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36話
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「にしても、妹は短期間でよくここまで成長できたものだな。姉として非常に喜ばしい」
「ほんとうに異次元のペースですよね」
出会った当初ですら同世代でダントツトップだったのに、今ではそれを軽く引き離している。
「これなら私を超えてくれるのかもしれないな……」
「麗奈さんより早いんですか?」
「当然だ。環境による差を考慮しても、当時の私がここまで成長できていた自信はない」
「ということはある意味で麗奈さんを追い越しているんですね」
本人は納得しないだろうが、今の杏奈さんは麗奈さんよりも凄いらしい。
「まあ、当時の私と今の妹が直接対決したら私が勝ってしまうのだがな!」
「え?」
レベルって探索者の中で何よりも大事なものじゃありませんでしたっけ。
杏奈さんは別に同レベルの人と比べて実力が劣るわけでもないし、何なら勝っている部分すらあるだろう。そんな杏奈さんをレベルが低い状態で倒す。流石に無茶な話ではなかろうか。
「私は姉だからな。妹には負けない」
「そういうものなんですか?」
「ああ、姉は最強なのだ」
「姉は最強、ですか……」
俺には孤児院の皆という家族のような人たちは居たし、姉みたいな人も居たけれど、血の繋がった本当の姉が居たわけでは無いのでそこらへんはいまいち分からない。
「と私の冗談はどうでも良いんだ。愛しの妹の戦闘を見るぞ」
「はい」
それからは特に会話を交わすことなく、杏奈さんの戦闘を見た。
「はい、お疲れ様。これで試験は終了だよ」
「はあ、はあ、ありがとう、ござい、ました……」
涼し気な顔で試験終了を宣言する氷浦さんに対し、杏奈さんは息があがりきって立っているのですらやっとのようだった。
「えっと、そっちはもう結果とかも全て言ってあるのかな?」
「ああ。飛鳥の実力に少し気になるところはあったのだが、昇級試験は見事合格。そして妹の生涯のパートナーとしても合格だった」
「生涯のパートナーって」
仲間としてふさわしいかどうかを確かめに来ているのは分かっていたけれど、まさかそこまで考えて見られていたとは思わなかった。
「私は飛鳥と妹が結婚することを歓迎するぞ。もっと個人的な話をすると飛鳥の方が卯月に苗字を変えてほしい。やはり妹とはずっと同じ苗字でいたいからな。やはり繋がりは多ければ多いほどいいからな」
「……」
麗奈さんが美人な姉だから今までのシスコンぶりは微笑ましいとかそのレベルでスルー出来たのだが、流石にそれは気持ち悪い。
「と、とりあえず、杏奈さんの方の試験結果を報告させてもらうよ。二人とも覚悟は良い?」
「「はい」」
「今回、杏奈さんはA級試験に不合格となりました」
「どうしてですか?」
外から見ている感じ、杏奈さんの能力に不足があったように感じられなかったので、俺は思わずそう言ってしまった。
「一緒に探索者として活動していて、今回の試験を途中から観戦していた如月君としては不思議に思うだろうね」
「私はA級として完璧だと思ったのですが。一体どこが駄目なんでしょうか……?」
不合格の理由は杏奈さんも理解できないらしく、氷浦さんに同じく質問していた。
「そうだね、先に良かった点から話そうか。一番良かったのは防御力、厳密には回避力だね。あそこまで僕の攻撃を避けられるのであれば多少耐久が怪しくても問題ないよね。で、その影響からか対人戦闘能力も高かった。有り余る回避能力をカウンターに活かすことが出来ていた点は非常に良いと思う」
「ありがとうございます」
この二点に関しては、恐らく二人でダンジョンに潜っていた時のボス戦で引き付ける役割をずっと担ってくれていたことで強く成長していたのだと思う。
実際、昇級条件を満たした回のボス戦では見るからに余裕そうに立ち回っていた。
「それもあって、二人がこちらに来た時にはその部分のチェックは必要ないからと攻撃を止め、防御に徹していたわけなんだ。残る一点、攻撃力が気になっていたからね」
「攻撃力、ですか?」
杏奈さんの攻撃力に問題とかあったっけ?
