磨魂の旅

ぶりゅん

文字の大きさ
上 下
6 / 20
1章

しおりを挟む

「はい!我で~す!」

現在ワガママボディーの器にインストール?される所で~す。

あれから、張り切ったグレイさん達が我を詳細に調べあげ、骨格ボディーの素材の厳選からナノマシーンの仕様まで我の思いつく限りのワガママ?を詰めに詰め込んで作ってくださいました。

まぁ、見た事も聞いた事も無いレアメタルや合成有機物、各種機能を搭載したナノマシーン数種、エネルギー源も我の提案で融合炉的な物を搭載して頂きました~!目からレーザービームも出る仕様で~す♪その他諸々の盛り盛り

『アキさま~!インストール完了です!!ワガママボディーを動かしてみてくださいませ~♪』

「うむ!くるしゅうない!」

両手をグパグパ、指先にもちゃんと感覚がある。脚、足、指先もOK!
視界も良好!おっと!これは!視界からの情報が温度や方位、距離などなど機能が満載!
ワガママボディーの状態や装備、機能も脳内?に随時確認出来る仕様!!
まるでアイ◯ンマーン状態なのですが!見た目はイケメン人間仕様なのです!

『アキさま~どうでしょうか~?』

おっと~!ワガママボディーの機能とかに夢中になってしまっていた

「いいんでないかな~動きも生前の器(肉体)より馴染んでる気がするよ~皮膚の感じも生だし!スッゲ~な~これどうなってんの~」

『アキさまの生前のボディー情報を得て五感などを再現してみたんやで~生殖器官も感度抜群にしといたで~試してみはりますか~?』

と、シルバーの髪でキリとした渋いイケオジ執事っぽい元グレイのtype Y

「おいおい~我はオス!つまりは男だからな~!typeYもオスの設定なんだぞ~同性での趣味はないんだぞ」

どうやら、我のワガママボディー開発の為に自らを実験台にして身内から素材を掻っ攫って試作しまくったらしいのだがw
執事仕様にしたのは我の趣味です。従者って感じで良くない?w

『あの~でしたら私がメス仕様ですの~?なんか、胸元とか腰周りがアキさま達と違うんですけど~?』

「あ~typeXはメス仕様だね~女のボディーだよ~オスと生殖器を合わせたりして、気持ち良くなれる仕様だね~」

typeXは女性仕様のワガママボディーです。まんまワガママなボディーです!我の好みでワガママなボディーです!!

『え~と?オス仕様より股間の穴が多いのは……そういう………』

『typeX?試してみ~ひん?ワレにも付いとるで~』

元グレイさんだし…我は本来、魂状態なので子作りとか意味があるのかわからないし、なんかしちゃダメな気がする…

「え~と~二人きりの時に試してな~そういう事は基本、愛し合う二人で感情込めてお互いの気持ちを確認する行為だからな~」
と、適当な事を言っておく…性欲なんて元グレイさん達には無いだろうしな

『『愛ですか…』』

「まぁ深い深い意味合いの言葉だから追々知るつもりでいいんでないかな~」

我に愛を語る資格は無いのです…生前は独身貴族だったし…くっそ!

『愛とは………ぶつぶつ』

『ふむ~なんで生殖器が膨らんでるん?アキさま~これはどういう仕様なん?』

自分の股間の違和感に戸惑うtypeY

「あ~それが生殖する際に必要な生理現象ってヤツだな~ふにゃってると入らないからな~」

『ウゲ~あんのを入れるんで……』

ドン引きしているtypeX


うっかりみんな服を着てませんでした~ちゃんちゃん



「ところでだが…typeX、Yと呼んでいるのもなんだし、名前を決めようか?」

『おお~名案です~新しい進化したnewtypeになりましたからね~』

『ではSSS series newtypeX Special Exとかどうでしょう~♪』

『おお~かっこいいやや~ん!!』

「はい却下~!!お二方の仕様ってか型番はそれでも良いかもだけど、呼び合う個としての呼び名が欲しいんだよね~例えば~typeYがセバスとか~typeXがメアリーとか~」

二人には、我の従者枠で考えることは内緒ですw執事とメイドぽいでしょ?w

『ほう~アキさまのお名前の様な呼称ですやん…ワレはそれで良いですわ~』

『そしたらワレはメアリー?…メアリー………メアリー…悪くはない気がする』

「じゃそれで決定でいいかな~?改めてセバス、メアリーよろしくね!あとワガママボディー開発してくれてありがとうね♪それじゃ~出発~!!」

まぁ、騙したわけじゃないし………本人達も希望と言うものを持てた訳だし、彼らの成長次第では人工知能もこの宇宙で人権?を得れる事を願って!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

俺だけが見えるモノ

未田不決
恋愛
青春真っ只中の高校時代。 恋愛を諦める理由は数あれど、きっと俺みたいなヤツはそうそう居ないだろう。 それは俺だけが抱える悩みで、俺だけが見えるモノだった。

忘却の艦隊

KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。 大型輸送艦は工作艦を兼ねた。 総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。 残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。 輸送任務の最先任士官は大佐。 新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。 本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。    他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。 公安に近い監査だった。 しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。 そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。 機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。 完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。 意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。 恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。 なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。 しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。 艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。 そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。 果たして彼らは帰還できるのか? 帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?

俺の娘、チョロインじゃん!

ちゃんこ
ファンタジー
俺、そこそこイケてる男爵(32) 可愛い俺の娘はヒロイン……あれ? 乙女ゲーム? 悪役令嬢? ざまぁ? 何、この情報……? 男爵令嬢が王太子と婚約なんて、あり得なくね?  アホな俺の娘が高位貴族令息たちと仲良しこよしなんて、あり得なくね? ざまぁされること必至じゃね? でも、学園入学は来年だ。まだ間に合う。そうだ、隣国に移住しよう……問題ないな、うん! 「おのれぇぇ! 公爵令嬢たる我が娘を断罪するとは! 許さぬぞーっ!」 余裕ぶっこいてたら、おヒゲが素敵な公爵(41)が突進してきた! え? え? 公爵もゲーム情報キャッチしたの? ぎゃぁぁぁ! 【ヒロインの父親】vs.【悪役令嬢の父親】の戦いが始まる?

RUBBER LADY 屈辱の性奴隷調教

RUBBER LADY
ファンタジー
RUBBER LADYが活躍するストーリーの続編です

[恥辱]りみの強制おむつ生活

rei
大衆娯楽
中学三年生になる主人公倉持りみが集会中にお漏らしをしてしまい、おむつを当てられる。 保健室の先生におむつを当ててもらうようにお願い、クラスメイトの前でおむつ着用宣言、お漏らしで小学一年生へ落第など恥辱にあふれた作品です。

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

処理中です...