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第2章 タカギ争乱
第35話 ヨシノに向けて出発の件
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閲覧いただきありがとうございます。
誤字訂正、ご意見ご感想などもお待ちしております。
お気に入り設定など、作者の励みになります。
これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
-------------------------------------------------------------
俺とマリさんはまだ自室に閉じこもっている。
タカギの住民たちは続々と街に戻ってきている。
ヒバリさんがパートナーチームのみんなを招集し、
夕方の4時には総勢10人パートナーが皆、俺の部屋に集まってくれた。
俺は今日の夕食から周りのみんなとは別行動を行うことになった。
旅の支度の資金にとシズネ先生はタドコロで売った素材の収入から
1000万円を俺に渡してくれた。
パートナーには俺が狙われるといった情報ではなく
シズネ先生のお使いでみんなとは別ルートでヨシノに向かい、
テシマで合流する旨を伝えた。
まだ夜伽を済ませていない7人のパートナーは少し悲しそうにしていたが、
合流してから長期休暇が取れるという事もあり、渋々納得してくれた。
5時になり、皆は夕食に向かったが、俺はとりあえず売店にマリさんと訪れていた。
「ん~なんか新しい品物がかなり増えたね~何が必要だろうか?」
『ヤスト様、一部の魔道具は私で作成可能ですので、
できればその材料となるものをご購入いただければ幸いです。』
それから、俺が作成できる魔物の一覧を作成したりして
マリさんが購入に適したものを選び出していく。
丁度みんなが夕食が終わったころ、ブライアントさんとも話して、
屑魔石やまだ俺が作成できない魔物の素材などをかなりの数もらった。
「この瓶詰めのセットは何ですか?」
『おおそれはシズネの頼まれておったスライム系の魔物の体液のセットじゃ。
お主が来たら渡してやるように言われておったもんじゃ。』
小さな木箱にカラフルな液体の入った瓶が8個ほど入っている。
『左からベススラにノーマルスライム、ホーリースライムにリーフスライム、
ポイズンスライムにサンダースライム、アイススライムにフレイムスライムじゃ。
まぁお主なら、手に持ったら分かるじゃろう。』
ブライアントさんもいろいろと俺のことを機にかけていてくれるみたいで、
色々な魔物の素材を準備していてくれたみたいだ。
「ありがとうございます。」
『よいよ、よいよ。わしも久しぶりに倉庫中を回れて楽しかったわい。』
ブライアントさんにお礼を言って一旦部屋に戻る。
荷物の準備もほとんどマリさんがまとめてくれている。
マリさんの亜空間魔法で運べるのか?と聞くと、
魔石を使わない空間固定は絶えず空間維持するために魔力が消費されるため
運べるが1日程度しか維持できないと言われた。
部屋に戻って、荷物を運ぶために、マリさんにマジックバックなる者を作成してもらう。
見た目はちょっと大きめのトートバックなのだが、
ブライアントさんにいただいた素材や当面の食料。部屋にあった本や魔道具、
生活道具や衣類なども一式収まってしまった。
「便利な道具があるもんだな~。」
『はい。これはマジックバックと言い、今ではその作り手はほとんど残っておりません。
しかし、魔道具としてその製法や魔法陣などは各文献をより集め、製造可能と判断しました。』
マリさん曰くこれらの作り方も、沢山の文献を読んだことで
作れるようになった魔道具の一つなんだという。
バックの中身はただのだだっ広い部屋のような感じで高さは1メートルほど
中をのぞくと広さは書斎と同じ程度くらいある空間になっていた。
その床下収納のような部屋の半分を魔物の素材が占めている。
まぁ俺の生活用具なんてほとんどなかったし、
食材は最悪、食べられるモンスターを作成して食せばいい。
バタバタと準備をしているとユリが俺を呼びに来てくれた。
もうすぐ9時でシズネさんの予知ではもう少ししたところで
ヤックルが休憩を取るために停まるという頃だった。
1階にはパートナーのみんなが集まってくれていた。
既に夜伽を済ませているユリ、アヤメさん、ヒバリさん
まだ夜伽を済ませていないユンユンさん、ミズホさん、
アキコさん、ミハルさん、シズカさん、アイラさん、サエさん。
ユリ以外は皆さん基本的に年上なんだが、
普段が活動的な生活だからなのだろうか凄く若々しい。
みんなが、無事にテシマで合流できるようにと祈ってくれた。
程なく、ヤックルが停まる。
『今よ!』
ヒバリさんの合図で、すぐに馬車をタカギの外に出す。
俺とマリさんはタカギを降りて馬車に乗り込む。
時間にして1分も経たないうちにヤックルが再び動き出す。
丁度、そこにある池の水を飲むために停まったらしい。
遠く離れていくタカギの窓に、
パートナーのみんなが笑顔で手を振ってくれていた。
ヤックルは基本的に夜行性。
その為昼間は太陽の熱を吸収し体温を温めようと停止する。
