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異世界サバイバル
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異世界に転移した。
修学旅行先で木刀を買って遊んでいたらきてしまった。
異世界転移モノをよく読んでいたのでウキウキだった。
俺はレベルはないのかと近くにいたウサギのような生き物を木刀で叩いた。
剣道部の経験が生きた瞬間だった。一撃でウサギは大ダメージを負ったようで虫の息だった。
特に理由もなく剣道部に入っていたが、人生で役に立つことがあるとは思わなかった。
倒すと経験値が入ったかのようなアナウンスがあった。
つまりレベル制の世界だ。殺せば殺すほど強くなるんだ。
味をしめた俺はウサギを倒しまくった。
流石にレベルは然程上がらなかった。まあ一生かけてレベルを上げるのに簡単に上がるのはおかしいか。
それでもレベル1だったこともあり3にはなった。
ウサギを叩くと最初はギリギリ生きていたが、今では一撃で倒しきれるようになった。
ちょっとした成長だ。
そんなことをしていると日が暮れた。そろそろ飯を食わないといけない。
ここで気付いた。火がない。
火がないのでウサギを食べることができない。
ただの人間が生肉を食べるのは死に直結しかねない。
ここで自分の軽率さに嘆いた。
魚だったら生でも食べられるのに。
近くに川があるのはウサギ狩りの最中に気付いていた。
仕方なく魚を取ることになった。
とはいっても釣り具なんてものはない。頼れるのは自分の体のみ。そんな状態で取れるのかどうか不安だった。
しかし別に問題なかった。身体能力が向上したおかげで石を使い川をせき止められた。少しずつ魚を追い詰めて一匹ずつ捕まえた。
そして俺は念のために木刀でトドメを刺してから素手で皮を剥いだ。
そのままかぶりついてみた。
不味かった。でも食べるしかない。
とりあえず腹は満たせたので安心して寝た。
翌日、俺は流石に美味い飯が食いたかった。
試しに火を起こすことができないか試してみることにした。
少し大きめの木と小さな枝を擦り合わせて火を起こす。
そんな原始的な方法だ。
しかし当然のごとく上手くいかなかった。
それはそうだ。そもそもこの方法で上手くいってる例を殆ど見たことがない。
俺は生の状態でしか食べ物を口にできない生活をする羽目になった。
昼間は木刀片手にそこら辺の生き物を倒し、夜が近くなったら魚を捕まえる。
そんな生活が1週間ほど続いた。
俺はいつも通り日課をこなそうとしたら武装した集団がいた。
そして俺は見つかり保護された。
今まで人なんて一切来なかったのにどうしてだろうと思ったので理由を聞いてみた。
それによると、ここら辺の生き物が大量に逃げてきていることと、川から流れてくる水の量が急激に減ったことの原因の調査らしい。
全部俺の仕業だけど恥ずかしいので黙っていることにした。
修学旅行先で木刀を買って遊んでいたらきてしまった。
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俺はレベルはないのかと近くにいたウサギのような生き物を木刀で叩いた。
剣道部の経験が生きた瞬間だった。一撃でウサギは大ダメージを負ったようで虫の息だった。
特に理由もなく剣道部に入っていたが、人生で役に立つことがあるとは思わなかった。
倒すと経験値が入ったかのようなアナウンスがあった。
つまりレベル制の世界だ。殺せば殺すほど強くなるんだ。
味をしめた俺はウサギを倒しまくった。
流石にレベルは然程上がらなかった。まあ一生かけてレベルを上げるのに簡単に上がるのはおかしいか。
それでもレベル1だったこともあり3にはなった。
ウサギを叩くと最初はギリギリ生きていたが、今では一撃で倒しきれるようになった。
ちょっとした成長だ。
そんなことをしていると日が暮れた。そろそろ飯を食わないといけない。
ここで気付いた。火がない。
火がないのでウサギを食べることができない。
ただの人間が生肉を食べるのは死に直結しかねない。
ここで自分の軽率さに嘆いた。
魚だったら生でも食べられるのに。
近くに川があるのはウサギ狩りの最中に気付いていた。
仕方なく魚を取ることになった。
とはいっても釣り具なんてものはない。頼れるのは自分の体のみ。そんな状態で取れるのかどうか不安だった。
しかし別に問題なかった。身体能力が向上したおかげで石を使い川をせき止められた。少しずつ魚を追い詰めて一匹ずつ捕まえた。
そして俺は念のために木刀でトドメを刺してから素手で皮を剥いだ。
そのままかぶりついてみた。
不味かった。でも食べるしかない。
とりあえず腹は満たせたので安心して寝た。
翌日、俺は流石に美味い飯が食いたかった。
試しに火を起こすことができないか試してみることにした。
少し大きめの木と小さな枝を擦り合わせて火を起こす。
そんな原始的な方法だ。
しかし当然のごとく上手くいかなかった。
それはそうだ。そもそもこの方法で上手くいってる例を殆ど見たことがない。
俺は生の状態でしか食べ物を口にできない生活をする羽目になった。
昼間は木刀片手にそこら辺の生き物を倒し、夜が近くなったら魚を捕まえる。
そんな生活が1週間ほど続いた。
俺はいつも通り日課をこなそうとしたら武装した集団がいた。
そして俺は見つかり保護された。
今まで人なんて一切来なかったのにどうしてだろうと思ったので理由を聞いてみた。
それによると、ここら辺の生き物が大量に逃げてきていることと、川から流れてくる水の量が急激に減ったことの原因の調査らしい。
全部俺の仕業だけど恥ずかしいので黙っていることにした。
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