夜嵐

村井 彰

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  あー……それじゃ、次は俺が話そうかな。
  そう言って、悠聖ゆうせいの隣で頭を搔くような仕草をしたのは隆春たかはるだった。

  *

  俺のは悠聖と違ってわりと最近の話なんだけどな。ちょうど一年くらい前、俺が一年で、うちの姉貴……彩夏あやかが大学二年の夏休みに起きた出来事だ。

  その晩、彩夏が突然「大学の友達と出かけるから着いてこい」とか言い出してな。ほら俺、体ごっついだろ? 女子ばっかりで心配だから用心棒代わりにするんだと。
  正直俺はそこまでして夜に出かける必要ねーだろって思ったけど、逆らったらキレられるから渋々着いて行った。用事が済んだら飯奢ってくれるって言うしな。
  けどな、もし今あの時の俺に会えるんだったら、ぶん殴ってでも止めるよ。飯ごときに釣られるべきじゃない、姉貴に蹴られようが引っ掻かれようが絶対行くなってな。
  とはいえ、当時の俺はそんな事は知る由もない。彩夏に連れられるまま近所の公園に向かうと、すでに友達だっていう女子が二人、脇に停めた車の中で待ってた。
  友達のうち、金髪で化粧がケバい方がモモ。茶髪にゆるっとしたパーマをあててる方がユカリというらしい。運転席に座ったモモが俺を見上げて笑う。
「えー、アヤカの弟くんめっちゃイケメンじゃん。お姉ちゃんに似なくてよかったね」
「ちょっとそれどういう意味?!」
  モモの言葉に彩夏が肩を怒らせるけど、俺は何も言わずにモモに促されるまま黒い自動車の後部座席に乗り込んだ。余計な事は言わぬが花ってな。
  助手席に座るユカリの後ろに俺、そしてその隣に彩夏が座ってシートベルトを着けるのを確認すると、モモが慣れた手つきで車を発進する。
  するとすかさずユカリがカーステレオに手を伸ばして、妙にしっとりした音楽を流し出した。鼻にかかったような男性ボーカルの声がやけに耳につく。はっきり言って全く俺好みの曲じゃない。
  辛気臭い曲と女子三人の姦しい会話をBGMに、車はどんどん郊外の方に向かって行く。俺はルームミラー越しのモモへ視線をやった。
「あの、今日ってどこに行くんすか」
  俺が訊くと、モモはラメでギラギラした瞼を見開いた。
「ちょっとアヤカ! まさか弟くんになんも説明しないで連れて来たの?!」
「あー、そういや忘れてたかも」
  俺の隣で彩夏が肩をすくめる。
「もう、信じらんない。弟くんかわいそう」
  モモがそう言って彩夏に非難がましい目を向けるけど、俺の方は大して気にしちゃいなかった。何の説明もないまま彩夏に連れ回されるのなんて、俺にとっては日常茶飯事だったからな。
  そんな二人のやり取りに苦笑しながら、助手席のユカリが俺の方を振り向く。
「この峠のてっぺんにね、夜景がめちゃくちゃ綺麗に見える場所があるんだよ。そこに一回行ってみたくて」
  そう言って、ユカリはフロントガラスの向こうを指さした。間延びしたヘッドライトの灯りに照らされる先は、カーブしたガードレールがひたすらに続いている。こんな無愛想な景色の先に、本当にそんな綺麗な夜景があるんだろうか。
  そんな事を考えていたら、不意に俺達の乗った車の横すれすれを、白いバイクが物凄い勢いで走り抜けて行った。
「うわっ、なにあれ危ないなあ……スピード出しすぎでしょ」
  モモがちょっと焦った様子でハンドルを切る。その間にもバイクは一瞬で遠ざかって、気づいた時にはもう見えなくなっていた。
「そういや、この辺りって事故とか多いらしいね。きっとああいう輩がやらかすんじゃない?」
  窓の向こうを覗き込むようにして彩夏が言う。だけどその口調はいかにも興味なさげだ。
「ちょっとモモ、運転気をつけてね? 巻き込まれたらシャレにならないよ」
「そんなこと言われても、向こうが危険運転してたらどうしようもないんだけど。一本道だから避けられないし」
  不安そうなユカリに、モモはため息で答える。
