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1章
器
しおりを挟む「はい!我で~す!」
現在ワガママボディーの器にインストール?される所で~す。
あれから、張り切ったグレイさん達が我を詳細に調べあげ、骨格ボディーの素材の厳選からナノマシーンの仕様まで我の思いつく限りのワガママ?を詰めに詰め込んで作ってくださいました。
まぁ、見た事も聞いた事も無いレアメタルや合成有機物、各種機能を搭載したナノマシーン数種、エネルギー源も我の提案で融合炉的な物を搭載して頂きました~!目からレーザービームも出る仕様で~す♪その他諸々の盛り盛り
『アキさま~!インストール完了です!!ワガママボディーを動かしてみてくださいませ~♪』
「うむ!くるしゅうない!」
両手をグパグパ、指先にもちゃんと感覚がある。脚、足、指先もOK!
視界も良好!おっと!これは!視界からの情報が温度や方位、距離などなど機能が満載!
ワガママボディーの状態や装備、機能も脳内?に随時確認出来る仕様!!
まるでアイ◯ンマーン状態なのですが!見た目はイケメン人間仕様なのです!
『アキさま~どうでしょうか~?』
おっと~!ワガママボディーの機能とかに夢中になってしまっていた
「いいんでないかな~動きも生前の器(肉体)より馴染んでる気がするよ~皮膚の感じも生だし!スッゲ~な~これどうなってんの~」
『アキさまの生前のボディー情報を得て五感などを再現してみたんやで~生殖器官も感度抜群にしといたで~試してみはりますか~?』
と、シルバーの髪でキリとした渋いイケオジ執事っぽい元グレイのtype Y
「おいおい~我はオス!つまりは男だからな~!typeYもオスの設定なんだぞ~同性での趣味はないんだぞ」
どうやら、我のワガママボディー開発の為に自らを実験台にして身内から素材を掻っ攫って試作しまくったらしいのだがw
執事仕様にしたのは我の趣味です。従者って感じで良くない?w
『あの~でしたら私がメス仕様ですの~?なんか、胸元とか腰周りがアキさま達と違うんですけど~?』
「あ~typeXはメス仕様だね~女のボディーだよ~オスと生殖器を合わせたりして、気持ち良くなれる仕様だね~」
typeXは女性仕様のワガママボディーです。まんまワガママなボディーです!我の好みでワガママなボディーです!!
『え~と?オス仕様より股間の穴が多いのは……そういう………』
『typeX?試してみ~ひん?ワレにも付いとるで~』
元グレイさんだし…我は本来、魂状態なので子作りとか意味があるのかわからないし、なんかしちゃダメな気がする…
「え~と~二人きりの時に試してな~そういう事は基本、愛し合う二人で感情込めてお互いの気持ちを確認する行為だからな~」
と、適当な事を言っておく…性欲なんて元グレイさん達には無いだろうしな
『『愛ですか…』』
「まぁ深い深い意味合いの言葉だから追々知るつもりでいいんでないかな~」
我に愛を語る資格は無いのです…生前は独身貴族だったし…くっそ!
『愛とは………ぶつぶつ』
『ふむ~なんで生殖器が膨らんでるん?アキさま~これはどういう仕様なん?』
自分の股間の違和感に戸惑うtypeY
「あ~それが生殖する際に必要な生理現象ってヤツだな~ふにゃってると入らないからな~」
『ウゲ~あんのを入れるんで……』
ドン引きしているtypeX
うっかりみんな服を着てませんでした~ちゃんちゃん
「ところでだが…typeX、Yと呼んでいるのもなんだし、名前を決めようか?」
『おお~名案です~新しい進化したnewtypeになりましたからね~』
『ではSSS series newtypeX Special Exとかどうでしょう~♪』
『おお~かっこいいやや~ん!!』
「はい却下~!!お二方の仕様ってか型番はそれでも良いかもだけど、呼び合う個としての呼び名が欲しいんだよね~例えば~typeYがセバスとか~typeXがメアリーとか~」
二人には、我の従者枠で考えることは内緒ですw執事とメイドぽいでしょ?w
『ほう~アキさまのお名前の様な呼称ですやん…ワレはそれで良いですわ~』
『そしたらワレはメアリー?…メアリー………メアリー…悪くはない気がする』
「じゃそれで決定でいいかな~?改めてセバス、メアリーよろしくね!あとワガママボディー開発してくれてありがとうね♪それじゃ~出発~!!」
まぁ、騙したわけじゃないし………本人達も希望と言うものを持てた訳だし、彼らの成長次第では人工知能もこの宇宙で人権?を得れる事を願って!
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