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1章:事の始まり
4:俺の才能
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さて、家に着いたわけだが…本当に最低限生活できるっていう感じだな…
で、俺が今気になっているのはここにあるという俺の特別な才能を最大限に発揮させるというものだが。
[家に着いたんですね!]
「ああ。で、才能を最大限に発揮させるというものはどこなんだ?」
[確か、あなたの左側にあるタンスの中にあったと思います。]
「う~ん、なんかあるぞ?もしかして“これ”のことか?」
[ああ、そうですね。そのバッグです。]
「このバッグが…中には何があるんだ?」
[そうですね、それはただのバッグではなくて見た目よりも多く入るバッグなんです。]
「これでも結構大きいけど、どれだけ入れてるんだ…」
[そのバッグは魔法によって中に大きい空間が作られているんです。rpgとかでよく見かけるその大きさでそんなに入るのかっていうやつですね。]
「まぁ、わかったようなわからないような…それよりこのバッグはどうやって開けるんだ?」
[えっとですね、まずバッグに付いているバッヂを押してください。]
(なんか説明書を読んでいるような話し方だな)
[聞こえてますよ!覚えていないんだから、説明書読むのは仕方ないでしょ!]
「はいはい、仕方ないですね。で、このバッヂを押すのかな?」
バッグの横側に付いたバッヂを押してみると、VRゲームとかでありそうな感じで色々な文字が自分の目の前に現れた。
「おお、すごいな。どうなってるんだ?」
[その様子だと表示が出てきたんですね。]
「ああ、色々出てきた。」
[では、その中にある、“持ち物”という所を押してください。]
「こうか?」
言われた通り“持ち物”を押してみると、また、色々な文字が出てきた。
[色々出てきたと思いますが、それがあなたの才能を最大限に発揮させるものです。]
文字をみると薬学セットという欄があった。
「薬学?…これが俺の才能を引き出させるものなのか?」
[そうです!…何か不満でもあるんですか?]
「いや、もっとすごいものを想像していたんだけど。例えば、光の杖とか…」
[そうですか?薬学ってすごい技術だと思いますよ?魔法なしであんなに色々できるんですから。]
「なんでもってわけじゃないと思うけど、まぁ、いいか。確かに俺の才能を引き出させるものが薬学っていうのはわからないわけでもない。」
[あなたには材料さえあればどんな薬でもつくれるという力があるんです!]
「えっ!?」
流石にその言葉には驚いた。材料さえあればどんな薬でもつくれる?そんなこと信じられないなぁ。いくら化学の成績が良かったり、親が薬剤師だったりしたからってそれは流石に…
[信じられないですか?なら試してみましょう。まずその薬学セット押してみてください。]
押してみると俺の下に小さな箱が出てきた。
「これも中に大きな空間があるってやつか?」
[当たりです!そしてその箱を手で叩いてみてください。そしたらまた色々な表示が出てくると思います。その中のまず、薬一覧を押してください。]
これを押すと、薬物の名前が知っているものから知らないようなものまで出てきた。
[そして、その中の傷薬を押してください。押したら、材料なんかが出てくると思います。その材料はすでにあるので安心してください。]
「で、どうするんだ?」
[その作成という所を押せば、材料やそれを作るのに必要な道具が出てきます。]
押すと、ビーカーや何かの薬草が出てきた。不思議だが、今の俺にはどれが何に使うのかなどがはっきりわかる。
[今のあなたであれば、簡単につくれると思います。]
そしてしばらく作業をしていると、本当に傷薬が出来てしまった。
「本当にできたのか…どうしてつくったことのないものの作り方がわかったんだ?」
[さっき言ったじゃないですか。どんな薬でもつくれるって。それがあなたの隠された力です。]
そうか、本当にそんな力が…
[そうそう。言い忘れてしました。ステータスの見方ですね。ステータスは手を胸のところに置けば色々表示が出てきて、その中にステータスという欄があると思いますので、そこを押そうとするイメージをすれば見ることができます。]
言われた通りしてみると確かにステータスを見ることができた。
カズアキ(人間)
・職業-薬師(Lv.1)
・生命力-1500/1500
攻撃力-500
防御力-400
賢さ -3000
器用さ-1000
俊敏 -600
精神力-2490/2500
・スキル
薬学の知識(Lv.Max)
短剣術(Lv.1)
薬創造(Lv.-)
話術(Lv.2)
~以下略~
おお、これはどうなんだ?
[ステータスは攻撃力などは異世界から来た人の平均より低めですが、賢さと精神力がずば抜けていますね!]
「そうなのか。で、職業が薬師っていうのはどういうことだ?」
[ああ、それはあなたのことを見つけてから、ステータスなどを拝見させてもらって、薬師が一番いいかなと思ったので、事前に登録しておきました。]
「ふ~ん。結構用意周到なんだね。」
[そりゃあ、そうですよ。]
「で、これからどうすればいいんだ?」
[それはですね…]
女神がそう言った瞬間、外から物凄い爆発音がして、今まで平和だったはずの町に突然、混沌が舞い降りた。
「なんだ?」
で、俺が今気になっているのはここにあるという俺の特別な才能を最大限に発揮させるというものだが。
[家に着いたんですね!]
「ああ。で、才能を最大限に発揮させるというものはどこなんだ?」
[確か、あなたの左側にあるタンスの中にあったと思います。]
「う~ん、なんかあるぞ?もしかして“これ”のことか?」
[ああ、そうですね。そのバッグです。]
「このバッグが…中には何があるんだ?」
[そうですね、それはただのバッグではなくて見た目よりも多く入るバッグなんです。]
「これでも結構大きいけど、どれだけ入れてるんだ…」
[そのバッグは魔法によって中に大きい空間が作られているんです。rpgとかでよく見かけるその大きさでそんなに入るのかっていうやつですね。]
「まぁ、わかったようなわからないような…それよりこのバッグはどうやって開けるんだ?」
[えっとですね、まずバッグに付いているバッヂを押してください。]
(なんか説明書を読んでいるような話し方だな)
[聞こえてますよ!覚えていないんだから、説明書読むのは仕方ないでしょ!]
「はいはい、仕方ないですね。で、このバッヂを押すのかな?」
バッグの横側に付いたバッヂを押してみると、VRゲームとかでありそうな感じで色々な文字が自分の目の前に現れた。
「おお、すごいな。どうなってるんだ?」
[その様子だと表示が出てきたんですね。]
「ああ、色々出てきた。」
[では、その中にある、“持ち物”という所を押してください。]
「こうか?」
言われた通り“持ち物”を押してみると、また、色々な文字が出てきた。
[色々出てきたと思いますが、それがあなたの才能を最大限に発揮させるものです。]
文字をみると薬学セットという欄があった。
「薬学?…これが俺の才能を引き出させるものなのか?」
[そうです!…何か不満でもあるんですか?]
「いや、もっとすごいものを想像していたんだけど。例えば、光の杖とか…」
[そうですか?薬学ってすごい技術だと思いますよ?魔法なしであんなに色々できるんですから。]
「なんでもってわけじゃないと思うけど、まぁ、いいか。確かに俺の才能を引き出させるものが薬学っていうのはわからないわけでもない。」
[あなたには材料さえあればどんな薬でもつくれるという力があるんです!]
「えっ!?」
流石にその言葉には驚いた。材料さえあればどんな薬でもつくれる?そんなこと信じられないなぁ。いくら化学の成績が良かったり、親が薬剤師だったりしたからってそれは流石に…
[信じられないですか?なら試してみましょう。まずその薬学セット押してみてください。]
押してみると俺の下に小さな箱が出てきた。
「これも中に大きな空間があるってやつか?」
[当たりです!そしてその箱を手で叩いてみてください。そしたらまた色々な表示が出てくると思います。その中のまず、薬一覧を押してください。]
これを押すと、薬物の名前が知っているものから知らないようなものまで出てきた。
[そして、その中の傷薬を押してください。押したら、材料なんかが出てくると思います。その材料はすでにあるので安心してください。]
「で、どうするんだ?」
[その作成という所を押せば、材料やそれを作るのに必要な道具が出てきます。]
押すと、ビーカーや何かの薬草が出てきた。不思議だが、今の俺にはどれが何に使うのかなどがはっきりわかる。
[今のあなたであれば、簡単につくれると思います。]
そしてしばらく作業をしていると、本当に傷薬が出来てしまった。
「本当にできたのか…どうしてつくったことのないものの作り方がわかったんだ?」
[さっき言ったじゃないですか。どんな薬でもつくれるって。それがあなたの隠された力です。]
そうか、本当にそんな力が…
[そうそう。言い忘れてしました。ステータスの見方ですね。ステータスは手を胸のところに置けば色々表示が出てきて、その中にステータスという欄があると思いますので、そこを押そうとするイメージをすれば見ることができます。]
言われた通りしてみると確かにステータスを見ることができた。
カズアキ(人間)
・職業-薬師(Lv.1)
・生命力-1500/1500
攻撃力-500
防御力-400
賢さ -3000
器用さ-1000
俊敏 -600
精神力-2490/2500
・スキル
薬学の知識(Lv.Max)
短剣術(Lv.1)
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話術(Lv.2)
~以下略~
おお、これはどうなんだ?
[ステータスは攻撃力などは異世界から来た人の平均より低めですが、賢さと精神力がずば抜けていますね!]
「そうなのか。で、職業が薬師っていうのはどういうことだ?」
[ああ、それはあなたのことを見つけてから、ステータスなどを拝見させてもらって、薬師が一番いいかなと思ったので、事前に登録しておきました。]
「ふ~ん。結構用意周到なんだね。」
[そりゃあ、そうですよ。]
「で、これからどうすればいいんだ?」
[それはですね…]
女神がそう言った瞬間、外から物凄い爆発音がして、今まで平和だったはずの町に突然、混沌が舞い降りた。
「なんだ?」
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