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終章
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新たな聖女伝説が生まれた戦国時代から時は経ち近未来化した現在。
夕日が差し込む教室で雪奈は室内の端で固まり話をしている千代達へと視線を向ける。
「それでね、今度皆で新しくできたクレープ屋さんに行こうよ」
「俺は甘いものは苦手だ」
「僕もパス。千代達だけで行ってくれば」
千代の言葉に忍と柳が即答で返す。
「えぇ~絶対。皆で行った方が楽しいと思うのに」
「そうですよ。布津彦さん達も誘って皆で行きませんか」
唇を尖らせる彼女の隣に立つ麗も促す。
「ふっ……」
小さく笑うと立ち上がりそちらへと向かう。
「ねぇ、榊󠄀の森の伝説って知ってる?」
『!?』
雪奈の言葉に驚く皆の顔を面白そうに見やり微笑む。
さあ、始めようか君達と紡ぐ新しい物語を……NextContinue
======
あとがき
作者ずっとこの構想を練っておりました。ラストが最初に繫がるというありきたりなあれね(笑)当然この時代に生きる千代達は過去の時代を生きた千代達とは枝分かれした未来の次元軸に生きている千代達なので雪奈の知っている友人達ではありません。でも終章から序章を読み返してみれば雪奈の不可思議な行動に説明がつくと思います。
これにて時を越えて廻り続ける輪廻転生の物語は幕を下ろしました。ですが、御伽噺は完結しても彼女達の人生の物語は終わる事はありません。どこかでまた雪奈と巡り会える事でしょう。ここまでお付き合いくださいました読者の皆様誠にありがとう御座います。
夕日が差し込む教室で雪奈は室内の端で固まり話をしている千代達へと視線を向ける。
「それでね、今度皆で新しくできたクレープ屋さんに行こうよ」
「俺は甘いものは苦手だ」
「僕もパス。千代達だけで行ってくれば」
千代の言葉に忍と柳が即答で返す。
「えぇ~絶対。皆で行った方が楽しいと思うのに」
「そうですよ。布津彦さん達も誘って皆で行きませんか」
唇を尖らせる彼女の隣に立つ麗も促す。
「ふっ……」
小さく笑うと立ち上がりそちらへと向かう。
「ねぇ、榊󠄀の森の伝説って知ってる?」
『!?』
雪奈の言葉に驚く皆の顔を面白そうに見やり微笑む。
さあ、始めようか君達と紡ぐ新しい物語を……NextContinue
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あとがき
作者ずっとこの構想を練っておりました。ラストが最初に繫がるというありきたりなあれね(笑)当然この時代に生きる千代達は過去の時代を生きた千代達とは枝分かれした未来の次元軸に生きている千代達なので雪奈の知っている友人達ではありません。でも終章から序章を読み返してみれば雪奈の不可思議な行動に説明がつくと思います。
これにて時を越えて廻り続ける輪廻転生の物語は幕を下ろしました。ですが、御伽噺は完結しても彼女達の人生の物語は終わる事はありません。どこかでまた雪奈と巡り会える事でしょう。ここまでお付き合いくださいました読者の皆様誠にありがとう御座います。
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