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第二章
8. エンザ=コウ・ラ
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「逃げられた?」
エンザ=コウ・ラは広い額に皺を寄せていらだたしさをあらわにした。
「機動衛兵は何分隊派遣したのか?」
「一分隊であります。あの程度の船を制圧するには十分な人員でありました」
「だが、そうではなかったわけだ……」
エンザは立ち上がると広大な執務卓の前に立つ司令官に近づいた。
ラ家の軍用コートに包まれた長身からは、青年と言っていい歳に似合わぬ老獪さがにじみ出ている。この第一公家の若者は、ずば抜けた知能と、その老獪さ。そして皇帝の従兄弟という血脈によって、帝国軍の星威将軍と呼ばれる地位にまで上り詰めていた。
こけた頬の上に並んだ、ぎょろっとした三白眼に睨め付けられ、司令官は中空に視線を固定してそれを見ないように努めた。
「皇帝陛下のスター・コルベットが戻って来た……陛下を殺めその後継者を僭称する者が乗っていることは予測出来た……だとしたら、完全人間がその側に着いていることも予測出来たはずだな?」
「…………」
「貴様が制圧するべきは、コルベットではなくネープだったのだ。それをたかが機動衛兵の一分隊でなんとかしようと……」
「目下、部下たちが脱出した乗員を追跡中であります。二十分隊を追加で派兵いたします」
「百分隊でも足りぬわ!」
エンザは複雑な形状の吸引パイプを取り出し、その吸い口をくわえた。
パイプに取り付けられたタンクには、メセバという鉱物生命体が特殊な液体に沈んでいる。そこから発生するメセビン・ガスと呼ばれる気体を吸うことで、脳の機能が飛躍的に向上するのだ。
メセバはもとより、このメセビン・ガスのわずかな量だけでも、外宇宙航行船数隻分の値打ちがあった。
ほんの一口、メセビン・ガスを吸い込んだだけで、エンザ=コウ・ラの頭脳は明晰さを際立たせた。テストでは、完全人間並みの知能に近づいているはずだった。
新たな閃きと洞察の予兆となる、虹の乱舞にも似た光の渦が脳裏に広がる。エンザは、この幻想を愛していた。やがて、来るべき事態の明確な形と、それに対する方策が意識の上に固まってきた。
「ネープは、下層区の連中との接触を図るはずだ。ことを大きくして、ドロメックを通じて援軍を呼び込むかもしれん」
「そうなる前に奴らを捕らえます」
司令官は、また答えを間違えた。
「違う。相手は完全人間なのだ。うかつに手を出しても、被害を出すだけだ。お前たちがなすべきことは、まずネープを皇帝後継者……を名乗る者と切り離すことだ。そのためにはまず、下層区の迷路に奴らを誘い込み、スキを突いて後継者だけをおさえればよい。ネープの始末はその後でつけるのだ」
「かしこまりました」
「急げよ。市の主要シャフトは、もうすぐ混乱することになるからな。百合紀元節の騒ぎが始まる前に、全て片付けるのだ。行け」
司令官は命令を遂行するためというより、冷酷な星威将軍の前を一刻も早く辞するために小走りで部屋を出た。
パイプの吸い口をひとなめしてから、エンザは椅子に身を沈めて額に指を当てた。
この事態は、やはり報告せねばなるまい……
彼は、自分が畏れを感じる数少ない人間である従姉妹の存在を意識した。実際、立場として彼の上にいるのは彼女だけなのだ。決して怒りを向けられることはないが、彼女の意思はこの帝国でエンザに動かせない数少ないもののひとつだった。
思い通りにならないものは、恐怖に近づく……
エンザ=コウ・ラは指のジェスチャーで見えない通話回線を開くと、秘書官に命じた。
「レディ・ユリイラをお呼びしろ」
* * *
「ドロメックだ!」
降下し続けるリパルシング・デッキの上で、シェンガが叫んだ。
空里は、あのメダマクラゲの機械生物が数匹現れ、デッキのまわりを漂っているのを見た。
「何なの? あれ」
そういえば、ティプトリーがドロメックを見るのははじめてだった。
「見たものすべてを銀河中に放送する、生きたテレビカメラみたいなものらしいです。ケイトさんの仕事に似てるかも……」
ティプトリーは風の中で顔をしかめた。
「やめてよ。あんなのにインタビューされるなんて、真っ平ごめんだわ」
とにかくネープの思惑通り、自分たちの姿は帝国中の人々に見られることとなったわけだ。銀河皇帝の後継者は、いまサロウ城市のビルの谷間を勢いよく落ちていっている……と。
突然リパルシング・デッキがその向きを変え、空里たちは振り落とされないように踏ん張らなければならなかった。
まわりの建造物から、エネルギービームの火線が襲い掛かってきていた。ネープは巧みな操縦で鈍重なデッキの姿勢制御スラスターを操り直撃を避けていたが、そうしながらある疑念を深めていた。
撃ってくるのは、ビルの奥にいる機動衛兵だろう。ドロメックに見られないように姿を隠しているのか……しかし、この中途半端な攻撃は自分や空里を狙っているというより、デッキがどこかに降りるのを牽制しているようだ。
我々を、下層へ下層へと追いやっている?
