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8:過ぎ去りし日の記憶 水無月アマネの場合1
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古い日本家屋の地下、幼い私は父に手を引かれ居並ぶ座敷牢の前を歩いてゆく。父は時折足を止め、私の方を見てくる。一番奥から2つ目の座敷牢、陽の当たらない部屋。窓は鉄の格子が嵌り、その上に鉄板が溶接されている。場違いな上等な畳の上に、1人の和服を着た女声が座っている。この座敷牢の虜囚であり、私達の主でもある女性がそこにいた。
「どうかしたの、代行」
父を見て女性は首を傾げる。父は私の父であると同時に、三月家の1つ水無月家の当主代行でもあった。そして、当主がこの虜囚の女性のはずだった。
「水無月殿、この子が次の当主だ」
父に促され、私は1歩牢に近づく。女性は何の感情も浮かべず、格子越しに私を上から下まで見る。着慣れた和服がこの日に限って酷く重く感じる。
「似てないわね、本当にこの子なの?」
「間違いなく」
父は女性を直視せず答える。私は言いようのない不安にかられ父を見上げる。私の視線に気づいた父はぎこちない笑みを返してくる。
「そう、なら早く当代の私を殺してその子を当主にすればいいわ」
女性は事も無げに言う。自身の命に価値を見ていない姿。私は女性の瞳を真っ直ぐ見つめる。嘘も偽りもその瞳には浮かんでいない。
「どうしてそんな事を言うの」
私は初めて会うこの女性に泣きそうな声で問いかける。夢にまで見たこの女性との邂逅、水無月次期当主の資格を得て初めて会うことの許された邂逅。私の思いに対し、その言い様にはあまりに思えた。
「貴女は、私が貴女を愛するとでも思っているの」
何の感情も乗っていない淡々とした問い。女性はただ、不思議なものを見るように私を見ている。
「でも、あなたは」
私の絞り出すような声は最後まで音になることはない。
「代行、貴男ちゃんと本当のことをこの子に伝えてるの?」
私の言葉を遮る女性の声、父は此処を訪れて初めて女性の視線を真正面に受け止める。
「嘘は伝えていない」
父から女性の事は伝え聞いていた
水無月家の当主であること
過去の出来事が原因で、代行である父に水無月家の諸事を任せ座敷牢にいるということ
そして、父の愛した人であるということ
「あなたと父は愛し合っていたのではないのですか」
幼い私の問に、乾いた女性の笑い声が響き父の肩が震える。面倒くさそうな表情が私に向けられる。
「私が生まれてこの方、愛したのは1人だけでね」
「なら、父の子であるわたしを」
愛してはくれないのか、その言葉を口に出す事はできなかった。
「それは、そこいる男ではない」
鋭利な刃物で心臓を抉られたような感触。今にして思えば、この時、歳相応に人間らしい私の心はどこか壊れてしまったのかもしれない。
「私への恨み言は良かろう。だが、仮にも腹を痛めて産んだ子だこの子を愛してやってはくれないか」
父が酷く小さく見える。
「ならば、まずは私が第一にしているモノをここに連れてくる事、全てはそれからよ」
父と娘である私を前に、初めて会う母は高らかに宣言した。
手入れのされた広い道場。日課を終え、私と父は互いに正座をして正対していた。初めて母と会って、1週間が経とうとしている。正式に次期水無月当主と決まった今、母に会う事に家内での障害はない。ただ、私には母に再び会うだけの決意ができていなかった。
「父様、母様は私を愛してはくれないのでしょうか」
空気が僅かに揺れる。父の顔に陰りが浮かぶ。厳しくも優しい父、言葉数は多いとは言えないが、いつも私の問には真摯に答えてくれていた。その父が、私に対してなんと言うべきか悩んでいるのがよく分かる。
「ここまで育ったお前を見れば、かつての自分と重ね合わせ情も湧くかと思ったがそれさえも難しいようだ」
父は母が私を愛することを願っていて、そして、同時にそれが難しいことだとよくわかっていた。
「あの子がその子を愛せるかどうかは別として、そいつは間違えてるね」
そろそろ老年に差し掛かろうかという女性が道場にいつの間にか立っている。
