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炎と氷を司る弟子
氷樺 修業④
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「おい見ろよあれ」
「たしかルイス様の弟子の氷樺でしたっけ?」
「あいつ何してるんだろうな」
クラウス様から買い出しを頼まれていたクラウスの弟子 ルナとセバスチャン、シーナは面白がって氷樺の魔法修業を見ていた。
「あれ、ルイス様の弟子に向けた修業だそうですよ」
「おやおや? シーナくんはたしかルイス様に弟子入りをしたんでしたっけ?」
「ええ、でも俺はあの訓練に耐えきれなくて逃げましたけど」
「あれなんの意味があるんだろうな」
「逃げて当然だと思うぞ」
「あんなのずっとやっていたら魔力切れで死んでしまいます」
「だよな~あいつもよく懲りずにやるな」
と見ていたら急に背後をとられた。
「!?」
3人は驚いて後ろを向くとトップクラスの第3位 オールゲン様がいた。
「あれがルイスの修業方法か」
と呟いていた。
「こ、これはこれはオールゲン様、どうされたのですか?」
「お前たちに興味はないがルイスの修業には興味がある」
「あれ? オールゲン様はたしかルイス様のことがお嫌いでは?」
「おい、失礼だぞ」
とセバスチャンが止めるが
「嫌いだ、だがあの者の強さには共感する」
「失礼ですが私はシーナと申します、貴族です、今の言葉は貴族条例の違反になるのではないのでしょうか?」
「違反……ならこの国はおかしい」
「国がおかしいとはどういうことでしょうか?」
「国の結界を張っているのは誰なんだ? 貴族条例の違反だとするとこの国はすでになくなっているのではないか」
「それはそれ…」
「という言葉で濁らすのであれば貴族失格だな」
「ってお待ちください、私どもには誰がこの国の結界を張っているのか存じません」
「ありえるとしたら女王である、フランシスカ様ではないのですか??」
「結界はルイスが張ってる、常に強固な魔力を込めながらな、ルイスのやり方をバカにするならまずは己を磨くことから始めるといい」
といいオールゲン様は弟子を連れて去って行った。
----
「決まってましたよ、オールゲン様!!」
「そ、そうか」と照れている姿も俺は見てしまった。
----
「オールゲン様ってルイス様のことすごい好きだよな」
「それ、俺も思ってた」
「気に食わない」
とクラウスの弟子たちは去って行った。
----------------------------------------
飛びながら見てたけどあれってたしかシーナとオールゲン様だったような。
もしかしてもめてるとか?
いやいやトップクラスの方と揉めるなんてすごすぎる。
「たしかルイス様の弟子の氷樺でしたっけ?」
「あいつ何してるんだろうな」
クラウス様から買い出しを頼まれていたクラウスの弟子 ルナとセバスチャン、シーナは面白がって氷樺の魔法修業を見ていた。
「あれ、ルイス様の弟子に向けた修業だそうですよ」
「おやおや? シーナくんはたしかルイス様に弟子入りをしたんでしたっけ?」
「ええ、でも俺はあの訓練に耐えきれなくて逃げましたけど」
「あれなんの意味があるんだろうな」
「逃げて当然だと思うぞ」
「あんなのずっとやっていたら魔力切れで死んでしまいます」
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と見ていたら急に背後をとられた。
「!?」
3人は驚いて後ろを向くとトップクラスの第3位 オールゲン様がいた。
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と呟いていた。
「こ、これはこれはオールゲン様、どうされたのですか?」
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「あれ? オールゲン様はたしかルイス様のことがお嫌いでは?」
「おい、失礼だぞ」
とセバスチャンが止めるが
「嫌いだ、だがあの者の強さには共感する」
「失礼ですが私はシーナと申します、貴族です、今の言葉は貴族条例の違反になるのではないのでしょうか?」
「違反……ならこの国はおかしい」
「国がおかしいとはどういうことでしょうか?」
「国の結界を張っているのは誰なんだ? 貴族条例の違反だとするとこの国はすでになくなっているのではないか」
「それはそれ…」
「という言葉で濁らすのであれば貴族失格だな」
「ってお待ちください、私どもには誰がこの国の結界を張っているのか存じません」
「ありえるとしたら女王である、フランシスカ様ではないのですか??」
「結界はルイスが張ってる、常に強固な魔力を込めながらな、ルイスのやり方をバカにするならまずは己を磨くことから始めるといい」
といいオールゲン様は弟子を連れて去って行った。
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「決まってましたよ、オールゲン様!!」
「そ、そうか」と照れている姿も俺は見てしまった。
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「オールゲン様ってルイス様のことすごい好きだよな」
「それ、俺も思ってた」
「気に食わない」
とクラウスの弟子たちは去って行った。
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飛びながら見てたけどあれってたしかシーナとオールゲン様だったような。
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