それはまずい。あまりに下層区へ降りてしまうと、軍の追撃とは別の危険にさらされる怖れがあるのだ。そうなる前に、助けを求めらる者たちのいそうな、比較的治安の良い階層に逃げ込みたいのだが……
「手近な場所に強行着陸します。しっかり捕まっててください」
空里もティプトリーも、すでにこれ以上なく力を込めて手すりにしがみついていたが、さらに荒っぽいことになると聞かされて全身をこわばらせた。
「どこでもいいから、早く降りましょう!」
空里が叫ぶと、リパルシング・デッキは大きくバンクして降下する速度をさらに増した。高度を下げながら建造物の間を縫い、火線の隙をかいくぐって着陸地点を探す。
眼下に、一際広い平地が現れた。そこも建造物の一部であるテラスには違いないのだが、緑の木々が生い茂り人々行き交う、ちょっとした庭園のように見える。ネープはそこに狙いを定めた。
「着陸します!」
安全な平地の中央に降りられればよかったのだが、そこにも機動衛兵の待ち伏せがあった。彼らの銃撃を避け、木々の陰に回り込んで、デッキは平地の淵ギリギリのところに着地しようとした。
その時、木陰から一人の子供が飛び出して来た。
何を思ったか、頭上のリパルシング・デッキには目もくれず、一目散にビルの渓谷に向かって走ってゆく。恐らく、いい景色が見たかっただけなのだろう。
子供を避けるため、無理に機体をひねったネープは、リパルシング・デッキを勢いよく平地の淵にぶつけ、そのショックで操縦席から弾き飛ばされてしまった。突然、目の前に飛んできたネープの姿に、子供は驚いて木陰に逃げていった。
「ネープ!」
空里の声に振り向くと、リパルシング・デッキは平地の崖っぷちに引っかかるように着地しており、機体の半分以上が宙空にはみ出ていた。
「動かないで!」
ネープがデッキに駆け寄り、操縦席のフレームに手をかけようとした瞬間、リパルシング・デッキは平地の淵から滑り落ちて行った。
後を追ってデッキに飛び乗ろうとしたネープの背後から、エネルギービームの衝撃が襲って来た。
意識を失う瞬間、ネープの耳には空里とティプトリーの悲鳴が遠のいていくのが聞こえていた。
エンザ=コウ・ラは広い額に皺を寄せていらだたしさをあらわにした。
「機動衛兵は何分隊派遣したのか?」
「一分隊であります。あの程度の船を制圧するには十分な人員でありました」
「だが、そうではなかったわけだ……」
エンザは立ち上がると広大な執務卓の前に立つ司令官に近づいた。
ラ家の軍用コートに包まれた長身からは、青年と言っていい歳に似合わぬ老獪さがにじみ出ている。この第一公家の若者は、ずば抜けた知能と、その老獪さ。そして皇帝の従兄弟という血脈によって、帝国軍の星威将軍と呼ばれる地位にまで上り詰めていた。
こけた頬の上に並んだ、ぎょろっとした三白眼に睨め付けられ、司令官は中空に視線を固定してそれを見ないように努めた。
「皇帝陛下のスター・コルベットが戻って来た……陛下を殺めその後継者を僭称する者が乗っていることは予測出来た……だとしたら、完全人間がその側に着いていることも予測出来たはずだな?」
「…………」
「貴様が制圧するべきは、コルベットではなくネープだったのだ。それをたかが機動衛兵の一分隊でなんとかしようと……」
「目下、部下たちが脱出した乗員を追跡中であります。二十分隊を追加で派兵いたします」
「百分隊でも足りぬわ!」
エンザは複雑な形状の吸引パイプを取り出し、その吸い口をくわえた。
パイプに取り付けられたタンクには、メセバという鉱物生命体が特殊な液体に沈んでいる。そこから発生するメセビン・ガスと呼ばれる気体を吸うことで、脳の機能が飛躍的に向上するのだ。
メセバはもとより、このメセビン・ガスのわずかな量だけでも、外宇宙航行船数隻分の値打ちがあった。
ほんの一口、メセビン・ガスを吸い込んだだけで、エンザ=コウ・ラの頭脳は明晰さを際立たせた。テストでは、完全人間並みの知能に近づいているはずだった。
新たな閃きと洞察の予兆となる、虹の乱舞にも似た光の渦が脳裏に広がる。エンザは、この幻想を愛していた。やがて、来るべき事態の明確な形と、それに対する方策が意識の上に固まってきた。
「ネープは、下層区の連中との接触を図るはずだ。ことを大きくして、ドロメックを通じて援軍を呼び込むかもしれん」
「そうなる前に奴らを捕らえます」
司令官は、また答えを間違えた。
「違う。相手は完全人間なのだ。うかつに手を出しても、被害を出すだけだ。お前たちがなすべきことは、まずネープを皇帝後継者……を名乗る者と切り離すことだ。そのためにはまず、下層区の迷路に奴らを誘い込み、スキを突いて後継者だけをおさえればよい。ネープの始末はその後でつけるのだ」
「かしこまりました」
「急げよ。市の主要シャフトは、もうすぐ混乱することになるからな。百合紀元節の騒ぎが始まる前に、全て片付けるのだ。行け」
司令官は命令を遂行するためというより、冷酷な星威将軍の前を一刻も早く辞するために小走りで部屋を出た。
パイプの吸い口をひとなめしてから、エンザは椅子に身を沈めて額に指を当てた。
この事態は、やはり報告せねばなるまい……
彼は、自分が畏れを感じる数少ない人間である従姉妹の存在を意識した。実際、立場として彼の上にいるのは彼女だけなのだ。決して怒りを向けられることはないが、彼女の意思はこの帝国でエンザに動かせない数少ないもののひとつだった。
思い通りにならないものは、恐怖に近づく……
エンザ=コウ・ラは指のジェスチャーで見えない通話回線を開くと、秘書官に命じた。
「レディ・ユリイラをお呼びしろ」
* * *
「ドロメックだ!」
降下し続けるリパルシング・デッキの上で、シェンガが叫んだ。
空里は、あのメダマクラゲの機械生物が数匹現れ、デッキのまわりを漂っているのを見た。
「何なの? あれ」
そういえば、ティプトリーがドロメックを見るのははじめてだった。
「見たものすべてを銀河中に放送する、生きたテレビカメラみたいなものらしいです。ケイトさんの仕事に似てるかも……」
ティプトリーは風の中で顔をしかめた。
「やめてよ。あんなのにインタビューされるなんて、真っ平ごめんだわ」
とにかくネープの思惑通り、自分たちの姿は帝国中の人々に見られることとなったわけだ。銀河皇帝の後継者は、いまサロウ城市のビルの谷間を勢いよく落ちていっている……と。
突然リパルシング・デッキがその向きを変え、空里たちは振り落とされないように踏ん張らなければならなかった。
まわりの建造物から、エネルギービームの火線が襲い掛かってきていた。ネープは巧みな操縦で鈍重なデッキの姿勢制御スラスターを操り直撃を避けていたが、そうしながらある疑念を深めていた。
撃ってくるのは、ビルの奥にいる機動衛兵だろう。ドロメックに見られないように姿を隠しているのか……しかし、この中途半端な攻撃は自分や空里を狙っているというより、デッキがどこかに降りるのを牽制しているようだ。
我々を、下層へ下層へと追いやっている?
それはまずい。あまりに下層区へ降りてしまうと、軍の追撃とは別の危険にさらされる怖れがあるのだ。そうなる前に、助けを求めらる者たちのいそうな、比較的治安の良い階層に逃げ込みたいのだが……
「手近な場所に強行着陸します。しっかり捕まっててください」
空里もティプトリーも、すでにこれ以上なく力を込めて手すりにしがみついていたが、さらに荒っぽいことになると聞かされて全身をこわばらせた。
「どこでもいいから、早く降りましょう!」
空里が叫ぶと、リパルシング・デッキは大きくバンクして降下する速度をさらに増した。高度を下げながら建造物の間を縫い、火線の隙をかいくぐって着陸地点を探す。
眼下に、一際広い平地が現れた。そこも建造物の一部であるテラスには違いないのだが、緑の木々が生い茂り人々行き交う、ちょっとした庭園のように見える。ネープはそこに狙いを定めた。
「着陸します!」
安全な平地の中央に降りられればよかったのだが、そこにも機動衛兵の待ち伏せがあった。彼らの銃撃を避け、木々の陰に回り込んで、デッキは平地の淵ギリギリのところに着地しようとした。
その時、木陰から一人の子供が飛び出して来た。
何を思ったか、頭上のリパルシング・デッキには目もくれず、一目散にビルの渓谷に向かって走ってゆく。恐らく、いい景色が見たかっただけなのだろう。
子供を避けるため、無理に機体をひねったネープは、リパルシング・デッキを勢いよく平地の淵にぶつけ、そのショックで操縦席から弾き飛ばされてしまった。突然、目の前に飛んできたネープの姿に、子供は驚いて木陰に逃げていった。
「ネープ!」
空里の声に振り向くと、リパルシング・デッキは平地の崖っぷちに引っかかるように着地しており、機体の半分以上が宙空にはみ出ていた。
「動かないで!」
ネープがデッキに駆け寄り、操縦席のフレームに手をかけようとした瞬間、リパルシング・デッキは平地の淵から滑り落ちて行った。
後を追ってデッキに飛び乗ろうとしたネープの背後から、エネルギービームの衝撃が襲って来た。
意識を失う瞬間、ネープの耳には空里とティプトリーの悲鳴が遠のいていくのが聞こえていた。
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