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ライゼン通りの錬金術師さん3 ~限界への挑戦~
十一章 元通り
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悪魔のペンダントに操られそうになったハンスを助け気絶してしまった彼が回復するのを待ち野営する。
「いや~。皆さんにはご迷惑をおかけいたしました。まさかあれが呪いのペンダントだったとは」
「身体の方はもう大丈夫なの?」
翌朝目を覚ましたハンスの言葉にソフィアは心配して尋ねた。
「体中が痛いこと以外特に何ともありませんよ」
「悪魔のペンダントの力が無くなったからな。鍛えていないハンスの身体が悲鳴をあげてるんだろう」
「つまり筋肉痛ってこと。良かったね。ただの筋肉痛だけで。操られちゃったからもっと酷い事になっているかと思ったよ」
彼の言葉にレイヴィンが話す。ポルトも安心した顔で笑う。
「全然よくありませんよ。起きた瞬間体中の痛みに悲鳴をあげて転んでしまった所を皆さんに見られて私は恥ずかしくて仕方がないのですよ」
「あの時転んだのはそう言う事だったのね」
「言わなければ操られたせいだろうで終わってたのに……ハンスって正直だよね」
感情を高ぶらせて語る言葉にソフィアが苦笑するとポルトも呟く。
「ハンス。あのペンダント何処で手に入れたんだ?」
「何処でって覚えていませんよ。ただ黒いローブを着た男から購入したことは覚えていますが」
「……」
隊長の問いかけに答えたハンスの言葉にレイヴィンが考え込む。
「あんな品を売りつけるなんてどんな商人なんだろうね」
「力を引き出してくれるペンダントに夢中でよく見ていませんでしたが、私も知らない商人だったと思いますよ」
「兎に角ハンスさんが無事で本当に良かったわ」
ポルトの問いかけに彼が答える。そこに口をはさんだソフィアの言葉にハンスが固まった。
「この私を心配して下さるとはやはりソフィーはお優しい。このハンス嬉しすぎて涙が止まりません」
「分かったから涙と鼻水何とかしなよ」
「ふふ、ハンスさんったら。元気そうで良かったわ」
感涙して顔をぐちゃぐちゃにする様子にポルトが気持ち悪いといいたげに告げる。
ソフィアはおかしそうに笑いながらも心底安心した。
「悪魔のペンダントの出どころの方は今後も騎士団で探ってみるか……」
「隊長さっきから難しい顔してどうしたの?」
「ん、いや。何でもないよ。ハンスが元通りになって良かったな」
一人考え込んでいたレイヴィンへとポルトが声をかける。その言葉に反応して笑顔に戻った隊長が答えた。
「ソフィー、操られながらも貴女の言葉は私に届いておりました。もう自分をよく見せたくて無理をするのは止めます。これからは私らしく私にしかできない事で貴女のお手伝いをさせていただきます」
「えぇ。これからもよろしくお願いするわ」
ハンスの言葉にソフィアは微笑みお願いする。
「ふふ~ん。な~る程ね。そう言う事」
「なんか、複雑だな……」
妖精の感が働いたのかポルトがニマニマとして笑う横でレイヴィンも気付いているようで渋い顔をした。
それから時間は経ち、昨日採取できなかった湖の水を汲んでから帰路につく。
「っと、皆下がれ」
「「「!?」」」
街までの道中茂みが動いたかと思うと黒い影が飛び出してくる。その様子にレイヴィンが叫び三人は緊張して動きを止めた。
「グルルルル」
「グルルゥ」
「この辺り一帯に生息するフラワーウルフだ」
「フラワーウルフって確か花畑の中に隠れて獲物を狙うんだよね。でもどうして茂みから?」
現れたウルフを見て剣を構えながら隊長が話す。その言葉にポルトが疑問を投げかけた。
「この辺りは花畑まで繋がっている。恐らく移動中に俺達が現れたから襲ってきたんだ」
「ここは私に任せて下さい」
「でもハンスさん。もう悪魔のペンダントはしていないのよ。大丈夫なの?」
