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ー光ー 第四章 玲瓏美国
第六十話 お話
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「丁寧に教えてくれてありがとうございます」
天光琳は礼を言うと、天麗華は微笑みお茶を飲んだ。
「でも...麗華様はなんでそんなに人間界について知っているのですか?」
天俊熙は疑問に思った。本が好きな天光琳ですら人間界についてあまり知らないのだ。
どこで知ったのだろうか。
「姉上は人間界について興味があるみたい......って言ってましたよね」
天麗華の代わりに天光琳は言ったが、不安になり、念の為聞いた。
天麗華は頷いた。
「そう。人間について、もっと知りないな...って思って、今までたくさんの人間界について載っている本を読んできたの」
天麗華は小さい頃から人間について興味があったそうだ。
人間界について載っている本は貴重で数少ない。各国に一冊から五冊程度しかないそうだ。
そのため、桜雲天国では貴重品がしまってある倉庫に保管されている。
何か目的がない限り、入ることは出来ないのだ。
天麗華は恐らく、天宇軒に人間界について知りたい...と言って、その本を貸してもらったのだろう。
通りで本好きな天光琳ですら知らないわけだ。
「何故神々は人間に願いを叶えるのか......最初はそんな疑問から人間に興味を持ったのよ。私たちと同じ見た目なのに、私たちは神、人間は人間なんて...不思議よね。......調べていくうちに、どんどん興味を持ってしまって...ふふふ」
天麗華は微笑んだ。
人間について載っている本は誰が書いたのか不明だ。
そして事実なのかすら分からない。
そのため、正しいとは言いきれないのだが、知っていて損は無い。
「僕も人間界について学ぼうかなぁ...」
「俺も知りたくなってきた!」
天光琳は将来王になるのだ。
知っていた方が王として良いかもしれない...そう思った。
「私でよければ沢山教えてあげるわよ」
「「お願いします!」」
二神は天麗華に人間界について教えてもらうことにした。天麗華は嬉しそうに話し始めた。
お茶を飲みながら人間界について話し合った。
✿❀✿❀✿
そして一時間たち、美梓豪と側近が来た。
美梓豪は孫たちの話が聞きたいらしく、話が出来る場所へ案内してくれると言った。
三神は美梓豪たちについて行き、八階の中心にある、ガラス張りの部屋に到着した。
その部屋にはテーブルと椅子がたくさんある。
外の眺めもよく、ここでお茶会などを開くのにピッタリだ。
...と、外側の席に、美ルーナと美鈴玉と美夢華の姿が見えた。
「君たちも来ていたのか!」
「お祖父様!あ、お姉様たちもだ!」
美夢華は足が地面につかない高い椅子から降り、天麗華たちの方へ走ってきた。
そして天麗華の前で止まり笑顔で微笑むと、天麗華はしゃがみ美夢華の頭を撫でた。
「ふふふ、夢夢は本当に可愛いわね」
「麗華お姉様も美しいです!」
撫でられて嬉しそうな顔をしている。まるで猫のようだ。
「さぁ、三神もこちらに座って!」
美梓豪の声が聞こえ、天麗華は立ち上がり三神は美梓豪の方を見た。
美ルーナたちの隣のテーブルのところに立っている。
今からお茶会でもするのだろうか。テーブルの上にはティーカップやお菓子などが用意されていた。
美夢華は美ルーナと美鈴玉のところまで戻り、三神は美梓豪が座っているテーブルの周りのイスに座った。
「沢山食べていいぞ、おかわりもあるからな!」
テーブルには美味しそうな茶菓子が沢山あった。
一時間前にご飯を食べたばかり...それにお茶もたくさん飲んでいるため、もうおなかいっぱいなのだが......どれも美味しそうで興味を惹かれてしまう。
「私も食べてもいいー?」
「夢華、それはお客様のお菓子よ?」
美夢華はアーモンドチョコチップクッキーが食べたいらしく、美味しそうに見つめている。
しかし、これは天家の三神用に用意されたお菓子のため、美鈴玉は止めた。
「夢ちゃんも食べたいのか、よし。君たち、夢ちゃんの分も用意してくれ!」
「「「はい」」」
美梓豪がそう言うと、護衛神の三神が茶菓子を用意しに行った。
「梓豪様......ありがとうございます!」
「やったぁー!お祖父様、ありがとうございます!」
美夢華は飛び跳ねながら喜んだ。
とても可愛らしい。
「なに、お前夢夢に惚れたのか?」
「え?違うよ!!こんな妹がいたらいいなーって!」
可愛い...と微笑みながら見ていた天光琳に、天俊熙はニヤニヤしながら言った。
天光琳に妹弟はいないため、憧れているところもあるのだ。
「分かるぞ、夢夢は可愛いよなぁー」
「!?」
美梓豪は......美夢華の頭を撫でながら言った。その顔はとても幸せそうだ。
天光琳と天俊熙はふと変な言葉が頭によぎった。
(幼女趣味(ロリコン)......)
いや...ただ孫を可愛がっているだけなのかもしれない......。しかし美ルーナと美鈴玉と天麗華は苦笑いしている。
「いやまさかね...」
「まぁ......悪くは無いと思うが......」
二神は周りに聞こえないぐらい小さな声で言った。
幼女趣味(ロリコン)は別に悪いことでは無い。
こんな可愛い孫がいれば、こうなるのもおかしくは無い。
そんなことを考えていると、先程部屋を出た護衛神が戻ってきた。
そして隣の美夢華たちのテーブルの上に茶菓子と追加のお茶を並べた。
「お兄ちゃんたちありがとう!」
護衛神は一礼し、先程居たドア付近に戻った。
美夢華は大きなクッキーを幸せそうに一口かじった。
天光琳もピンク色のマカロンを一つとり、食べた。
「お前...最近よくマカロン食べるよな」
「ハマっちゃって」
天光琳はマカロンにハマったようだ。
緑豆糕に金平糖、マカロンとジャンルは別だが、どれもお気に入りだ。
「沢山お食べ!」
「ありがとうございます!」
満腹のはすだが......マカロンは別腹だ...と天光琳はもう一つ食べた。
「そういえば...万姫は元気?」
「えぇ」
天麗華は知らないようだ。
天光琳は悪神に襲われた夜、天万姫が天宇軒との関係に困っていることを知った。
最近話してくれないと......全然平気では無いのだが、みんなの前では心配させたくないと笑顔でいる。
天光琳は何となく気づいていたが、気づいていない天麗華たちがおかしいのではなく、気づいた方が凄いほど、天万姫は隠すのが上手だ。
「万姫様とまたお話がしたいわ~」
隣に座っている美鈴玉は天万姫と仲が良いそうだ。
「鈴玉様は母う...万姫さんと仲が良いのですね!」
「えぇ、万姫さんがまだ美国にいる時から親友なのです!...多分!」
美鈴玉は美夢華と似てとても明るい方だ。
さすが親子だ。
玲瓏美国にいる時から...ということは、美鈴玉は元から玲瓏美国の神だということがハッキリわかった。
そして天万姫とは結構昔から仲が良いのだろう。
...そういえば、花見会一日目の時に天万姫と仲良く話していた女神がいた。
恐らくその女神は美鈴玉だろう。
年齢は結構離れているが、同い年のように仲良くしているそうだ。
(あれ...そういや......)
天光琳はふと思った。
天宇軒はずっと桜雲天国の神であるはずなのに、友達のように仲の良い神を見たことがない。
弟である天浩然は時々、名前は知らないが友達らしき神と話している姿は見る。
しかし天宇軒は見たことがない。
あの性格からして、友達がいない可能性も十分ある。
......そうだとしたら可哀想だ。
(父上ももっと、色んな神と話せばいいのに......)
天光琳はそう思いながらマカロンをまた一つ食べた。
天光琳は礼を言うと、天麗華は微笑みお茶を飲んだ。
「でも...麗華様はなんでそんなに人間界について知っているのですか?」
天俊熙は疑問に思った。本が好きな天光琳ですら人間界についてあまり知らないのだ。
どこで知ったのだろうか。
「姉上は人間界について興味があるみたい......って言ってましたよね」
天麗華の代わりに天光琳は言ったが、不安になり、念の為聞いた。
天麗華は頷いた。
「そう。人間について、もっと知りないな...って思って、今までたくさんの人間界について載っている本を読んできたの」
天麗華は小さい頃から人間について興味があったそうだ。
人間界について載っている本は貴重で数少ない。各国に一冊から五冊程度しかないそうだ。
そのため、桜雲天国では貴重品がしまってある倉庫に保管されている。
何か目的がない限り、入ることは出来ないのだ。
天麗華は恐らく、天宇軒に人間界について知りたい...と言って、その本を貸してもらったのだろう。
通りで本好きな天光琳ですら知らないわけだ。
「何故神々は人間に願いを叶えるのか......最初はそんな疑問から人間に興味を持ったのよ。私たちと同じ見た目なのに、私たちは神、人間は人間なんて...不思議よね。......調べていくうちに、どんどん興味を持ってしまって...ふふふ」
天麗華は微笑んだ。
人間について載っている本は誰が書いたのか不明だ。
そして事実なのかすら分からない。
そのため、正しいとは言いきれないのだが、知っていて損は無い。
「僕も人間界について学ぼうかなぁ...」
「俺も知りたくなってきた!」
天光琳は将来王になるのだ。
知っていた方が王として良いかもしれない...そう思った。
「私でよければ沢山教えてあげるわよ」
「「お願いします!」」
二神は天麗華に人間界について教えてもらうことにした。天麗華は嬉しそうに話し始めた。
お茶を飲みながら人間界について話し合った。
✿❀✿❀✿
そして一時間たち、美梓豪と側近が来た。
美梓豪は孫たちの話が聞きたいらしく、話が出来る場所へ案内してくれると言った。
三神は美梓豪たちについて行き、八階の中心にある、ガラス張りの部屋に到着した。
その部屋にはテーブルと椅子がたくさんある。
外の眺めもよく、ここでお茶会などを開くのにピッタリだ。
...と、外側の席に、美ルーナと美鈴玉と美夢華の姿が見えた。
「君たちも来ていたのか!」
「お祖父様!あ、お姉様たちもだ!」
美夢華は足が地面につかない高い椅子から降り、天麗華たちの方へ走ってきた。
そして天麗華の前で止まり笑顔で微笑むと、天麗華はしゃがみ美夢華の頭を撫でた。
「ふふふ、夢夢は本当に可愛いわね」
「麗華お姉様も美しいです!」
撫でられて嬉しそうな顔をしている。まるで猫のようだ。
「さぁ、三神もこちらに座って!」
美梓豪の声が聞こえ、天麗華は立ち上がり三神は美梓豪の方を見た。
美ルーナたちの隣のテーブルのところに立っている。
今からお茶会でもするのだろうか。テーブルの上にはティーカップやお菓子などが用意されていた。
美夢華は美ルーナと美鈴玉のところまで戻り、三神は美梓豪が座っているテーブルの周りのイスに座った。
「沢山食べていいぞ、おかわりもあるからな!」
テーブルには美味しそうな茶菓子が沢山あった。
一時間前にご飯を食べたばかり...それにお茶もたくさん飲んでいるため、もうおなかいっぱいなのだが......どれも美味しそうで興味を惹かれてしまう。
「私も食べてもいいー?」
「夢華、それはお客様のお菓子よ?」
美夢華はアーモンドチョコチップクッキーが食べたいらしく、美味しそうに見つめている。
しかし、これは天家の三神用に用意されたお菓子のため、美鈴玉は止めた。
「夢ちゃんも食べたいのか、よし。君たち、夢ちゃんの分も用意してくれ!」
「「「はい」」」
美梓豪がそう言うと、護衛神の三神が茶菓子を用意しに行った。
「梓豪様......ありがとうございます!」
「やったぁー!お祖父様、ありがとうございます!」
美夢華は飛び跳ねながら喜んだ。
とても可愛らしい。
「なに、お前夢夢に惚れたのか?」
「え?違うよ!!こんな妹がいたらいいなーって!」
可愛い...と微笑みながら見ていた天光琳に、天俊熙はニヤニヤしながら言った。
天光琳に妹弟はいないため、憧れているところもあるのだ。
「分かるぞ、夢夢は可愛いよなぁー」
「!?」
美梓豪は......美夢華の頭を撫でながら言った。その顔はとても幸せそうだ。
天光琳と天俊熙はふと変な言葉が頭によぎった。
(幼女趣味(ロリコン)......)
いや...ただ孫を可愛がっているだけなのかもしれない......。しかし美ルーナと美鈴玉と天麗華は苦笑いしている。
「いやまさかね...」
「まぁ......悪くは無いと思うが......」
二神は周りに聞こえないぐらい小さな声で言った。
幼女趣味(ロリコン)は別に悪いことでは無い。
こんな可愛い孫がいれば、こうなるのもおかしくは無い。
そんなことを考えていると、先程部屋を出た護衛神が戻ってきた。
そして隣の美夢華たちのテーブルの上に茶菓子と追加のお茶を並べた。
「お兄ちゃんたちありがとう!」
護衛神は一礼し、先程居たドア付近に戻った。
美夢華は大きなクッキーを幸せそうに一口かじった。
天光琳もピンク色のマカロンを一つとり、食べた。
「お前...最近よくマカロン食べるよな」
「ハマっちゃって」
天光琳はマカロンにハマったようだ。
緑豆糕に金平糖、マカロンとジャンルは別だが、どれもお気に入りだ。
「沢山お食べ!」
「ありがとうございます!」
満腹のはすだが......マカロンは別腹だ...と天光琳はもう一つ食べた。
「そういえば...万姫は元気?」
「えぇ」
天麗華は知らないようだ。
天光琳は悪神に襲われた夜、天万姫が天宇軒との関係に困っていることを知った。
最近話してくれないと......全然平気では無いのだが、みんなの前では心配させたくないと笑顔でいる。
天光琳は何となく気づいていたが、気づいていない天麗華たちがおかしいのではなく、気づいた方が凄いほど、天万姫は隠すのが上手だ。
「万姫様とまたお話がしたいわ~」
隣に座っている美鈴玉は天万姫と仲が良いそうだ。
「鈴玉様は母う...万姫さんと仲が良いのですね!」
「えぇ、万姫さんがまだ美国にいる時から親友なのです!...多分!」
美鈴玉は美夢華と似てとても明るい方だ。
さすが親子だ。
玲瓏美国にいる時から...ということは、美鈴玉は元から玲瓏美国の神だということがハッキリわかった。
そして天万姫とは結構昔から仲が良いのだろう。
...そういえば、花見会一日目の時に天万姫と仲良く話していた女神がいた。
恐らくその女神は美鈴玉だろう。
年齢は結構離れているが、同い年のように仲良くしているそうだ。
(あれ...そういや......)
天光琳はふと思った。
天宇軒はずっと桜雲天国の神であるはずなのに、友達のように仲の良い神を見たことがない。
弟である天浩然は時々、名前は知らないが友達らしき神と話している姿は見る。
しかし天宇軒は見たことがない。
あの性格からして、友達がいない可能性も十分ある。
......そうだとしたら可哀想だ。
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