9 / 85
第一章 異世界召喚と旅立ち
009 あの子のアレがソレだとしても
しおりを挟む
「もう、あの娘は寝ましたか?」
部屋の奥から出てくる相川大愛に山下絹江が声をかける。
「うん、ぐっすりっしょ」
そう言ってソファに腰を掛ける相川。
向かいに座っていた山下は、カップを置いてに紅茶を注いであげている。
相川は、それを受け取って一口飲んでから、溜息をつく。
「疲れてたみたいだし、見つけたときは沢山泣いてたからね」
今、相川と山下がいるこの部屋は、宰相が用意した部屋の一室である。
床は板張りのフローリングで、ジグザグに板を並べられた柄をしており、部屋の真ん中には大きな白と赤の模様の絨毯が敷かれている。
その上にテーブルと椅子が四脚、テーブルの上には紅茶のポットとカップ、お茶受けにドライフルーツがいくつか置かれていた。
壁のは落ち着いた暗い色の木が張られた壁で、植物をモチーフにしたシンメトリーのレリーフが彫られている。
上半分は白い漆喰で塗り固められて、そこには金色の額縁で縁取られた高そうな絵が数枚飾ってあった。
風景画だろうか? その絵をみる限りは地球の風景と違う点は見受けられない。
天井には6本の蝋燭のような灯りを取り付けたシャンデリアが吊るしてあり、白熱電球のような温かい光が部屋の中を照らしている。
窓は開け広げられており、日本の夜に比べると光が少ない街並みを見渡せる。
この部屋が城の何階にあたるのかわからないが、窓の下は10m以上はありそうだ。
扉を挟んだ隣の部屋にはベッドが二つ用意されており、そのうち一つはウサギ耳の女の子が使用している。
そのベッドを相川が女の子と一緒に使い、もう一つを山下が使う予定である。
召喚の間で見つけてきたうさ耳の幼女を同じ部屋で泊らせるということに、城の人間は猛反対したのだが、獣人への差別を感じさせるメイドたちの対応を見て、この子を引き渡してはいけない思い、絶対に同じ部屋に泊まらせると相川が強行したのだった。
「そうですか、この辺りでは動物の耳が生えた人はあまり良い扱いを受けないそうですから。きっと苦労してきたんでしょうね」
あんなに小さいのに…と悲しそうにする山下。
「ほんっと! わかってないわアイツら! あんなに可愛い女の子イジメてなにが楽しいんだか。バカっしょマジで!」
「ほら、あんまり大きな声を出してはダメよ、せっかく寝たのに起きてしまいますよ」
口元に指を立てて、しーっとしている山下に、いっけねーといった感じで相川は口を両手で押さえる。
「ふふっ、ほんとに短い時間で相川さんはとても仲良くなりましたもんね。怒っちゃうのも仕方ないわよね」
そういって微笑ましそうに相川をみる山下。
彼女も子供好きらしく、二人の仲の良さをすこし羨ましそうにしている。
「うん、一緒にお風呂にも入ったしね、もうマブダチっしょ!」
そういって、紅茶をひとくちすする。
今二人が飲んでいるお茶は部屋の外に控えてもらっているメイドさんに用意してもらったもので、用があるとき以外は部屋の外に控えてくれている。
最初はずっとメイドに付いてもらっているのも悪いので必要ないと言っていたのだが、実際に部屋で休んでいると現代の旅館やホテルのように、何でも準備されているわけでもないこの部屋では、お茶の一つもいれることができなかったのだ。
無理やりだったが、メイドを付けてもらって非常に助かっている。
高町の部屋での話し合いが終わってから、相川と山下の二人は同じ部屋でくつろいでいた。
個別に部屋を用意してもらっていた4人だったが、高町仁の部屋での話し合いの結果、同性同士でペアになって部屋に泊まることにしたのだ。
「ほんと、最初はお風呂に入れようとしたらすごい嫌がって大変だったし…特に服を脱がせるときなんて、剣が降ってくる~って言って泣きわめいてたし。ガタガタ震えて、赤い剣で切り殺されるって言って大泣きしてたんだよ? これまでどんな目にあってきたんだろ…剣で襲われるなんて普通じゃないじゃん?」
「それに、お尻のところに小さいけどアザまで出来てて…どうしたのって聞いても、わからないってしか答えないんだよ。でも、誰かにぶたれたのかもしれないじゃん?」