レイヴィンの話を聞きながらハンスが前へと進み出る。その様子にソフィアが心配して尋ねた。
「まぁ、試してみますよ。それ」
「グゥ?」
「全然効いていないみたいだよ」
ハンスが持っていた爆弾を投げつけるがそれは全く相手に効いていないようでその様子にポルトが呟く。
「では、ここは隊長に任せましょう。隊長頑張ってください」
「任せろ。一般市民を守るのが俺達騎士の仕事だからな。ってことで皆そこから動くなよ。はっ」
ハンスが素早い動きで後退するとレイヴィンに任せる。その言葉に隊長が答えると剣を構えてフラワーウルフ達の下へと突っ込んでいった。
「何だか今まで通りだね」
「元通りに戻って良かったじゃないの」
ポルトの言葉を聞き拾ったソフィアが小さく笑い言う。
「そうだね。やっぱりハンスはどうしようもなく弱くて何もできない頼りないハンスじゃないとね」
「嬉しいような悲しいような。複雑ですね……」
彼の言葉にハンスが難しい顔をして呟く。
「さ、終わったぞ。牙とか爪とかは錬金術に使えるんだったな」
「えぇ」
レイヴィンの言葉にソフィアは反応して駆け寄る。
「ハンス。ほらこれをやる。フラワーウルフから稀に取れる花の蜜だ」
「如何して花の蜜が取れるの?」
「フラワーウルフの体内に壺上になった空間があってな。そこに敵を誘い込むために花の蜜をため込み香りで相手をおびき寄せる事があるらしい。といっても花の蜜はすぐに消化されてしまうらしいから残っていることはほとんどない。だから珍味として世界中で高値で販売されているんだ」
隊長が言うとポルトが不思議そうに首をかしげる。それにレイヴィンが説明した。
「へぇ。珍しい物を良かったね」
「えぇ、そうですね。ではこれを貰って帰りますか」
彼の言葉にハンスも頷き小瓶を取り出しフラワーウルフの下へと近寄る。
こうして道中襲い来る獣や魔物と対峙しながら一週間かけて街まで戻っていった。
「「ただいま」」
「二人ともお帰りなさい」
工房へ戻ると二人が帰って来た事に気付いたリリアが出迎える。
「工房の方は大丈夫だった」
「はい。お二人がいない間確り工房を守りましたよ」
ソフィアの言葉に彼女が答えると報告する。
「そう。一人にさせるのは少し心配だったのだけれどこれだけお店のことが出来るなら大丈夫そうね。リリアのお店絶対に成功するわよ」
「そうだ。お店の方ももう少しで完成するんだよね。明日から暫くの間は工房を休んでお店の開業に向けて準備しようよ」
「そうね。内装を整えてしまえば終わりだからね。そうしましょう」
リリアの話を聞き終えた彼女は微笑み語るとポルトが提案する。その言葉にソフィアは頷く。
「そうだ、リリア。おいら達も凄い体験してきたんだよ」
「凄い体験ですか?」
「ポルトその話は駄目よ。ハンスさんに悪いでしょ」
ポルトの言葉に首を傾げるリリア。ソフィアは慌てて止める。
「えぇ、いいじゃんか。あんな体験そうそうするものじゃないでしょ。おいら今でもドキドキして冒険者になった気分なんだから」
「でも、ハンスさんにとっては全然いい話ではないのよ」
「むぅ~。お姉さんてばそんなにハンスの肩を持つなんてハンスのこと好きなの?」
「え?」
思ってもいない言葉に彼女は驚いて目を見開く。
「好きだなんて考えた事も無いわ。ただ人の失敗を面白がって話すべきではないと思うのよ。仲の良い友人として黙っておいてあげる事も優しさなのよ」
「仲のいい友人ねぇ~。本当に?」
「本当よ」
ソフィアの話にポルトが疑って問いかける。それに彼女は迷わず即答した。
「無自覚って怖いなぁ~」
「何の話?」
ソフィアの言葉に溜息を吐き出しポルトが呟く。彼女は不思議そうに首を傾げた。
「何でもない。ソフィーがそこまで言うなら黙っててあげるよ。ごめんねリリア。でも兎に角すごい体験をしてきたんだ」
「そうですか。よく分かりませんがお二人とも大変だったんですね」
彼の言葉にリリアが疑問符を浮かべながら答える。
