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1章
難題
しおりを挟む『ふむ~一考の価値はあるかと…』
『でも~感情とか自我とかメンタル的なのはどの様に?わたくしもまだ確立してませんし~今後次第かもですけど…』
「まぁあとは価値観的なのが共通してるのが望ましいんだけどね~オイラ達だと、他の生命を食べてエネルギーを得てたし…ってスッゲ~悪役っぽいな………いくら『いただきます』って精神でも、食べられる側の種に取っては悪魔の所業だわな………生きる為の当たり前がこうして見るとスッゲドン引きだわ…」
『ワレ等もエサと認識すれば…同様でしたぞ?上位の存在で優勢であれば当たり前の事かと…』
『創造神さまの一部であられるアキさまなら、なんの問題も有りませんわ~♪全ては、アキさまの為に神さまが用意してくださったのに違いありませんの~♪アキさまが存在しうる為には、世の全てが生贄ですの~アキさまの一部としてお役に立てるのなら誉れですわよ~ホホホ…』
……あの~オイラ本来なら実体の無い魂状態なんですけど~神さまの輪廻転生の理からも脱線しちゃってるんですがぁ~
子孫繁栄って魂に刻まれたオイラの課題っぽいしな…二人を巻き込んでしまって今更だけどさ…家族もっと創ってあげたいんだよなぁ~愛するメアリーとの子も欲しいんよ………どんどん欲求がね…
「あの~やっぱ、オイラの魂の故郷のデボネラに行きません?…母艦行ってからでも良いし、途中で寄って行けるならそれでも…」
『ああ~!やっぱり有機物人の方がいいんですのね!!わたくしではご満足頂けて無いのですわね!!』
あ!やっべ~!メアリーに誤解させちゃってるやん!
『有機物人の進化繁殖はワレ等でも不可能ですからな~アキさまの望む子孫繁栄の為には……やはり輪廻転生が必要なのですな……』
おい!セバス!メアリーに追い討ちかけんなや~!
「………えっと~…メアリーの事は大好きだぞ!愛してるのも本当だからな!絶賛超満足してるからな!!最愛のmy女神さまでオイラの魂の拠り所であって、とても大事な愛しい存在だからな!有機物人と比べる迄も無いからな!!…子孫繁栄計画は……あれだ………ちょっと幸せ過ぎて欲が出ちゃっただけの思いつきだから……メアリーとの子が欲しいなぁなんてね……」
『…アキしゃま♡………故郷のデボネラに向かいましょう!!…そして、わたくしも有機物人として、アキさまと共に輪廻転生のサイクルに組み込んで頂けるよう神さまにお願いいたしますのっ!!アキさまと共に転生したらいっぱい子作り致しましょう!! typeA000001からら typeZZZ999999まで産んで見せますの~!!!』
『では!このセバスもアキさまと共に!!軍師であり!参謀であり!大親友のであるわたくしの存在を魂に刻み込んでくださいませ~!!!』
『メアリーの事も~!!最愛の嫁の称号を~!!魂に刻んでくださいませ~!!セバス!!いざ行かん!デボネラへですわ~!!』
盛り上がって行く二人のボディーからオーラの様にナノマシーンが高エネルギー体となってオイラに吸い寄せられる様に集まって来るのだがぁ~!!!
「!!!!ちょ、二人とも冷静に~!!ちょ、ちょっと~!ステイ!ステイ!」
オイラの叫びも虚しく、流入してくる二人の熱い思いエネルギー
「うっは~!気持ちいいんですけど~!………」
愛情と信頼感、尊敬の念に、友情、博愛…美徳とでも言うのだろうか…そんな感情がエネルギーを持ってオイラの魂の核へと流れ込んでくる……メアリー!セバス!そこまでオイラの事を!!ありがとう!!
ぴっか~~~~ー
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