142 / 184
ー光ー 第十章 鬼使神差
第百四十一話 どうすれば
しおりを挟む
「ふぅん。じゃあ、千秋。なんでずっと扇子に手を当ててるの?」
「...っ......それは......」
天光琳は千秋の手から目を離さなかった。
ずっと手を当てているということは、天光琳が油断したすきに攻撃するつもりなのだろうか。それとも万が一天光琳が攻撃してきた時のために、構えているのだろうか。
どちらにせよ、信用されていない。
天光琳は右手に扇を持った。
千秋は一歩下がり、寝たきりの京極庵を守る姿勢を取った。
「光琳!やめて!」
「やめないよ。どうせ僕を殺す気なんでしょ?それに、もしここで悪神をやめたら、僕はどうなると思う?......間違えなく封印されるよね。だからやめない。神は全員僕の敵だ。僕は力を奪われて苦しい神生を送っていた被害者なのに、なんで僕が殺されなきゃいけないの?」
二神は何も言えなくなった。
確かにここで天光琳が殺しをやめたら......間違えなく封印されるだろう。
小さな頃からずっと苦しみ続けてきた天光琳は幸せを味わったことがない。
修行や稽古を続け、神々からバカにされ、舞には失敗し......これで神生が終わってしまうと思うと......とても胸が苦しくなる。
しかし、天光琳をこのままにしておくわけにはいかない。
どうするのが正解なのだろう。
そう思っていると、天光琳はふわりと舞を始めた。
舞を始めたら......もう最後だ。
今まで助かったものはいない。
千秋は扇子を両手に持ち、天光琳に攻撃を始めた。
得意な麻痺させる能力は......聞かなかった。
そのため、たくさんの火の玉をだし、天光琳へ放った。
しかし天光琳は片手でその火を全て消し、今度は千秋に火の玉を放った。
天光琳は少し前に相手の能力をコピーする能力と、火をだす能力を手に入れた。そのため、本来なら不可能なのだが、鬼神の力が恐ろしいほど高い天光琳は二つの能力を組み合わせた。そのため、威力は倍だ。
千秋は急いで防御結界を張った。
しかし、天光琳の攻撃を受けて壊れなかった防御結界は一度もない。当然、結界は壊されてしまった......が、なんと、二神は無傷だった。実はもう一つ結界が張られていたのだ。
千秋は奇跡の神天麗華よりはないが、王一族並ぐらい神の力はあるだろう。
この四そういえば天光琳を毒針で刺した振りをした時、本来ならば素早く別の能力を使うことが出来ないのだが、千秋は天光琳を麻痺させる能力と地面に叩きつけられそうになった時、浮かせる能力を瞬時に使った。
神の力が高くないとできない事だ。低いものは最低でも十秒はかかってしまう。
話を戻すと、防御結界を二重にするのはかなり神の力を消費する。王一族並の神の力の高さだと、一、二回使えるか使えないかぐらいた。
そのため防御結界が得意な天俊熙ですら、使うことは無かった。
......ということは、千秋はもうほとんど神の力が残っていない。
千秋は今来る攻撃を防ぐことしか頭になかった。
その後のことなど......考える余裕すらなかったのだ。
天光琳は奥義を持って再びまい始めた。
火の玉がたくさん飛んでくる。
千秋は最後の力を振り絞り、飛んでくる火の玉に自分の攻撃を重ね、消していく。
しかし天光琳の方が圧倒的に強い。
「......っ!!」
「千秋(ちあき)!!」
千秋は吹き飛ばされ、病室の壁にぶつかった。
強く頭を打ち付けたせいで、視界がぼやけている。
天光琳はゆっくり歩いていき、千秋の傍でしゃがんだ。
千秋の目には涙が流れていた。
「どうすれば......よかったの.........?」
「素直に死んでくれればよかったんだ。何をしても無駄だよ」
天光琳は小刀を作り、千秋の顔の真横を通って壁に突き刺した。
もう殺される......そう悟った千秋は目を閉じた。
「もっと......僕が......器用な神だったら...よかったのに」
「......」
『い...庵......』
『...千秋(ちあき)......?』
これは少し前のこと。
千秋は病室の少し開いた扉の隙間からそっと顔を出した。
『や......やっほー......』
『お前......なんで戻ってきた?』
千秋はそっと扉開け、病室に入り、京極庵が寝転がっているベッドの横に立った。
京極庵はこんな姿を千秋に見られるのは初めてでは無い。天光琳たちが桜雲天国に帰ってきて二、三日後にお見舞いにきてくれたからだ。