  だけどそんなやり取りなんかより、俺は彩夏に呆れていた。事故多発地帯だと知っててわざわざこんな時間に来るなんて、こいつは何を考えてるんだ。やっぱり着いて来るんじゃなかった。
  綺麗な夜景とやらに一瞬だけ期待してみたけど、そんな浮ついた気持ちはさっきのバイクと一緒に消えてった。だけどそんな俺をよそに、四人が乗った車は、すでに峠の頂上に辿り着こうとしている。
「あ、もうすぐだよ! ここのトンネルを抜けた先のはず……」
  カーナビを確認しながらモモが言うと同時に、一瞬視界が暗くなる。洞穴のような小さくて短いトンネルの中に入ったらしかった。
  ほとんど舗装されていない道を車で走る音が、狭いトンネルの中に反響して風鳴りみたいな音をたてる。そしてそれが途切れた瞬間──
「わあ……!」
  助手席のユカリが声を上げて身を乗り出した。だけどその気持ちも分かる。フロントガラスの向こうには、キラキラしたビーズを街中にバラ撒いたみたいな、それは見事な夜景が広がっていたからだ。
「すげぇ……」
  普段ならそんなのに大して興味を持たない俺も、その景色にはすっかり見入ってた。遠くの方ではまだ僅かに残る空の赤が、真っ黒な丘陵を伝って少しずつ深い青に変わっていく。そんな神秘的な空の下では……そう、まさしく光の海が広がっていた。陳腐な表現だけどな、そうとしか言いようがないんだ。何もかも飲み込んでしまいそうなくらい広大で、眩しく輝くそれを言い表すのに、それ以上相応しい言葉を俺は知らない。
  峠の頂上にはちょっとした休憩所があって、展望台……って程でもないけど、端っこの方に小さな東屋もある。モモが空いたスペースに停車するのを待って、俺達は次々に車を降りた。
「すごい、めちゃくちゃ綺麗! 来てよかったね!」
  ユカリがはしゃいだ声をあげて、東屋の方に駆けて行く。その後ろでは彩夏がスマホのカメラを起動していた。いつも無愛想な彩夏にしては珍しく、ほっぺたが少し紅潮しているのが暗い中でも分かる。どうやら彩夏もこの状況を楽しんでいるみたいだった。
「いやあ、噂には聞いてたけどホント穴場なんだね。こんなに綺麗なのに他に誰もいないなんて信じらんない」
  車のキーを片手にやって来たモモが、そう言って笑う。確かに、これだけの景色ならネットなんかで話題になってそうなもんだ。しかも交通の便だって悪くないんだから、もっとカップルとかで賑わっていてもおかしくない。
「隆春。写真撮ったげるからそこ立ちなよ」
  俺が辺りを見回していると、不意に彩夏がそう言った。そして俺が振り返る前に、シャッターを切る音が響く。
「おい、今の絶対ブレただろ。撮り直せよ」
「大丈夫大丈夫、上手く撮れてるって」
「うそつけ! 見せろよこら」
  彩夏のスマホを奪おうと手を伸ばす。その時、遠くの方からバイクの音が近づいて来るのに気づいて、俺は顔をあげた。俺達が入ってきたトンネルから、エンジンの音が響いてくる。
「もしかして、さっきのバイクかな?」
  ユカリがそう呟くのと同時に、トンネルの向こうから白いバイクが現れた。ついさっき、俺達の横を猛スピードで走り抜けていったはずのバイクだ。
「あ、やっぱそうだった。あんなスピード出してたのに後から来るなんて。どっかで休憩してたのかな?」
  ユカリが小声で言って笑う。白バイクはトンネルの脇に停まると、特に何をするでもなくバイクの横に立ってじっとこちらを見ているようだった。……いや、本当はどこを見ているのかなんて分からない。なにしろ真っ白なフルフェイスのヘルメットと、ぴったりしたライダースーツを着ているせいで、表情どころか性別すら分からなかったからな。
「あの人何してんの?」
  彩夏がボソリと呟く。確かに、わざわざここまで来て何もしないで突っ立っているのは少し不審だった。もしかしたら、誰もいない穴場だと思っていたのに俺達がいたから、こっちに来るのを躊躇っているのかもしれない。まあそうだとしても俺達が譲ってやる義理はないし、気まずいのは分かるが気にせずこっちに来ればいいのに。
  そんな俺の思いが伝わった訳でも無いだろうけど、不意に白バイクが、こっちに向かって一歩踏み出した。
「……何だ、あれ。酔っ払ってんのか?」
  そんな白バイクの姿を見た俺は、思わずそう呟いていた。そいつの足取りが、ものすごく不安定だったからだ。一歩踏み出す事に頭がぐらぐら揺れて、見ているこっちの方が不安になるような動き。まるで映画に出てくるゾンビみたいだった。
「やだ、飲酒運転のうえにあのスピードだったの? ありえないんだけど」
  モモが苦い声で言う。確かに、そうだとしたらよく事故を起こさなかったもんだ。あんな狭い一本道で……
  そこまで考えた時、不意に思考の奥に嫌な閃きが過ぎった。
  一本道? そうだ、ここに来るまでの道は一本しかなかった。それなのに、なぜ俺達を追い抜いて行ったはずのバイクが後から来た? 寄り道や休憩を出来る場所なんて無かったし、道の脇に停車していたら気づかないはずがない。
  だったら……あの白バイクは、一体どこから来たんだ?
「ねえ……なんか、変じゃない?」
  ユカリが彩夏の方に近づいてきて、袖の先を掴んだ。
  白バイクの動きが、明らかにおかしくなっている。ヘルメットの重さに耐えられないみたいに首がガクガクと前後に揺れて、それなのに迷いなく俺達の方に近づいてくるんだ。
「……ちょっと、やばいかも。みんな、もう帰ろ」
  モモが上擦った声で言って、俺の肩に手を置いた。俺も……たぶん彩夏とユカリも同じ気持ちだった。もう夜景どころじゃない。アレが何であるにせよ、このままここに居るのは不味い。
  俺達が寄り添うようにしてモモの車に戻ろうとした時。
  ──ガツン
  何か、硬い物を地面に落としたような、鈍い音が響いた。
  俺は反射的に足元に目をやった。履きなれたスニーカーのすぐ横に、真っ白なヘルメットが転がっている。なんだ? アイツが脱ぎ捨てたのか。いきなりどうして──
「ぎゃああああああっ!」
  すぐそばで物凄い悲鳴が響き渡る。それがユカリの声だと気づくのに、少し時間がかかった。
「冗談、キツいんだけど……」
  彩夏が震える声で言って、俺の腕を掴む。何が……何が、起きてるんだ。
  嫌な予感を覚えながら、俺は顔を上げる。いつの間にか、あの白バイクは俺達のすぐ近くまで来ていた。それなのに、やっぱりそいつの顔は見えない。……いや、見えないんじゃない。
  そいつには、顔そのものが無かったんだ。
「走って!」
  突然強い力で腕を引っ張られて体を引き摺られたかと思うと、そのまま車の後部座席に押し込まれた。ユカリと彩夏と俺、三人で折り重なるようにシートの上に転がった時、運転席の扉が乱暴に閉められて車が急発進した。モモが俺達を連れて来てくれたのだと、理解する頃には車はもうトンネルに差し掛かっていた。
「なにあれ……なにあれ、意味わかんない……なんなの……」
  両腕で頭を守るような姿勢でうずくまって、ユカリがぶつぶつと呟いている。反対側の隣では、彩夏が真っ青な顔をして俺の手を握っていた。
  アイツ……あの白バイクには、顔が無かった。頭があるべき場所には何も無くて、ただ馬鹿みたいに綺麗な夜景だけが見えていた。それなのに俺達に向かって歩いてきて……ああそうだ、アイツの体に首が繋がっていなかったというのなら、あの時俺の足元に転がって来たヘルメット。あれの中には、きっと……
  気づいた時には、全身に鳥肌が立っていた。あの休憩所に誰もいなかった理由が今なら分かる。どれだけ綺麗な景色が見えようと、あんな化け物がいる場所になんて誰が行くもんか。
「ひっ」
  俺の隣で、ユカリが小さく悲鳴をあげた。
  バイクの音が、近づいて来ている。
  俺は反射的に振り向いた。けれど後ろには何もいない。それなのに音だけがずっと着いてくる。
「モモ……! モモ急いで! あいつに追いつかれちゃうよ!!」
「無茶言わないでよ、これ以上は無理だって! 」
  モモとユカリが金切り声をあげる。俺達は姿の見えないバイクに追い立てられるようにして、夜の山道を走り続けた。

