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122話
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ぐっと受け止めた剣を無理やり動かして私を軽々と押し退けた彼は追い打ちをかけるように剣を振るった。
縦横の斬撃にはハルカゼで受け止めて、突き技には風圧で押し戻した。
「やめてナザンカ!私はこんなことしたくないよ!」
「悪魔族が何を言ってるんだよ。俺を騙しておいて善人ヅラか?
なあ楽しかったか?お前を信頼していた馬鹿な俺を見ていたのは!
アプレのお菓子を貰った時だって馬鹿な野郎だと思ってたんだろ!」
もちろん騙していたつもりはない、私を普通の人として見てくれてたナザンカの何気ない優しさに私が甘えてただけだ。
私のせいなんだ
でも、私が本当の姿をはじめから見せていたら彼は私と対等に話してくれたのかな。
人は見た目が大事なの?話し合えばわかり会えるのも幻想だったの?
頭にきた
「なによ…私が全部悪いみたいじゃない!
人種の違いでこんなにも扱いを変えるなんてだっせぇな!!」
もはや逆ギレである
ギュッとハルカゼを握りしめて地面に向けて魔法を繰り出せば地面が割れ、亀裂がナザンカの足元まで届いた。
足元が不安定になりバランスを崩した彼の状況なんて無視して止まらなくなった思いをぶちまけた。
「悪魔族だとか人間とか獣人とかたくさんいる種族の中で人種差別するやつが一番だせぇよ!
じゃああんたの今までの態度は何だったのよ!」
初めてあったときから嫌な奴だとは思ったけど、でも何度か話しているうちにナザンカにしかない優しさとか魅力があるんだと気づいたのに、こんなことになるなんて。
頬を伝うぬくもりのあるそれを涙と理解するのは早くて乱暴に拭いながら視界をクリアにさせる。
焦るな私、本当の目的を忘れてはならないんだ
領主をぶん殴ってアザレアさんを高い塔から出すんだろ?
ならこんなところで止まっちゃだめだよ
「私を信じなくっていい、嫌いになっても良い
あんたがアザレアさんを救いたいなら力を貸しなさい!」
本当はわかってた
ナザンカがアザレアさんを見つめる目は誰よりも何よりも愛おしい目だと
容易にわかってしまうから笑えるものだと思っていた
でも、そんな彼だからこんなところで立ち止まってほしくない。
彼女を諦めてほしくない
「この街の領主は実の弟に依頼して実の娘のアザレアさんの記憶のみを消させた。
自分も、街の住民も、奥さんを失った悲しみを思い出さない為に」
「旦那様が…?
アザレアが悪いのかよ?
存在することが許されないなんて間違ってる…!」
その時、ナザンカはハッとした顔を見せて頭を抱えた。
たった今自分はなんてことをしたんだとようやく自覚したらしい。
「俺は…自分のしたことが恥ずかしい。」
肘から下のない左手を見つめてフッと笑うと諦めた目をして右手に握った剣を収めた。
「もう俺には愛国心もない、なら国の教えを捨てても良かった。
お前の能力を見込んで頼みたい、アザレアをあの塔から連れ出したい。
力を貸してくれ」
ウェーブのかかった深緑の髪の毛を揺らし、スカイブルーの瞳をまっすぐこちらに向けた。
本心をぶつけてくれた彼の目に嘘はないことなんてわかりきっていた。
だからはぁ、とため息を付いて彼に近寄ったんだ。
少しばかり顔を強張らせていたがすぐに諦めの表情になっていた。
「なんて顔してるのよ」
「いや、お前ってよく見ると普通のガキなんだなって思っただけ。」
失礼な、これでも二十歳だぞ
年齢を言えばきっと驚くだろうな
クスクスと笑ってさいですかと言えば情けなく尻もちをついていた彼に手を貸して立たせた。
そんな幼稚な私につられてナザンカも笑ってようやく緊張が解けたような気がした。
「そろそろいいですか?」
「…誰だあんた」
タイミングを伺って話しかけてきたフラットさんに対して鋭い目で睨みつけるナザンカ
そんなに警戒しなくても…と言いたかったけどこいつのせいでアザレアさんが苦しんだから警戒するに越したことはないぞ。
…でも協力はしてほしいからせめて自己紹介はしてくれ。
「…はいお互いに自己紹介しなさい」
そう言えば素直に挨拶程度はするからお互いに根はいい人達なんだろうな。
ナザンカの自己紹介までは良かった、しかしフラットさんが自己紹介をした瞬間、ナザンカから殺気やら憎悪やらがにじみ出てきた。
「ナザンカ、ステイ」
「こいつのせいでアザレアがいい迷惑なんだ…ここで鬱憤くらいは晴らしたい。」
それがだめだと言ってるんだよと思いチョップをすると少し大人しくなった。
「良いこと?確かにフラットさんは兄の領主さんが頭下げてきていい気になったから魔術を使用した。
でも一度死んで自分の犯した過ちに気づいた、そして償おうとしてるんだからそれを邪魔してはだめよ?」
一度死んだとか訳のわからない説明を受けたナザンカは宇宙を背負って「一度…死んだ…?」と何度も繰り返して納得できるかとツッコミを入れてきた。
こいつってこんなにコミカルだったか?