「そう、攻撃力。多分攻撃力が異様に高い如月君が味方にいるせいで全く問題にはならなかったんだろうけど、杏奈さんの一撃の攻撃力はAランクの水準には全く届いていない。なんならB級になりたての子の方が強いかもしれない」
「杏奈さんのレベルってそんなに低くないですよ……?」
俺と違い、杏奈さんは皆と同じようにレベルが上がり、順当に強くなっていっている。そして、杏奈さんのレベルは40後半。B級なりたての人たちと比べられる程度の攻撃力ではないはずだ。
「そうだね。移動スピードとかを見ている限り、レベルは全く低くはない。といっても、A級昇級に必要な標準レベルとされている50レベルにはぎりぎり届いていないようだけれどね。48くらいかな?」
正しくは47だが、杏奈さんのレベルはあっさりと見破られていた。
「ただ、攻撃力以外の分野に関しては十分すぎるほどに足りていたから無謀では無いよ。だけど、杏奈さんの攻撃力はその水準にすら届いていなかった。理由は分かるかな?」
「理由、ですか……?」
杏奈さんは氷浦さんからの突然の問いに困惑しているようだった。
「そう、理由。でもその様子だと分からないみたいだね。杏奈さん、君は手数を重視するあまり必要最低限の威力しか乗せない癖がついている」
「そんなはずは……!」
「じゃあ試しに如月君に攻撃してみてよ」
「氷浦、飛鳥の耐久力の水準はAランクに届いていないのだが大丈夫か?」
「そうなの?まあ、大丈夫だと思うよ」
「だそうだ。妹よ。攻撃してみろ」
「知りませんよ……」
「ほんとうに異次元のペースですよね」
出会った当初ですら同世代でダントツトップだったのに、今ではそれを軽く引き離している。
「これなら私を超えてくれるのかもしれないな……」
「麗奈さんより早いんですか?」
「当然だ。環境による差を考慮しても、当時の私がここまで成長できていた自信はない」
「ということはある意味で麗奈さんを追い越しているんですね」
本人は納得しないだろうが、今の杏奈さんは麗奈さんよりも凄いらしい。
「まあ、当時の私と今の妹が直接対決したら私が勝ってしまうのだがな!」
「え?」
レベルって探索者の中で何よりも大事なものじゃありませんでしたっけ。
杏奈さんは別に同レベルの人と比べて実力が劣るわけでもないし、何なら勝っている部分すらあるだろう。そんな杏奈さんをレベルが低い状態で倒す。流石に無茶な話ではなかろうか。
「私は姉だからな。妹には負けない」
「そういうものなんですか?」
「ああ、姉は最強なのだ」
「姉は最強、ですか……」
俺には孤児院の皆という家族のような人たちは居たし、姉みたいな人も居たけれど、血の繋がった本当の姉が居たわけでは無いのでそこらへんはいまいち分からない。
「と私の冗談はどうでも良いんだ。愛しの妹の戦闘を見るぞ」
「はい」
それからは特に会話を交わすことなく、杏奈さんの戦闘を見た。
「はい、お疲れ様。これで試験は終了だよ」
「はあ、はあ、ありがとう、ござい、ました……」
涼し気な顔で試験終了を宣言する氷浦さんに対し、杏奈さんは息があがりきって立っているのですらやっとのようだった。
「えっと、そっちはもう結果とかも全て言ってあるのかな?」
「ああ。飛鳥の実力に少し気になるところはあったのだが、昇級試験は見事合格。そして妹の生涯のパートナーとしても合格だった」
「生涯のパートナーって」
仲間としてふさわしいかどうかを確かめに来ているのは分かっていたけれど、まさかそこまで考えて見られていたとは思わなかった。
「私は飛鳥と妹が結婚することを歓迎するぞ。もっと個人的な話をすると飛鳥の方が卯月に苗字を変えてほしい。やはり妹とはずっと同じ苗字でいたいからな。やはり繋がりは多ければ多いほどいいからな」
「……」
麗奈さんが美人な姉だから今までのシスコンぶりは微笑ましいとかそのレベルでスルー出来たのだが、流石にそれは気持ち悪い。
「と、とりあえず、杏奈さんの方の試験結果を報告させてもらうよ。二人とも覚悟は良い?」
「「はい」」
「今回、杏奈さんはA級試験に不合格となりました」
「どうしてですか?」
外から見ている感じ、杏奈さんの能力に不足があったように感じられなかったので、俺は思わずそう言ってしまった。
「一緒に探索者として活動していて、今回の試験を途中から観戦していた如月君としては不思議に思うだろうね」
「私はA級として完璧だと思ったのですが。一体どこが駄目なんでしょうか……?」
不合格の理由は杏奈さんも理解できないらしく、氷浦さんに同じく質問していた。
「そうだね、先に良かった点から話そうか。一番良かったのは防御力、厳密には回避力だね。あそこまで僕の攻撃を避けられるのであれば多少耐久が怪しくても問題ないよね。で、その影響からか対人戦闘能力も高かった。有り余る回避能力をカウンターに活かすことが出来ていた点は非常に良いと思う」
「ありがとうございます」
この二点に関しては、恐らく二人でダンジョンに潜っていた時のボス戦で引き付ける役割をずっと担ってくれていたことで強く成長していたのだと思う。
実際、昇級条件を満たした回のボス戦では見るからに余裕そうに立ち回っていた。
「それもあって、二人がこちらに来た時にはその部分のチェックは必要ないからと攻撃を止め、防御に徹していたわけなんだ。残る一点、攻撃力が気になっていたからね」
「攻撃力、ですか?」
杏奈さんの攻撃力に問題とかあったっけ?
「そう、攻撃力。多分攻撃力が異様に高い如月君が味方にいるせいで全く問題にはならなかったんだろうけど、杏奈さんの一撃の攻撃力はAランクの水準には全く届いていない。なんならB級になりたての子の方が強いかもしれない」
「杏奈さんのレベルってそんなに低くないですよ……?」
俺と違い、杏奈さんは皆と同じようにレベルが上がり、順当に強くなっていっている。そして、杏奈さんのレベルは40後半。B級なりたての人たちと比べられる程度の攻撃力ではないはずだ。
「そうだね。移動スピードとかを見ている限り、レベルは全く低くはない。といっても、A級昇級に必要な標準レベルとされている50レベルにはぎりぎり届いていないようだけれどね。48くらいかな?」
正しくは47だが、杏奈さんのレベルはあっさりと見破られていた。
「ただ、攻撃力以外の分野に関しては十分すぎるほどに足りていたから無謀では無いよ。だけど、杏奈さんの攻撃力はその水準にすら届いていなかった。理由は分かるかな?」
「理由、ですか……?」
杏奈さんは氷浦さんからの突然の問いに困惑しているようだった。
「そう、理由。でもその様子だと分からないみたいだね。杏奈さん、君は手数を重視するあまり必要最低限の威力しか乗せない癖がついている」
「そんなはずは……!」
「じゃあ試しに如月君に攻撃してみてよ」
「氷浦、飛鳥の耐久力の水準はAランクに届いていないのだが大丈夫か?」
「そうなの?まあ、大丈夫だと思うよ」
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「知りませんよ……」
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