山神様と身代わりの花嫁

村井 彰

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9話 約束

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  その晩、汐季は眠れないままに部屋を抜け出し、縁側に腰かけて星を見あげていた。螢花と暮らした場所とここは、文字通り別の世界なのに、頭上に広がる星空はまるで変わらなくて、なぜかそれを寂しく感じる。
  今日一日、あまりにも色々な事がありすぎた。心も体も疲れているはずなのに、目を閉じてみても、うるさいくらいの虫の声が反響するばかりで、睡魔は一向にやって来ない。
「こんなところで何をしているんですか」
  不意に背後から声をかけられて、汐季は閉じていた目を開いた。
「……結子さん」
  振り向くと、月明かりが差し込む座敷の先で、暗い廊下に佇む結子の影があった。
「なんだか眠れなくて……結子さんはどうしたんですか」
「誰かが廊下を歩いていく気配を感じて、あなたが沙恵さんに悪さをしようとしているんじゃないかと思って追ってきたんです」
  ツンとした調子でそう言ったかと思うと、結子は寝巻き姿のまま躊躇いなく座敷を横切って来て、そのまま汐季の隣に腰を下ろした。
「……結子さんは、沙恵さんのことを本当に大切にしてるんですね」
「当たり前でしょう? そうでなかったら、わざわざお家に押しかけてまで傍にいようなんて思いませんわ」
  きっちりとそろえた膝の上に手を置いて、結子は背筋を伸ばす。言葉も、姿勢も、その全てがまっすぐな人だ。
「結子さんは、沙恵さんの嫁ぎ先のお家で働いていたんですよね」
「ええ。……元々は親戚筋の生まれだったのですけど、火災で家族も家も失くしてしまったものですから、住み込みで働くという形でお世話になっていたのです」
  すました口調で、結子は自らの過去を語る。
「私があの家で働くようになったのは十五の時でした。沙恵さんはその時二十一歳で、帰る家も家族も失くして消沈していた私にずっと寄り添って、根気よく励ましてくださったんです。ご自分だって、いろんな物を抱えて辛かったはずなのに……沙恵さんは、ただの女中でしかない私を、本当の妹みたいに可愛がってくださいました。だから私も、そんな沙恵さんのことを、すぐに大好きになったんです」
  そう語る結子は、初めて見る優しい表情をしていた。けれどそれもわずかな間のことで、彼女はすぐにまた険しい顔つきになって、隣に座る汐季のことを睨んだ。
「それなのに……あなたはずるいわ。沙恵さんが嫁ぎ先を追い出された時、お父さんを亡くされた時、そういう辛い時にそばにいてあげなかったくせに、ずっとあの人の心を独り占めして……私の方が、ずっとずっと近くにいたのに」
  その口調は変わらず厳しいのに、なぜか今にも泣き出しそうな声音にも聞こえて、汐季は一瞬返す言葉に詰まった。
「……沙恵さんは、結子さんのことだって大切に思っていますよ」
「そんなこと、あなたに言われなくたって分かっています。……だけどその“大切”は、私の欲しい気持ちとは違うもの」
