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第3章 世界巡り
第60話 (閑話)スパモクの日々[素材狩り]
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これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
-------------------------------------------------------------
※ ス)スパさん モ)モクさん パ)パペさん
ハウスの鶏小屋の上、そこはスパさんとモクさんの休憩スペースと化している。
ス)「いや~、仕事がなくなると心配していたのがウソのように平和ですね~モクさん。」
モ)「そうでござるな~我らには素材狩りという重要な仕事があったので良かったでござる。」
ス)「さすがは主。我らのことも重宝してくれる。」
モ)「そうだの~殿には本当に感謝しかないでござる。」
ス)「しかし、昨日の素材狩り。かなりのゴールドを狩っていたようだが、主は金に困っておるのかの~?」
モ)「それはないでござるよ。これだけの素材、売り払えばひとかどのものとなりましょうぞ。」
ス)「今日、主は町に出ておるらしいが、特に金を売りに行く感じではないようだしの~。」
モ)「そっそうなのか?」
ス)「さすがにあれほどの金塊であれば運ぶのも相当苦労するもの。主から一声かかりそうなものだが・・・」
モ)「確かに・・・」
モ)「殿はお金には執着がないように見えるが。」
ス)「確かに・・・」
ス)「まぁ昨日で言えば私が一番多くの魔物を倒したので、かなりの素材量であったはずだが・・・」
モ)「まぁ昨日で言えば某がハサミで次々に後方へ魔物の死骸を送ったので最も効率がよかったはずだが・・・」
ス)「確かにモクさんはそのハサミで後方に素材を受け渡していたが・・・」
モ)「確かにスパさんは両手が剣なので、多くの魔物を倒していたが・・・」
ス)モ)「「一番、役に断ってのは私(某)だ!!」」
-----バチバチバチ------
ス)「ほう!とうとうモクさんと袂を分かつときが来たか!」
モ)「何をスパさんこそ!たとえ数刻先に生まれた兄のようなスパさんであれど、
殿の寵愛を受けることばかりは譲れませぬ!」
ス)「主の寵愛とあらば、さすがにモクさんであれど譲れぬ!」
モ)「譲れぬ!」
ス)「譲れぬ!」
ス)「譲れぬ!」
モ)「譲れぬ!」
-----バチバチバチ------
パ)「あれ~どうしたんですかお二方とも珍しい。」
モ)ス)「「おぉ、パペ上(どの)!良いところに来られた。」」
パ)<ドキッ!!!!>
ス)「パペどのに是非伺いたいことがある!」(ズイ!)
モ)「そうそう、パペ上であればより殿に近かろう!」(ズイ!)
(ズイ!ズイ!ズイ!)
パ)「ちょっと!どうしたんですか!そんなに殺気立って。
いつも兄弟のように仲がいいお二人には珍しい。
あっちょっと近いです!近いですって!」
モ)「先日の素材狩り。某の方がより多く、素材を後方に受け渡しました。」
ス)「昨日は一番多く魔物を倒しました!」
ス)モ)「「最も、主(殿)の寵愛を受けるにふさわしいのは私(某)ですよね!?」」
パ)「ほう!マスターの寵愛ですか・・・・」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・)
パ)「マスターの生体情報から最初に作られた私を差し置いてマスターの寵愛ですか・・・」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・)
ス)モ)「「パッ、パペさん??」」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・)
パ)「最もマスターの寵愛を受けるにふさわしいのは私です!!!」
(ザッパーン!!!)
パ)「そういえばまだパワーアップした私の実力をお二人は知らなかったですよね~!
今こそ決戦の時!誰がマスターに愛されるべきかを今ここに決してみせましょう!」
パ)ス)モ)「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」」
<<ピーーーーーーーーーーー!!!!>>>
パ)ス)モ)「「「!!!」」」
(5階、牧場エリアでの戦闘は禁止されております。直ちに戦闘を中止してください!!)
ハウスさんの警告音が酪農エリアに鳴り響く!
次の瞬間!!
(しゅおん!)
パ)ス)モ)「「「おわぁぁぁぁ!!!」」」
パペさん、スパさん、モクさんの周りを、球体状の魔力障壁が覆った。
ス)「なっなんなんですかこれは?」
モ)「拙者は何もしておらぬ!」
パ)「でっ出られない!」
しばらくして・・・・
ハウスさんからの密告?を受けたマリさんが到着!
