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第十七話 戦の後
しおりを挟む◇◆ ロシア モスクワ 生神女大魔導宮殿
市街で魔導騎士に救助されたこの都市の市民たちは、宮殿に保護されました。
其処で、医療専門の魔導師達に、身体を検査してもらいます。
救助された市民の中には、両親と途中で逸れた10歳くらいの少年もいました。
彼は両親を見つけて、嬉しそうに近づく
「パパー!!ママー!!」
「あああ!?…無事だったのね!?…貴方が途中でいなくなって、正直もう駄目だと…でもまた会えた…良かった…本当に無事で…生きていてくれて、ありがとう」
「すごいな!!…がんばったな!!…魔導騎士の方々に助けていただいたのかい?…お礼を言わなくてはね」
「うーん………ソレガシさん!!ソレガシさんが助けてくれたの!!」
「それ…がし?」
モスクワに現れた巨人、そしてその心臓の討伐から数時間後、生神女大魔導宮殿の中央部にある会議室では、ロシア全魔導師の頂点に立つ八大幹部が集結しています。
彼らは家柄等は関係なく、純粋に実力だけで国の中枢幹部に選ばれた者たちです。
彼らは本来ならば、10人腰掛ける円卓に各自着席する。
それを確認して議会のまとめ役を務めるツァレヴィチが立ち上がります。
この会議中は皆が家柄の序列関係なく、ロシアを守護する同志。
故に同列として発言出来ますが、年功序列でツァレヴィチが一応のまとめ役として司会進行を務めるのです。
「集まったな。忙しいから前置きは省く……では今回の騒動についてだ」
「凄まじい被害……考えられるとすれば、日本軍による破壊工作かな?」
「戦時記録によると、日本軍は聖騎士共と同じく怪物を使役できるとかぁ……なのでぇ可能性は十分あるかぁと、確か日本国の特使達がこの町に滞在しているはずですねぇ…何か関与しているかもしれなぁい、捕えて吐かせますかぁ?」
「待て待て!確証もないだろ!……講和を望んでいるはお互い様だ。このまま戦争が続けば両国とも疲弊する。最終的には漁夫の利で十字教団共が喜ぶだけだ!」
「それについては、ネコツェーエフ卿から説明がある……ではネコツェーエフ卿、説明を頼む」
「ああ……私はホトトギスキーと共同で和平会議の警護、その裏側を担当していた………1週間ほど前の話だ。何者かが和平会議襲撃の準備を進めていると、部下から通達を受けてな。調べてみるとそれは、末端の魔導騎士や魔導鎧を装備しただけの素人魔導師で構成された、お粗末な組織だった。だが、住民の誘拐等の凶悪犯罪にも手を出している情報を掴んでな。それで粗方を捜索したが、奴らの頭だけは上手く隠れて、我々でも中々尻尾が掴めずにいたのだが、適当に放り投げた生餌の幾つかには食いついた」
「なぁ…ネコツェーエフ。我輩は何も聞いていないぞ?」
「ホトトギスキーよ、突撃しか能がない君には、最初から何も教えていないからな。邪魔だし……さて、それでスパイとして潜り込ませた『小剣山』他数名からの定期連絡が途絶えた後日にこの様だ。『小剣山』達の最期の報告で、首謀者がコンダコフの娘……アナスタシア=コンダコワだと確定した。その報告を確認後に至急、魔導騎士の一個小隊をコンダコフ邸に向わせたが……既に、其処はもぬけの殻。これは確実に黒だ。」
「うむ、そうだな……しかし、コンダコフの娘か…皇帝陛下と近縁だぞ。犯罪者として指名手配は……不味いよな。何者かに誘拐されて行方不明…という名目にしようか?」
「ふん……スパイ達、『小剣山』の報告書にはラスプーチンと名乗る男がアナスタシアの側近とある。この男は指名手配で問題ないな!罪状はロシア貴族アナスタシアの誘拐で、国際指名手配だ!」
「みなさん……一つよろしいでしょうか」
「おやおやぁ、新入りのクニガス=キーヤネンくぅん……何かあるのか~い」
「気になる事が……調査のため被害者たちから事情の聴取をして、そして幾人かが巨人の他に、巨大な蛇を見たという証言をしたのですが、再調査した際にはその様な事は覚えていないと…私は記憶を操作されている可能性を考慮します」
「ふん……よくある集団幻覚だろうさ。考えすぎだな、そんな話は世界中でよく聞くぞ……大体それ程大規模な洗脳をできる訳がないだろ」
「それは……そうですが」
「ホトトギスキー……この中で巨人と直接対峙したのはお前だけだ……何か無いか?」
「むぅ……報告書以上のことは……何もないが……」
「ふん……お前の報告書、一見すると真面だが…まるで穴だらけだぞ。何かを隠しているだろう。アレクセイ=ホトトギスキー」
「……さてな」
「仮にもロシア騎士団の幹部が、軍の警邏隊長如きに上手く使われたこと等は、この際どうでも良い……其処を今は問題にするつもりはない」
「…気が付いていたのか…ニャンコネンコ」
「…さてと、巨人の体から分離した本体である心臓をタチアナ=クルシンスキー隊長率いる警邏部隊が撃破、とあるが、抑々なぜ巨人から心臓が分離したんだ?…さらに」
「そこまでだ。……ドン=スコイ=ニャンコネンコ卿、巨人については未知の部分が多い、現状では其処をどれだけ話し合っても憶測の域を出ない」
「ふん……カガクスキー。結局の所は巨人については何処までならわかるのだ?……………………………………………………リュドミラ=カガクスキー卿!」
「え!!?…はいはい!!聞いてました聞いてましたとも!!…粘体の死体を調べて見たけど、解ったのは構成されている物質が、この地球上の物ではない事だけ…つまり異界から召喚された怪物で確定ね!!…それ以外は何もわかりませんでした!!」
「なに…?召喚術か、やはり十字教団が裏にいないか?それにアバズレーエフと名乗る何者か…恐らくは、十字教団か欧州連合のスパイ。それが無知な市民を煽って、再度革命ごっこを起こそうとしているらしい……無駄なことを」
「革命ね…それについては、オスカル=ネコツェーエフ卿に任せるとしよう」
「いつもすまないねぇネコツェーエフさぁん」
「オスカル君、頑張ってね!!応援してるよ!!大好き!!」
「はぁ面倒だな……適当に頑張るとするさ」
「取り敢えず…重要参考人としてアナスタシアとラスプーチンの捜索を開始…それ以外は現在情報が無さすぎる。はぁ…続きはまた後日だな」
「あっ!!そうそう!!粘体に接触した人達はよろしくない細菌が付着していたから!!魔導師とかなら全然平気だけど一般人は大変なことになるわ!!だから魔力波で洗い流したけど…一応は暫く隔離しておかないとね!!少なくとも3日以上はね!!」
「カガクスキー卿、くれぐれも二次被害を出さないようにな…ツクルコフ卿、破壊された市街地の復旧はどのくらいかかる?」
「前代未聞の被害規模だからねぇ、甘く見積もってね~……1月くらいかなぁ」
「やはり、それ程か!?それ程の長い時間がかかるのか……なんとまぁ」
「瓦礫等の撤去だけなら魔術師数人で5時間かからないけどさぁ…基盤の再整備は時間かかるよねぇ…一応さぁ、肉粘体の生き残りが地下に潜んでいることを仮定して、魔導騎士を随伴させる事が前提の日数だけどねぇ…肉の粘体が確実に居ない事を確認さえできれば、復興は1週間以内で終わらせるよぉ」
「ふん……何処も人手不足か、ただでさえ戦争で魔道騎士が減っているのにな……日本軍め……」
「あの、提案ですがキエフ他の占領地を返却して、そこに駐屯させていた魔導騎士をロシア国内で再配置しませんか?」
「……………」
「ワーオ!!」
「おやまぁ…」
「気に食わないな!……しかし、一理はあるか……日本との一時的な和平が成立しても当然、警戒は必要だしな」
「ふん…………最悪の事態は和平成立後に、欧州連合の後方支援を受けた、属国共が手を取り合って、此方に噛みついてくることだ…現状のロシアでは、面倒な事態になりかねん」
「騎士と魔装鎧の補充は必要だしなぁ……」
「現地に移住したロシア人はどうするのだ?」
「切り捨てる」
「なんだと!?」
「まぁまぁ…落ち着いて、仕方ないよねぇ…背に腹は代えられぬだよぉ」
「この件は、私から皇帝陛下にご注進申し上げるとしよう」
「貧乏くじだねぇ…半亜人のご老体殿は」
「黙れ、小僧!……それと、亜人ではなくエルフだ!」
「精霊種と言えば!!実は彼らは、この世界の生物ではなく!!並列世界から転移してきたという……」
「そこまで!……ふん、話が逸れているぞ。取り敢えず現状で、出来る範囲の事は話し合っただろう?」
「そうだな。……それでは」
「やった!!じゃあさ!!結論出たし、これで会議終わりだよね!!?早く研究室に戻りたいんだけどな!!」
「その前に……ワルイノワ卿。お前からは何か無いのか?お前が管理するシベリアの土地。天変地異か何かで、消えてなくなったそうじゃないか。異常事態が立て続けに起こる場合は、何かしらの関連があると、私は経験から推測するが」
「………なんだ、その事かい?人手不足だからね、まだ調べてないよ。調べるのはこの件が一段落してからでいいだろう?」
「おやおやぁ…ワルイノワさぁんにしては、随分と仕事が遅いですねぇ」
「人手不足だからね」
「ワルイノワさん!!ワルイノワさん!!なにか緊張してますか!!?いつもより喋るペースが早いですよ!!」
「ワルイノワさぁん、ひょっとして……何か悩みごとですかぁ?相談に乗りますよぉ…それとも隠し事ですかぁ?…相談に乗りますよぉ」
「何もないよ。どうもありがとう…ワグワクー=サントモノ=ツクルコフ卿」
「どぉういたしましてぇ…」
「ワルワーラ=ドミトリエヴナ=ワルイノワ……本当に何もないのか?」
「ありません」
「……そうか、何も無いか…残念だ」
「ただ、個人的には……仮に、あの超生物達を制御出来るのならば、ロシアは世界を…」
「ワルイノワ!何を馬鹿なことを…お前はあの巨人を見ていないから、その様なことを………被害規模を考えてみろ!大体、あれの制御など出来る訳がない!!!」
「そうですか?かつては魔法の技術でさえ、夢物語といわれていた。……制御する方法はあるかもしれない!」
「ワルイノワ!!」
「落ち着けよ。ホトトギスキー……ツァレヴィチ!」
「そうだな……ならば各自解散してくれ」
そして、足早に立ち去るカガクスキーを皮切りに会議室を退出する幹部将校達、最後に残ったツァレヴィチとネコツェーエフが何かを話し合い、そしてその二人も退出して、会議室の扉が閉まると同時に魔法で作られた明かりが消える……
ネクロノミコンがロシアで引き起こした騒動はこれで一応の収束をしました。
表向きは……
◇◆ サンクトペテルブルク 郊外の廃棄工場
先ほどまでの激戦を物語るように、此処には奇怪な怪物達の肉片が散らばり、その漂う腐臭にアナスタシアは顔をしかめる。
そして、その激戦の勝利者であり、今現在自身を無遠慮に拘束する蛟賀に冷たい声をかけた。
「その軍服は……日本軍ですか。その桔梗紋《かいきゅうしょう》は知りません……しかし大した位ではなさそうですね。女性の扱いすら出来ないなんて……ねぇ野蛮な生まれが滲んでましてよ」
アナスタシアと同様に拘束された、少女の死体を動かすネクロノミコンは、慌てた様子で目をぐるぐると回す。
(あなあなあなすたしあ!?何言ってるのだ!?挑発するような言葉は謹んで!!!)
ネクロノミコンは少女の体を使用してアナスタシアにアイコンタクトを送る。
だが、アナスタシアの口は減らない。
「先ほどから、彼方の手が、私の身体を撫でているのは、わざとですか?蛮国の男は……」
「わーわーわー!!!そ、それにしても、すごいのだ。よくネクロノミコン達の居場所がわかったのだ!!天晴れなのだ!!」
蛟賀はアナスタシアと少女の死体を俵持ちにした、嫐の状態でその質問に答えます。
「事前に、貴女方が消去したであろう、発信機の類は本命を隠す丸太です」
「下手なロシア語ですこと……まぁいいでしょう。で…?貴方は、何時何処で、どの様な発信機を取り付けたのですか?」
「我々が貴女方の魔術に疎いように、貴女方は某が使用する忍術に疎い……それを使用した発信源は、魔術では特定できない」
「ふぅん……卑怯ね。それで、私達を一体どうするつもり?」
「その魔導書に用がある。……某の同志がそれを欲しているので、其処の場所へ来てもらいます。貴方はいわば魔導書の序です……大人しくしていれば、某が誰にも危害は加えさせません」
「成程…その、お仲間は日本軍ですか?」
「某の所属は日本国のみ、其処は変わらない……しかし、貴女を連れていく場所は、日本国ではありません」
「では、何処に?」
「そうですね。六天魔王…天魔の城とでも称すべきかな。ああ……感付いてる様子なので告白すれば、私が天津将軍の組織する日本軍に所属するのは、いわば背信者としてです。貴女方の身柄をロシアや十字教団、そして日本から守るのは骨が折れました」
「ずいぶん親切に教えてくれますね。……それは、私を生かして帰すつもりはないから問題ないと?」
「いいえ。しかし、貴女に忍術を用いて、取り付けた某の発信源。それは某から許可なく離れれば、自動的に貴女の心臓を破壊します。ご注意ください」
そんな便利な術を蛟賀は使用できない。
しかし、アナスタシアの聡明な頭脳は、勝手に深読みしてアナスタシア自身の行動を束縛するだろう。
相手を意識の裏をついて奇襲することこそが、忍術の真骨頂。
存在しない術は、存在しない故に解くことが出来ない。
欺瞞情報を自在に扱う蛟賀は、敵からすれば厄介で危険極まりない忍である。
「分かりました。……貴方の言葉が真実かどうかを、試す気にはなれないので大人しく従います。……ただ」
「?」
「恥ずかしいです……服くらい着させてください。この……ヘンタイ!!」
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