「御月殿、こられるならお迎えに向かったものを」
「いんや、気にしないでくれ。急にお邪魔したのは私の方だからね」
今まで行事で数度同席した事数度。三月家の1つ御月の当主が私と父を見下ろしている。
「この子が、サチちゃんの娘ねぇ。何度か会ったことはあるけどやっぱり似てないねぇ」
「私に似てしまったという事でしょうか」
父親に娘が似る、それ自体珍しいことではない。けれど、御月殿が私たちに言った言葉は違った。
「あんたが忘れてる辺り、サチちゃんも常々不幸だねぇ。温々と三月家で育ってたあんたと違って、あの子は当時食べるものも食べれない状況だったじゃないかい」
父の顔の陰りが増す。
「その節は感謝しております。御月殿が保護して頂けなければ、水無月殿は生きては居なかったでしょう」
父は頭を下げ、御月殿は視線を外す。
「そのせいで、あの子は三月家に戻る羽目になった。義理があるとは言え、三月家に連絡したのは私の落ち度だね」
大きく御月殿がため息をつく。当時は御月殿の三月家への複雑な関係も、母と御月殿の関係を私は知る由もなく、ただ、それが成されていてば私が産まれていなかった事だけはよくわかる。
「ま、何にせよ。あの子の記憶にあるその子ぐらいの時の自分の姿は、痩せこけて傷だらけの自分の姿だからね、そんな普通に育ってる子が自分の子って感慨は薄いんじゃないかな」
記憶の中の当時の母と、今の私を見比べ御月殿は何度も頷く。
「父はそこまでの仕打ちを、水無月殿に」
苦虫を噛み潰したような表情、母は父を愛していないと言っていたが、少なくとも父は母を愛しているように見える。それが私の胸を暖かくさせる。少なくとも父は母を愛し、私を望んで、そして愛してくれていると。
「まあね、あんた達の父親は大分薬で狂ってたから、よくあの子は生きてたと思うよ」
微妙な表現に、心の何処かがざわつく。
「重ねて感謝を、今日は娘の顔を見に来られたのですか」
「いいや、違う。それはついででね。もし使う予定がなければ、もう一人をうちで引き取ろうかと思ってね」
父の顔から表情が瞬く間に削り落ち、見たことのない憎悪の表情が一瞬その奥から覗かれる。
「あれは、居ないはずのものです」
「だが、予備としての価値はある。だから水無月家は殺せないんだろ」
父の表情を面白そうに眺めながら御月殿は宣言する。ここに居ない誰かの話、けれど私はそれがとても身近な誰かの話のように思えて仕方なかった。
「予備という意味では、御月でも同じではないでしょうか」
「まさか、御月には関わりのない胤だよ。第一そうでなければ、水無月代行殿がお困りだろう」
父の絞り出すような声に御月殿は静かに告げる。その声の下には僅かに怒りが含まれている感じさえする。私の視線に気づいた御月殿は困ったような笑みを私に返した。
御月殿が再び水無月の屋敷に訪れたのは、3日後の夜中だった。その日、父には早く寝るようにと急かされていたが、目が醒め自室で夜の虫の声を聞いていた。
「アマネ様」
私付きの護衛の1人、三月家の分家の1人が扉の前で静かに私の名前を呼ぶ。
「どうしたの、遅い時間だけど入って」
招き入れようとするが、扉が開く様子はない。
「迷っておりましたが、アマネ様にお伝えせねばと思い馳せ参じました」
一言一言を絞り出すように彼女は言葉を紡いでゆく。
「今日、アマネ様のお兄様が屋敷を出られます」
聞きなれない単語、私に兄がいるなど聞いたこともない。けれど、と。この暫くの、母の父の御月殿の言葉が繋がっていく気がする。
「もしお会いするなら裏口に、今ならまだ間に合います」
扉の前から人の気配が消える。私が彼女に会ったのはこの日が最後となった。私は廊下を駆け、裏口へと向かう。
裏門に御月殿が立っていた。屋敷側には父が立ち、その間には2つの人影。薄雲の合間から差し込む月明かりが人影を浮かび上がらせる。虫の声が止む。細い腕で互いを抱く母子の姿。生きているのが不思議な程に痩せ衰えた小さな子供とその母親。
「****」
声は聞こえないが、おそらくは別れの言葉だろう。名残惜しそうに母親の手が離れる。子供の視線が宙を彷徨い、一瞬私と合う。感情の感じられない空虚な瞳、今にも消え去りそうな命の輝きだけが僅かに瞳に宿っている。わけの分からない震えが体を走る。
(あれが、お兄様)
母の別れの悲しみと慈愛に満ちた瞳
父の憎悪に満ちた瞳
兄の空虚な瞳
この時、私はどんな瞳でそれを見つめていたのだろう。
そして、私と兄さんの再会は母の葬式の日まで待つことになる。
「どうかしたの、代行」
父を見て女性は首を傾げる。父は私の父であると同時に、三月家の1つ水無月家の当主代行でもあった。そして、当主がこの虜囚の女性のはずだった。
「水無月殿、この子が次の当主だ」
父に促され、私は1歩牢に近づく。女性は何の感情も浮かべず、格子越しに私を上から下まで見る。着慣れた和服がこの日に限って酷く重く感じる。
「似てないわね、本当にこの子なの?」
「間違いなく」
父は女性を直視せず答える。私は言いようのない不安にかられ父を見上げる。私の視線に気づいた父はぎこちない笑みを返してくる。
「そう、なら早く当代の私を殺してその子を当主にすればいいわ」
女性は事も無げに言う。自身の命に価値を見ていない姿。私は女性の瞳を真っ直ぐ見つめる。嘘も偽りもその瞳には浮かんでいない。
「どうしてそんな事を言うの」
私は初めて会うこの女性に泣きそうな声で問いかける。夢にまで見たこの女性との邂逅、水無月次期当主の資格を得て初めて会うことの許された邂逅。私の思いに対し、その言い様にはあまりに思えた。
「貴女は、私が貴女を愛するとでも思っているの」
何の感情も乗っていない淡々とした問い。女性はただ、不思議なものを見るように私を見ている。
「でも、あなたは」
私の絞り出すような声は最後まで音になることはない。
「代行、貴男ちゃんと本当のことをこの子に伝えてるの?」
私の言葉を遮る女性の声、父は此処を訪れて初めて女性の視線を真正面に受け止める。
「嘘は伝えていない」
父から女性の事は伝え聞いていた
水無月家の当主であること
過去の出来事が原因で、代行である父に水無月家の諸事を任せ座敷牢にいるということ
そして、父の愛した人であるということ
「あなたと父は愛し合っていたのではないのですか」
幼い私の問に、乾いた女性の笑い声が響き父の肩が震える。面倒くさそうな表情が私に向けられる。
「私が生まれてこの方、愛したのは1人だけでね」
「なら、父の子であるわたしを」
愛してはくれないのか、その言葉を口に出す事はできなかった。
「それは、そこいる男ではない」
鋭利な刃物で心臓を抉られたような感触。今にして思えば、この時、歳相応に人間らしい私の心はどこか壊れてしまったのかもしれない。
「私への恨み言は良かろう。だが、仮にも腹を痛めて産んだ子だこの子を愛してやってはくれないか」
父が酷く小さく見える。
「ならば、まずは私が第一にしているモノをここに連れてくる事、全てはそれからよ」
父と娘である私を前に、初めて会う母は高らかに宣言した。
手入れのされた広い道場。日課を終え、私と父は互いに正座をして正対していた。初めて母と会って、1週間が経とうとしている。正式に次期水無月当主と決まった今、母に会う事に家内での障害はない。ただ、私には母に再び会うだけの決意ができていなかった。
「父様、母様は私を愛してはくれないのでしょうか」
空気が僅かに揺れる。父の顔に陰りが浮かぶ。厳しくも優しい父、言葉数は多いとは言えないが、いつも私の問には真摯に答えてくれていた。その父が、私に対してなんと言うべきか悩んでいるのがよく分かる。
「ここまで育ったお前を見れば、かつての自分と重ね合わせ情も湧くかと思ったがそれさえも難しいようだ」
父は母が私を愛することを願っていて、そして、同時にそれが難しいことだとよくわかっていた。
「あの子がその子を愛せるかどうかは別として、そいつは間違えてるね」
そろそろ老年に差し掛かろうかという女性が道場にいつの間にか立っている。
「御月殿、こられるならお迎えに向かったものを」
「いんや、気にしないでくれ。急にお邪魔したのは私の方だからね」
今まで行事で数度同席した事数度。三月家の1つ御月の当主が私と父を見下ろしている。
「この子が、サチちゃんの娘ねぇ。何度か会ったことはあるけどやっぱり似てないねぇ」
「私に似てしまったという事でしょうか」
