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第一章 荒れ狂う吹雪
第二十話
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「以上がイフリート討伐の顛末になります。ヴェルナ村は長期に渡って甚大な被害を受けており、復興のための支援が必要な状態です」
私の前で手を組み座っているのは、私の実の父であるグラディウス・カリバー。兄弟なのに、剛毅な風貌の叔父様とどちらかといえば線の細いお父様では顔の印象がまったく異なる。
「そうか、良くやったね。地方復興も我々貴族の重要な職務だ……改めて遣いの者を派遣し、具体的な話し合いを行う。その際には同行してくれ」
これも叔父様とはまったく違う、低くフラットな声音。あまり抑揚のない声音から、名家を束ねてきた当主としての格を感じる。
「畏まりました。私の提案を聞いてくださり感謝します」
「いや、良い報告だった。ところでレイン……弟からあの忌々しい氷狼の話を聞いたが、君は参戦するつもりなのか」
忌々しい氷狼とは、考えるまでもなくフブキのことだろう。私はすぐに答えた。
「もちろんです。ここで剣を振るわなければ、私は何のために魔術師になったのか……」
「それは許可しない」
「……え?」
先ほどまで優しかった灰色の瞳が、今は刃の如く鋭い。
「これまで誰も討伐したことのない神獣だぞ? それと戦うことの意味を君は理解しているのか」
「もちろんしています! 危険なのは承知していますが、それでも……」
「危険だとか、そういう次元の話はしちゃいない。実の娘をむざむざ死なせに行く親がいるものか」
まったくの無表情なのに、お父様の声には何か計り知れないほど大きな感情が篭っているように聞こえた。
「これまで散々わがままを認めてきただろう? だが、君も今回ばかりは大人になるときだ。君がなんと言おうと、僕が出陣の許可を出すことは無い。弟にでも任せていればいいさ」
「……でしたら」
私は覚悟を決めた。
幼いころから胸に抱いていた夢を、今ここで捨てる覚悟を。
「その戦いが終わったら、私は誰にでも嫁ぎます。魔術師をやめろと仰るのであれば、それにも従いましょう」
「……レイン」
「お父様がそうであるように、私にも譲れないものがあります。私は、絶対に母の仇を取りたい!」
「……そうか」
父は、どこか諦めたように嘆息した。
「僕からも条件がある。まず、君がフブキと戦っても生きて帰れるほどの実力があると僕に納得させることが出来なければ話にもならない。その理屈は分かるだろう」
「……何をしろと仰るのですか」
「簡単な話だ。分家の娘がいただろう……彼女と試合を行い、そして勝利すること。それが第一の条件だ」
分家の娘……つまりフランのことだ。
決闘とはいえ彼女と本気で剣を交えるのは心苦しいが、それでもここで躊躇ってはいられない。
「わかりました」
「そして第二の条件。君が最近、アレンという少年と親交を深めているのは僕の耳にも入っている。そしてどうやら、その少年が一般的な魔術師よりも遥かに強いらしいということも」
「……ご存知だったのですか」
私は驚いた。知らずにいるとばかり思っていたのに、知っていた上で黙認していたのか。
「それは当然だろう。君も知ってのとおり、僕は剣を執る者じゃない。共に戦場に立ち守ってやることは出来ない……そして、弟もまた君ばかりを守ってはいられないはずだ。あれは、この王都の未来そのものを背負って立っているのだから」
お父様の言うことは真実だろう。
叔父様は、いざとなれば私一人を生かすよりも全体の勝利のために指揮をし、戦わねばならない。そのことは私も理解している。
「アレンという少年がデュランダルと同等の力を示し、なおかつ君を守り抜くと誓うのならば出陣の許可を出そう。二つ目の条件は、彼が我が剣を交え、僕が納得できるだけの戦いぶりを見せること。そして、戦闘中は常に共に行動することだ」
その言葉を聞いた瞬間、私はこれまでの行いを深く悔いた。
私の愚かな思いつきのせいで、またあの人を自分の事情に巻き込んでしまう。
でも。父が自分の考えを変えたことはこれまでに一度もない……彼に戦ってもらうしか最早方法がないのだと、私は感情より先に理性で理解してしまった。
「……アレンさんは、私たちには関係が……」
「そう思うのなら諦めるといい。君が少年一人動かすことすらもできない軟弱な人間なのなら、元より神獣の前に立つ資格などないだろう。決闘は明日の午後より執り行う……まず前提に立ちたいのならば、それまでに説得してみせることだ」
「……そうか。そんなことが」
レインをひとまず部屋に招き入れ話を聞き終えた俺は、思わず唸った。
まさか昨日の予感が、こんな形で的中してしまうとは。レインがフブキと戦うためには、俺がデュランダルと互角に戦えねばならない、と……。
「まあ、お父さんが言ってることも理解はできるけどな」
そう言うとレインが涙目で睨んでくるので、俺は慌てて弁解した。
「だって、フブキとの戦いで奥さんを亡くしてるんだろ? そりゃ行って欲しくないさ。妻と娘を失ったグラディウスさんが、それからどんな気持ちで生きていくのか考えたことはあるのか」
そう言うと、レインは下を向いて歯を食いしばった。
自分の立場に置き換えれば、それが途轍もない恐怖であることは分かる。恐らくは、レインを嫁入りさせようとしていたのも……。
「それでも。それでも私は、この剣で……」
「そうか。どうしたもんかな……」
俺がそう呟くと、レインが何かを決意したような顔でこちらに近づいてきた。
その表情はかつてないほど硬く、そして緊張しているように見える。
「わっ、私に出来ることなら何でも……この身体を捧げる覚悟も出来ています。ですからどうか、叔父様と……」
「ん、何の話? 俺はどうやって勝つかを考えてたんだけど」
俺がそう返すと、レインは今までで一番間抜けな声を出した。
戦うかどうかなんて、最初から考えてもいなかった。
「……ほぇ?」
「なんだ、さては俺がビビって逃げると思ってたのか? そりゃ見くびりすぎだ。あくまで決闘だし、本気で殺しにくるわけでもないだろ?」
そう言って額を小突いてやると、レインは硬かった表情を緩めいつもの笑顔になった。
勝つことはできなくても、レインの父に認めさせることさえ出来ればいい。そんな甘えた考えは捨てる。
相手はあの『剣聖』デュランダル・カリバーだ。己の全てを賭けて挑まずして、どうしてまともに戦えるだろうか。
「本当にありがとうございます。一つ提案があるのですが……」
「うん、どうした?」
「カリバー家が専属契約している、とても優秀な研究者がおられまして……先日は会わせたくないと言ったのですが、最早そうも言っていられません。あの人なら、何か叔父様に対抗する術を知っているかも……」
「そうか。なら早速訪ねに行こう……どんな人なのか楽しみだな」
物知りだとか会わせたくないだとか、妙な評判ばかり聞いているものでどんな人物なのか大変気になる。
デュランダルの対策が知りたいと言うよりも、純粋な興味の方が動機として勝っていた。
「お気持ちはお察ししますが……あまり深入りされない事をおすすめします」
私の前で手を組み座っているのは、私の実の父であるグラディウス・カリバー。兄弟なのに、剛毅な風貌の叔父様とどちらかといえば線の細いお父様では顔の印象がまったく異なる。
「そうか、良くやったね。地方復興も我々貴族の重要な職務だ……改めて遣いの者を派遣し、具体的な話し合いを行う。その際には同行してくれ」
これも叔父様とはまったく違う、低くフラットな声音。あまり抑揚のない声音から、名家を束ねてきた当主としての格を感じる。
「畏まりました。私の提案を聞いてくださり感謝します」
「いや、良い報告だった。ところでレイン……弟からあの忌々しい氷狼の話を聞いたが、君は参戦するつもりなのか」
忌々しい氷狼とは、考えるまでもなくフブキのことだろう。私はすぐに答えた。
「もちろんです。ここで剣を振るわなければ、私は何のために魔術師になったのか……」
「それは許可しない」
「……え?」
先ほどまで優しかった灰色の瞳が、今は刃の如く鋭い。
「これまで誰も討伐したことのない神獣だぞ? それと戦うことの意味を君は理解しているのか」
「もちろんしています! 危険なのは承知していますが、それでも……」
「危険だとか、そういう次元の話はしちゃいない。実の娘をむざむざ死なせに行く親がいるものか」
まったくの無表情なのに、お父様の声には何か計り知れないほど大きな感情が篭っているように聞こえた。
「これまで散々わがままを認めてきただろう? だが、君も今回ばかりは大人になるときだ。君がなんと言おうと、僕が出陣の許可を出すことは無い。弟にでも任せていればいいさ」
「……でしたら」
私は覚悟を決めた。
幼いころから胸に抱いていた夢を、今ここで捨てる覚悟を。
「その戦いが終わったら、私は誰にでも嫁ぎます。魔術師をやめろと仰るのであれば、それにも従いましょう」
「……レイン」
「お父様がそうであるように、私にも譲れないものがあります。私は、絶対に母の仇を取りたい!」
「……そうか」
父は、どこか諦めたように嘆息した。
「僕からも条件がある。まず、君がフブキと戦っても生きて帰れるほどの実力があると僕に納得させることが出来なければ話にもならない。その理屈は分かるだろう」
「……何をしろと仰るのですか」
「簡単な話だ。分家の娘がいただろう……彼女と試合を行い、そして勝利すること。それが第一の条件だ」
分家の娘……つまりフランのことだ。
決闘とはいえ彼女と本気で剣を交えるのは心苦しいが、それでもここで躊躇ってはいられない。
「わかりました」
「そして第二の条件。君が最近、アレンという少年と親交を深めているのは僕の耳にも入っている。そしてどうやら、その少年が一般的な魔術師よりも遥かに強いらしいということも」
「……ご存知だったのですか」
私は驚いた。知らずにいるとばかり思っていたのに、知っていた上で黙認していたのか。
「それは当然だろう。君も知ってのとおり、僕は剣を執る者じゃない。共に戦場に立ち守ってやることは出来ない……そして、弟もまた君ばかりを守ってはいられないはずだ。あれは、この王都の未来そのものを背負って立っているのだから」
お父様の言うことは真実だろう。
叔父様は、いざとなれば私一人を生かすよりも全体の勝利のために指揮をし、戦わねばならない。そのことは私も理解している。
「アレンという少年がデュランダルと同等の力を示し、なおかつ君を守り抜くと誓うのならば出陣の許可を出そう。二つ目の条件は、彼が我が剣を交え、僕が納得できるだけの戦いぶりを見せること。そして、戦闘中は常に共に行動することだ」
その言葉を聞いた瞬間、私はこれまでの行いを深く悔いた。
私の愚かな思いつきのせいで、またあの人を自分の事情に巻き込んでしまう。
でも。父が自分の考えを変えたことはこれまでに一度もない……彼に戦ってもらうしか最早方法がないのだと、私は感情より先に理性で理解してしまった。
「……アレンさんは、私たちには関係が……」
「そう思うのなら諦めるといい。君が少年一人動かすことすらもできない軟弱な人間なのなら、元より神獣の前に立つ資格などないだろう。決闘は明日の午後より執り行う……まず前提に立ちたいのならば、それまでに説得してみせることだ」
「……そうか。そんなことが」
レインをひとまず部屋に招き入れ話を聞き終えた俺は、思わず唸った。
まさか昨日の予感が、こんな形で的中してしまうとは。レインがフブキと戦うためには、俺がデュランダルと互角に戦えねばならない、と……。
「まあ、お父さんが言ってることも理解はできるけどな」
そう言うとレインが涙目で睨んでくるので、俺は慌てて弁解した。
「だって、フブキとの戦いで奥さんを亡くしてるんだろ? そりゃ行って欲しくないさ。妻と娘を失ったグラディウスさんが、それからどんな気持ちで生きていくのか考えたことはあるのか」
そう言うと、レインは下を向いて歯を食いしばった。
自分の立場に置き換えれば、それが途轍もない恐怖であることは分かる。恐らくは、レインを嫁入りさせようとしていたのも……。
「それでも。それでも私は、この剣で……」
「そうか。どうしたもんかな……」
俺がそう呟くと、レインが何かを決意したような顔でこちらに近づいてきた。
その表情はかつてないほど硬く、そして緊張しているように見える。
「わっ、私に出来ることなら何でも……この身体を捧げる覚悟も出来ています。ですからどうか、叔父様と……」
「ん、何の話? 俺はどうやって勝つかを考えてたんだけど」
俺がそう返すと、レインは今までで一番間抜けな声を出した。
戦うかどうかなんて、最初から考えてもいなかった。
「……ほぇ?」
「なんだ、さては俺がビビって逃げると思ってたのか? そりゃ見くびりすぎだ。あくまで決闘だし、本気で殺しにくるわけでもないだろ?」
そう言って額を小突いてやると、レインは硬かった表情を緩めいつもの笑顔になった。
勝つことはできなくても、レインの父に認めさせることさえ出来ればいい。そんな甘えた考えは捨てる。
相手はあの『剣聖』デュランダル・カリバーだ。己の全てを賭けて挑まずして、どうしてまともに戦えるだろうか。
「本当にありがとうございます。一つ提案があるのですが……」
「うん、どうした?」
「カリバー家が専属契約している、とても優秀な研究者がおられまして……先日は会わせたくないと言ったのですが、最早そうも言っていられません。あの人なら、何か叔父様に対抗する術を知っているかも……」
「そうか。なら早速訪ねに行こう……どんな人なのか楽しみだな」
物知りだとか会わせたくないだとか、妙な評判ばかり聞いているものでどんな人物なのか大変気になる。
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