  汐季から目を逸らして、結子は自分の胸に手を当てた。
「……どれだけ沙恵さんの心を占めていたって、もう二度と帰ってこない人なら、いつかは私の方がって思っていたけれど……あなたがこうして帰ってきたなら、もう私に勝ち目なんてないわ」
  そう言って、結子は静かに目を伏せた。出会ったばかりの汐季に、その心の内を推し量ることは出来ない。ただ、彼女が沙恵を思う気持ちだけが、痛いくらいに伝わってきた。
  この村を離れてから、汐季が様々な人に出会って言葉を交わしたように、沙恵の方にも、汐季の知らない時間が流れていた。そんな当たり前のことを、今さらながらに実感した。
  汐季も沙恵も、もう幼い子供ではない。狭い村の中で、お互いだけが唯一の遊び相手だったあの頃とは違うのだ。家族をなくしても、それでも沙恵の心には、汐季以外の人がいる。彼女を大切に思うのも、そばで支えたいと思うのも、汐季ひとりだけじゃない。
(なら、あの人のことは誰が支えてくれるんだろう)
  寂しがりで、小さな子供みたいな甘えたがりで、だけど誰のことも怖がらせないように、たった一人で生きている。そんなあの人のそばに、一体誰がいてくれるというのだろう。
  少し体温の低い、だけど温かい手のひらの感触を思い出して、胸が押し潰されそうなくらいに痛んだ。
  何があっても一緒にいると、そう約束したはずだった。だけど今、汐季は螢花から遠く離れた場所にいる。
  沙恵と交わした結婚の約束と、汐季が交わした約束。このままでは、螢花が人と交わした約束が、二度も破られることになる。
  せめて、自分が交わしたこの約束だけは、守りたい。あの人の隣に帰って、もう一度彼の手を取りたいと思う。
「汐季さん? 一体何を考え込んでいるんですか」
  結子に問われ、汐季は唇を引き結んだ。
「……俺にとって、大切な人たちのことです」
  誰が一番大切かなんて、結局汐季には選べそうもない。沙恵も、螢花も、まるで違う存在だ。比べることなんて出来るわけがない。
  それでも、自分が今一番、そばに居たいと思う人は……
「……結子さん。そろそろ部屋に戻りませんか。風が冷たくなってきましたから」
「それは、構いませんけれど……ちゃんとご自分のお部屋に戻ってくださいね。もしも朝になる前に沙恵さんのお部屋に入って行くところを見かけたら、投げ飛ばしてしまいますから。私、こう見えて柔術の心得があるんですよ」
  素っ気ない口調で言いながら座敷に上がり、結子はこちらをチラリと見て廊下へ出て行った。それを見届けた汐季も、自分の部屋に戻ろうと腰を浮かせたのだが、その時ふと、小さく光る何かが周囲を飛び回っていることに気がついた。
「蛍……?」
  それは、季節外れの蛍だった。
  蛍は汐季の周りでくるくると光の弧を描いて、そのまま山の方へと飛び去っていった。螢花の元へと続く、あのお社がある山の方角だ。
  呼ばれている。そんな奇妙な確信があった。この場所は今、螢花が居る世界へと繋がっている。今すぐ駆け出して、螢花の元へと帰りたい。そんな衝動を堪えて、汐季は深く息を吐いた。
  今はまだ行けない。もう一人の大切な人に黙って、ここを出て行く訳にはいかないから。


  *


  部屋に戻った後は、すぐに眠りに落ちた。横になれたのはほんの数刻だったが、眠りが深かったおかげか、太陽がすっかり空に昇る頃には、自然と目覚めることが出来た。
「おはようございます、沙恵さん」
  朝の支度を終えた汐季が家の裏に顔を出すと、そこには既に起き出していた沙恵がいて、小さな畑に植えられた作物の様子を見ていた。
「おはよう、汐季。よく眠れた?」
「はい、おかげさまで」
  朝日を浴びて笑う沙恵に頷き返して、汐季はその隣に立った。以前よりも規模は小さくなったが、沙恵と結子が丁寧に世話をしていたのだろう畑には、そろそろ収穫時期と思われるサツマイモが艶々した葉を茂らせている。
「……沙恵さん? どうかしましたか」
  横顔に視線を感じて、沙恵の方に目を向けると、やや慌てた様子で目を逸らされてしまう。
「あ、ごめんね。ジロジロ見て」
「いえ……」
  心なしか、沙恵の頬が少し赤いように感じて、汐季は首を傾げた。
「その、なんだかまだ夢を見ているような気がして。あんたが帰ってきたこと、こうして隣にいること……目が覚めたら、あんたはもうどこにも居ないんじゃないかって怖かった。だけど、やっぱり夢じゃなかったんだって……そう実感してたの」
「沙恵さん……」
  照れくさそうに笑う沙恵は、本当に嬉しそうな顔をしていて……そんな彼女に、これから自分が告げようとしている言葉の残酷さを思い、汐季は顔を俯かせた。そんな汐季には気づかない様子で、沙恵はさらに言葉を重ねる。
「ねえ汐季。私ね、あんたが帰ってきてから、ずっと考えてることがあるの」
「……なんですか?」
「あのね。あんたと結子さえ良ければ、私たちこれから三人で、旅に出てみない? あんたのご両親みたいに、行商しながらあちこちの町を回ってさ。もちろん色々と準備は必要だし、楽は出来ないと思うけど、商売のことなら私だって素人じゃないし」
  夢を語る沙恵の瞳は、朝日を反射してキラキラと輝いている。その横顔は、まるで少女に戻ったかのようだ。
  その表情を見ていると、一瞬、全て忘れてこのまま彼女たちと旅に出てしまおうか、という気持ちが生まれてくる。だけどきっと、このままどこへ行ったって、忘れることなんて出来やしない。ひとりで残してきたあの人を思いながら後悔して生きる道なんて、どうしたって自分は選べないだろう。
「……ごめんなさい、沙恵さん。俺は一緒には行けません」
  汐季の答えを聞いた瞬間、沙恵の睫毛がぴくりと震えた。
「あ……そ、そうだよね。突然こんなこと言われたって困るよね。もちろん無理に連れ出そうなんて思ってないよ。私は別にこの村でのんびり暮らしていくのだって……」
「いえ、そうじゃないんです。……俺は、山神様の元へ帰ろうと思うんです。だから、沙恵さんたちと一緒には行けません」
  畑の方に注がれていた沙恵の視線が、弾かれたように汐季の顔を見上げた。
「山神様の元って……そんな、待ってよ汐季。帰るってどういうこと? あんたの家はここでしょ」
「もちろん、ここは俺の帰る場所です。……だけど、俺にとって大切な人も、帰る家も、ひとつきりじゃない。俺は、山神様に……あの人に、どうしても会いたいんです」
  汐季の言葉を聞いた沙恵は、信じられないというふうに首を振って、視線を落とした。
「だったら……神様のお家に帰ったとしても、うちにもちゃんと帰ってくるんだよね?」
「いえ……それは難しいと思います」
「どうして? ここだって帰る場所なんでしょ? だったら里帰りしてくるくらい良いじゃない」
  沙恵が焦った様子で袖を掴んでくる。まるでそうしていないと、汐季が今すぐにでも消えてしまうというかのように。
「……沙恵さん。向こうとこちらでは、時間の流れが違うんです。こちらでの十年間は、向こうにいた俺にはたった半月にしか感じられませんでした。だから、一度向こうに行ってしまえば、次はいつ帰ってこられるか、俺にも分かりません」
「そんな……」
  汐季の袖を掴んだまま、沙恵はそれきり言葉を失ってしまった。
「沙恵さん……」
「…………分かってるよ。あんたがそこまで言うってことは、本気、なんだよね? ……だけど、私だって……」
  袖を掴む手に、ぎゅっと力がこもる。
「十年、経ったんだよ? それだけの時間が経って、やっと会えたのに、またあんたは居なくなるの? それで、今度は二度と会えないの……? そんなの、あんまりじゃない」
  俯いたままの沙恵の表情は見えない。幼い頃の感覚のままで咄嗟にその手に触れようとしたが、その前に沙恵の手は離れていった。
「……ごめん。頭冷やしてくる」
「あ、沙恵さん……っ」
  呼び止める間もなく、沙恵は足早に家の方へ帰ってしまう。ひとり残された汐季は、後を追うことも出来ないまま伸ばした手を下ろして、足元の地面を見つめた。
  傷つけることを分かった上で、それでもこの選択をしたのは自分だ。それなのに傷つく権利なんてない。分かっていても、胸が苦しかった。


  *


  沙恵から少し遅れて家に戻った汐季を待ち受けていたのは、玄関の上で仁王立ちをしている結子だった。
「汐季さん! 沙恵さんに何を言ったんですか!」
  襟首を掴みかねない勢いで詰め寄ってきた結子に驚いて、汐季は慌てて一歩下がった。
「結子さん……あの、沙恵さんはどこに」
「今質問しているのは私です!」
  よく通る声で言葉を遮られ、汐季は首をすくめた。
「俺は……この家を出るつもりだと、沙恵さんに伝えたんです」
「……なんですって?」
  今度は結子の方が驚いた様子で、口元に手をやった。
「ここを出て、どこに行くつもりなんですか」
「ここへ来る前に、俺が居たところ……山の神様のところです」
「神様? バカバカしい、そんなもの居るわけがないでしょう」
  そう言って、結子は呆れたように首を振った。
「……もしかして、私が昨夜あんなことを言ったからですか。だから突然出ていくなんて……」
「いいえ。結子さんの言葉に背中を押されたのは事実ですが、これは俺が自分の意思で決めたことです。信じて貰えなくても構いません。だけど俺は、向こうに会いたい人がいるんです」
  向かい合った結子の瞳を、まっすぐに見て答えた。背丈は汐季の方が高いが、結子が玄関の上に立っている今、目線の高さはほぼ同じだ。
「……正直私は、あなたのことがあまり好きではありません。けれどそれ以上に、沙恵さんが悲しむのには我慢ならないんです。……その“会いたい人”というのは、沙恵さんよりも大事な人なんですか」
「どちらも同じくらい大切な人です。だけど、沙恵さんには結子さんが……そうやって、沙恵さんのことを一番に考えてくれる人がいてくれるから、俺はここを離れても大丈夫だと思ったんです」
「大丈夫なわけが……!」
  一瞬声を荒げた結子だったが、汐季が動じないのを見て、言いかけた言葉を飲み込んだ。
「……本当に、腹の立つ人ね。いいですか? あなたがご自分のことをどう思っていても構いませんけれど、沙恵さんに黙って出て行くことだけは、許しませんから」
  結子はそう言ってこちらに背を向け、すぐ近くの居間へと入っていった。どうやら、沙恵に会いに行くことを許してくれたらしい。
  結子が居間への襖を閉めた後、汐季は脱いだ草履を揃えて玄関に上がり、迷いなく廊下の奥へと向かった。気分が塞いでいる時の沙恵は、いつもこの家の一番奥にある仏間にこもっていた。沙恵の母親の……今は両親の仏壇がある場所だ。
「沙恵さん、いますか?」
  薄暗い廊下に正座して、仏間の中へ声をかける。返事はなかったが、中で誰かが身じろぐ気配を感じた。やはり沙恵はここにいるようだ。汐季はその場に腰を下ろしたまま、静かに言葉を続けた。
「沙恵さん、さっきは驚かせてすみませんでした。……だけどやっぱり、俺は行きます」
  そう告げた瞬間、襖の向こうで畳が擦れるような音がした。人の気配がこちらに近づいてくる。襖を挟んで、沙恵と間近に向かい合っているのを感じた。
「止めても、無駄なんだね」
「……はい」
  沙恵には見えていないのを承知で、汐季は頷いた。
「そう……やっぱり変わったね、汐季。あんたにとってはきっと良い変化なんだろうけど、私はちょっと寂しいな」
  苦笑混じりのその言葉を、沙恵はどんな表情で発しているのだろう。こんな薄い紙切れ一枚に隔たれて、汐季からは見ることが出来ない。
「汐季が決めたことなら、私に止める権利なんてない。出来ることなら着いて行きたいけど、私のためにこんな所まで来てくれた結子を置いて行くことも出来ない。私はあの子のことも、あんたと同じくらい大切だから」
  そう言って、二人の名を呼ぶ沙恵の声は、とても穏やかだ。
「私はここに残る。あんたのことも止めない……止められない。だからせめて、ひとつだけ約束して欲しいの」
「なんでしょうか」
「あのね、汐季。この家を、もうひとつの帰る場所だと思ってくれるなら、必ずまた帰ってきて。十年後でも、二十年後でも構わない。あんたがどれだけ変わっても、変わらなくても、私はずっと待ち続けるから。だから……」
  沙恵のその声を聞いた瞬間、汐季は考える前に手を伸ばして、眼前の襖を開け放っていた。
「…………っ」
  驚いたように目を見開く沙恵の目尻が赤く染まっているのに気づいて、胸がぎゅっと締め付けられた。
  この場所を離れるということは、人とは違う時間の流れを生きるということだ。これから十年、二十年、沙恵や結子が年を重ねていっても、汐季は今の姿のまま、彼女たちの生きる時間から取り残される。それでも……
「……約束します。必ず、またここへ帰って来るって」
  自分も、彼女も、たった一人きりで生きていく訳じゃない。それぞれの大切な人と寄り添って、それぞれの場所で生きていく。
  お互いの生きる時間が、再び交わる時まで。
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