凪の海には帰らない

村井 彰

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番外編 永遠のぬくもり

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  待ちわびた週末の夜。沖本優は、跳ねるような軽い足取りで、恋人の家へと向かっていた。
「こんばんは、志形さん!!」
  先日貰ったばかりの合鍵でドアを開け、リビングに向かいながら元気よく声をかける。しかし返ってきたのは、
「うるさい」
  という短く素っ気ない返事だった。どうやら志形は何かの作業中だったようで、テーブルに置いたノートパソコンに向かって、なにやら難しい顔をしている。パソコンの周りには、相変わらず山盛りの吸殻と、中身の少なくなったマグカップが置かれていた。
「すみません。まだお仕事中でした?」
「……いや、顧客のリストを確認してただけだ。もう終わる」
  その言葉通り、軽く何かの操作をした後でパソコンを閉じ、志形はそのままタバコの箱に手を伸ばした。
「お仕事お疲れ様です」
「お前もな」
  志形の隣に腰を下ろして、そんな言葉を交わす。こんな些細なやり取りでさえ、心が満たされていくのを感じた。
「……で? お前は何をそんなにニヤニヤしてるんだ。なんか良いことでもあったのか」
  タバコに火をつけながら沖本の顔をちらりと見やり、志形が少し怪訝そうに問う。
「あ、やっぱり分かっちゃいますか? 実は昨日、仕事帰りにゆかりさんのお店に行ったんですけど、その時に良い物を貰ったんです」
「……良い物?」
  足元に置いた紙袋をゴソゴソと探る沖本を見て、志形は不審げに眉を寄せた。しかし、沖本が嬉々として取り出した物を見た瞬間、眉間のシワはさらに深くなった。
「………………なんだそれ」
  自慢気な表情で沖本が掲げているのは、真っ白なフリルのエプロンと一体になった黒いワンピースだった。いわゆるメイド服というやつだろう。だがしかし、やけに短いスカートの丈や、もはや隠す気もなく大きく開いた胸元、そしてくどいほど散りばめられたレースやフリル、そのひとつひとつが、明らかにいかがわしい目的のために作られた物であることをアピールしている。
「ちゃんと男女兼用のビッグサイズですよ。かわいいでしょ」
「んなこと聞いてねえよ。なんで、ゆかりさんがお前にそんなもん渡すんだ」
「それはもちろん、『アキちゃんと一緒に楽しんでね』って」
「バカか」
  シンプルな罵倒と共に、頭を思いきり叩かれる。
「痛いです……」
「うるせえよ。お前もゆかりさんも何考えてんだ」
「いや、志形さんに似合いそうだと思って」
「俺は着ないからな」
「なんでですか!」
「なんでじゃねえよ、むしろなんで俺が着ると思ったんだ」
  苛立たしげに煙を吐き出す志形を恨めしげに見つめて、沖本はわざとらしくフリルまみれの服を抱きしめた。
「せっかくゆかりさんが譲ってくれたのに……」
  あからさまに溜息を吐く沖本を横目で睨み、灰皿の上に灰を落とそうとした志形は、ふと何かに思い至ったように動きを止めた。
「……どうしても、それ着てヤりたいか?」
「はい!!」
  食い気味に答えた沖本を潰れた虫でも見るような目で見返して、志形は人差し指と中指に挟んだタバコを沖本の方に向けた。
「なら、お前がそれ着ろ」
「…………え?」
「お前がそれを着て俺に抱かれるなら、付き合ってやっても良い」
  全く想定していなかった返答に、一瞬思考が停止した。
「えっ、あ、俺が志形さんに、ですか……?」
  志形は気怠そうに煙を吐き出して、口の端だけで笑った。
「俺の何もかもが欲しいんだろ?」
  志形が吐き出した煙が、沖本の鼻先をくすぐり、頬をするりと撫でる。無意識に、喉がごくりと鳴るのが分かった。
「……似合わなくても、笑わないでくださいよ」
  少し上擦ってしまった声に、志形は気づいただろうか。
  彼は何も言わずに、ただ笑っていた。


  *


「だから笑わないでって言ったじゃないですか!!」
  寝室に足を踏み入れた途端、中で待っていた志形に盛大に笑われて、沖本は顔を赤くした。