逆に夜は移動して習性に従って城塞都市を目指す。
正確には各城塞都市ではにヤックルの子供が飼育されており、
親はその子供たちをめぐりながら生活している感じだ。
タカギももう少しすれば自走式の移動都市に改修できるらしいが、
今のヤックルにも愛着があるらしく、野に返してしまうのが忍びないようだ。
そんな野性味あふれるヤックルだから、夜の時間にどこで停まるかなんて
ハッキリ言って分からないものらしい。
そこはやはりシズネ先生のスキルのおかげというほかないらしい。
マリさんでも何ヵ所か候補は想定できるが、
何時にどこに停止するかまでは読めないらしい。
まぁスキルの予知と、マリさんの知識からの推理では
流石にその能力には埋めようのない差があるとしか言えない。
マリさんと相談しまずは何をしようかという話になったのだが、
とりあえず、今夜から4日はこの場所を動かずに大人しくして、
長旅の準備を整えようという事になった。
一応、馬車なのであるが実は馬がいない。
というよりも、マリさんが魔力を動力とする簡易自走式馬車にするという事で、
そもそもタドコロで馬車の荷台部分しか購入していないのである。
外側には魔物除けの認識阻害魔法が施されており、
中は空間拡張されているので、タカギの特別室より広い。
というか、こちらの世界に来てなかなか同じ部屋で
ゆっくりというわけにはいかなかった。
漸くゆっくりできる部屋になる予定だ。
トイレやお風呂はついていないのだが、
今夜のうちにマリさんが一部改装してくれるらしい。
元々、空間拡張は魔法陣と魔石を組み合わせたものであるため、
マリさんでも容易に改造できるらしい。
一旦その箱だけ馬車から外に出ると魔法陣を停止させる。
中は一度扉が付いただけの普通の馬車の箱になる。
その状態から再度魔法陣を修正し、
対応した大きさの魔石に魔力を込めて配置する。
それによってタワーマンションのリビングよりもかなり広い空間が出来上がる。
空間が出来上がったら次は防音、防寒、耐衝撃などの魔法陣を
その拡張した空間分の広さで設定する。次に各部屋の間仕切りをしていく。
玄関、廊下、キッチン、ダイニング、リビング、寝室、書斎、訓練部屋、
最後に風呂とトイレ。結局タカギの部屋と同じ間取りになった。
照明の魔道具を設置しようとしたところで、
さすがにマリさんのリジェネが追い付かず魔力が少し足りなくなるという事で
一旦俺がマナヒールで全回復させてあげた。
まだ魔力の総量ではマリさんより俺の方があるため
補給には事欠かない。
小さいながらも窓が複数あり、書斎や寝室、
リビングなど、全ての部屋で外の景色が感じられた。
強度的な問題もあり訓練室だけは外の景色が見れる窓はない。
夕食にはタカギから持ってきた携帯食を食べた。
とりあえず寝室にマリさんが持ってきていたベッドを出してもらい、
車輪付き箱だけハウスにて就寝することにした。
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ヒバリさんがパートナーチームのみんなを招集し、
夕方の4時には総勢10人パートナーが皆、俺の部屋に集まってくれた。
俺は今日の夕食から周りのみんなとは別行動を行うことになった。
旅の支度の資金にとシズネ先生はタドコロで売った素材の収入から
1000万円を俺に渡してくれた。
パートナーには俺が狙われるといった情報ではなく
シズネ先生のお使いでみんなとは別ルートでヨシノに向かい、
テシマで合流する旨を伝えた。
まだ夜伽を済ませていない7人のパートナーは少し悲しそうにしていたが、
合流してから長期休暇が取れるという事もあり、渋々納得してくれた。
5時になり、皆は夕食に向かったが、俺はとりあえず売店にマリさんと訪れていた。
「ん~なんか新しい品物がかなり増えたね~何が必要だろうか?」
『ヤスト様、一部の魔道具は私で作成可能ですので、
できればその材料となるものをご購入いただければ幸いです。』
それから、俺が作成できる魔物の一覧を作成したりして
マリさんが購入に適したものを選び出していく。
丁度みんなが夕食が終わったころ、ブライアントさんとも話して、
屑魔石やまだ俺が作成できない魔物の素材などをかなりの数もらった。
「この瓶詰めのセットは何ですか?」
『おおそれはシズネの頼まれておったスライム系の魔物の体液のセットじゃ。
お主が来たら渡してやるように言われておったもんじゃ。』
小さな木箱にカラフルな液体の入った瓶が8個ほど入っている。
『左からベススラにノーマルスライム、ホーリースライムにリーフスライム、
ポイズンスライムにサンダースライム、アイススライムにフレイムスライムじゃ。
まぁお主なら、手に持ったら分かるじゃろう。』
ブライアントさんもいろいろと俺のことを機にかけていてくれるみたいで、
色々な魔物の素材を準備していてくれたみたいだ。
「ありがとうございます。」
『よいよ、よいよ。わしも久しぶりに倉庫中を回れて楽しかったわい。』
ブライアントさんにお礼を言って一旦部屋に戻る。
荷物の準備もほとんどマリさんがまとめてくれている。
マリさんの亜空間魔法で運べるのか?と聞くと、
