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そして目的地に着いた俺はインターホンを押した。すると数秒後、玄関の扉が開いた。
「久しぶり」
「久しぶり?まあ、数か月会ってないから久しぶりだね。で、そこの方が……?」
「卯月杏奈です。いつも飛鳥さんにお世話になっております」
「こちらこそ、如月夏希です。うちの飛鳥を採用してもらって本当にありがとう」
というわけで、今日やってきたのは孤児院だ。
「というわけで今日はよろしくね」
「こっちこそだよ。とりあえず二人とも上がってもらって」
そして夏希の案内で孤児院の建物内に入った。
「あ!飛鳥兄ちゃん!!」
「久しぶり!!!!」
廊下を歩いていると、通りがかった部屋で遊んでいた二人が俺の存在に気づき、近寄ってきた。
「久しぶり、夏希の言うことはちゃんと聞いてた?」
「うん!ちゃんと聞いてるよ!!」
「勿論!」
「そう言う割には消灯時間後に庭で遊んでいるようだけど?」
「あ、遊んでないよ、ね!湊!」
「そ、そうだよ。遊んでないよ!」
「じゃあこれはどういうことかな?」
そう言って夏希はデジカメの画面を子供たちに見せていた。
「いつの間に……!!」
「うるさいなあって思って様子を見たら庭で楽しそうに遊んでいたから写真を撮ったんだよ。気づかないとでも思っていたの?」
「「ご、ごめんなさい!!!」」
悪事がバレた二人は一目散に逃げていった。
「ったく、後でお説教かな」
「とりあえず、元気にしているみたいだね」
「まあね。最近はより一層子供たちが活発的になっていてね。むしろ困っているくらいだよ」
「何かあったっけ?」
「僕も飛鳥兄ちゃんみたいに何があってもへこたれない強い探索者になるんだ!って」
「俺?」
ここに戻ってきた時に見せた俺って探索者を諦めた直後でなんなら探索者になるやる気を削ぎそうなものだけど。
「うん。あれだけ塞ぎこんでいたのに再度探索者として立ち上がって、健太と弥生に肩を並べるくらい強くなったって話を弥生から聞いて、カッコいい、飛鳥みたいになりたいって思ったんだって」
「そうなんだ」
「まあ、運動を頑張るだけで勉強は全く頑張ってくれないんだけどね……」
「まだ受験とかよくわかってないだろうからね……」
「と卯月さんごめんなさいね。さっさと行きましょうか」
「私は構いませんよ。楽しく見させていただいていましたので。カッコいいらしいわね、飛鳥くん?昨日の動画見せたらどういう反応するかしら……?」
「撮ってたの……?」
「勿論。自分の動きを確認するのはトレーニングでは大事なのよ。まさかこういう形で役に立つとは思っていなかったけれど」
「やめてね。絶対に」
多分大丈夫だとは思うけれど、もし仮に笑顔を浮かべていた場合のダメージがあまりにも大きすぎるから。
「どうしようかしらね」
「なんの動画?」
と交渉をしていると、夏希に興味を持たれてしまった。
「昨日の訓練の動画よ」
「訓練?良いじゃん。見せてよ」
「ダメ」
「ダメなの?強くなった飛鳥を見たかったんだけど」
「それはおいおいね」
「今スマホに動画が入っていますけど、見ますか?」
「え、良いの!?」
「ダメだよ!」
と杏奈さんが嬉々として夏希に動画を見せようとしたので全力で阻止した。
「じゃあ座って座って。私はお茶入れてくるから」
そして来客用の部屋に着いた俺たちはソファに座り、夏希はお茶を入れにキッチンに向かった。
「建物自体は年季が入っているようだけれど、この部屋はとても綺麗ね。それに置いてある家具もとても良いものばかり。今私たちが座っているソファとかかなりの品なんじゃない?」
「前院長の方針でね。人を招く場所はしっかり金をかけるべきだって言って私財を投げ打って整えたらしいんだ」
「そうなの」
「うん。基本的に孤児院貧しいからこそ外からの客は大事だからって。まあ、半分くらい趣味だとは思うけれど」
孤児院の来客部屋が綺麗すぎたら寄付金を院長が着服しているんじゃないかって勘違いされそうだから敬遠されるんじゃないかって考えるのが普通だし。
夏希は一応それに従ってここの掃除を入念にしているものの、前院長がここを改装しだしたときはブチギレだった。
「前院長、そう……」
「勘違いしていると思うから訂正しておくけど、前院長はまだ生きているからね。まだ60なったばかりだし」
「そうなの?」
「うん。後継者の夏希が十分に育ったから、これから私は世界に名を轟かせるインテリアコーディネーターになるんだって言ってイギリスに飛んで行ったんだ」
「それはまた変わった人ね。でも確かにそういう人ならこの部屋が綺麗なのも頷けるわ」
「でしょ」
「お待たせ。粗茶ですがどうぞ」
丁度現院長の夏希が戻ってきてお茶を出してくれた。
ちなみに、このお茶は静岡産の高級な茶葉を使ったお茶だ。これは前院長の趣味ではなく、夏希の趣味である。
「ありがとうございます」
ただし、ゲテモノ飲料ですら気にせず購入してしまう杏奈さんは残念ながらお茶の値段は分からないらしく、飲んでも気づく気配はなかった。