「いや、だってお前それ……」
  ベッドの端に足を組んで腰掛けながら、志形はまだ肩を震わせて笑っている。普段あまり笑わない彼をここまで笑わせられた事は、誇るべきなのか嘆くべきなのか。
「俺がこんなの着て似合うわけないって分かってたでしょ……絶対志形さんが着た方が良かったのに」
  一歩動くたびに捲れそうになるスカートを押さえながら、沖本は志形の横に腰を下ろした。男女兼用とはいえ、男の中でも比較的大柄な沖本にはどうしても小さく、胸元にいたっては今にもはちきれそうになっていた。
「スカートなんて人生で初めて履いたんですけど」
「良かったじゃねえか、珍しい経験が出来て」
「嬉しくないです……」
  短いスカートの裾をめいっぱい引っ張りながら、沖本は口の中でもごもごと呟いた。裸になるよりこっちの方がよほど恥ずかしい。
  もぞもぞと落ち着かない様子の沖本を黙って見つめていた志形だったが、おもむろに体の向きを変え、組んでいた足の片方を、突然沖本のスカートの中に突っ込んだ。
「あ……っ?! ちょっと、志形さん……っ」
  反射的に志形の足を掴んで止めようとしたが、脛を掴まれてもその爪先は器用に動き、下着越しの局部を執拗に弄る。その刺激に、みるみるうちに体が熱くなっていく。
「踏みつけられて勃たせてんなよ、変態」
「な、なんでそんな楽しそうなんですか……」
  スカートの下でぐりぐりと足を動かしながら、志形は愉快そうにニヤニヤと笑っている。
「……っ、志形さん、ほんとに、あの……」
  スカートの中に突っ込まれているせいで、志形の足がどういう動きをしているのかは見えない。だが、それがかえって想像を煽り、彼に触れられている感覚ばかりが体を支配していく。
「……っあ」
  その感覚が体を満たす寸前、それを測ったかのように唐突に志形の足が離れていって、喪失感に体が震えた。
「…………っ、あんまり、虐めないでくださいよ……」
「そうか? これからもっと虐めてやろうと思ったんだけどな」
  からかうように伸ばされた手がうなじに触れ、そのまま頭を軽く引き寄せられる。
「志形さ……っ」
  名前を呼ぶ暇もなく、唇と唇が触れ合う。それと同時に、薄く開いていた唇を割って、熱く濡れたモノが侵入してきた。
「ん……」
  舌先に触れたそれは、その感触を楽しむように絡みついて、舌の裏の敏感な部分をくすぐり、時おり強く吸いついてくる。そういえば、志形の方からキスをしてくれるなんて、滅多にない事だ。いつも沖本の方から求めてばかりで、それでも志形が受け入れてくれるだけで十分だと思っていたけれど。
「……志形さん……っ」
  求め続けていた人から触れられることが、こんなにも嬉しい事だなんて思わなかった。初めて彼と体を重ねた時、もうこれ以上の幸せなんてないと思ったのに。
「こら、いきなり盛るな」
  唇を離して衝動のまま目の前の相手を押し倒そうとした沖本を、志形は手のひらで押し返して止めた。
「だ、だって、志形さんがいやらしいキスするから……」
「バカ。まだこれからだろ?」
  ふっと笑った志形の吐息が唇をくすぐった直後、ほとんど剥き出しの胸に伸ばされた指先が、ツンと尖った小さな突起を探り当てた。他人に触られた事のない箇所を探られて、思わず背筋を震わせたのも束の間、
「い……っ」
  弱い先端を指の先で思いきり摘まれて、沖本は顔を歪ませた。
「な、にするんですか、もう……!」
「……お前のその情けない顔、結構そそるな」
  どこか熱っぽさの混じる声で囁いて、志形がさらに体を寄せてきた。
「あ……」
  胸を撫でていた手が体の上を滑って、腹や腰、太ももをするすると撫でる。そのままスカートのフリルに絡まって裾を弄んでいた指先が、不意に中へと忍び込んできた。
「っ、志形さん……」
  布の下に潜り込んできた指は、ためらいなく奥へと侵入してきて、既に存在を主張しているそこを下着越しにくすぐった。
「あ、はあ……っ」
  堪えきれない甘い吐息を漏らす沖本を満足そうに見つめて、志形は空いている手で沖本の肩を押し、ベッドの上にゆっくりと横たえた。
「準備してきたんだよな? ひとりで」