そういって両手で持ったカップに視線をおとす相川。その瞳には涙が滲んでいる。
「そうね、こちらの世界では一歩街の外に出たら、野党に襲われる可能性もあるそうですから。ちょっと日本人の感覚では彼女の生い立ちは想像できないかもしれないわね。それに、物みたいに売り買いされる人もいるって聞いたわ」
良くある異世界召喚モノのテンプレ通り、この世界には奴隷が存在している。
そして、獣人への迫害の歴史もこの国にはあるのだ。
ここ10年くらいで、条例や取り締まりで差別を減らそうとしてきたアルストリア王国では、獣人への迫害は多少減ってはいるのだが、長い間あった慣習は国民に刷り込まれており、いまだ根強い差別意識が残っているのだ。
素性の知れぬ獣人をかくまう、ましてや王宮に獣人を入れるなど、この国の人間からすると言語道断の行いなのだが、それを知らない相川は彼らの女の子への扱いに憤慨していた。
「人種差別なんて野蛮じゃん! 最初は面白い場所にこれたって思ってたのに、ここのヤツらマジ幻滅だし!」
眉を吊り上げてプンプン怒っている相川。おこである。
「あの子みたいな人種の方は奴隷が多いんですってね…昔は地球だってどこの国にも奴隷はいたそうよ。ここは日本に比べたらあまり発展していない国みたいだし、仕方がないのかもしれないわね。でも、私たちだけでも彼女に優しくしてあげましょう?」
「うん! アタシが沢山可愛がってあげないと、お風呂に慣れてからは全然泣かなくなったし、身体を洗ってあげたら懐いちゃって、アタシにくっついてくるようになって、超可愛かったんだから♪」
そう言ってニコニコする相川は、とても嬉しそうだ。
「二人で身体の洗いっこして、頭も洗ってあげて。湯船に浸かって100数えたんだけど、ず~~っと私に抱きついてニコニコしてたんだから」
「そうなの? あんなに可愛い子に甘えられるなんて羨ましいわ」
「でしょ! 100数えて外に出る時も、もっともっとって言って甘えてくるくらい仲良くなってたんだから♪」
結局、顔を真っ赤にしている女の子を、のぼせてしまうからと宥てお風呂から引っ張り出してきたらしい。
二人のお風呂の世話をしてくれたメイドが言うには、平民や貧しい者たちには身体を清めるのは井戸水や川の水をつかっての行水が主らしく、暖かいお湯をふんだんに使った風呂というものは、なかなか経験できないものなのだそうだ。
だから、気持ちの良いお湯に沢山浸かりたがったのだろうという話だった。
お茶を飲みながらの話題の内容は、ウサギ耳の女の子と相川とのやり取りについてが主だったが、殆ど初対面だったおばあちゃんとギャルは思いのほか仲良くなったようだ。
何度も二人でクスクスと笑いあっている。
「明日には、お姫様と王様、それに宰相さんを交えてのお話があるそうですね、そこで今後どうするかを決めるそうですけど…どうなるのかしらね?」
「う~ん…、あの一緒にここに来たって言ってた青い髪の人も、どうするか決めないとだし、大変じゃん」
「髪の色も顔立ちも日本人離れしてたから、安易に違うんじゃないかって言ってしまったけど、本人は日本人だって言っていたものね。もっとちゃんと話を聞いてあげれば良かったわ」
そう言って心配そうにする山下。
「あの人日本語話してたしね~。そういえばお姫ちゃんも周りの鎧の人も、顔は外人さんっぽいのに日本語ペラペラだったね~」
不思議だし~と言ってドライフルーツをひとつ摘まみ上げ、口の中に放り込む相川。
「そうねぇ、不思議ね~」
二人で不思議だ不思議だと言い合って、その夜の二人の夜会は終了となった。
その夜会の終了から数時間後、二人が寝静まったベッドから起き上がる小さな影があった。
その影は周りを見回した後しゃがみ込み、地面に這いつくばったまま虫のようにかさかさと移動をはじめた。
そして部屋の出口までたどり着くと、ゆっくりと扉を開いてその部屋から出て行った。
まだ街の灯りが消え切る前、日本にいた頃の相川なら外を遊び歩いていたかもしれない時間帯であったが、疲れていた相川と山下は部屋から出ていく小さな影に気づくことはなかった。
部屋の奥から出てくる相川大愛に山下絹江が声をかける。
