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34話
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俺は大学も仕事もいまいち分かっていないので話に付いていけなかったので、とりあえず疑われていた修士と入力した。
『それでは結果を発表いたします。7人が修士さん、1人が秋村ヘストさん、2人が奏多さんとなりました。では早速、修士さんにお題を聞いてみましょう。あなたのお題は何ですか?』
「【大学】です」
『というわけで【仕事】を引いた多数派の皆さんの勝利となります!』
「ですよね~」
「流石に簡単すぎたね」
「そうですね。アレ聞いたら絶対に分かっちゃいますもん」
一応多数派の勝利なので皆喜ぶかと思ったが、アメサンジの面々は正解して当然だよねという雰囲気だった。
「何故分かったんだ?」
気になったので聞いてみることに。
「士くんは大学院の研究室でこの世の地獄を見ているから」
と奏多が説明してくれた。
「そうなのか。大学って大変な場所なんだな」
アスカを見ている感じ大学は楽で楽しい所にしか見えないんだが、想像以上に大変なんだな。
あいつも裏で努力しているのかもしれないな。
いや、無いな。アスカは毎日夜更かししては昼過ぎに起きているしな。
「いや、普通はそんなことは無いよ。基本的に楽しい日々が待ってると思う。士くんみたいにほぼ毎日遅い時間まで研究室に幽閉される人はそうそういないから」
「九重さん、水晶さん。数年後に大学生になった際は、研究室だけは入念に調べておいてください。やりたい研究だからという理由で選んで後悔しないように」
そう語る士の目は達観しているように見えた。
『では次のお題です。スタッフさんお願いします』
次に渡されたお題は【料理配信】。そういやながめの正体を知ったのがこの配信だったな。
あの時は本当に驚いた。まさか声も作らずキャラも設定せずにありのままの葵そのものでVtuber活動を行っているとは。
その上で俺以外に身バレしていないの本当になんなんだろうな。俺もそっち方面でやれば良かったのか?
葵よりはマシだがほぼ素で配信している樹と宮崎さんも身バレしていないらしいし。今度地声で配信してやろうか。
とそんなことはどうでもいい。ゲームに集中せねば。
お題が料理配信ってことは対抗も何かしらの配信がお題だろうか。
『皆さんお題は確認しましたか?では話し合いを始めます!』
先程と同じゴングが鳴り、ゲームが始まった。
「ねえハヤサカ、この配信好き?」
それと同時に奏多がハヤサカにピンポイントで質問した。
「ん?まあ嫌いではねえな」
「うん、ありがとう。ちょっと聞いてみただけ」
奏多はハヤサカの反応を見て一人納得したかのように頷いていた。
ハヤサカと料理配信に何か深い関係でもあるんだろうか?
「ねえねえタツマキちゃん。この配信は得意?」
言葉だけだとただの質問なんだが、星見リラは何やら悪意めいた表情をしていた。
「当然!この私だよ!?」
それに対してタツマキは自信満々に答えていた。
ああ、あの配信は風野タツマキがやっていたのか。
約半年程前、ツリッターをエゴサ目的で眺めていると、とある食べ物の写真がリツイートで流れてきたことがある。
それは真っ黒なヘドロのような液体とも固体とも言えない何かである。
アレを見た翌日の朝はご飯が喉を通らなかったことを覚えている。
ツイート主は視聴者だったため誰の料理か分からなかったが、多分タツマキがアレを作ったんだろう。
「そうだよね。聞いてごめんね、タツマキちゃん。でお願いがあるんだけど、光ちゃんとこれでコラボ配信してくれない?」
「良いよ!光ちゃんとはいつか二人でコラボしたいって思ってたし!よろしくね」
「うげっ」
2人の会話を聞いていた光は到底女の子が出してはいけない声を出していた。
気持ちは分かる。ゲテモノを作る奴と一緒に料理したら食わないといけないもんな。
どちらかの家でのオフコラボになるだからスタッフが美味しく頂きましたという魔法のワードも使えないから逃げようがない。
「わたくしは別の配信がしたいかな~って思いますね。ほら、視聴者を喜ばせるには、もっとお互いの強みを活かした配信の方がですね、その、ツイスターゲームとか、歌コラボとかですね、そっちの方が良いんじゃないでしょうか」
それを分かっているからか光は超早口で断り文句を並べ立てていた。
「え?光ちゃんの動画滅茶苦茶面白かったじゃん。だから大丈夫だって。強み出てるからどっちの視聴者も喜んでくれるって絶対」
「え、あっ、その、アレはあくまで動画ですから。それに、アレが面白かったのはあくまでスタッフの方が体を張ってくださったからで……」
スタッフが体を張る料理配信ってなんだよ。裸で揚げ物でもさせたのか?
「大丈夫だって。心配ならハルちゃんも来てくれるって言ってたよ」
「え」
絶対言ってないだろ。誰がゲテモノ料理を作る奴と料理オフコラボがしてえんだ。
「うん、ハルも参加したい!二人の料理配信とか絶対面白いでしょ?一番近くで見てたいもん」
マジかこいつ。知らないからとかじゃなくて完全に配信を見た上で参加したいって言ってやがる。
確かに視聴数が取れそうな配信だろうが……
流石個人勢として人気を確立しているだけはある。
「じゃあ決まりで良いかな?」
その好機を見逃さなかったリラは決定に持って行こうとしていた。
「うん!」
「勿論!」
「オッケー!!楽しみに待ってるね!」
「え、あ、ちょっと」
光の否定を待たず、コラボが決定してしまった。
「ってわけで私とハルちゃんと光ちゃんとタツマキちゃんは多数派で確定かな?あとコラボするって言いだしてからずっと苦笑いしていたヘストさんも多分こっち側だね」
リラは完全にゲームの事を忘れていたかと思っていたが、ちゃんとワードウルフを意識していたようだ。
「もしかして多数派を絞る為にやってくれていたんですか?星見さん」
「勿論!これはいつもの配信じゃなくてちゃんとした場だからね~」
「ってことはあのコラボの件も?」
「いやそれは決定したじゃん」
「そんなあ……」
光は再び絶望に突き落とされ、がっくりとうなだれていた。
「正直な話なんでお前らがそこまで盛り上がっていたのかは分からないが、全員多数派のようだしとりあえず残りの奴らでそれぞれ無実を晴らしていけば良いか?」
「そうだね~」
「じゃあ配信外でもそれをやっているかって質問に答えていくのはどうだ?」
「良いね!皆のその辺りの事情は気になるし」
ハヤサカの提案にリラが乗っかり、この質問を答えていくことに決まった。
『それでは結果を発表いたします。7人が修士さん、1人が秋村ヘストさん、2人が奏多さんとなりました。では早速、修士さんにお題を聞いてみましょう。あなたのお題は何ですか?』
「【大学】です」
『というわけで【仕事】を引いた多数派の皆さんの勝利となります!』
「ですよね~」
「流石に簡単すぎたね」
「そうですね。アレ聞いたら絶対に分かっちゃいますもん」
一応多数派の勝利なので皆喜ぶかと思ったが、アメサンジの面々は正解して当然だよねという雰囲気だった。
「何故分かったんだ?」
気になったので聞いてみることに。
「士くんは大学院の研究室でこの世の地獄を見ているから」
と奏多が説明してくれた。
「そうなのか。大学って大変な場所なんだな」
アスカを見ている感じ大学は楽で楽しい所にしか見えないんだが、想像以上に大変なんだな。
あいつも裏で努力しているのかもしれないな。
いや、無いな。アスカは毎日夜更かししては昼過ぎに起きているしな。
「いや、普通はそんなことは無いよ。基本的に楽しい日々が待ってると思う。士くんみたいにほぼ毎日遅い時間まで研究室に幽閉される人はそうそういないから」
「九重さん、水晶さん。数年後に大学生になった際は、研究室だけは入念に調べておいてください。やりたい研究だからという理由で選んで後悔しないように」
そう語る士の目は達観しているように見えた。
『では次のお題です。スタッフさんお願いします』
次に渡されたお題は【料理配信】。そういやながめの正体を知ったのがこの配信だったな。
あの時は本当に驚いた。まさか声も作らずキャラも設定せずにありのままの葵そのものでVtuber活動を行っているとは。
その上で俺以外に身バレしていないの本当になんなんだろうな。俺もそっち方面でやれば良かったのか?
葵よりはマシだがほぼ素で配信している樹と宮崎さんも身バレしていないらしいし。今度地声で配信してやろうか。
とそんなことはどうでもいい。ゲームに集中せねば。
お題が料理配信ってことは対抗も何かしらの配信がお題だろうか。
『皆さんお題は確認しましたか?では話し合いを始めます!』
先程と同じゴングが鳴り、ゲームが始まった。
「ねえハヤサカ、この配信好き?」
それと同時に奏多がハヤサカにピンポイントで質問した。
「ん?まあ嫌いではねえな」
「うん、ありがとう。ちょっと聞いてみただけ」
奏多はハヤサカの反応を見て一人納得したかのように頷いていた。
ハヤサカと料理配信に何か深い関係でもあるんだろうか?
「ねえねえタツマキちゃん。この配信は得意?」
言葉だけだとただの質問なんだが、星見リラは何やら悪意めいた表情をしていた。
「当然!この私だよ!?」
それに対してタツマキは自信満々に答えていた。
ああ、あの配信は風野タツマキがやっていたのか。
約半年程前、ツリッターをエゴサ目的で眺めていると、とある食べ物の写真がリツイートで流れてきたことがある。
それは真っ黒なヘドロのような液体とも固体とも言えない何かである。
アレを見た翌日の朝はご飯が喉を通らなかったことを覚えている。
ツイート主は視聴者だったため誰の料理か分からなかったが、多分タツマキがアレを作ったんだろう。
「そうだよね。聞いてごめんね、タツマキちゃん。でお願いがあるんだけど、光ちゃんとこれでコラボ配信してくれない?」
「良いよ!光ちゃんとはいつか二人でコラボしたいって思ってたし!よろしくね」
「うげっ」
2人の会話を聞いていた光は到底女の子が出してはいけない声を出していた。
気持ちは分かる。ゲテモノを作る奴と一緒に料理したら食わないといけないもんな。
どちらかの家でのオフコラボになるだからスタッフが美味しく頂きましたという魔法のワードも使えないから逃げようがない。
「わたくしは別の配信がしたいかな~って思いますね。ほら、視聴者を喜ばせるには、もっとお互いの強みを活かした配信の方がですね、その、ツイスターゲームとか、歌コラボとかですね、そっちの方が良いんじゃないでしょうか」
それを分かっているからか光は超早口で断り文句を並べ立てていた。
「え?光ちゃんの動画滅茶苦茶面白かったじゃん。だから大丈夫だって。強み出てるからどっちの視聴者も喜んでくれるって絶対」
「え、あっ、その、アレはあくまで動画ですから。それに、アレが面白かったのはあくまでスタッフの方が体を張ってくださったからで……」
スタッフが体を張る料理配信ってなんだよ。裸で揚げ物でもさせたのか?
「大丈夫だって。心配ならハルちゃんも来てくれるって言ってたよ」
「え」
絶対言ってないだろ。誰がゲテモノ料理を作る奴と料理オフコラボがしてえんだ。
「うん、ハルも参加したい!二人の料理配信とか絶対面白いでしょ?一番近くで見てたいもん」
マジかこいつ。知らないからとかじゃなくて完全に配信を見た上で参加したいって言ってやがる。
確かに視聴数が取れそうな配信だろうが……
流石個人勢として人気を確立しているだけはある。
「じゃあ決まりで良いかな?」
その好機を見逃さなかったリラは決定に持って行こうとしていた。
「うん!」
「勿論!」
「オッケー!!楽しみに待ってるね!」
「え、あ、ちょっと」
光の否定を待たず、コラボが決定してしまった。
「ってわけで私とハルちゃんと光ちゃんとタツマキちゃんは多数派で確定かな?あとコラボするって言いだしてからずっと苦笑いしていたヘストさんも多分こっち側だね」
リラは完全にゲームの事を忘れていたかと思っていたが、ちゃんとワードウルフを意識していたようだ。
「もしかして多数派を絞る為にやってくれていたんですか?星見さん」
「勿論!これはいつもの配信じゃなくてちゃんとした場だからね~」
「ってことはあのコラボの件も?」
「いやそれは決定したじゃん」
「そんなあ……」
光は再び絶望に突き落とされ、がっくりとうなだれていた。
「正直な話なんでお前らがそこまで盛り上がっていたのかは分からないが、全員多数派のようだしとりあえず残りの奴らでそれぞれ無実を晴らしていけば良いか?」
「そうだね~」
「じゃあ配信外でもそれをやっているかって質問に答えていくのはどうだ?」
「良いね!皆のその辺りの事情は気になるし」
ハヤサカの提案にリラが乗っかり、この質問を答えていくことに決まった。
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