「久しぶり」
「久しぶり?まあ、数か月会ってないから久しぶりだね。で、そこの方が……?」
「卯月杏奈です。いつも飛鳥さんにお世話になっております」
「こちらこそ、如月夏希です。うちの飛鳥を採用してもらって本当にありがとう」
というわけで、今日やってきたのは孤児院だ。
「というわけで今日はよろしくね」
「こっちこそだよ。とりあえず二人とも上がってもらって」
そして夏希の案内で孤児院の建物内に入った。
「あ!飛鳥兄ちゃん!!」
「久しぶり!!!!」
廊下を歩いていると、通りがかった部屋で遊んでいた二人が俺の存在に気づき、近寄ってきた。
「久しぶり、夏希の言うことはちゃんと聞いてた?」
「うん!ちゃんと聞いてるよ!!」
「勿論!」
「そう言う割には消灯時間後に庭で遊んでいるようだけど?」
「あ、遊んでないよ、ね!湊!」
「そ、そうだよ。遊んでないよ!」
「じゃあこれはどういうことかな?」
そう言って夏希はデジカメの画面を子供たちに見せていた。
「いつの間に……!!」
「うるさいなあって思って様子を見たら庭で楽しそうに遊んでいたから写真を撮ったんだよ。気づかないとでも思っていたの?」
「「ご、ごめんなさい!!!」」
悪事がバレた二人は一目散に逃げていった。
「ったく、後でお説教かな」
「とりあえず、元気にしているみたいだね」
「まあね。最近はより一層子供たちが活発的になっていてね。むしろ困っているくらいだよ」
「何かあったっけ?」
「僕も飛鳥兄ちゃんみたいに何があってもへこたれない強い探索者になるんだ!って」
「俺?」
ここに戻ってきた時に見せた俺って探索者を諦めた直後でなんなら探索者になるやる気を削ぎそうなものだけど。
「うん。あれだけ塞ぎこんでいたのに再度探索者として立ち上がって、健太と弥生に肩を並べるくらい強くなったって話を弥生から聞いて、カッコいい、飛鳥みたいになりたいって思ったんだって」
「そうなんだ」
「まあ、運動を頑張るだけで勉強は全く頑張ってくれないんだけどね……」
「まだ受験とかよくわかってないだろうからね……」
「と卯月さんごめんなさいね。さっさと行きましょうか」
「私は構いませんよ。楽しく見させていただいていましたので。カッコいいらしいわね、飛鳥くん?昨日の動画見せたらどういう反応するかしら……?」
「撮ってたの……?」
「勿論。自分の動きを確認するのはトレーニングでは大事なのよ。まさかこういう形で役に立つとは思っていなかったけれど」
「やめてね。絶対に」
多分大丈夫だとは思うけれど、もし仮に笑顔を浮かべていた場合のダメージがあまりにも大きすぎるから。
「どうしようかしらね」
「なんの動画?」
と交渉をしていると、夏希に興味を持たれてしまった。
「昨日の訓練の動画よ」
「訓練?良いじゃん。見せてよ」
「ダメ」
「ダメなの?強くなった飛鳥を見たかったんだけど」
「それはおいおいね」
「今スマホに動画が入っていますけど、見ますか?」
「え、良いの!?」
「ダメだよ!」
と杏奈さんが嬉々として夏希に動画を見せようとしたので全力で阻止した。
「じゃあ座って座って。私はお茶入れてくるから」
そして来客用の部屋に着いた俺たちはソファに座り、夏希はお茶を入れにキッチンに向かった。
「建物自体は年季が入っているようだけれど、この部屋はとても綺麗ね。それに置いてある家具もとても良いものばかり。今私たちが座っているソファとかかなりの品なんじゃない?」
「前院長の方針でね。人を招く場所はしっかり金をかけるべきだって言って私財を投げ打って整えたらしいんだ」
「そうなの」
「うん。基本的に孤児院貧しいからこそ外からの客は大事だからって。まあ、半分くらい趣味だとは思うけれど」
孤児院の来客部屋が綺麗すぎたら寄付金を院長が着服しているんじゃないかって勘違いされそうだから敬遠されるんじゃないかって考えるのが普通だし。
夏希は一応それに従ってここの掃除を入念にしているものの、前院長がここを改装しだしたときはブチギレだった。
「前院長、そう……」
「勘違いしていると思うから訂正しておくけど、前院長はまだ生きているからね。まだ60なったばかりだし」
「そうなの?」
「うん。後継者の夏希が十分に育ったから、これから私は世界に名を轟かせるインテリアコーディネーターになるんだって言ってイギリスに飛んで行ったんだ」
「それはまた変わった人ね。でも確かにそういう人ならこの部屋が綺麗なのも頷けるわ」
「でしょ」
「お待たせ。粗茶ですがどうぞ」
丁度現院長の夏希が戻ってきてお茶を出してくれた。
ちなみに、このお茶は静岡産の高級な茶葉を使ったお茶だ。これは前院長の趣味ではなく、夏希の趣味である。
「ありがとうございます」
ただし、ゲテモノ飲料ですら気にせず購入してしまう杏奈さんは残念ながらお茶の値段は分からないらしく、飲んでも気づく気配はなかった。
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