見た光景は雲泥の差があるが、フィーネとディレイが見ている光景が同じとは限らないとは……二人とも知る由もなかった。
 急ぎ戻る二人を待っていたのは……シェリルとサザラーナだった。
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