いや、状況がそうさせてしまったのかもしれない
「とにかく今は協力しなさい。この戦いが終わったら好きなだけ追いかけっこなり決闘なりすれば良い。」
「良くないと思いますが…まあ良いでしょう
このフラット・ロロンシュ、今だけは馬鹿な兄の目を覚まさせるために立ち上がりましょう。」
再度宣言をしたフラットは再び浮遊を使って領主のいる方向を確認した。
「兄の屋敷はこの先です。行って一発忘却魔術を打ち込んでやりたいものです。」
物騒なのでやめましょう
フラットさんの物騒さとたまたま共感できたナザンカはいつの間にか協力体制に入っていた。
「あなた達…仲が良いのか悪いのかよくわからないわね。」
きっとこの関係も短い間だけなのだろう
だから領主をぶん殴れるチャンスを逃すわけには行かない。
やかましい小虫が入ってきた
おかしい、虫よけの花も咲かせていたはずなのに毒も気にせず入ってくるとは。
「ふざけるな、この屋敷に小虫を入れてたまるか…!」
自分の背よりも高いガラスの窓に手をあて、鬱陶しい侵入者に対する怒りでうっかり窓に日々が入るのも彼は気にしない。
周りが見えていない、しかし何をすればよいのかはわかる。
簡単な話
「毒を撒き散らして小虫共を一網打尽にしよう…弱れば簡単に踏み潰すことが出来る。」
にやりと笑う不気味な白い歯
それはどんなものも噛み砕ける鋭い歯が目立っていた。
縦横の斬撃にはハルカゼで受け止めて、突き技には風圧で押し戻した。
「やめてナザンカ!私はこんなことしたくないよ!」
「悪魔族が何を言ってるんだよ。俺を騙しておいて善人ヅラか?
なあ楽しかったか?お前を信頼していた馬鹿な俺を見ていたのは!
アプレのお菓子を貰った時だって馬鹿な野郎だと思ってたんだろ!」
もちろん騙していたつもりはない、私を普通の人として見てくれてたナザンカの何気ない優しさに私が甘えてただけだ。
私のせいなんだ
でも、私が本当の姿をはじめから見せていたら彼は私と対等に話してくれたのかな。
人は見た目が大事なの?話し合えばわかり会えるのも幻想だったの?
頭にきた
「なによ…私が全部悪いみたいじゃない!
人種の違いでこんなにも扱いを変えるなんてだっせぇな!!」
もはや逆ギレである
ギュッとハルカゼを握りしめて地面に向けて魔法を繰り出せば地面が割れ、亀裂がナザンカの足元まで届いた。
足元が不安定になりバランスを崩した彼の状況なんて無視して止まらなくなった思いをぶちまけた。
「悪魔族だとか人間とか獣人とかたくさんいる種族の中で人種差別するやつが一番だせぇよ!
じゃああんたの今までの態度は何だったのよ!」
初めてあったときから嫌な奴だとは思ったけど、でも何度か話しているうちにナザンカにしかない優しさとか魅力があるんだと気づいたのに、こんなことになるなんて。
頬を伝うぬくもりのあるそれを涙と理解するのは早くて乱暴に拭いながら視界をクリアにさせる。
焦るな私、本当の目的を忘れてはならないんだ
領主をぶん殴ってアザレアさんを高い塔から出すんだろ?
ならこんなところで止まっちゃだめだよ
「私を信じなくっていい、嫌いになっても良い
あんたがアザレアさんを救いたいなら力を貸しなさい!」
本当はわかってた
ナザンカがアザレアさんを見つめる目は誰よりも何よりも愛おしい目だと
容易にわかってしまうから笑えるものだと思っていた
でも、そんな彼だからこんなところで立ち止まってほしくない。
彼女を諦めてほしくない
「この街の領主は実の弟に依頼して実の娘のアザレアさんの記憶のみを消させた。
自分も、街の住民も、奥さんを失った悲しみを思い出さない為に」
「旦那様が…?
アザレアが悪いのかよ?
存在することが許されないなんて間違ってる…!」
その時、ナザンカはハッとした顔を見せて頭を抱えた。
たった今自分はなんてことをしたんだとようやく自覚したらしい。
「俺は…自分のしたことが恥ずかしい。」
肘から下のない左手を見つめてフッと笑うと諦めた目をして右手に握った剣を収めた。
「もう俺には愛国心もない、なら国の教えを捨てても良かった。
お前の能力を見込んで頼みたい、アザレアをあの塔から連れ出したい。
力を貸してくれ」
ウェーブのかかった深緑の髪の毛を揺らし、スカイブルーの瞳をまっすぐこちらに向けた。
本心をぶつけてくれた彼の目に嘘はないことなんてわかりきっていた。
だからはぁ、とため息を付いて彼に近寄ったんだ。
少しばかり顔を強張らせていたがすぐに諦めの表情になっていた。
「なんて顔してるのよ」
「いや、お前ってよく見ると普通のガキなんだなって思っただけ。」
失礼な、これでも二十歳だぞ
年齢を言えばきっと驚くだろうな
クスクスと笑ってさいですかと言えば情けなく尻もちをついていた彼に手を貸して立たせた。
そんな幼稚な私につられてナザンカも笑ってようやく緊張が解けたような気がした。
「そろそろいいですか?」
「…誰だあんた」
タイミングを伺って話しかけてきたフラットさんに対して鋭い目で睨みつけるナザンカ
そんなに警戒しなくても…と言いたかったけどこいつのせいでアザレアさんが苦しんだから警戒するに越したことはないぞ。
…でも協力はしてほしいからせめて自己紹介はしてくれ。
「…はいお互いに自己紹介しなさい」
そう言えば素直に挨拶程度はするからお互いに根はいい人達なんだろうな。
ナザンカの自己紹介までは良かった、しかしフラットさんが自己紹介をした瞬間、ナザンカから殺気やら憎悪やらがにじみ出てきた。
「ナザンカ、ステイ」
「こいつのせいでアザレアがいい迷惑なんだ…ここで鬱憤くらいは晴らしたい。」
それがだめだと言ってるんだよと思いチョップをすると少し大人しくなった。
「良いこと?確かにフラットさんは兄の領主さんが頭下げてきていい気になったから魔術を使用した。
でも一度死んで自分の犯した過ちに気づいた、そして償おうとしてるんだからそれを邪魔してはだめよ?」
一度死んだとか訳のわからない説明を受けたナザンカは宇宙を背負って「一度…死んだ…?」と何度も繰り返して納得できるかとツッコミを入れてきた。
こいつってこんなにコミカルだったか?
いや、状況がそうさせてしまったのかもしれない
「とにかく今は協力しなさい。この戦いが終わったら好きなだけ追いかけっこなり決闘なりすれば良い。」
「良くないと思いますが…まあ良いでしょう
このフラット・ロロンシュ、今だけは馬鹿な兄の目を覚まさせるために立ち上がりましょう。」
再度宣言をしたフラットは再び浮遊を使って領主のいる方向を確認した。
「兄の屋敷はこの先です。行って一発忘却魔術を打ち込んでやりたいものです。」
物騒なのでやめましょう
フラットさんの物騒さとたまたま共感できたナザンカはいつの間にか協力体制に入っていた。
「あなた達…仲が良いのか悪いのかよくわからないわね。」
きっとこの関係も短い間だけなのだろう
だから領主をぶん殴れるチャンスを逃すわけには行かない。
やかましい小虫が入ってきた
おかしい、虫よけの花も咲かせていたはずなのに毒も気にせず入ってくるとは。
「ふざけるな、この屋敷に小虫を入れてたまるか…!」
自分の背よりも高いガラスの窓に手をあて、鬱陶しい侵入者に対する怒りでうっかり窓に日々が入るのも彼は気にしない。
周りが見えていない、しかし何をすればよいのかはわかる。
簡単な話
「毒を撒き散らして小虫共を一網打尽にしよう…弱れば簡単に踏み潰すことが出来る。」
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