魔力障壁に隔離されコンコンと説教を受ける3人を、
酪農作業をしていたドロイドたちに目撃されたのは、
夜中の2時ごろだった。
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※ ス)スパさん モ)モクさん パ)パペさん
ハウスの鶏小屋の上、そこはスパさんとモクさんの休憩スペースと化している。
ス)「いや~、仕事がなくなると心配していたのがウソのように平和ですね~モクさん。」
モ)「そうでござるな~我らには素材狩りという重要な仕事があったので良かったでござる。」
ス)「さすがは主。我らのことも重宝してくれる。」
モ)「そうだの~殿には本当に感謝しかないでござる。」
ス)「しかし、昨日の素材狩り。かなりのゴールドを狩っていたようだが、主は金に困っておるのかの~?」
モ)「それはないでござるよ。これだけの素材、売り払えばひとかどのものとなりましょうぞ。」
ス)「今日、主は町に出ておるらしいが、特に金を売りに行く感じではないようだしの~。」
モ)「そっそうなのか?」
ス)「さすがにあれほどの金塊であれば運ぶのも相当苦労するもの。主から一声かかりそうなものだが・・・」
モ)「確かに・・・」
モ)「殿はお金には執着がないように見えるが。」
ス)「確かに・・・」
ス)「まぁ昨日で言えば私が一番多くの魔物を倒したので、かなりの素材量であったはずだが・・・」
モ)「まぁ昨日で言えば某がハサミで次々に後方へ魔物の死骸を送ったので最も効率がよかったはずだが・・・」
ス)「確かにモクさんはそのハサミで後方に素材を受け渡していたが・・・」
モ)「確かにスパさんは両手が剣なので、多くの魔物を倒していたが・・・」
ス)モ)「「一番、役に断ってのは私(某)だ!!」」
-----バチバチバチ------
ス)「ほう!とうとうモクさんと袂を分かつときが来たか!」
モ)「何をスパさんこそ!たとえ数刻先に生まれた兄のようなスパさんであれど、
殿の寵愛を受けることばかりは譲れませぬ!」
ス)「主の寵愛とあらば、さすがにモクさんであれど譲れぬ!」
モ)「譲れぬ!」
ス)「譲れぬ!」
ス)「譲れぬ!」
モ)「譲れぬ!」
-----バチバチバチ------
パ)「あれ~どうしたんですかお二方とも珍しい。」
モ)ス)「「おぉ、パペ上(どの)!良いところに来られた。」」
パ)<ドキッ!!!!>
ス)「パペどのに是非伺いたいことがある!」(ズイ!)
モ)「そうそう、パペ上であればより殿に近かろう!」(ズイ!)
(ズイ!ズイ!ズイ!)
パ)「ちょっと!どうしたんですか!そんなに殺気立って。
いつも兄弟のように仲がいいお二人には珍しい。
あっちょっと近いです!近いですって!」
モ)「先日の素材狩り。某の方がより多く、素材を後方に受け渡しました。」
ス)「昨日は一番多く魔物を倒しました!」
ス)モ)「「最も、主(殿)の寵愛を受けるにふさわしいのは私(某)ですよね!?」」
パ)「ほう!マスターの寵愛ですか・・・・」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・)
パ)「マスターの生体情報から最初に作られた私を差し置いてマスターの寵愛ですか・・・」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・)
ス)モ)「「パッ、パペさん??」」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・)
パ)「最もマスターの寵愛を受けるにふさわしいのは私です!!!」
(ザッパーン!!!)
パ)「そういえばまだパワーアップした私の実力をお二人は知らなかったですよね~!
今こそ決戦の時!誰がマスターに愛されるべきかを今ここに決してみせましょう!」
パ)ス)モ)「「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」」」
<<ピーーーーーーーーーーー!!!!>>>
パ)ス)モ)「「「!!!」」」
(5階、牧場エリアでの戦闘は禁止されております。直ちに戦闘を中止してください!!)
ハウスさんの警告音が酪農エリアに鳴り響く!
次の瞬間!!
(しゅおん!)
パ)ス)モ)「「「おわぁぁぁぁ!!!」」」
パペさん、スパさん、モクさんの周りを、球体状の魔力障壁が覆った。
ス)「なっなんなんですかこれは?」
モ)「拙者は何もしておらぬ!」
パ)「でっ出られない!」
しばらくして・・・・
ハウスさんからの密告?を受けたマリさんが到着!
魔力障壁に隔離されコンコンと説教を受ける3人を、
酪農作業をしていたドロイドたちに目撃されたのは、
夜中の2時ごろだった。
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