魔石を使わない空間固定は絶えず空間維持するために魔力が消費されるため
運べるが1日程度しか維持できないと言われた。
部屋に戻って、荷物を運ぶために、マリさんにマジックバックなる者を作成してもらう。
見た目はちょっと大きめのトートバックなのだが、
ブライアントさんにいただいた素材や当面の食料。部屋にあった本や魔道具、
生活道具や衣類なども一式収まってしまった。
「便利な道具があるもんだな~。」
『はい。これはマジックバックと言い、今ではその作り手はほとんど残っておりません。
しかし、魔道具としてその製法や魔法陣などは各文献をより集め、製造可能と判断しました。』
マリさん曰くこれらの作り方も、沢山の文献を読んだことで
作れるようになった魔道具の一つなんだという。
バックの中身はただのだだっ広い部屋のような感じで高さは1メートルほど
中をのぞくと広さは書斎と同じ程度くらいある空間になっていた。
その床下収納のような部屋の半分を魔物の素材が占めている。
まぁ俺の生活用具なんてほとんどなかったし、
食材は最悪、食べられるモンスターを作成して食せばいい。
バタバタと準備をしているとユリが俺を呼びに来てくれた。
もうすぐ9時でシズネさんの予知ではもう少ししたところで
ヤックルが休憩を取るために停まるという頃だった。
1階にはパートナーのみんなが集まってくれていた。
既に夜伽を済ませているユリ、アヤメさん、ヒバリさん
まだ夜伽を済ませていないユンユンさん、ミズホさん、
アキコさん、ミハルさん、シズカさん、アイラさん、サエさん。
ユリ以外は皆さん基本的に年上なんだが、
普段が活動的な生活だからなのだろうか凄く若々しい。
みんなが、無事にテシマで合流できるようにと祈ってくれた。
程なく、ヤックルが停まる。
『今よ!』
ヒバリさんの合図で、すぐに馬車をタカギの外に出す。
俺とマリさんはタカギを降りて馬車に乗り込む。
時間にして1分も経たないうちにヤックルが再び動き出す。
丁度、そこにある池の水を飲むために停まったらしい。
遠く離れていくタカギの窓に、
パートナーのみんなが笑顔で手を振ってくれていた。
ヤックルは基本的に夜行性。
その為昼間は太陽の熱を吸収し体温を温めようと停止する。
逆に夜は移動して習性に従って城塞都市を目指す。
正確には各城塞都市ではにヤックルの子供が飼育されており、
親はその子供たちをめぐりながら生活している感じだ。
タカギももう少しすれば自走式の移動都市に改修できるらしいが、
今のヤックルにも愛着があるらしく、野に返してしまうのが忍びないようだ。
そんな野性味あふれるヤックルだから、夜の時間にどこで停まるかなんて
ハッキリ言って分からないものらしい。
そこはやはりシズネ先生のスキルのおかげというほかないらしい。
マリさんでも何ヵ所か候補は想定できるが、
何時にどこに停止するかまでは読めないらしい。
まぁスキルの予知と、マリさんの知識からの推理では
流石にその能力には埋めようのない差があるとしか言えない。
マリさんと相談しまずは何をしようかという話になったのだが、
とりあえず、今夜から4日はこの場所を動かずに大人しくして、
長旅の準備を整えようという事になった。
一応、馬車なのであるが実は馬がいない。
というよりも、マリさんが魔力を動力とする簡易自走式馬車にするという事で、
そもそもタドコロで馬車の荷台部分しか購入していないのである。
外側には魔物除けの認識阻害魔法が施されており、
中は空間拡張されているので、タカギの特別室より広い。
というか、こちらの世界に来てなかなか同じ部屋で
ゆっくりというわけにはいかなかった。
漸くゆっくりできる部屋になる予定だ。
トイレやお風呂はついていないのだが、
今夜のうちにマリさんが一部改装してくれるらしい。
元々、空間拡張は魔法陣と魔石を組み合わせたものであるため、
マリさんでも容易に改造できるらしい。
一旦その箱だけ馬車から外に出ると魔法陣を停止させる。
中は一度扉が付いただけの普通の馬車の箱になる。
その状態から再度魔法陣を修正し、
対応した大きさの魔石に魔力を込めて配置する。
それによってタワーマンションのリビングよりもかなり広い空間が出来上がる。
空間が出来上がったら次は防音、防寒、耐衝撃などの魔法陣を
その拡張した空間分の広さで設定する。次に各部屋の間仕切りをしていく。
玄関、廊下、キッチン、ダイニング、リビング、寝室、書斎、訓練部屋、
最後に風呂とトイレ。結局タカギの部屋と同じ間取りになった。
照明の魔道具を設置しようとしたところで、
さすがにマリさんのリジェネが追い付かず魔力が少し足りなくなるという事で
一旦俺がマナヒールで全回復させてあげた。
まだ魔力の総量ではマリさんより俺の方があるため
補給には事欠かない。
小さいながらも窓が複数あり、書斎や寝室、
リビングなど、全ての部屋で外の景色が感じられた。
強度的な問題もあり訓練室だけは外の景色が見れる窓はない。
夕食にはタカギから持ってきた携帯食を食べた。
とりあえず寝室にマリさんが持ってきていたベッドを出してもらい、
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