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1章
漂流
しおりを挟む『アキさま、船体の破損は軽微でありました!メアリーのエネルギーと量産型の素材を使用してナノマシーンにて修復しておりますので、ご安心くださいませ!』
セバスからの報告がなされる。
「あ、わかった!セバスご苦労様~!………だから~!メアリー!コレはそういう仕様なの!!…いつも臨戦態勢じゃ、邪魔になるやんよ!…………だから~!…故障して無いから!!…メアリー!ステイ!!」
通常モードになっているコレについて納得出来ないメアリーに説明しているのだが…メアリーよ…ナニがそこまで拘らせているのかね?……
『アキさま~!だって~だって~!その様な哀れな状態になっているではありませんか~!!わたくしの愛のエネルギーが足りて無いのでは無いですか?直ぐにただちに補給致しませんと!アキさまは常時!凛々しく尊厳を保っていなければなりませんの~♡』
………なんか、勘違いしてるんですが…………哀れって言うなよ…
『アキさまの男としての威厳の象徴!!…確かに!!メアリーよ!よく言った!わたくしもアキさまの威厳を垣間見たく!お手伝い致しましょうぞ!!』
「いらん!!こっちくんなや!!セバスには威厳は関係無いからな!!」
無性であった彼らに、性別の概念を教育せねばと思うオイラでした………。
「ところで…そろそろオイラをワガママボディーに戻して欲しいんだけど………」
まだ、幽体離脱状態のオイラです…この状態では、ヤレることも出来ません。威厳を示しても使い道無いんですけど………てか魂状態でオラオラしてもね………
『はっ!うっかりでしたの~早く戻っていただかねば~!わたしを愛でて頂く為にも~♡』
『………アキさま…衝撃で飛び出したのですから、ボディーへ重なれば戻るのではと愚行いたしますが………』
「へ?そんなんでいいので?…」
『セバス!でしたら、わたしのエネルギーをアキさまのボディーへ補充してくだいませ~!直ぐに哀れな状態から威厳に満ちた状態になりますわ♡』
と、myボディーを抱えて引きずりながら寄ってくる…白目を剥いて、だらしない姿のmyボディー…うむ………我ながら哀れな姿です………
「メアリー!だから!!そういう仕様じゃないからな!…メアリーの愛情たっぷりエネルギーは嬉しいけどな!………一応セバス補充よろしく………一応だからな!」
メアリーによって、大事に横たえられたmyボディーへ意識を馴染ませる感じで入っていく
セバスも愛のエネルギーを補充し始め、myボディーへと馴染んでいく感覚。
「………うん大丈夫ぽいな!……ってか!!メアリーの愛のエネルギーでスッゲ~幸福感がぁぁ~!!!」
『きゃ~アキさまの威厳がぁぁ~♡なんでしたらアキさま~直にエネルギーを注いじゃいます?♡する♡?』
あんな事故?があったのに…メアリーよ………
メアリーを直視出来ず、セバスの諦めた様な顔と目が合うと
『………アキさま………私はしばらく船の周辺の監視をしておきますので………どうぞお気兼ね無く…』
と、散らかる個室から立ち去る有能執事………裏切ったかセバスよ………お気遣いありがとうとでも言えばいいのかい?…
「…メアリー?、まずは散らかった部屋とか片付けような………オイラは綺麗好きなんだよな~…だからなっ?…………ステイ!!ステイ~!!」
…ステイ………
……ス………テイ…………
………ス…
………
……
…
『メアリ~♡…メアリ~♡!!……あへっ♡……
…
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