父親に娘が似る、それ自体珍しいことではない。けれど、御月殿が私たちに言った言葉は違った。
「あんたが忘れてる辺り、サチちゃんも常々不幸だねぇ。温々と三月家で育ってたあんたと違って、あの子は当時食べるものも食べれない状況だったじゃないかい」
父の顔の陰りが増す。
「その節は感謝しております。御月殿が保護して頂けなければ、水無月殿は生きては居なかったでしょう」
父は頭を下げ、御月殿は視線を外す。
「そのせいで、あの子は三月家に戻る羽目になった。義理があるとは言え、三月家に連絡したのは私の落ち度だね」
大きく御月殿がため息をつく。当時は御月殿の三月家への複雑な関係も、母と御月殿の関係を私は知る由もなく、ただ、それが成されていてば私が産まれていなかった事だけはよくわかる。
「ま、何にせよ。あの子の記憶にあるその子ぐらいの時の自分の姿は、痩せこけて傷だらけの自分の姿だからね、そんな普通に育ってる子が自分の子って感慨は薄いんじゃないかな」
記憶の中の当時の母と、今の私を見比べ御月殿は何度も頷く。
「父はそこまでの仕打ちを、水無月殿に」
苦虫を噛み潰したような表情、母は父を愛していないと言っていたが、少なくとも父は母を愛しているように見える。それが私の胸を暖かくさせる。少なくとも父は母を愛し、私を望んで、そして愛してくれていると。
「まあね、あんた達の父親は大分薬で狂ってたから、よくあの子は生きてたと思うよ」
微妙な表現に、心の何処かがざわつく。
「重ねて感謝を、今日は娘の顔を見に来られたのですか」
「いいや、違う。それはついででね。もし使う予定がなければ、もう一人をうちで引き取ろうかと思ってね」
父の顔から表情が瞬く間に削り落ち、見たことのない憎悪の表情が一瞬その奥から覗かれる。
「あれは、居ないはずのものです」
「だが、予備としての価値はある。だから水無月家は殺せないんだろ」
父の表情を面白そうに眺めながら御月殿は宣言する。ここに居ない誰かの話、けれど私はそれがとても身近な誰かの話のように思えて仕方なかった。
「予備という意味では、御月でも同じではないでしょうか」
「まさか、御月には関わりのない胤だよ。第一そうでなければ、水無月代行殿がお困りだろう」
父の絞り出すような声に御月殿は静かに告げる。その声の下には僅かに怒りが含まれている感じさえする。私の視線に気づいた御月殿は困ったような笑みを私に返した。
御月殿が再び水無月の屋敷に訪れたのは、3日後の夜中だった。その日、父には早く寝るようにと急かされていたが、目が醒め自室で夜の虫の声を聞いていた。
「アマネ様」
私付きの護衛の1人、三月家の分家の1人が扉の前で静かに私の名前を呼ぶ。
「どうしたの、遅い時間だけど入って」
招き入れようとするが、扉が開く様子はない。
「迷っておりましたが、アマネ様にお伝えせねばと思い馳せ参じました」
一言一言を絞り出すように彼女は言葉を紡いでゆく。
「今日、アマネ様のお兄様が屋敷を出られます」
聞きなれない単語、私に兄がいるなど聞いたこともない。けれど、と。この暫くの、母の父の御月殿の言葉が繋がっていく気がする。
「もしお会いするなら裏口に、今ならまだ間に合います」
扉の前から人の気配が消える。私が彼女に会ったのはこの日が最後となった。私は廊下を駆け、裏口へと向かう。
裏門に御月殿が立っていた。屋敷側には父が立ち、その間には2つの人影。薄雲の合間から差し込む月明かりが人影を浮かび上がらせる。虫の声が止む。細い腕で互いを抱く母子の姿。生きているのが不思議な程に痩せ衰えた小さな子供とその母親。
「****」
声は聞こえないが、おそらくは別れの言葉だろう。名残惜しそうに母親の手が離れる。子供の視線が宙を彷徨い、一瞬私と合う。感情の感じられない空虚な瞳、今にも消え去りそうな命の輝きだけが僅かに瞳に宿っている。わけの分からない震えが体を走る。
(あれが、お兄様)
母の別れの悲しみと慈愛に満ちた瞳
父の憎悪に満ちた瞳
兄の空虚な瞳
この時、私はどんな瞳でそれを見つめていたのだろう。
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