  からかうように笑って、志形はスカートの中で器用に指を動かして、下着を引き下げた。
「う……」
  ずらした下着の隙間から手を入れられて、奥深くの部分に細い指が触れる。そのまま乾いた指を中に押し込まれ、その痛みに体が強ばった。
「痛……っ! し、志形さん、もうちょっと優しく……」
  涙目になって訴えたが、志形は聞く耳を持たずにフンと鼻を鳴らした。
「お前だって加減しなかっただろ」
「や、それは……でも俺、こっちは初めてで……」
「俺だってそうだった」
  志形がさらりと漏らした言葉に、一瞬痛みさえも吹き飛んだ。
「まじですか……?」
「男が男に抱かれる事なんかそうそうないだろ」
「た、確かにそうかもしれませんけど、志形さん美人だし、ヤクザの人とかとも付き合いありそうだし、そういう人たちってそっちの人多そうだし……」
「何に影響されてんだよお前は」
  ムスッとした顔のまま、志形は容赦なく指を奥に押し込んでくる。
「う……っ」
  体を無理やり押し広げられる痛みに顔を歪ませながらも、沖本の頭の一部は、どこかふわふわした感情に支配されつつあった。自分が初めての相手になることを、彼が許してくれたこと。彼のあんな表情も、声も、自分しか知らない。自分以外、他の誰も……
「沖本」
  やけに優しい声で名を呼ばれ、顔を上げる。その瞬間、唇が再び柔らかな熱に包まれた。
「……ん」
  さっきよりも優しいキスに、心がじわりと温かくなる。
「……志形さん……」
  志形の肩に、そっと手を回す。なんとなく良いように流されてしまっている気もするが、志形が求めてくれるのなら、もうどうだって良いような気がしてしまう。
  最初は、また会えるだけで十分だと思っていた。けれど、こうして関係を深めるごとに、どんどん我儘になっている自分に気づく。会いたい。近づきたい。触れたい。……志形にも、自分のことを好きになって欲しい。
  欲望は、尽きることがない。
「志形さん、好きです」
「……知ってる」
  もう何度伝えたか分からない言葉に答えた声は、やけに優しくて、胸が苦しくなった。


「……ぅ……し、がたさん……っ」
  志形の服の袖をシワになるほどキツく掴んで、沖本は情けない声を上げた。何度か訴えた結果ローションを使ってくれたので初めほどの痛みはないが、それでも慣れない行為による圧迫感と息苦しさは消えない。
「……志形さん……もう、大丈夫なので……してくれませんか」
  袖をゆるく掴み直して、小声でそう訴える。とにかくこの苦しさから逃れたい一心だった。
「良いのか? 俺は優しくしないぞ」
「……良いですよ。俺もそうでしたし」
  志形から目を逸らして、口の中でそう呟いた。雰囲気に飲まれてすっかり忘れていたが、そもそも今の沖本は相当に恥ずかしい格好をしているのだ。志形に抱かれること自体に悪い気はしないが、それを差し引いてもさっさと終わらせて全部脱ぎたい気持ちの方が勝っていた。
「……っていうか、挿れる前にこの服脱いでも良いですか」
「良いわけないだろ。せっかくゆかりさんが用意してくれたんだから、最後まで着てろ」
  そう言って志形は意地悪く笑い、中に押し込んでいた指を引き抜いた。
「……っあ」
  引き抜かれる寸前に入り口をくすぐられ、つい声を上げてしまう。今さっきまでの行為で捲れ上がったスカートに気づいて直そうとしたが、反り立った自分自身が裾を押し上げてしまい、どう頑張っても卑猥な見た目になるのを避けられない。
「は、良い格好だな。写真でも撮っとくか」
「勘弁してください……」
  スカートのフリルを掴んでどうにか局部を隠そうともがく沖本を愉快げに見下ろして、志形は自身のジーンズの前を寛げ、ベッドの上に転がしていたコンドームを手に取った。志形の体はもう隅々まで見たが、これから自分が抱かれるのだと思ってその昂りを見ると、途端に気恥ずかしく感じるのはなぜだろう。
「ほら、手どけろ」
「うう……」
  強引に両手を掴んで退かされ、必死に隠そうとした昂りを顕にされる。スカートというのは、なぜこうも防御力の低い作りになっているのか。こんな頼りない格好で颯爽と外を歩ける世の女性たちは、みんな相当に肝が据わっているのだろう。
「気ぃ散らしてんなよ」
  現実逃避ぎみに思考を逸らしたことを読み取ったのか、志形は一瞬不機嫌そうに呟いた。そして、
「う、あああっ」
  意識を戻そうとした瞬間、体の深い部分を一息に貫かれて、そのあまりの圧迫感に背中が仰け反った。
「っ、あ……っ、志形さ……っ」
「……情けない顔だな」
  なぜか嬉しげに微笑んで、志形は沖本の頬をそっと撫でた。体の中に突き立てられたモノは熱く脈打って、その場所から蕩かされてしまいそうだった。
「は……っ、う……」
  行き場のない手を志形の肩に回して、夢中で縋りつく。そんな頼りない沖本の姿に気を良くしたのか、志形は耳元で微かな笑い声を漏らすと、突然一気に腰を引いた。
「ひっ……あ」
  抜ける寸前まで引き抜かれたモノが、再び最奥に押し込まれる。そして息を吐く暇もないほど、何度も何度も繰り返し貫かれて、呼吸さえも止まってしまいそうだった。
「あう、ぐ……っ……」
  体の中を行き来する熱さが与える苦しさのその中に、少しずつそれ以外の感覚が混じり始めたのを、酸欠でくらくらする頭の片隅で感じていた。耳元で感じる熱っぽい志形の息遣いや、時おり触れ合う頬の感触が、快感をより煽るのかもしれない。
「し、がたさん……っ」
  気づけば沖本は、ほとんど無意識に志形の体を抱き寄せて、自身の昂りを押し付けるようにしていた。体の中で渦を巻いているこの熱を、解き放ってしまいたい。今はもう、それしか考えられなかった。
「……こら。誰が勝手にしていいって言った」
  自分から腰を振ろうとする沖本を引き剥がし、志形は無理やり体を起こした。そして律動は止めないまま、張り詰めた沖本の昂りに手を伸ばし、スカートのフリルで包むようにしてそれを掴んだ。
「ひ……っ」
「お前は、黙って股開いてろよ」
  志形はそう言い捨てて、くすぐるような愛撫を始めた。フリルのひだで先端をスルリと撫でたかと思うと、柔らかい部分で竿を包んでゆるゆると扱いてみたり、まるで珍しい玩具で遊ぶ子供のような手つきで、その行為を楽しんでいるように見えた。
「ん……うっ……」
  直接手で触るのとはまるで違う焦れったい愛撫に、熱は放たれるどころかますます奥深くで燻っていく。
「志形さ、くるしい……も、むり……」
  昂りを弄ぶ志形の手を掴んで必死に訴える。その声を聞いた瞬間、志形の手がピクリと震えた気がした。
「……無理なら、どうして欲しい」
「どう、って……」
  ほとんど思考力を失っている頭で、何を求められているのか必死に考える。羞恥心などというものは、とっくにどこかへ置き去りになっていた。
「イ、かせて、ください……」
  その言葉を聞いた瞬間、志形が浮かべた笑みは、今までと違ってどこか余裕のない表情だった。けれど沖本がそれを認識するより早く、昂りに一層強い刺激が与えられる。
「あ……っ」
  一瞬、頭の中に火花が散った気がした。ビクビクと震えながら白いレースに白濁を吐き出す昂りを握ったまま、志形はなおも腰を動かし続ける。
「や、め……っ」
  達したばかりの内部を突かれ続け、今にも気を失ってしまいそうだった。けれど、沖本が弱々しい声を上げた直後、
「……っ」
  一方的に沖本の体を貪っていた志形が、わずかに顔を歪ませた。それとほぼ同時に、体の中を貫いていた熱が、大きく震えた。
「ん、あ……志、形さん……」
  整った顔の眉間にシワを寄せて快感に耐える志形の表情が愛しくて、沖本は夢中でその腕を引き寄せて彼を抱きしめていた。
「……っ、引っ張んな」
  まだ荒い呼吸の中、志形がいつも通りの口調で言う。それが妙に可愛く思えて、沖本は気怠い少し体を起こして、そっとその唇に口付けた。
「……どうする? お前、さっさと着替えたがってたよな」
「それは……そう、でしたけど……でも、もうちょっとこのまま……」
  お互いの体温が混ざり合ったこの心地良さを、もう少し感じていたかった。
  今腕の中にあるこの温もりを、いつまでも忘れないよう、永遠に刻むために。
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