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18話
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「ここだよ」
そう言って連れてこられたのは研究所の地下。しかし研究を行う場所という感じではなく、ただ地下にある陸上競技場みたいだった。
「とりあえず、○○m走のスキルをそれぞれ獲得してもらおうと思います。まずは100cm走から」
「1m走って。普通50mからじゃないんですかね」
そもそもそんな意味不明な徒競走は存在するのだろうか。
「でも実際にあるんだよ」
「そうなんですね。とりあえず獲得してみます」
この世は広いんだなあ。
俺は言われるがままに1m走を10回こなし、【1m走[初級]】を獲得した。
「とりあえず初級は獲得しました」
「あれ?10回?」
明らかに1m走をやったことが無い人の反応だったのに10回でスキルを獲得した事に驚いているようだった。
「単に【スキル特訓】を獲得しているからじゃないですか」
「ああ、そうか!完全に頭から抜けちゃってた。誰も取らないスキルだからさ」
「大事な5枠の内一つを消費するのは流石にアホらしいですからね」
「だよね、でもそれなら結構話が変わるよ。先に言ってよ飛鳥君」
「知った上でこの方針だと思っていたので……」
スキルを研究した人が目立ちそうなスキルを見落とすとは思わないじゃないですか。
俺と同じ境遇の人が100人居たら99人はこのスキル獲得すると思うんですが。
「というわけでちょっと待ってて」
そう言い残して蓮見さんはどこかに消えていった。
「オッケー。じゃあ始めよっか」
数分後、先程と一切変わりの無い状態で戻ってきた蓮見さん。
「何してきたんですか?」
「職員さんに次の特訓内容の指示をしてきた」
「他に職員いたんですね」
今日ここに来るまでに蓮見さん以外の人を見た記憶がない。
「居るよ。AIだけど」
「人は居ないんですね……」
「当然でしょ。スキルに興味がある子なんてほとんど居ないんだから」
「確かに」
このギルドの研究員になれるくらい優秀でエリート志向な人が何の利益にもならなそうな研究をするわけが無いか。
そういう変人たちは大学で教授になって好き勝手やるよね。
「というわけで続けるよ」
俺はそこから日が暮れるまで、延々とスキル獲得の特訓と身体能力の計測を繰り返させられた。
「お疲れ様」
特訓が終了し、その場で倒れ込んでいた俺に缶コーヒーを手渡してきた杏奈さん。
「どこに居たの?」
「ダンジョン。レベル上げをしていたわ。あなただけ強くなっているのを見ているわけにはいかないから」
「なるほどね、そっちこそお疲れ様。大変だったでしょう?」
俺も杏奈さんも強くなるための行動ではあるが、杏奈さんの方は命がかかっているから大変さで言えば杏奈さんの方に軍配が上がると思う。
こっちも普通に疲れたけど。100㎞位を5時間で走らせるとか狂ってるよ。探索者としては遅めのペースかもしれないけど、その中に全力ダッシュがかなりの本数含まれていたからね。
「相手が弱かったからこっちは単なる流れ作業よ。敵が現れた瞬間に頭を切り落とすだけだから」
「切り落とすだけって。多分ここの近くにあるDランクダンジョンだよね?」
「ええ。あの程度散歩同然よ」
「そんな簡単に言わないでくれませんかね……」
Dランクダンジョンは適正レベルが20以上であり、ウチの高校三年生の平均レベルの2倍を要求するちゃんと高難易度なダンジョンだ。
そんな場所を散歩なんて言葉で表現しないでください。俺たちにとっては死地なんですよそこ。
「何弱気になってるの。あなたにはすぐそのレベルを超えてもらう予定だから」
「厳しすぎません!?」
まだレベル10相当とかそこらの男ですよ!?
