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ライゼン通りのお針子さん7 ~幸せのシンフォニア~
十二章 花嫁からの招待状
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蒸し暑い日々が続くある日。ポストに入っていた高級そうな白い封筒を取り出しアイリスは首をかしげる。
「手紙……にしては何だか違うような気がするけど。これ誰からだろう」
疑問に思いながらも室内へと戻りイクトに報告する。
「とりあえず開けて中を確認してみたらどうかな」
「そうですよね。それじゃあ……」
話を聞いた彼がそう提案すると彼女も納得して封を開けて中に入っている手紙を取り出す。
「拝啓仕立て屋アイリスのアイリス様。イクト様。この度わたくしイリスとルークは結婚することとなりました。つきましてはアイリス様とイクト様をご招待したく招待状を同封いたします。わたくしたちの門出を祝って頂けたら幸いです。……って、ええっ。イリス様とルークさんが結婚!?」
「そうか、ついに結ばれたんだね」
内容を読み上げたアイリスは盛大に驚きイクトが嬉しそうに微笑む。
「結婚式の招待状だったんですね。如何しましょう」
「こうして招待して頂いたんだから。列席すると良いんじゃないかな。それに二人の門出を祝ってあげたいだろう?」
困惑する彼女へと彼が尋ねるように話す。
「それは勿論。お二人の門出を祝いたい気持ちはあります。でも、私結婚式に列席するなんて初めてでどうすれば良いのか」
「大丈夫。俺も一緒だから心配いらないよ」
まだ列席したわけでもないのに緊張で固まるアイリスへとイクトが柔和に微笑み語る。
「そうですよね。イクトさんが一緒なら――」
「失礼します」
「やあ、子猫ちゃん。元気にしていたか?」
話をしていると招待状の送り主である二人が来店してきた。
「イリス様、ルークさん。いらっしゃいませ」
「ふふっ。招待状はちゃんと届いたみたいですわね」
「俺達の門出を勿論祝ってくれるだろう」
彼女は笑顔で出迎えるとイリスとルークがにこりと笑い話す。
「勿論です」
「それで、今日はその事でアイリスさんにお願いをしたくて参りましたの」
「結婚式で着るウェディングドレスとタキシードを君に頼みたいんだ」
アイリスが力強く頷くと嬉しそうに微笑みながら令嬢が話彼も続ける。
「結婚式で着るウェディングドレスとタキシードを私が!?」
「わたくしとルーク様はこのお店で出会いお付き合いする事になり結ばれました」
「だから俺達の思い出の場所であるここ仕立て屋アイリスで結婚式に着るドレスとタキシードを作ってもらいたいって思ったんだ」
驚く彼女へと二人がそれぞれ話す。
「わたくし達のお願い聞いて頂けますでしょうか?」
「勿論です。お二人に似合うとびっきり素敵なウェディングドレスとタキシードを作ってみます」
イリスの言葉に躊躇うことなく返事をする。
「それではよろしくお願いします」
「結婚式の前日までには作って貰いたい。頼むよ」
「はい」
アイリスの言葉に二人が頭を下げてお願いすると帰って行く。
「お二人に似合う素敵なウェディングドレスとタキシードを作らないと、ですね」
「そうだね。俺もどんなものが出来るのか楽しみにしているよ」
「はい。では早速」
イクトの言葉に彼女は俄然やる気が沸いて来たみたいで作業部屋へと入っていった。
「背中のラインはⅤ字型にしたマーメードラインのドレスにルークさんのタキシードは花嫁とお揃いの白い色にしてっとこんな感じに作ればいいかな」
デッサン画を描き上げると素材を選ぶ。
「ウェディングドレスは柔らくて伸縮性のある白のムヲルドォの絹布に糸はしっかりとしていてほぐれない強度を持つ天使の糸を。タキシードは硬めだけれどしなやかなトーバヴールの布にネクタイは黒のドート布それから糸は切れにくくてほつれにくい白のカイコトリの糸と黒のオーバルーンの絹糸をっと」
素材の山から必要な物を取り出すと早速型紙を取り出し二人の衣装を作り始める。
「出来た!」
「お疲れアイリス。うん、とっても素敵なウェディングドレスとタキシードだね」
夕暮れの光が差し込む部屋で達成感に声をあげるといつの間にか入っていていたイクトがそっと紅茶の入ったカップを差し出す。
「これを着て式を挙げる二人の姿を早く見たくなったよ」
「私も早く見て見たいです。きっとお二人の良さを引き出してくれると思っていますので」
トルソーにかけられた番いのようにお揃いのウェディングドレスとタキシードを見て二人は微笑む。
そうしていよいよ結婚式当日を迎えた。
「イリスおめでとう! ファンクラブの一員としてそして貴女の友人としてお祝いいたしますわ」
「ふふっ。マーガレットさん有難う御座います」
マーガレットのお祝いの言葉にイリスが嬉しそうに微笑む。
「ルーク。おめでとう。まさかお前が結婚するとは……」
「親父らしくもないこと言うなよ。泣くなよ。気持ち悪い……」
「フレイが知ったら驚くだろうな。あぁ、フレイは今頃どこで何をしている事やら……」
「兄貴の事なんかどうでもいいさ。そりゃ……どこにいるかもわからないから連絡のしようもなかったのはほんのちょっと申し訳ない気がするけど。でも親父が兄貴を勘当したんだろう。結婚式に呼べるわけがない」
「それもそうだな……しかしお前がな。あの女ったらしのお前が」
「あ~その話はもういいだろう。今日は晴れの日なんだからさ」
ルークはグラウィス侯爵の話に付き合いながらも結婚することが嬉しいのか笑顔が絶えない。
「お二人ともおめでとう」
「イリス様、ルークさん。おめでとうございます」
アイリスとイクトの前を通り過ぎる二人に声をかけるとイリス達が立ち止まり彼女達の方へと向き直った。
「アイリスさん、イクト様。こんなにも素敵なウェディングドレスを有り難う御座います」
「俺からも礼を言わせてくれ。有難う」
「そんな、喜んでもらえてこうして着てもらえるだけで私は嬉しいですから」
頭を下げる二人にアイリスは笑顔で答える。
「それではいよいよブーケトスのお時間となりました。未婚の女性の方は前へとお進みください」
司会者の言葉に次々と女性達が前へと出て行く。
「ほら、アイリスも行っておいで」
「はい」
イクトの言葉に返事をすると前へと進み出る。
「それでは参りますわよ……えい」
イリスが投げたブーケは空中を舞そして狙ったかのようにアイリスの前へと落ちる。
「っ。え?」
「アイリス、おめでとう。次は貴女が結婚する番ですわね」
とっさに掴み取ったが状況を理解して固まるアイリスに隣に立っていたマーガレットが微笑んだ。
「え、ええ~っ!?」
式場全体に響くほどの大声で驚く彼女へとイリスもルークもこの場にいた誰もがアイリスへと拍手を送った。
「手紙……にしては何だか違うような気がするけど。これ誰からだろう」
疑問に思いながらも室内へと戻りイクトに報告する。
「とりあえず開けて中を確認してみたらどうかな」
「そうですよね。それじゃあ……」
話を聞いた彼がそう提案すると彼女も納得して封を開けて中に入っている手紙を取り出す。
「拝啓仕立て屋アイリスのアイリス様。イクト様。この度わたくしイリスとルークは結婚することとなりました。つきましてはアイリス様とイクト様をご招待したく招待状を同封いたします。わたくしたちの門出を祝って頂けたら幸いです。……って、ええっ。イリス様とルークさんが結婚!?」
「そうか、ついに結ばれたんだね」
内容を読み上げたアイリスは盛大に驚きイクトが嬉しそうに微笑む。
「結婚式の招待状だったんですね。如何しましょう」
「こうして招待して頂いたんだから。列席すると良いんじゃないかな。それに二人の門出を祝ってあげたいだろう?」
困惑する彼女へと彼が尋ねるように話す。
「それは勿論。お二人の門出を祝いたい気持ちはあります。でも、私結婚式に列席するなんて初めてでどうすれば良いのか」
「大丈夫。俺も一緒だから心配いらないよ」
まだ列席したわけでもないのに緊張で固まるアイリスへとイクトが柔和に微笑み語る。
「そうですよね。イクトさんが一緒なら――」
「失礼します」
「やあ、子猫ちゃん。元気にしていたか?」
話をしていると招待状の送り主である二人が来店してきた。
「イリス様、ルークさん。いらっしゃいませ」
「ふふっ。招待状はちゃんと届いたみたいですわね」
「俺達の門出を勿論祝ってくれるだろう」
彼女は笑顔で出迎えるとイリスとルークがにこりと笑い話す。
「勿論です」
「それで、今日はその事でアイリスさんにお願いをしたくて参りましたの」
「結婚式で着るウェディングドレスとタキシードを君に頼みたいんだ」
アイリスが力強く頷くと嬉しそうに微笑みながら令嬢が話彼も続ける。
「結婚式で着るウェディングドレスとタキシードを私が!?」
「わたくしとルーク様はこのお店で出会いお付き合いする事になり結ばれました」
「だから俺達の思い出の場所であるここ仕立て屋アイリスで結婚式に着るドレスとタキシードを作ってもらいたいって思ったんだ」
驚く彼女へと二人がそれぞれ話す。
「わたくし達のお願い聞いて頂けますでしょうか?」
「勿論です。お二人に似合うとびっきり素敵なウェディングドレスとタキシードを作ってみます」
イリスの言葉に躊躇うことなく返事をする。
「それではよろしくお願いします」
「結婚式の前日までには作って貰いたい。頼むよ」
「はい」
アイリスの言葉に二人が頭を下げてお願いすると帰って行く。
「お二人に似合う素敵なウェディングドレスとタキシードを作らないと、ですね」
「そうだね。俺もどんなものが出来るのか楽しみにしているよ」
「はい。では早速」
イクトの言葉に彼女は俄然やる気が沸いて来たみたいで作業部屋へと入っていった。
「背中のラインはⅤ字型にしたマーメードラインのドレスにルークさんのタキシードは花嫁とお揃いの白い色にしてっとこんな感じに作ればいいかな」
デッサン画を描き上げると素材を選ぶ。
「ウェディングドレスは柔らくて伸縮性のある白のムヲルドォの絹布に糸はしっかりとしていてほぐれない強度を持つ天使の糸を。タキシードは硬めだけれどしなやかなトーバヴールの布にネクタイは黒のドート布それから糸は切れにくくてほつれにくい白のカイコトリの糸と黒のオーバルーンの絹糸をっと」
素材の山から必要な物を取り出すと早速型紙を取り出し二人の衣装を作り始める。
「出来た!」
「お疲れアイリス。うん、とっても素敵なウェディングドレスとタキシードだね」
夕暮れの光が差し込む部屋で達成感に声をあげるといつの間にか入っていていたイクトがそっと紅茶の入ったカップを差し出す。
「これを着て式を挙げる二人の姿を早く見たくなったよ」
「私も早く見て見たいです。きっとお二人の良さを引き出してくれると思っていますので」
トルソーにかけられた番いのようにお揃いのウェディングドレスとタキシードを見て二人は微笑む。
そうしていよいよ結婚式当日を迎えた。
「イリスおめでとう! ファンクラブの一員としてそして貴女の友人としてお祝いいたしますわ」
「ふふっ。マーガレットさん有難う御座います」
マーガレットのお祝いの言葉にイリスが嬉しそうに微笑む。
「ルーク。おめでとう。まさかお前が結婚するとは……」
「親父らしくもないこと言うなよ。泣くなよ。気持ち悪い……」
「フレイが知ったら驚くだろうな。あぁ、フレイは今頃どこで何をしている事やら……」
「兄貴の事なんかどうでもいいさ。そりゃ……どこにいるかもわからないから連絡のしようもなかったのはほんのちょっと申し訳ない気がするけど。でも親父が兄貴を勘当したんだろう。結婚式に呼べるわけがない」
「それもそうだな……しかしお前がな。あの女ったらしのお前が」
「あ~その話はもういいだろう。今日は晴れの日なんだからさ」
ルークはグラウィス侯爵の話に付き合いながらも結婚することが嬉しいのか笑顔が絶えない。
「お二人ともおめでとう」
「イリス様、ルークさん。おめでとうございます」
アイリスとイクトの前を通り過ぎる二人に声をかけるとイリス達が立ち止まり彼女達の方へと向き直った。
「アイリスさん、イクト様。こんなにも素敵なウェディングドレスを有り難う御座います」
「俺からも礼を言わせてくれ。有難う」
「そんな、喜んでもらえてこうして着てもらえるだけで私は嬉しいですから」
頭を下げる二人にアイリスは笑顔で答える。
「それではいよいよブーケトスのお時間となりました。未婚の女性の方は前へとお進みください」
司会者の言葉に次々と女性達が前へと出て行く。
「ほら、アイリスも行っておいで」
「はい」
イクトの言葉に返事をすると前へと進み出る。
「それでは参りますわよ……えい」
イリスが投げたブーケは空中を舞そして狙ったかのようにアイリスの前へと落ちる。
「っ。え?」
「アイリス、おめでとう。次は貴女が結婚する番ですわね」
とっさに掴み取ったが状況を理解して固まるアイリスに隣に立っていたマーガレットが微笑んだ。
「え、ええ~っ!?」
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