「そうだ、お二人ともお腹すいてますよね。今ご飯を用意しますので待っていてください」
「おいらも一緒に作るよ」
「それじゃあ、私もたまには皆と一緒に作ろうかしら」
三人は話し合うと台所へと向かう。何を作ろうかなどと言いながら準備をすると仲良く料理を作っていった。
「いや~。皆さんにはご迷惑をおかけいたしました。まさかあれが呪いのペンダントだったとは」
「身体の方はもう大丈夫なの?」
翌朝目を覚ましたハンスの言葉にソフィアは心配して尋ねた。
「体中が痛いこと以外特に何ともありませんよ」
「悪魔のペンダントの力が無くなったからな。鍛えていないハンスの身体が悲鳴をあげてるんだろう」
「つまり筋肉痛ってこと。良かったね。ただの筋肉痛だけで。操られちゃったからもっと酷い事になっているかと思ったよ」
彼の言葉にレイヴィンが話す。ポルトも安心した顔で笑う。
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「ハンス。あのペンダント何処で手に入れたんだ?」
「何処でって覚えていませんよ。ただ黒いローブを着た男から購入したことは覚えていますが」
「……」
隊長の問いかけに答えたハンスの言葉にレイヴィンが考え込む。
「あんな品を売りつけるなんてどんな商人なんだろうね」
「力を引き出してくれるペンダントに夢中でよく見ていませんでしたが、私も知らない商人だったと思いますよ」
「兎に角ハンスさんが無事で本当に良かったわ」
ポルトの問いかけに彼が答える。そこに口をはさんだソフィアの言葉にハンスが固まった。
「この私を心配して下さるとはやはりソフィーはお優しい。このハンス嬉しすぎて涙が止まりません」
「分かったから涙と鼻水何とかしなよ」
「ふふ、ハンスさんったら。元気そうで良かったわ」
感涙して顔をぐちゃぐちゃにする様子にポルトが気持ち悪いといいたげに告げる。
ソフィアはおかしそうに笑いながらも心底安心した。
「悪魔のペンダントの出どころの方は今後も騎士団で探ってみるか……」
「隊長さっきから難しい顔してどうしたの?」
「ん、いや。何でもないよ。ハンスが元通りになって良かったな」
一人考え込んでいたレイヴィンへとポルトが声をかける。その言葉に反応して笑顔に戻った隊長が答えた。
「ソフィー、操られながらも貴女の言葉は私に届いておりました。もう自分をよく見せたくて無理をするのは止めます。これからは私らしく私にしかできない事で貴女のお手伝いをさせていただきます」
「えぇ。これからもよろしくお願いするわ」
ハンスの言葉にソフィアは微笑みお願いする。
「ふふ~ん。な~る程ね。そう言う事」
「なんか、複雑だな……」
妖精の感が働いたのかポルトがニマニマとして笑う横でレイヴィンも気付いているようで渋い顔をした。
それから時間は経ち、昨日採取できなかった湖の水を汲んでから帰路につく。
「っと、皆下がれ」
「「「!?」」」
街までの道中茂みが動いたかと思うと黒い影が飛び出してくる。その様子にレイヴィンが叫び三人は緊張して動きを止めた。
「グルルルル」
「グルルゥ」
「この辺り一帯に生息するフラワーウルフだ」
「フラワーウルフって確か花畑の中に隠れて獲物を狙うんだよね。でもどうして茂みから?」
現れたウルフを見て剣を構えながら隊長が話す。その言葉にポルトが疑問を投げかけた。
「この辺りは花畑まで繋がっている。恐らく移動中に俺達が現れたから襲ってきたんだ」
「ここは私に任せて下さい」
「でもハンスさん。もう悪魔のペンダントはしていないのよ。大丈夫なの?」
レイヴィンの話を聞きながらハンスが前へと進み出る。その様子にソフィアが心配して尋ねた。
「まぁ、試してみますよ。それ」
「グゥ?」
「全然効いていないみたいだよ」
ハンスが持っていた爆弾を投げつけるがそれは全く相手に効いていないようでその様子にポルトが呟く。
「では、ここは隊長に任せましょう。隊長頑張ってください」
「任せろ。一般市民を守るのが俺達騎士の仕事だからな。ってことで皆そこから動くなよ。はっ」
ハンスが素早い動きで後退するとレイヴィンに任せる。その言葉に隊長が答えると剣を構えてフラワーウルフ達の下へと突っ込んでいった。
「何だか今まで通りだね」
「元通りに戻って良かったじゃないの」
ポルトの言葉を聞き拾ったソフィアが小さく笑い言う。
「そうだね。やっぱりハンスはどうしようもなく弱くて何もできない頼りないハンスじゃないとね」
「嬉しいような悲しいような。複雑ですね……」
彼の言葉にハンスが難しい顔をして呟く。
「さ、終わったぞ。牙とか爪とかは錬金術に使えるんだったな」
「えぇ」
レイヴィンの言葉にソフィアは反応して駆け寄る。
「ハンス。ほらこれをやる。フラワーウルフから稀に取れる花の蜜だ」
「如何して花の蜜が取れるの?」
「フラワーウルフの体内に壺上になった空間があってな。そこに敵を誘い込むために花の蜜をため込み香りで相手をおびき寄せる事があるらしい。といっても花の蜜はすぐに消化されてしまうらしいから残っていることはほとんどない。だから珍味として世界中で高値で販売されているんだ」
隊長が言うとポルトが不思議そうに首をかしげる。それにレイヴィンが説明した。
「へぇ。珍しい物を良かったね」
「えぇ、そうですね。ではこれを貰って帰りますか」
彼の言葉にハンスも頷き小瓶を取り出しフラワーウルフの下へと近寄る。
こうして道中襲い来る獣や魔物と対峙しながら一週間かけて街まで戻っていった。
「「ただいま」」
「二人ともお帰りなさい」
工房へ戻ると二人が帰って来た事に気付いたリリアが出迎える。
「工房の方は大丈夫だった」
「はい。お二人がいない間確り工房を守りましたよ」
ソフィアの言葉に彼女が答えると報告する。
「そう。一人にさせるのは少し心配だったのだけれどこれだけお店のことが出来るなら大丈夫そうね。リリアのお店絶対に成功するわよ」
「そうだ。お店の方ももう少しで完成するんだよね。明日から暫くの間は工房を休んでお店の開業に向けて準備しようよ」
「そうね。内装を整えてしまえば終わりだからね。そうしましょう」
リリアの話を聞き終えた彼女は微笑み語るとポルトが提案する。その言葉にソフィアは頷く。
「そうだ、リリア。おいら達も凄い体験してきたんだよ」
「凄い体験ですか?」
「ポルトその話は駄目よ。ハンスさんに悪いでしょ」
ポルトの言葉に首を傾げるリリア。ソフィアは慌てて止める。
「えぇ、いいじゃんか。あんな体験そうそうするものじゃないでしょ。おいら今でもドキドキして冒険者になった気分なんだから」
「でも、ハンスさんにとっては全然いい話ではないのよ」
「むぅ~。お姉さんてばそんなにハンスの肩を持つなんてハンスのこと好きなの?」
「え?」
思ってもいない言葉に彼女は驚いて目を見開く。
「好きだなんて考えた事も無いわ。ただ人の失敗を面白がって話すべきではないと思うのよ。仲の良い友人として黙っておいてあげる事も優しさなのよ」
「仲のいい友人ねぇ~。本当に?」
「本当よ」
ソフィアの話にポルトが疑って問いかける。それに彼女は迷わず即答した。
「無自覚って怖いなぁ~」
「何の話?」
ソフィアの言葉に溜息を吐き出しポルトが呟く。彼女は不思議そうに首を傾げた。
「何でもない。ソフィーがそこまで言うなら黙っててあげるよ。ごめんねリリア。でも兎に角すごい体験をしてきたんだ」
「そうですか。よく分かりませんがお二人とも大変だったんですね」
彼の言葉にリリアが疑問符を浮かべながら答える。
「そうだ、お二人ともお腹すいてますよね。今ご飯を用意しますので待っていてください」
「おいらも一緒に作るよ」
「それじゃあ、私もたまには皆と一緒に作ろうかしら」
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