「大丈夫。24時間フル稼働を何週間かやれば問題無いから」
「無理ですけど!?」
いくらスキルが全ての事象に通じているとしても、睡眠時間を0にして稼働し続けられる程ではないんですよ。
「不可能を可能にするのがダンジョンの力よ。早くそれを飲み切りなさい」
「これ?」
「良いから早く」
今度は何をされるんだろう……
若干の不安を感じつつも缶コーヒーを飲み切った。
「これ、普通の缶コーヒーじゃない……?」
缶コーヒーを飲み切った瞬間、体の疲労や眠気等が完全に取れた。多分今からさっきと同じメニューを繰り返しで行うことになっても耐えきれる自信がある。
「エリクサー入りコーヒーよ。下の穴を見なさい」
「下……?」
意図が掴めなかったが、そのまま下を見る。すると下には小さな穴が開いており、そこをテープでふさがれていた。
「注入したんですね……」
「そういうこと。味は問題無かった?」
「問題はなかったけれども。倫理的にどうなの」
「悪影響があるものじゃないから。それに、私のギルドメンバーになった時点でね?」
「人権はありますよ?六法全書読みますか?」
何を言っているんだ。どんな職に勤めていようが基本的人権はあるんですよ。
「ちなみにそれに使ったエリクサーは大体3万円分位だったかしら」
「是非頑張らせていただきます」
それは先に言っていただかないと困るんですが。
それから2週間ほど、冗談抜きで飯とエリクサー補充以外の時間はスキルを獲得するために動かされ続けた。
最初はここまでお金をかけてくれる杏奈さんの為に頑張らないといけないという気持ちで頑張っていたが、どうやら缶コーヒーに入っているエリクサーも『師走の先』から出ている者だと知って唖然とした。
いくら効率の為とはいえ、超える相手を利用しすぎじゃないですかね。貰えるものは貰うことにしたけどさ。
その成果もあり、
「うん。総合力で言えばBランク上位は軽く凌駕しているんじゃないかな。その中でもAとSに関してはAランクを凌駕すると思うよ」
と蓮見さんに評されるほどに強くなっていた。
「じゃあ早速ダンジョンに行きましょうか」
蓮見さんの評価を聞いた杏奈さんはそのままダンジョンに向かう事を勝手に決定した。
「研究はどうするの……?」
「終わりよ。十分にデータが取れたでしょう?」
「確かにデータは沢山取れたよ。多分ここ十年分くらい」
「というわけで行きましょう」
「う、うん……」
散々利用しておいて勝手な気もするけど、もう慣れてしまった。とりあえずお姉さんに出くわしたら謝罪すればいいや。
そう言って連れてこられたのは研究所の地下。しかし研究を行う場所という感じではなく、ただ地下にある陸上競技場みたいだった。
「とりあえず、○○m走のスキルをそれぞれ獲得してもらおうと思います。まずは100cm走から」
「1m走って。普通50mからじゃないんですかね」
そもそもそんな意味不明な徒競走は存在するのだろうか。
「でも実際にあるんだよ」
「そうなんですね。とりあえず獲得してみます」
この世は広いんだなあ。
俺は言われるがままに1m走を10回こなし、【1m走[初級]】を獲得した。
「とりあえず初級は獲得しました」
「あれ?10回?」
明らかに1m走をやったことが無い人の反応だったのに10回でスキルを獲得した事に驚いているようだった。
「単に【スキル特訓】を獲得しているからじゃないですか」
「ああ、そうか!完全に頭から抜けちゃってた。誰も取らないスキルだからさ」
「大事な5枠の内一つを消費するのは流石にアホらしいですからね」
「だよね、でもそれなら結構話が変わるよ。先に言ってよ飛鳥君」
「知った上でこの方針だと思っていたので……」
スキルを研究した人が目立ちそうなスキルを見落とすとは思わないじゃないですか。
俺と同じ境遇の人が100人居たら99人はこのスキル獲得すると思うんですが。
「というわけでちょっと待ってて」
そう言い残して蓮見さんはどこかに消えていった。
「オッケー。じゃあ始めよっか」
数分後、先程と一切変わりの無い状態で戻ってきた蓮見さん。
「何してきたんですか?」
「職員さんに次の特訓内容の指示をしてきた」
「他に職員いたんですね」
今日ここに来るまでに蓮見さん以外の人を見た記憶がない。
「居るよ。AIだけど」
「人は居ないんですね……」
「当然でしょ。スキルに興味がある子なんてほとんど居ないんだから」
「確かに」
このギルドの研究員になれるくらい優秀でエリート志向な人が何の利益にもならなそうな研究をするわけが無いか。
そういう変人たちは大学で教授になって好き勝手やるよね。
「というわけで続けるよ」
俺はそこから日が暮れるまで、延々とスキル獲得の特訓と身体能力の計測を繰り返させられた。
「お疲れ様」
特訓が終了し、その場で倒れ込んでいた俺に缶コーヒーを手渡してきた杏奈さん。
「どこに居たの?」
「ダンジョン。レベル上げをしていたわ。あなただけ強くなっているのを見ているわけにはいかないから」
「なるほどね、そっちこそお疲れ様。大変だったでしょう?」
俺も杏奈さんも強くなるための行動ではあるが、杏奈さんの方は命がかかっているから大変さで言えば杏奈さんの方に軍配が上がると思う。
こっちも普通に疲れたけど。100㎞位を5時間で走らせるとか狂ってるよ。探索者としては遅めのペースかもしれないけど、その中に全力ダッシュがかなりの本数含まれていたからね。
「相手が弱かったからこっちは単なる流れ作業よ。敵が現れた瞬間に頭を切り落とすだけだから」
「切り落とすだけって。多分ここの近くにあるDランクダンジョンだよね?」
「ええ。あの程度散歩同然よ」
「そんな簡単に言わないでくれませんかね……」
Dランクダンジョンは適正レベルが20以上であり、ウチの高校三年生の平均レベルの2倍を要求するちゃんと高難易度なダンジョンだ。
そんな場所を散歩なんて言葉で表現しないでください。俺たちにとっては死地なんですよそこ。
「何弱気になってるの。あなたにはすぐそのレベルを超えてもらう予定だから」
「厳しすぎません!?」
まだレベル10相当とかそこらの男ですよ!?
「大丈夫。24時間フル稼働を何週間かやれば問題無いから」
「無理ですけど!?」
いくらスキルが全ての事象に通じているとしても、睡眠時間を0にして稼働し続けられる程ではないんですよ。
「不可能を可能にするのがダンジョンの力よ。早くそれを飲み切りなさい」
「これ?」
「良いから早く」
今度は何をされるんだろう……
若干の不安を感じつつも缶コーヒーを飲み切った。
「これ、普通の缶コーヒーじゃない……?」
缶コーヒーを飲み切った瞬間、体の疲労や眠気等が完全に取れた。多分今からさっきと同じメニューを繰り返しで行うことになっても耐えきれる自信がある。
「エリクサー入りコーヒーよ。下の穴を見なさい」
「下……?」
意図が掴めなかったが、そのまま下を見る。すると下には小さな穴が開いており、そこをテープでふさがれていた。
「注入したんですね……」
「そういうこと。味は問題無かった?」
「問題はなかったけれども。倫理的にどうなの」
「悪影響があるものじゃないから。それに、私のギルドメンバーになった時点でね?」
「人権はありますよ?六法全書読みますか?」
何を言っているんだ。どんな職に勤めていようが基本的人権はあるんですよ。
「ちなみにそれに使ったエリクサーは大体3万円分位だったかしら」
「是非頑張らせていただきます」
それは先に言っていただかないと困るんですが。
それから2週間ほど、冗談抜きで飯とエリクサー補充以外の時間はスキルを獲得するために動かされ続けた。
最初はここまでお金をかけてくれる杏奈さんの為に頑張らないといけないという気持ちで頑張っていたが、どうやら缶コーヒーに入っているエリクサーも『師走の先』から出ている者だと知って唖然とした。
いくら効率の為とはいえ、超える相手を利用しすぎじゃないですかね。貰えるものは貰うことにしたけどさ。
その成果もあり、
「うん。総合力で言えばBランク上位は軽く凌駕しているんじゃないかな。その中でもAとSに関してはAランクを凌駕すると思うよ」
と蓮見さんに評されるほどに強くなっていた。
「じゃあ早速ダンジョンに行きましょうか」
蓮見さんの評価を聞いた杏奈さんはそのままダンジョンに向かう事を勝手に決定した。
「研究はどうするの……?」
「終わりよ。十分にデータが取れたでしょう?」
「確かにデータは沢山取れたよ。多分ここ十年分くらい」
「というわけで行きましょう」
「う、うん……」
散々利用しておいて勝手な気もするけど、もう慣れてしまった。とりあえずお姉さんに出くわしたら謝罪すればいいや。
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