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第一章 異世界召喚と旅立ち
036 ラロイさん家の災難1 あすなろ抱きと女の子同士
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田仲遊太29歳
椎名誠人の会社の3年後輩で、教育係として椎名についてもらって以来の付き合いで、以来7年間椎名とは先輩後輩として仲良くやっていた。
女の子と出会う為に、椎名と一緒にやろうと誘った"ソード&ウィザードリィ"が原因で、兎獣人の幼女、"ラヴィ"として異世界に召喚されてしまう。
そしていま、迷宮都市へ向かう途中の町、"セッサ"で知り合った"マリル = ラロイ"という女の子の家で、今までにないピンチに陥っていた。
ちなみに、"ラヴィ = F = ライスフィールド"は思い付きで自称していただけで、ゲームの登録名は"ラヴィ"となっている。
■ラヴィ SIDE
「どうしよう」
これまでは先輩の椎名におんぶにだっこで乗り切ってきたのだが……その先輩と離ればなれにされてしまった田中遊太の第一声はそれだった。
なんだかよくわからないのだが、マリルちゃん一家は大層ご立腹だった。
僕がしている指輪がどうとか、奴隷がどうとか言っていたのだが……マリルちゃん一家の剣幕が恐ろしくてびっくりしてしまい、イマイチ何を言っているのかわからなかった。
これから僕はどうなってしまうのだろうか? こっそり外に出て先輩のところに行くというのはなんだか許されない雰囲気だ。
「ラヴィちゃん、今までつらかったね……もう大丈夫だからね」
そう言っているのは、僕を後ろから抱きしめているマリルちゃんだ。
中学生くらいの見た目なのだが、胸は平均程には育っていないようで、背中に当たるふくらみは、あるのかないのかよくわからない。
「俺が守ってやるからな! 俺は将来近衛騎士団に入る男だからな!」
どこから持ってきたのか、ルド君はその握りしめた木剣を見せつけてくる。
危ないからその木剣を振り回さないで欲しいな。
「マリル、ルド、そういうわけにはいかないんだよ……この娘はあの男の所有物なんだ。人のモノを盗ったら罪になるのはわかるだろう?」
マリルちゃんのお母さんは悲しそうな顔で二人の頭を撫でている。
あの男というのは椎名先輩のことだろうか?
なんと、僕はいつの間にか先輩の所有物になってしまっていたらしい。
よくわからないが、異世界特有のルールで僕が気付かないうちに、そんなことになってしまったのかもしれない。
なんて恐ろしいんだ異世界ルール!
しかし、不幸中の幸いは僕の所有者があの椎名先輩だということだろう。
社内の女子社員達には"安牌(あんぱい)の椎名さん"で有名な椎名先輩だ。
たとえ僕、もといラヴィちゃんの超可愛いロリボデェーに欲情したとしても、自分から手を出すことはないだろう。
今まで何度もパンツを見られているが、一向に襲い掛かってくる様子はないことでその理論は実証されている。
「そんな! じゃあラヴィちゃんは明日の朝にはアイツのところに帰らなきゃいけないの? そんなのって……そんなのって酷いよ!!」
僕を後ろから、"あすなろ抱き"で抱きしめている女の子、マリルちゃんがそんなことを言って泣き出してしまった。
どうやら僕のために泣いているらしい、そんなに心配してもらわなくても大丈夫なのに、なんだか申し訳ない気分だ。
しかし、あすなろ抱きは男女逆になっても、あすなろ抱きなのだろうか? いや、今は僕は女の子だから女の子同士ということになるな。
女の子同士か……おんなのこどうし……なんか、いい響きだ。
男心をソワソワさせる魔性の響きがあるな。
「お父さんに頼んでなんとかしてもらえないの?」
木剣を振り回すのに飽きたのか、少し大人しくなったルド君が上目遣いにお母さんにお願いしている。
ふむ、もし僕がショタ好きお姉さんだったらグッと来たかもしれないな。
でも残念ながら、僕の中身は29歳の独身男性なのだからショタは守備範囲外だ、その上目遣いはきれいな女の人と会うまでとっておきたまえよ。
「お父さんにもお母さんにも、どうすることもできないのよ。奴隷は所有者のモノとして扱われてしまう。悲しいけれど、それはこの国の法律で決められていることなのよ」
「ううう……」
「……ぐすっ」
二人の子供は必死に泣くのをこらえているようだ。そして頑張ってお母さんの言っている事を理解しようとしている。
「いい、二人ともよく聞きなさい。これから二人が大きくなるうえで、悲しい事や辛いことが沢山あるかもしれない。どうにかしたくたって、どうしようもない事もきっと沢山あるんだよ」
二人の頭をやさしく撫でながら、マリルちゃんのお母さんは話を続ける。
「それでもね、それでも……二人にはそんな理不尽な事には負けない強い人になってもらいたいの。どうにもならないからって、簡単に投げ出したりしない立派な人になって欲しい」
そう言ってこちらを見てくる。なんだろうか? 僕にもそういう立派な人になって欲しいということだろうか? 異世界に来る前の僕はどうだったろうか? そんなに立派な人間じゃなかったような気がするな……なんだか、無性にお母さんに会いたくなってきた。
でも異世界に来てしまった僕はきっと簡単には会うことは出来ないのだろう。
あぁ……なんだか悲しくなってきた。
「ほら、こっちへおいで」
そういって、泣き出しそうにしていた二人の子供と一緒に、僕もお母さんに抱き寄せられた。
「「「うわ~ん」」」
そして三人一緒に泣き出してしまった。
よくわからないが、僕ももらい泣きしてしまう。
みんなが泣いていると、なんでこんなに悲しいのだろうか。
ひとしきり泣いた後、落ち着いてきたらなんだかおかしくなって、みんなで顔を見合わせて笑いあう、みんなで笑いながら、家族っていいな~なんて思ってしまった。
「うふふ、ラヴィちゃん、たとえどんなことをアイツにされたって、私たちはお友達だよ。きっといつか私がなんとかしてあげるからね」
「そうだぜ、お、俺だって、近衛騎士団に入って団長にまでなったら……その、なんとかしてアイツから助け出してあげられるかもしれないからな! 近衛騎士団長といえば貴族だから、貴族の……よ、よよよよ、嫁なら色々と、ほら! ア、アレだからな!」
ルド君は貴族を目指しているらしい。
貴族の嫁といえば、一夫多妻でハーレムか……この子、なかなかやるな!
「あらあら、ルドは近衛騎士団長になるのかい? それは頑張らないといけないねぇ」
「泣き虫のあんたなんかに近衛騎士団長なんて務まるの?」
「泣いてねぇし! 泣いてたのは姉ちゃんだろ! 俺は近衛騎士団に入るまでは、もう泣かないって決めたんだ!」
「ほんとかしら?」
「あはは、ルドならきっと出来るよ、私とお父さんの息子だからね!
「うふふ」「あはは」
「「「「あはははは」」」」
ひとしきり一緒に笑った後に、どうしても聞かないといけないことがあるので、僕は勇気をふり絞ってみんなに聞いてみた。
「ところで……奴隷って何の話かな?」
椎名誠人の会社の3年後輩で、教育係として椎名についてもらって以来の付き合いで、以来7年間椎名とは先輩後輩として仲良くやっていた。
女の子と出会う為に、椎名と一緒にやろうと誘った"ソード&ウィザードリィ"が原因で、兎獣人の幼女、"ラヴィ"として異世界に召喚されてしまう。
そしていま、迷宮都市へ向かう途中の町、"セッサ"で知り合った"マリル = ラロイ"という女の子の家で、今までにないピンチに陥っていた。
ちなみに、"ラヴィ = F = ライスフィールド"は思い付きで自称していただけで、ゲームの登録名は"ラヴィ"となっている。
■ラヴィ SIDE
「どうしよう」
これまでは先輩の椎名におんぶにだっこで乗り切ってきたのだが……その先輩と離ればなれにされてしまった田中遊太の第一声はそれだった。
なんだかよくわからないのだが、マリルちゃん一家は大層ご立腹だった。
僕がしている指輪がどうとか、奴隷がどうとか言っていたのだが……マリルちゃん一家の剣幕が恐ろしくてびっくりしてしまい、イマイチ何を言っているのかわからなかった。
これから僕はどうなってしまうのだろうか? こっそり外に出て先輩のところに行くというのはなんだか許されない雰囲気だ。
「ラヴィちゃん、今までつらかったね……もう大丈夫だからね」
そう言っているのは、僕を後ろから抱きしめているマリルちゃんだ。
中学生くらいの見た目なのだが、胸は平均程には育っていないようで、背中に当たるふくらみは、あるのかないのかよくわからない。
「俺が守ってやるからな! 俺は将来近衛騎士団に入る男だからな!」
どこから持ってきたのか、ルド君はその握りしめた木剣を見せつけてくる。
危ないからその木剣を振り回さないで欲しいな。
「マリル、ルド、そういうわけにはいかないんだよ……この娘はあの男の所有物なんだ。人のモノを盗ったら罪になるのはわかるだろう?」
マリルちゃんのお母さんは悲しそうな顔で二人の頭を撫でている。
あの男というのは椎名先輩のことだろうか?
なんと、僕はいつの間にか先輩の所有物になってしまっていたらしい。
よくわからないが、異世界特有のルールで僕が気付かないうちに、そんなことになってしまったのかもしれない。
なんて恐ろしいんだ異世界ルール!
しかし、不幸中の幸いは僕の所有者があの椎名先輩だということだろう。
社内の女子社員達には"安牌(あんぱい)の椎名さん"で有名な椎名先輩だ。
たとえ僕、もといラヴィちゃんの超可愛いロリボデェーに欲情したとしても、自分から手を出すことはないだろう。
今まで何度もパンツを見られているが、一向に襲い掛かってくる様子はないことでその理論は実証されている。
「そんな! じゃあラヴィちゃんは明日の朝にはアイツのところに帰らなきゃいけないの? そんなのって……そんなのって酷いよ!!」
僕を後ろから、"あすなろ抱き"で抱きしめている女の子、マリルちゃんがそんなことを言って泣き出してしまった。
どうやら僕のために泣いているらしい、そんなに心配してもらわなくても大丈夫なのに、なんだか申し訳ない気分だ。
しかし、あすなろ抱きは男女逆になっても、あすなろ抱きなのだろうか? いや、今は僕は女の子だから女の子同士ということになるな。
女の子同士か……おんなのこどうし……なんか、いい響きだ。
男心をソワソワさせる魔性の響きがあるな。
「お父さんに頼んでなんとかしてもらえないの?」
木剣を振り回すのに飽きたのか、少し大人しくなったルド君が上目遣いにお母さんにお願いしている。
ふむ、もし僕がショタ好きお姉さんだったらグッと来たかもしれないな。
でも残念ながら、僕の中身は29歳の独身男性なのだからショタは守備範囲外だ、その上目遣いはきれいな女の人と会うまでとっておきたまえよ。
「お父さんにもお母さんにも、どうすることもできないのよ。奴隷は所有者のモノとして扱われてしまう。悲しいけれど、それはこの国の法律で決められていることなのよ」
「ううう……」
「……ぐすっ」
二人の子供は必死に泣くのをこらえているようだ。そして頑張ってお母さんの言っている事を理解しようとしている。
「いい、二人ともよく聞きなさい。これから二人が大きくなるうえで、悲しい事や辛いことが沢山あるかもしれない。どうにかしたくたって、どうしようもない事もきっと沢山あるんだよ」
二人の頭をやさしく撫でながら、マリルちゃんのお母さんは話を続ける。
「それでもね、それでも……二人にはそんな理不尽な事には負けない強い人になってもらいたいの。どうにもならないからって、簡単に投げ出したりしない立派な人になって欲しい」
そう言ってこちらを見てくる。なんだろうか? 僕にもそういう立派な人になって欲しいということだろうか? 異世界に来る前の僕はどうだったろうか? そんなに立派な人間じゃなかったような気がするな……なんだか、無性にお母さんに会いたくなってきた。
でも異世界に来てしまった僕はきっと簡単には会うことは出来ないのだろう。
あぁ……なんだか悲しくなってきた。
「ほら、こっちへおいで」
そういって、泣き出しそうにしていた二人の子供と一緒に、僕もお母さんに抱き寄せられた。
「「「うわ~ん」」」
そして三人一緒に泣き出してしまった。
よくわからないが、僕ももらい泣きしてしまう。
みんなが泣いていると、なんでこんなに悲しいのだろうか。
ひとしきり泣いた後、落ち着いてきたらなんだかおかしくなって、みんなで顔を見合わせて笑いあう、みんなで笑いながら、家族っていいな~なんて思ってしまった。
「うふふ、ラヴィちゃん、たとえどんなことをアイツにされたって、私たちはお友達だよ。きっといつか私がなんとかしてあげるからね」
「そうだぜ、お、俺だって、近衛騎士団に入って団長にまでなったら……その、なんとかしてアイツから助け出してあげられるかもしれないからな! 近衛騎士団長といえば貴族だから、貴族の……よ、よよよよ、嫁なら色々と、ほら! ア、アレだからな!」
ルド君は貴族を目指しているらしい。
貴族の嫁といえば、一夫多妻でハーレムか……この子、なかなかやるな!
「あらあら、ルドは近衛騎士団長になるのかい? それは頑張らないといけないねぇ」
「泣き虫のあんたなんかに近衛騎士団長なんて務まるの?」
「泣いてねぇし! 泣いてたのは姉ちゃんだろ! 俺は近衛騎士団に入るまでは、もう泣かないって決めたんだ!」
「ほんとかしら?」
「あはは、ルドならきっと出来るよ、私とお父さんの息子だからね!
「うふふ」「あはは」
「「「「あはははは」」」」
ひとしきり一緒に笑った後に、どうしても聞かないといけないことがあるので、僕は勇気をふり絞ってみんなに聞いてみた。
「ところで……奴隷って何の話かな?」
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