「うん、ぐっすりっしょ」
そう言ってソファに腰を掛ける相川。
向かいに座っていた山下は、カップを置いてに紅茶を注いであげている。
相川は、それを受け取って一口飲んでから、溜息をつく。
「疲れてたみたいだし、見つけたときは沢山泣いてたからね」
今、相川と山下がいるこの部屋は、宰相が用意した部屋の一室である。
床は板張りのフローリングで、ジグザグに板を並べられた柄をしており、部屋の真ん中には大きな白と赤の模様の絨毯が敷かれている。
その上にテーブルと椅子が四脚、テーブルの上には紅茶のポットとカップ、お茶受けにドライフルーツがいくつか置かれていた。
壁のは落ち着いた暗い色の木が張られた壁で、植物をモチーフにしたシンメトリーのレリーフが彫られている。
上半分は白い漆喰で塗り固められて、そこには金色の額縁で縁取られた高そうな絵が数枚飾ってあった。
風景画だろうか? その絵をみる限りは地球の風景と違う点は見受けられない。
天井には6本の蝋燭のような灯りを取り付けたシャンデリアが吊るしてあり、白熱電球のような温かい光が部屋の中を照らしている。
窓は開け広げられており、日本の夜に比べると光が少ない街並みを見渡せる。
この部屋が城の何階にあたるのかわからないが、窓の下は10m以上はありそうだ。
扉を挟んだ隣の部屋にはベッドが二つ用意されており、そのうち一つはウサギ耳の女の子が使用している。
そのベッドを相川が女の子と一緒に使い、もう一つを山下が使う予定である。
召喚の間で見つけてきたうさ耳の幼女を同じ部屋で泊らせるということに、城の人間は猛反対したのだが、獣人への差別を感じさせるメイドたちの対応を見て、この子を引き渡してはいけない思い、絶対に同じ部屋に泊まらせると相川が強行したのだった。
「そうですか、この辺りでは動物の耳が生えた人はあまり良い扱いを受けないそうですから。きっと苦労してきたんでしょうね」
あんなに小さいのに…と悲しそうにする山下。
「ほんっと! わかってないわアイツら! あんなに可愛い女の子イジメてなにが楽しいんだか。バカっしょマジで!」
「ほら、あんまり大きな声を出してはダメよ、せっかく寝たのに起きてしまいますよ」
口元に指を立てて、しーっとしている山下に、いっけねーといった感じで相川は口を両手で押さえる。
「ふふっ、ほんとに短い時間で相川さんはとても仲良くなりましたもんね。怒っちゃうのも仕方ないわよね」
そういって微笑ましそうに相川をみる山下。
彼女も子供好きらしく、二人の仲の良さをすこし羨ましそうにしている。
「うん、一緒にお風呂にも入ったしね、もうマブダチっしょ!」
そういって、紅茶をひとくちすする。
今二人が飲んでいるお茶は部屋の外に控えてもらっているメイドさんに用意してもらったもので、用があるとき以外は部屋の外に控えてくれている。
最初はずっとメイドに付いてもらっているのも悪いので必要ないと言っていたのだが、実際に部屋で休んでいると現代の旅館やホテルのように、何でも準備されているわけでもないこの部屋では、お茶の一つもいれることができなかったのだ。
無理やりだったが、メイドを付けてもらって非常に助かっている。
高町の部屋での話し合いが終わってから、相川と山下の二人は同じ部屋でくつろいでいた。
個別に部屋を用意してもらっていた4人だったが、高町仁の部屋での話し合いの結果、同性同士でペアになって部屋に泊まることにしたのだ。
「ほんと、最初はお風呂に入れようとしたらすごい嫌がって大変だったし…特に服を脱がせるときなんて、剣が降ってくる~って言って泣きわめいてたし。ガタガタ震えて、赤い剣で切り殺されるって言って大泣きしてたんだよ? これまでどんな目にあってきたんだろ…剣で襲われるなんて普通じゃないじゃん?」
「それに、お尻のところに小さいけどアザまで出来てて…どうしたのって聞いても、わからないってしか答えないんだよ。でも、誰かにぶたれたのかもしれないじゃん?」
そういって両手で持ったカップに視線をおとす相川。その瞳には涙が滲んでいる。
「そうね、こちらの世界では一歩街の外に出たら、野党に襲われる可能性もあるそうですから。ちょっと日本人の感覚では彼女の生い立ちは想像できないかもしれないわね。それに、物みたいに売り買いされる人もいるって聞いたわ」
良くある異世界召喚モノのテンプレ通り、この世界には奴隷が存在している。
そして、獣人への迫害の歴史もこの国にはあるのだ。
ここ10年くらいで、条例や取り締まりで差別を減らそうとしてきたアルストリア王国では、獣人への迫害は多少減ってはいるのだが、長い間あった慣習は国民に刷り込まれており、いまだ根強い差別意識が残っているのだ。
素性の知れぬ獣人をかくまう、ましてや王宮に獣人を入れるなど、この国の人間からすると言語道断の行いなのだが、それを知らない相川は彼らの女の子への扱いに憤慨していた。
「人種差別なんて野蛮じゃん! 最初は面白い場所にこれたって思ってたのに、ここのヤツらマジ幻滅だし!」
眉を吊り上げてプンプン怒っている相川。おこである。
「あの子みたいな人種の方は奴隷が多いんですってね…昔は地球だってどこの国にも奴隷はいたそうよ。ここは日本に比べたらあまり発展していない国みたいだし、仕方がないのかもしれないわね。でも、私たちだけでも彼女に優しくしてあげましょう?」
「うん! アタシが沢山可愛がってあげないと、お風呂に慣れてからは全然泣かなくなったし、身体を洗ってあげたら懐いちゃって、アタシにくっついてくるようになって、超可愛かったんだから♪」
そう言ってニコニコする相川は、とても嬉しそうだ。
「二人で身体の洗いっこして、頭も洗ってあげて。湯船に浸かって100数えたんだけど、ず~~っと私に抱きついてニコニコしてたんだから」
「そうなの? あんなに可愛い子に甘えられるなんて羨ましいわ」
「でしょ! 100数えて外に出る時も、もっともっとって言って甘えてくるくらい仲良くなってたんだから♪」
結局、顔を真っ赤にしている女の子を、のぼせてしまうからと宥てお風呂から引っ張り出してきたらしい。
二人のお風呂の世話をしてくれたメイドが言うには、平民や貧しい者たちには身体を清めるのは井戸水や川の水をつかっての行水が主らしく、暖かいお湯をふんだんに使った風呂というものは、なかなか経験できないものなのだそうだ。
だから、気持ちの良いお湯に沢山浸かりたがったのだろうという話だった。
お茶を飲みながらの話題の内容は、ウサギ耳の女の子と相川とのやり取りについてが主だったが、殆ど初対面だったおばあちゃんとギャルは思いのほか仲良くなったようだ。
何度も二人でクスクスと笑いあっている。
「明日には、お姫様と王様、それに宰相さんを交えてのお話があるそうですね、そこで今後どうするかを決めるそうですけど…どうなるのかしらね?」
「う~ん…、あの一緒にここに来たって言ってた青い髪の人も、どうするか決めないとだし、大変じゃん」
「髪の色も顔立ちも日本人離れしてたから、安易に違うんじゃないかって言ってしまったけど、本人は日本人だって言っていたものね。もっとちゃんと話を聞いてあげれば良かったわ」
そう言って心配そうにする山下。
「あの人日本語話してたしね~。そういえばお姫ちゃんも周りの鎧の人も、顔は外人さんっぽいのに日本語ペラペラだったね~」
不思議だし~と言ってドライフルーツをひとつ摘まみ上げ、口の中に放り込む相川。
「そうねぇ、不思議ね~」
二人で不思議だ不思議だと言い合って、その夜の二人の夜会は終了となった。
その夜会の終了から数時間後、二人が寝静まったベッドから起き上がる小さな影があった。
その影は周りを見回した後しゃがみ込み、地面に這いつくばったまま虫のようにかさかさと移動をはじめた。
そして部屋の出口までたどり着くと、ゆっくりと扉を開いてその部屋から出て行った。
まだ街の灯りが消え切る前、日本にいた頃の相川なら外を遊び歩いていたかもしれない時間帯であったが、疲れていた相川と山下は部屋から出ていく小さな影に気づくことはなかった。
0
お気に入りに追加
64
あなたにおすすめの小説
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
召喚アラサー女~ 自由に生きています!
マツユキ
ファンタジー
異世界に召喚された海藤美奈子32才。召喚されたものの、牢屋行きとなってしまう。
牢から出た美奈子は、冒険者となる。助け、助けられながら信頼できる仲間を得て行く美奈子。地球で大好きだった事もしつつ、異世界でも自由に生きる美奈子
信頼できる仲間と共に、異世界で奮闘する。
初めは一人だった美奈子のの周りには、いつの間にか仲間が集まって行き、家が村に、村が街にとどんどんと大きくなっていくのだった
***
異世界でも元の世界で出来ていた事をやっています。苦手、または気に入らないと言うかたは読まれない方が良いかと思います
かなりの無茶振りと、作者の妄想で出来たあり得ない魔法や設定が出てきます。こちらも抵抗のある方は読まれない方が良いかと思います
婚約破棄と領地追放?分かりました、わたしがいなくなった後はせいぜい頑張ってくださいな
カド
ファンタジー
生活の基本から領地経営まで、ほぼ全てを魔石の力に頼ってる世界
魔石の浄化には三日三晩の時間が必要で、この領地ではそれを全部貴族令嬢の主人公が一人でこなしていた
「で、そのわたしを婚約破棄で領地追放なんですね?
それじゃ出ていくから、せいぜいこれからは魔石も頑張って作ってくださいね!」
小さい頃から搾取され続けてきた主人公は 追放=自由と気付く
塔から出た途端、暴走する力に悩まされながらも、幼い時にもらった助言を元に中央の大教会へと向かう
一方で愛玩され続けてきた妹は、今まで通り好きなだけ魔石を使用していくが……
◇◇◇
親による虐待、明確なきょうだい間での差別の描写があります
(『嫌なら読むな』ではなく、『辛い気持ちになりそうな方は無理せず、もし読んで下さる場合はお気をつけて……!』の意味です)
◇◇◇
ようやく一区切りへの目処がついてきました
拙いお話ですがお付き合いいただければ幸いです
【完結】彼女以外、みんな思い出す。
❄️冬は つとめて
ファンタジー
R15をつける事にしました。
幼い頃からの婚約者、この国の第二王子に婚約破棄を告げられ。あらぬ冤罪を突きつけられたリフィル。この場所に誰も助けてくれるものはいない。
【 完 結 】スキル無しで婚約破棄されたけれど、実は特殊スキル持ちですから!
しずもり
ファンタジー
この国オーガスタの国民は6歳になると女神様からスキルを授かる。
けれど、第一王子レオンハルト殿下の婚約者であるマリエッタ・ルーデンブルグ公爵令嬢は『スキル無し』判定を受けたと言われ、第一王子の婚約者という妬みや僻みもあり嘲笑されている。
そしてある理由で第一王子から蔑ろにされている事も令嬢たちから見下される原因にもなっていた。
そして王家主催の夜会で事は起こった。
第一王子が『スキル無し』を理由に婚約破棄を婚約者に言い渡したのだ。
そして彼は8歳の頃に出会い、学園で再会したという初恋の人ルナティアと婚約するのだと宣言した。
しかし『スキル無し』の筈のマリエッタは本当はスキル持ちであり、実は彼女のスキルは、、、、。
全12話
ご都合主義のゆるゆる設定です。
言葉遣いや言葉は現代風の部分もあります。
登場人物へのざまぁはほぼ無いです。
魔法、スキルの内容については独自設定になっています。
誤字脱字、言葉間違いなどあると思います。見つかり次第、修正していますがご容赦下さいませ。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる