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〈ヒーロー〉と〈悪役令嬢〉編
【60】魔界にて −1− 悪役令嬢は人魚にされ、
しおりを挟むあの日――シシリーとユースタスは、魔界に落ちた。
シシリーは王弟に魔術で無理やり呼ばれ、引っぱられ、ユースタスはアリシアらの転移に巻き込まれ、飛ばされて。
フィリップがアリシアの心を求めて彼女と話し、悪魔や黒魔術と戦っていた時。シシリーとユースタスもまた暗き魔界にいた。
悪役令嬢と騎士の相手は、彼らの叔父たる王弟であった。
(――何……? これ……っ、脚が、変……?)
ひとり目を覚ましたシシリーが最初に違和感をおぼえたのは、脚だった。奇妙に重く、満足に動かせない。左と右とが独立していない。
そう、まるでくっついているかのように。
(何? 何……!?)
腕を頼りに身を起こし、シシリーは自らの下半身を目の当たりにする。そして、愕然とする。
(……魚だわ)
魚だった。目元をこすって、もう一度、見直してみる。
(……やっぱり魚ね)
魚だった。下半身が魚になっていた。蒼い鱗に覆われて、水色の鰭がドレスのようにひらひらしている。
なんと――人魚になっていた。
(待って? 待って? 何が起きたの? ここはどこ?)
辺りはどこまでも不気味に暗い。地面には何かの魔法陣がある。
息苦しさを和らげたくて深呼吸をしながら、彼女はそれを解読した。
(これは――……魔獣の陣)
シシリーが横たわっていたのは、王弟を処刑するのに使われたはずの陣の上だった。
人間を魔獣に変える黒魔術の陣。人としての生を奪われ、魔界に送られ、魔王に隷属させられる処刑方法。
(私……処刑されたの? 花街行き、じゃなかったの? 失敗した? でも、私の記憶では)
悪役令嬢シシリーは、時に悪役王子フィリップに殺され、時に死刑に処される。生存ルートもなくはないが、フィリップ同様、ごくわずかの限られたルート以外では死ぬ。そういうシナリオだ。しかし魔獣堕ちエンドなんて知らない。
いわゆる死亡エンドを回避するため、全員が生き残る道を歩むため、彼らはこれまで頑張ってきたはずだった。
(私が死んだら、兄様が、泣いてしまう……)
もう死んでしまったのかしらと考えた時、ぱっと思い浮かんだのは、兄の美しい泣き顔だった。
アリシアたちの卒業パーティーの日。毒を飲んで血を吐いたシシリーを抱きかかえ、彼はたった一粒だけ涙をこぼした。みんなには隠して、ほんのちょっとだけ泣いていた。
(兄様は、私たちのなかで一番年上で。いつも、こき使われ――いえ、頼りにされていたわ。だからこそ)
オトメゲームの呪いは、人々の想いや記憶をも操作する。特にアリシアは、フィリップが施す魔法がなくても、記憶喪失になりがちだった。シシリーやユースタスのことを忘れがちだった。
あの時はフィリップもひどく取り乱していたから、我が兄ユースタスがしっかりと立っていなくてはならなかったのだろう。
無理をさせてしまった、とシシリーは今さらに悔いる。兄には服毒のことを伝えておくべきだったかもしれない。
(兄様は、あれでも私が大好きだもの。怖かったでしょうね)
シシリーは、悪役令嬢ながら〝ヒロインの能力〟をもっている。シシリー・セルナサスがヒロインとなる続編世界に生まれたわけでもないのに、アリシアの力を奪ったかのように力をもっている。【バグ】っている。
アリシアの〝攻略対象〟なのだから彼女に恋してもおかしくない兄は、しかし彼女を手籠めにしたりはしなかった。ただの一度も。
それどころか、彼女を見て彼自身を勃起させることもなかった。もちろん好ましくは想っているようだが、仕えるべきお方であり幼馴染という見方を崩さない。
(フィルがチート級の力で頑張っていたとは言え、兄様の心だけなら、アリシアをそういう相手として好きになっても仕方ないのに。アリシアの騎士なんだから、彼女に発情してもいいのに。馬鹿なひと)
実の妹の悪役令嬢を、どうして好感度上限値まで愛せるのやら。未だにわからない。
それが家族愛なのか、性愛なのか。シシリーは考えてみたくもない。
『――おい、てめえ』
「!?」
どこからか声が聞こえて、シシリーは肩を大きくビクッと跳ねさせる。下着も何もつけていない裸の乳房を守るように手で包み、声の主を探した。
(……どこに、いるのよ)
シシリーは、この声を知っていた。いい意味ではない。
その男は、シシリーがこの世で誰よりも忌み嫌う者だった。
ざりざり、と硬い毛のような感触が背中に触れて、身体が震える。生温かい息が耳元にかかって、気持ち悪かった。
「ねえ、私に、なにをしたの……。お兄ちゃん」
彼はこの国の王弟であり、彼女の前世の実の兄。
この世界のアリシアやフィリップの暗殺を謀り、前世のシシリーを殺して自殺した男だ。
『また道連れにした』
「……っ」
鋭い爪の生えた獣の手が、シシリーの淡い金髪をくるくると指に巻き取る。首を引っ掻いて、傷をつける。
「痛いわ、やめて」
『俺の最期の魔術に気づかないなんて、あの王太子も馬鹿だよな。それとも所詮は悪役令嬢のことなんて、実は誰も気にかけてなんかいなかった、か』
「卑怯よ。私の仲間を、悪く言わないで」
フィリップは、最近、心と体の分離したアリシアのことと王弟の対処で手いっぱいだった。シシリーの周辺を事細かに気にしている余裕などなかったはずだ。
それでも、王弟処刑日の今日は塔の警備が手薄くなって危険性が高まると見て、彼の命令により護衛騎士や魔法士をきちんと付けてくれていた。
結局は王弟に出し抜かれてしまったわけだが、何もしてくれなかったわけではない。
(フィルも、アリシアも、兄様も、みんな。いつも私のことも気にかけてくれたわ)
たとえシシリーを守るのに失敗しても、彼らが優しさをくれたのは確かだ。
今や罪人であるシシリーよりも、これから王太子妃になり、ゆくゆくは王妃となるアリシアが優先されるのは当然のこと。恨みはしない。
ユースタスが彼女のそばにいるのも、それが仕事なのだから仕方がない。彼は彼女の護衛騎士に任じられている。
シシリーがひとりぼっちで王弟と対峙することになっても、誰も悪くなんてない。
『どうせ誰も助けにこないぞ。俺の処刑にはてめえしか巻き込んでねえからな』
「それで良かったわ。優しいみんなが化け物になってしまうなんて、悲しいもの」
『悪役のくせに、ずいぶんといい子ちゃんを演ってるんだな』
「そうね」
『なあ』
「なに?」
シシリーにとって、アリシア・テリフィルアは、前世から憧れの〝お姫さま〟だった。他の子たちが絵本の中のシンデレラや白雪姫に憧れるように、彼女はゲームの中のアリシアに憧れた。
今も鮮明に覚えている。バーチャル空間での出会いを。『はじめまして』を。
(……きれい)
彼女が初めて〝アリシア〟を見たのは、バーチャルの世界でのことだった。
ふんわりした薄紅の髪に、宝石みたいな碧色の瞳。ふりふりのドレス。
『――この子はね、ママの妹の娘なのよ』
『へえー。それって、えっと、あたしのいとこってこと?』
『ええ。そう。……私があの子の姉だったのは、前世の話だけど』
『? ぜんせ? あっ、ママのいもうと、ってことは、おばさんも、ピンクのかみのけなの? それともだんなさんが?』
『ママもね、昔はこんなふうに薔薇色の髪のお嬢様だったの。可愛かったのよ』
『あたしもかみのけピンクがいいー』
『大人になったら美容院に行って、しましょうか』
『うん! ――……』
彼女の母は、この世界を模したバーチャル空間を作り、育て、それから二作の乙女ゲームを作った。
【幼き頃より愛する君と、】
と
【幼き頃より愛する君と、2 -悪役令嬢編-】
彼女の前世の母は、かつてこの世界に生きていた、テリフィルア家の娘――数十年前のシナリオ期の時に断罪されて死んだ、先代の〝悪役令嬢〟だった。
母は、この世界から日本にやってきた、シシリーとは逆の転生者だった。
――悪役令嬢が主人公の物語をつくったのは、きっと、かつての彼女も悪役令嬢だったから。
本編で王太子〝フィリップ〟を酷い悪役にしたのは、悪役令嬢だった自分を断罪した現国王への復讐。
彼の婚約者〝アリシア〟をヒロインとして、幸せな道をつくりながらも、酷い展開もたくさんつくったのは。複雑な気持ちのせい。
――かわいい妹の愛娘には、幸せになってほしい。
――でもヒロインが軽々と幸せになるのは許せない。
――あのクズの息子が幸せになるのも気に入らない。
だから、母は。悪役令嬢は。転生先の世でゲームをつくることで、元いた世界を呪える転生者の彼女は。
この乙女ゲームという物語をつくりあげた。
(これは、今この展開は、ゲームの中には存在しない。フィルの言葉を借りるなら〝シナリオ外イベント〟ね。どう決着するか、転生者の私にもわからない)
銀の狼に化けた兄が、彼女の胸に触れて傷をつくりながら言う。
『今度こそ、一緒に幸せになろう。誰にも邪魔されない世界で』
「ヤりたい時にヤれる生身の女が欲しいだけでしょ。ところで人魚と狼って致せるのかしら?」
彼女と兄は、元悪役令嬢の母に、女手ひとつで育てられた。母は元の世界が恋しいようで、いつもゲーム制作ばかりを――呪いづくりばかりをやっていた。
娘が息子に乱暴をされているのには、本当に気づいていなかったのか。見ないふりだったのか。わからない。
『人魚にもどこかしら穴はあんだろ、口でもいいし』
「私、口でするのは嫌いよ」
『てめえの意思は聞いてない。上品ぶるな』
王弟が、兄が、狼が、人魚のシシリーを押し倒す。魔法陣の床に張りつける。
やわな人魚は、あっさりと、つよい狼に組み伏せられた。
「また私を犯すの?」
『この世界ではヤってねえのに、なんだその言い草は。あの邪魔者も、ここまでは来られねぇだろう』
「そうね」
ユースタスは、もういない。違う世界に来てしまった。もう、彼は、守ってくれない。
(なのに、ね。なのに、なのに)
今から犯されそうだという時。この世界では、いつも、ユースタスの顔ばかりが思い浮かぶ。シシリー・セルナサスは、今世の美しき兄のことを想う。
数年前。王弟に手を出されそうになった学生時代のシシリーを守ってくれたのも、ユースタスだった。
――俺が、おまえを守ろう。誰も、彼も、おまえに手出しはさせない。
(守るって言ったのに、なんて、言わないわ。今まで、ありがとう……)
狼になった最悪の男と目を合わせたくなくて、顔を逸らす。獣の耳の向こうを見る。奇跡が見える。
――声を出すな、と。
唇の動きだけで、彼が告げた。
(なんで、ここまで、来れてしまうの)
シュッと軽い音がして、銀色が闇の中を走る。
その眩しさに、シシリーが瞬きをしている間のこと。
――〝兄〟は〝兄〟に捕らわれていた。
「大事はないか、シシリー」
「人魚になっちゃったけど、無事よ」
「…………怪我をしているな、すまない、遅れた」
「兄様だって、怪我してるじゃない」
ユースタスの肌には、返り血ではない血と傷の痕が見てとれた。
「これは主の過保護のやつだ。問題ない」
「あら? アリシアのお尻でも触ったの? えっち」
「こいつが俺らのいた部屋に放火したからな。姫さまを連れて逃げる時に、ちょっと。――なあ、叔父様?」
王弟の手の甲を貫き、床へと刺した剣を、ぐりぐりと動かしながら。獣の叫びを聞きながら。ユースタスはどす黒い笑みを浮かべて言う。
「男の象徴でも切り落としてやろうか、おい、その小ちゃいやつか? ん?」
「……兄様、ちょっと怖いわ」
犬が尻尾を振るみたいに。こんな状況なのに。
シシリーの下半身の先っぽをゆらめく水色の鰭は、ぱたぱたと元気に動いていた。
(ユウ兄様――)
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