片月の怪
下町の工務店に勤める作業員の七尾猛は、五年間働いた職場を唐突に辞める事になった。理由は“霊媒師”を名乗る志条彩人という青年に、ボディーガードとしてスカウトされたから……だが、そんな話に納得ができるはずもなく、猛は密かな目的を持って、彩人との不本意な共同生活に臨む。その目的とは、彩人が霊能者を騙る詐欺師であるという証拠を掴む事だった。
しかし、そう意気込んだのも束の間。とある出来事をきっかけに、猛自身が霊の視える体質になってしまい……
しかし、そう意気込んだのも束の間。とある出来事をきっかけに、猛自身が霊の視える体質になってしまい……
プロローグ
第一章 不可思議な力
第二章 戻れない日常
第三章 寂しさの在処
第四章 半分の月
第五章 それぞれのココロ
エピローグ
後日談
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