  それからどこをどう通って来たのか、俺達はどうにか街まで帰ってきた。一人暮らしのユカリが一人になりたくないと言って泣き喚くから、そのまま全員でモモの住んでるマンションに向かって、四人で折り重なるようにして眠った。
  それでも、耳の奥ではあのバイクの音が響いているような気がして、夜中に何度も目が覚めたよ。他の三人も同じだったみたいでな、翌朝もユカリはモモの家に残るって言ってた。よっぽど怖かったんだろうな。気持ちは分かる。
  それで俺と彩夏の方はって言うと、次の日連れ立って家に帰ったら、両親にめちゃくちゃ怒られた。一応前の晩に連絡は入れてたんだが、まあいきなり夜に出て行って外泊したんだから、それも当然だよな。だけどそれすらも、いつもの日常って感じで、俺と彩夏は内心ホッとしてたよ。

  そう。ここで全部終わってりゃ、笑い話で済んだんだ。

  三日後、モモとユカリが死んだ。交通事故だったらしい。
  現場にいた人の話によると、二人が乗った車は何かに追い立てられるように猛スピードで走ってきて、そのまま電柱に激突したんだと。
  それでな、ここからが妙な話なんだが、二人の遺体には首が無かったらしい。
  警察がどこをどう調べても、最後まで二人の首は見つからず、仕方なく持ち物や衣服から身元を断定したって。あまりにもヤバい話過ぎて、遺体を確認させられた身内以外には伏せられたらしいんだけどな、まあ人の口に戸は立てられないよな。
  当然のごとく、その噂は俺と彩夏の耳にも入ってきて……とんでもない話なのに、妙に納得しちまってる自分に気づいたよ。
  だってな、あれから一人で道を歩いていると、時々物凄いスピードで迫ってくるバイクの音を聞くんだ。それで慌てて振り返るんだが、背後には何もいない。バイクの音もいつの間にか止んでる。
  そんな事の、繰り返しなんだ。
  その頃、彩夏は車の免許を取るために教習所に通ってたんだが、モモ達の事を知って以来、ぱったりと通うのを辞めた。たぶん、彩夏にも俺と同じ音が聞こえていたんだと思う。
  その音? ……ああ、今でもたまに聞こえるよ。
  だから俺も、死ぬまで車やバイクの免許は取らないし、あれから自転車にだって一度も乗ってない。そうしたら最後、俺もモモ達と同じように、あの白バイクに追い回されて、首を持っていかれるだろうから。
  でも、そんな事をしたって、きっと無駄なんだって事も本当は分かってるんだ。
  あの時、あの化け物が現れる直前に、彩夏が俺の写真を撮っただろ? あの写真を、後になってから彩夏が躊躇いがちに見せてくれたんだ。
  その写真に映る俺はな、首から上だけが、綺麗に消えていたよ。
  きっと、逃げられない。俺も、彩夏も、アイツに目をつけられてる。
  だからさ、俺がいつか死んで、その死体から首が無くなってても、驚かないでくれよ。
  俺が言いたかった事は、それだけだ。

  *

  さあ、俺から話す事はもうない。次のやつの話を聞かせてくれよ。
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