それにしてもなぜ今ここにいるのだろう。
『僕さ......もう天国には帰らないよ』
『え...?なんで?』
京極庵は目を丸くした。
何があったのだろうか。
『ある神に殺されかけた。だからもう帰りたくないんだ』
『殺されかけた......』
神にとって、"神に殺されかけた"と言う言葉は聞きなれていない。
神は殺しなどしないからだ。
『もう光琳には会えなくなっちゃうけど......』
『仲直り......したのか?』
京極庵がそう言うと、千秋は頷いた。
この前お見舞いに言った時、天光琳のことも話した。
京極庵が『天光琳って神、知ってるか?』と聞いたら千秋は目を大きく見開いて、頷いた。
そして、今は距離感が遠いことを伝えた。
なんなら、いつもいる仲間が天光琳を殺そうとしていることもだ。
しかし千秋は殺そうなど一切思っておらず、むしろ昔みたいに戻りたいと思っていた。そのため、京極庵は安心したのだ。
仲直りしたものの、直ぐに天光琳と離れてしまうことになった。
桜雲天国にいれば間違えなく睿たちに殺されるだろう。
『来たのはお前だけか?』
『うん。勝手に逃げてきたからね。父上たちはまだ残ってるよ』
いわゆる家出だ。今頃千秋がいないと焦ってい可能性がある。
しかし千秋はそんなのどうだって良かった。
昔は良い父だと思っていたのだが、天光琳をいじめ、王である天宇軒に追放されている。そんな神が父親だと思いたくないのだろう。
『......寝るとこどうすんだよ』
『...決めてない......』
そういうことは全く考えていなかった。
とにかく早めに燦爛鳳条国へ逃げたかった。でないと殺されてしまうからだ。
『じゃ、ここで待っとけよ。父さんたち、もう少しで来るから、俺ん家に住みなよ。俺の父さん母さんはお前のこと大好きだからさ。絶対可愛がってくれるよ』
『......そうかな。......ありがとう』
千秋は照れ笑いした。
京極庵は"俺ん家"と言っているものの、一生城の病室で過ごすことになるだろう。
そのため、間違えなく千秋を息子のように可愛がるだろう。そう思ったのだ。
そして心のどこかで......京極庵は千秋を羨ましく思った。
「...っ......それは......」
天光琳は千秋の手から目を離さなかった。
ずっと手を当てているということは、天光琳が油断したすきに攻撃するつもりなのだろうか。それとも万が一天光琳が攻撃してきた時のために、構えているのだろうか。
どちらにせよ、信用されていない。
天光琳は右手に扇を持った。
千秋は一歩下がり、寝たきりの京極庵を守る姿勢を取った。
「光琳!やめて!」
「やめないよ。どうせ僕を殺す気なんでしょ?それに、もしここで悪神をやめたら、僕はどうなると思う?......間違えなく封印されるよね。だからやめない。神は全員僕の敵だ。僕は力を奪われて苦しい神生を送っていた被害者なのに、なんで僕が殺されなきゃいけないの?」
二神は何も言えなくなった。
確かにここで天光琳が殺しをやめたら......間違えなく封印されるだろう。
小さな頃からずっと苦しみ続けてきた天光琳は幸せを味わったことがない。
修行や稽古を続け、神々からバカにされ、舞には失敗し......これで神生が終わってしまうと思うと......とても胸が苦しくなる。
しかし、天光琳をこのままにしておくわけにはいかない。
どうするのが正解なのだろう。
そう思っていると、天光琳はふわりと舞を始めた。
舞を始めたら......もう最後だ。
今まで助かったものはいない。
千秋は扇子を両手に持ち、天光琳に攻撃を始めた。
得意な麻痺させる能力は......聞かなかった。
そのため、たくさんの火の玉をだし、天光琳へ放った。
しかし天光琳は片手でその火を全て消し、今度は千秋に火の玉を放った。
天光琳は少し前に相手の能力をコピーする能力と、火をだす能力を手に入れた。そのため、本来なら不可能なのだが、鬼神の力が恐ろしいほど高い天光琳は二つの能力を組み合わせた。そのため、威力は倍だ。
千秋は急いで防御結界を張った。
しかし、天光琳の攻撃を受けて壊れなかった防御結界は一度もない。当然、結界は壊されてしまった......が、なんと、二神は無傷だった。実はもう一つ結界が張られていたのだ。
千秋は奇跡の神天麗華よりはないが、王一族並ぐらい神の力はあるだろう。
