28 / 36
7章
5
しおりを挟む
「うわぁーすごいねー。ここまで詳細にネットに載ってる……しかも一部の人しかしらないことも……私達、田丸とあの校長の不倫隠しに利用されてたんだね」
「そうよ! てか田丸の息子もやばいじゃん。同級生突き落としたって」
一体誰がここまでたどり着いたのだろう。
「今度からSNSの投稿する時気をつけなきゃ。また知らない人が来るかもしれないから」
一通り読んだ二人は恐怖のあまりこれ以上は神原千夏の件に触れないことにした。
「そうだ、ちーちゃんの墓参りいついく?」
「土曜日行こう。空いてるし」
「うん」
藤ノ宮の生徒は、佐久間元校長から「神原千夏の墓参りに行くのも葬儀に参列するの禁止」と言われていた。かといって学校でお別れ会をしてくれる訳でもなかった。
佐久間元校長のことだ「入学早々新入生が死にました。しかも教師の過失で」となるぐらいなら、はじめっからその新入生がいないものとして扱ったら、何もなかったかのようにできる、平穏が取り戻せるということなんだろう。
「佐田先生戻るし、田丸の後の先生は怒らない人がいいね」
紬の言葉に真凛は「ほんそれ」と返した。
「そうよ! てか田丸の息子もやばいじゃん。同級生突き落としたって」
一体誰がここまでたどり着いたのだろう。
「今度からSNSの投稿する時気をつけなきゃ。また知らない人が来るかもしれないから」
一通り読んだ二人は恐怖のあまりこれ以上は神原千夏の件に触れないことにした。
「そうだ、ちーちゃんの墓参りいついく?」
「土曜日行こう。空いてるし」
「うん」
藤ノ宮の生徒は、佐久間元校長から「神原千夏の墓参りに行くのも葬儀に参列するの禁止」と言われていた。かといって学校でお別れ会をしてくれる訳でもなかった。
佐久間元校長のことだ「入学早々新入生が死にました。しかも教師の過失で」となるぐらいなら、はじめっからその新入生がいないものとして扱ったら、何もなかったかのようにできる、平穏が取り戻せるということなんだろう。
「佐田先生戻るし、田丸の後の先生は怒らない人がいいね」
紬の言葉に真凛は「ほんそれ」と返した。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
よろず屋ななつ星~復讐代行承ります~ マッチングアプリ美人局案件
月見里ゆずる(やまなしゆずる)
キャラ文芸
ネット特定班×復讐劇×スカッとジャパン系!
表向きは何でも屋、裏では”特定班”として、依頼人の復讐や真相解明を請け負っている『よろず屋ななつ星』
瀬川淳平はマッチングアプリ「セリバーテル」で出会った女性の”ゆあ”と半年前から付き合っていたが、ある日突然、”ゆあの夫”と名乗る男性から、不倫をしたとして慰謝料請求をされる。
淳平は”ゆあ”が既婚者であることを知らないと訴えるが、慰謝料を払ってしまう。
『よろず屋ななつ星』のすずらん、すいせん、みみずくは瀬川から真相解明と復讐を依頼される。
瀬川の相手について調べるため、セリバーテルを使ってるみみずくが接触を試みるが……。
”ゆあ”という女性と接触を成功したみみずくだが、彼女の口から出た内容とは?!
セリバーテルの実態、そして”ゆあ”の秘密にたどり着くが……瀬川同様、”ゆあの夫”と名乗る男性から「不倫した」「”ゆあ”が未成年である」ことを理由に慰謝料請求されてしまい……?!
果たして美人局危機を乗り越えることが出来るのか?!
隣の家に住むイクメンの正体は龍神様でした~社無しの神とちびっ子神使候補たち
鳴澤うた
キャラ文芸
失恋にストーカー。
心身ともにボロボロになった姉崎菜緒は、とうとう道端で倒れるように寝てしまって……。
悪夢にうなされる菜緒を夢の中で救ってくれたのはなんとお隣のイクメン、藤村辰巳だった。
辰巳と辰巳が世話する子供たちとなんだかんだと交流を深めていくけれど、子供たちはどこか不可思議だ。
それもそのはず、人の姿をとっているけれど辰巳も子供たちも人じゃない。
社を持たない龍神様とこれから神使となるため勉強中の動物たちだったのだ!
食に対し、こだわりの強い辰巳に神使候補の子供たちや見守っている神様たちはご不満で、今の現状を打破しようと菜緒を仲間に入れようと画策していて……
神様と作る二十四節気ごはんを召し上がれ!

冤罪をかけられた上に婚約破棄されたので、こんな国出て行ってやります
真理亜
恋愛
「そうですか。では出て行きます」
婚約者である王太子のイーサンから謝罪を要求され、従わないなら国外追放だと脅された公爵令嬢のアイリスは、平然とこう言い放った。
そもそもが冤罪を着せられた上、婚約破棄までされた相手に敬意を表す必要など無いし、そんな王太子が治める国に未練などなかったからだ。
脅しが空振りに終わったイーサンは狼狽えるが、最早後の祭りだった。なんと娘可愛さに公爵自身もまた爵位を返上して国を出ると言い出したのだ。
王国のTOPに位置する公爵家が無くなるなどあってはならないことだ。イーサンは慌てて引き止めるがもう遅かった。
男装官吏と花散る後宮〜禹国謎解き物語〜
春日あざみ
キャラ文芸
<第8回キャラ文芸大賞にて奨励賞をいただきました。応援ありがとうございました!>
宮廷で史書編纂事業が立ち上がると聞き、居ても立ってもいられなくなった歴史オタクの柳羅刹(りゅうらせつ)。男と偽り官吏登用試験、科挙を受験し、見事第一等の成績で官吏となった彼女だったが。珍妙な仮面の貴人、雲嵐に女であることがバレてしまう。皇帝の食客であるという彼は、羅刹の秘密を守る代わり、後宮の悪霊によるとされる妃嬪の連続不審死事件の調査を命じる。
しかたなく羅刹は、悪霊について調べ始めるが——?
「歴女×仮面の貴人(奇人?)」が紡ぐ、中華風世界を舞台にしたミステリ開幕!

冷遇する婚約者に、冷たさをそのままお返しします。
ねむたん
恋愛
貴族の娘、ミーシャは婚約者ヴィクターの冷酷な仕打ちによって自信と感情を失い、無感情な仮面を被ることで自分を守るようになった。エステラ家の屋敷と庭園の中で静かに過ごす彼女の心には、怒りも悲しみも埋もれたまま、何も感じない日々が続いていた。
事なかれ主義の両親の影響で、エステラ家の警備はガバガバですw
【完結】もう…我慢しなくても良いですよね?
アノマロカリス
ファンタジー
マーテルリア・フローレンス公爵令嬢は、幼い頃から自国の第一王子との婚約が決まっていて幼少の頃から厳しい教育を施されていた。
泣き言は許されず、笑みを浮かべる事も許されず、お茶会にすら参加させて貰えずに常に完璧な淑女を求められて教育をされて来た。
16歳の成人の義を過ぎてから王子との婚約発表の場で、事あろうことか王子は聖女に選ばれたという男爵令嬢を連れて来て私との婚約を破棄して、男爵令嬢と婚約する事を選んだ。
マーテルリアの幼少からの血の滲むような努力は、一瞬で崩壊してしまった。
あぁ、今迄の苦労は一体なんの為に…
もう…我慢しなくても良いですよね?
この物語は、「虐げられる生活を曽祖母の秘術でざまぁして差し上げますわ!」の続編です。
前作の登場人物達も多数登場する予定です。
マーテルリアのイラストを変更致しました。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる