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本編
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アレクシア様の部屋へと着くと、開口一番に「どうした?」と聞かれてしまう。
「新しい調味料を作ったので試食していただけますか?」
「わかった。しかしなぜセイルまでいるんだ。護衛につけたのは、フィールだけだよな?」
「セイルも手伝って下さったので、怒らないであげてください…。すごく助かりました。温かいうちに頂きましょう?」
「お嬢を手伝うと美味いもの食わせてもらえるんスもん。手伝わないとかないでしょう!」
「はぁ……、仕方ないな。緊急時以外は、二人に手伝ってもらうか…、リルはそれでいいか?」
「アレクシア様、ありがとうございます。お二人共素敵な方なので、一緒にいてくださるのは、とても嬉しいです!」
「話が決まった所で食べるか。これを塗れば良いのか?」
そう言って、アレクシア様が今にもつけそうなのはマヨネーズ。
「多分そちらの方が味がしっかりしていると思うのでこちらからどうぞと」
そう言ってバターを進める。私も夢で見ただけなので、味は知らない。
これを作れと、なにか突き動かされものがあった。
「そのまま食べるより、美味しいな」
バターをつけたジャガイモを口にし、ふわりとした笑みを浮かべ、アレクシア様は言った。
私は小皿に野菜を盛りつけ、マヨネーズをつける。
「好みで足してくださいませね。おかわりもございますわ」
サラダを目にし、フィールは目を輝かせる。
「リルの作る野菜好き!」
「ありがとうございます」
そう言って、紫の髪を撫でると、フィールは嬉しそうに目を細めた。
葉野菜はあまり好きではないのか、セイルは少し戸惑いつつ、マヨネーズ付のサラダを口にした。
「青臭い感じが苦手だったスけど、コレかかってると美味しいかもっス」
「それは良かったわ。私も夢で見たものを作っているだけなので、初めて口にするので、少しドキドキしていたのです」
そう言って、試食用に準備した野菜は、マヨネーズのおかげか切った分はなくなった。
「そういえば、ワゴンに積んだままになっていた、とれたてのナシとモモお食べになりますか?」
コクリと頷く3人を見、不意に笑いがこぼれた。ワゴンに乗せていた短剣を手に取ると、スルスルと皮を剝いていき、空いているお皿へと乗せる。
これくらいで良いのだろうかと、3人に目配せすると、十分だと言う様に頷いてくれた。
モモはとろりとした甘い果汁と、柔らかい果肉が絶妙で美味しかった。ナシもみずみずしく、シャクリと小気味いい音を立て、咀嚼するたびに甘い果汁が広がって幸せな気持ちになった。
「新しい調味料を作ったので試食していただけますか?」
「わかった。しかしなぜセイルまでいるんだ。護衛につけたのは、フィールだけだよな?」
「セイルも手伝って下さったので、怒らないであげてください…。すごく助かりました。温かいうちに頂きましょう?」
「お嬢を手伝うと美味いもの食わせてもらえるんスもん。手伝わないとかないでしょう!」
「はぁ……、仕方ないな。緊急時以外は、二人に手伝ってもらうか…、リルはそれでいいか?」
「アレクシア様、ありがとうございます。お二人共素敵な方なので、一緒にいてくださるのは、とても嬉しいです!」
「話が決まった所で食べるか。これを塗れば良いのか?」
そう言って、アレクシア様が今にもつけそうなのはマヨネーズ。
「多分そちらの方が味がしっかりしていると思うのでこちらからどうぞと」
そう言ってバターを進める。私も夢で見ただけなので、味は知らない。
これを作れと、なにか突き動かされものがあった。
「そのまま食べるより、美味しいな」
バターをつけたジャガイモを口にし、ふわりとした笑みを浮かべ、アレクシア様は言った。
私は小皿に野菜を盛りつけ、マヨネーズをつける。
「好みで足してくださいませね。おかわりもございますわ」
サラダを目にし、フィールは目を輝かせる。
「リルの作る野菜好き!」
「ありがとうございます」
そう言って、紫の髪を撫でると、フィールは嬉しそうに目を細めた。
葉野菜はあまり好きではないのか、セイルは少し戸惑いつつ、マヨネーズ付のサラダを口にした。
「青臭い感じが苦手だったスけど、コレかかってると美味しいかもっス」
「それは良かったわ。私も夢で見たものを作っているだけなので、初めて口にするので、少しドキドキしていたのです」
そう言って、試食用に準備した野菜は、マヨネーズのおかげか切った分はなくなった。
「そういえば、ワゴンに積んだままになっていた、とれたてのナシとモモお食べになりますか?」
コクリと頷く3人を見、不意に笑いがこぼれた。ワゴンに乗せていた短剣を手に取ると、スルスルと皮を剝いていき、空いているお皿へと乗せる。
これくらいで良いのだろうかと、3人に目配せすると、十分だと言う様に頷いてくれた。
モモはとろりとした甘い果汁と、柔らかい果肉が絶妙で美味しかった。ナシもみずみずしく、シャクリと小気味いい音を立て、咀嚼するたびに甘い果汁が広がって幸せな気持ちになった。
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