この四そういえば天光琳を毒針で刺した振りをした時、本来ならば素早く別の能力を使うことが出来ないのだが、千秋は天光琳を麻痺させる能力と地面に叩きつけられそうになった時、浮かせる能力を瞬時に使った。
神の力が高くないとできない事だ。低いものは最低でも十秒はかかってしまう。
話を戻すと、防御結界を二重にするのはかなり神の力を消費する。王一族並の神の力の高さだと、一、二回使えるか使えないかぐらいた。
そのため防御結界が得意な天俊熙ですら、使うことは無かった。
......ということは、千秋はもうほとんど神の力が残っていない。
千秋は今来る攻撃を防ぐことしか頭になかった。
その後のことなど......考える余裕すらなかったのだ。
天光琳は奥義を持って再びまい始めた。
火の玉がたくさん飛んでくる。
千秋は最後の力を振り絞り、飛んでくる火の玉に自分の攻撃を重ね、消していく。
しかし天光琳の方が圧倒的に強い。
「......っ!!」
「千秋(ちあき)!!」
千秋は吹き飛ばされ、病室の壁にぶつかった。
強く頭を打ち付けたせいで、視界がぼやけている。
天光琳はゆっくり歩いていき、千秋の傍でしゃがんだ。
千秋の目には涙が流れていた。
「どうすれば......よかったの.........?」
「素直に死んでくれればよかったんだ。何をしても無駄だよ」
天光琳は小刀を作り、千秋の顔の真横を通って壁に突き刺した。
もう殺される......そう悟った千秋は目を閉じた。
「もっと......僕が......器用な神だったら...よかったのに」
「......」
『い...庵......』
『...千秋(ちあき)......?』
これは少し前のこと。
千秋は病室の少し開いた扉の隙間からそっと顔を出した。
『や......やっほー......』
『お前......なんで戻ってきた?』
千秋はそっと扉開け、病室に入り、京極庵が寝転がっているベッドの横に立った。
京極庵はこんな姿を千秋に見られるのは初めてでは無い。天光琳たちが桜雲天国に帰ってきて二、三日後にお見舞いにきてくれたからだ。
それにしてもなぜ今ここにいるのだろう。
『僕さ......もう天国には帰らないよ』
『え...?なんで?』
京極庵は目を丸くした。
何があったのだろうか。
『ある神に殺されかけた。だからもう帰りたくないんだ』
『殺されかけた......』
神にとって、"神に殺されかけた"と言う言葉は聞きなれていない。
神は殺しなどしないからだ。
『もう光琳には会えなくなっちゃうけど......』
『仲直り......したのか?』
京極庵がそう言うと、千秋は頷いた。
この前お見舞いに言った時、天光琳のことも話した。
京極庵が『天光琳って神、知ってるか?』と聞いたら千秋は目を大きく見開いて、頷いた。
そして、今は距離感が遠いことを伝えた。
なんなら、いつもいる仲間が天光琳を殺そうとしていることもだ。
しかし千秋は殺そうなど一切思っておらず、むしろ昔みたいに戻りたいと思っていた。そのため、京極庵は安心したのだ。
仲直りしたものの、直ぐに天光琳と離れてしまうことになった。
桜雲天国にいれば間違えなく睿たちに殺されるだろう。
『来たのはお前だけか?』
『うん。勝手に逃げてきたからね。父上たちはまだ残ってるよ』
いわゆる家出だ。今頃千秋がいないと焦ってい可能性がある。
しかし千秋はそんなのどうだって良かった。
昔は良い父だと思っていたのだが、天光琳をいじめ、王である天宇軒に追放されている。そんな神が父親だと思いたくないのだろう。
『......寝るとこどうすんだよ』
『...決めてない......』
そういうことは全く考えていなかった。
とにかく早めに燦爛鳳条国へ逃げたかった。でないと殺されてしまうからだ。
『じゃ、ここで待っとけよ。父さんたち、もう少しで来るから、俺ん家に住みなよ。俺の父さん母さんはお前のこと大好きだからさ。絶対可愛がってくれるよ』
『......そうかな。......ありがとう』
千秋は照れ笑いした。
京極庵は"俺ん家"と言っているものの、一生城の病室で過ごすことになるだろう。
そのため、間違えなく千秋を息子のように可愛がるだろう。そう思ったのだ。
そして心のどこかで......京極庵は千秋を羨ましく思った。
0
お気に入りに追加
27
あなたにおすすめの小説
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる