69 / 90
炎と氷を司る弟子
氷樺 修業①
しおりを挟む
紅蓮が卒業するまで残り2ヶ月俺とルイス様はマーベラス様のご自宅の前にいた。
「じゃぁこの課題を1ヶ月毎日欠かさず行うこといいな」
と渡された巻物。
そして師匠はドラゴンに乗りどこかに行ってしまわれた。
「え? これが修業??」
完全に置いてけぼりにされた。
巻物を見ると毎日欠かさず行わないといけないなんて考えたくないほどにみっちりと書いていた。
まず
①魔法国内周をどんなことをしてでも1周まわること。
多分、歩いてでも走ってでも、飛行魔法を屈指してでもいいと思うんだけど……。
魔法国意外と広いんだよな。
とにかく時間ないから飛行魔法でまわりながら読んでいこう。
②マーベラス様のご自宅から見える右側の崖どんな方法を使用してもよいので登り切ること
③氷魔法で巨大な氷像を作る、大きさは巨大であればOKとする
④ここに載っている魔法を一つ1週間かけて覚えること
⑤質問がある場合はマーベラス様または他の魔法士に聞くこと
……最後投げやりだな、というよりも師匠関係ないじゃん。
でもこれ相当体力つくし、それに魔法の質も上がりそうだ。
「よし!! やってやる!!」
それから1週間……。
巨像を作るのに結構魔法を使うので内周はできるだけ走って崖も落ち防止くらいの魔法に変えることにした。
俺の魔法は無限にない、そんなことが1-2日で分かった。
早めに分かってよかったのかもしれない、あのままのノリで行ったら俺完全にデスロード走ってたと思う。
そして④の新しい魔法を覚える、これも結構知識不足で魔力を消費した。
知識を補うためにルイス様の弟子という称号を見せると大図書館に入れた、これは普通に嬉しい。
大図書館にはクラウス様のお弟子さんも多く情報交換だったりした。
数年前に弟子入りをしようとした者がいて話を聞くと弟子試練が今回与えられた課題だったようで3日で逃げたって言っていた。
でもたしかにこれは逃げたくなる。
その話を聞いていたらすでに7日は頑張った自分が誇らしかった。
俺には他の人とは違うんだと肯定できるようになり自信もついてきた。
そして最後の週。
新しい魔法は4つ完成して基礎体力も思いのほか上がった。
1ヶ月前の自分と見比べたら遥かに違うと分かる。
師匠が来て、俺の体を触り
「魔力、基礎体力、魔法の資質、技量、新しい魔法の取得もできているな、よく頑張った」
頭の上に優しく置かれた手。
なんかすごい嬉しくなった。
にこっと笑っている師匠珍しすぎる!!!
「はい!!」
「じゃぁ次は1ヶ月マーベラス様のお手伝い、よろしく~」と言いまたどこかに行ってしまわれた。
「え? 嘘でしょっ……」
「じゃぁこの課題を1ヶ月毎日欠かさず行うこといいな」
と渡された巻物。
そして師匠はドラゴンに乗りどこかに行ってしまわれた。
「え? これが修業??」
完全に置いてけぼりにされた。
巻物を見ると毎日欠かさず行わないといけないなんて考えたくないほどにみっちりと書いていた。
まず
①魔法国内周をどんなことをしてでも1周まわること。
多分、歩いてでも走ってでも、飛行魔法を屈指してでもいいと思うんだけど……。
魔法国意外と広いんだよな。
とにかく時間ないから飛行魔法でまわりながら読んでいこう。
②マーベラス様のご自宅から見える右側の崖どんな方法を使用してもよいので登り切ること
③氷魔法で巨大な氷像を作る、大きさは巨大であればOKとする
④ここに載っている魔法を一つ1週間かけて覚えること
⑤質問がある場合はマーベラス様または他の魔法士に聞くこと
……最後投げやりだな、というよりも師匠関係ないじゃん。
でもこれ相当体力つくし、それに魔法の質も上がりそうだ。
「よし!! やってやる!!」
それから1週間……。
巨像を作るのに結構魔法を使うので内周はできるだけ走って崖も落ち防止くらいの魔法に変えることにした。
俺の魔法は無限にない、そんなことが1-2日で分かった。
早めに分かってよかったのかもしれない、あのままのノリで行ったら俺完全にデスロード走ってたと思う。
そして④の新しい魔法を覚える、これも結構知識不足で魔力を消費した。
知識を補うためにルイス様の弟子という称号を見せると大図書館に入れた、これは普通に嬉しい。
大図書館にはクラウス様のお弟子さんも多く情報交換だったりした。
数年前に弟子入りをしようとした者がいて話を聞くと弟子試練が今回与えられた課題だったようで3日で逃げたって言っていた。
でもたしかにこれは逃げたくなる。
その話を聞いていたらすでに7日は頑張った自分が誇らしかった。
俺には他の人とは違うんだと肯定できるようになり自信もついてきた。
そして最後の週。
新しい魔法は4つ完成して基礎体力も思いのほか上がった。
1ヶ月前の自分と見比べたら遥かに違うと分かる。
師匠が来て、俺の体を触り
「魔力、基礎体力、魔法の資質、技量、新しい魔法の取得もできているな、よく頑張った」
頭の上に優しく置かれた手。
なんかすごい嬉しくなった。
にこっと笑っている師匠珍しすぎる!!!
「はい!!」
「じゃぁ次は1ヶ月マーベラス様のお手伝い、よろしく~」と言いまたどこかに行ってしまわれた。
「え? 嘘でしょっ……」
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
赤き翼の万能屋―万能少女と出来損ない死霊術師の共同生活―
文海マヤ
ファンタジー
「代わりのない物なんてない。この世は代替品と上位互換に溢れてる」
万能屋。
猫探しから家の掃除や店番、果ては護衛や汚れ仕事まで、あらゆるものの代わりとなることを生業とするもの。
そして、その中でも最強と名高い一人――万能屋【赤翼】リタ・ランプシェード。
生家を焼かれた死霊術師、ジェイ・スペクターは、そんな彼女の下を訪ね、こう依頼する。
「今月いっぱい――陸の月が終わるまででいいんだ。僕のことを、守ってはくれないだろうか」
そうして始まる、二人の奇妙な共同生活。
出来損ないの死霊術師と最強の万能屋が繰り広げる、本格ファンタジー。
なろうに先行投稿中。

囚われの姫〜異世界でヴァンパイアたちに溺愛されて〜
月嶋ゆのん
恋愛
志木 茉莉愛(しき まりあ)は図書館で司書として働いている二十七歳。
ある日の帰り道、見慣れない建物を見かけた茉莉愛は導かれるように店内へ。
そこは雑貨屋のようで、様々な雑貨が所狭しと並んでいる中、見つけた小さいオルゴールが気になり、音色を聞こうとゼンマイを回し音を鳴らすと、突然強い揺れが起き、驚いた茉莉愛は手にしていたオルゴールを落としてしまう。
すると、辺り一面白い光に包まれ、眩しさで目を瞑った茉莉愛はそのまま意識を失った。
茉莉愛が目覚めると森の中で、酷く困惑する。
そこへ現れたのは三人の青年だった。
行くあてのない茉莉愛は彼らに促されるまま森を抜け彼らの住む屋敷へやって来て詳しい話を聞くと、ここは自分が住んでいた世界とは別世界だという事を知る事になる。
そして、暫く屋敷で世話になる事になった茉莉愛だが、そこでさらなる事実を知る事になる。
――助けてくれた青年たちは皆、人間ではなくヴァンパイアだったのだ。
狙って追放された創聖魔法使いは異世界を謳歌する
マーラッシュ
ファンタジー
旧題:狙って勇者パーティーから追放される~異世界転生前の記憶が戻ったのにこのままいいように使われてたまるか!
【第15回ファンタジー小説大賞の爽快バトル賞を受賞しました】
ここは異世界エールドラド。その中の国家の1つ⋯⋯グランドダイン帝国の首都シュバルツバイン。
主人公リックはグランドダイン帝国子爵家の次男であり、回復、支援を主とする補助魔法の使い手で勇者パーティーの一員だった。
そんな中グランドダイン帝国の第二皇子で勇者のハインツに公衆の面前で宣言される。
「リック⋯⋯お前は勇者パーティーから追放する」
その言葉にリックは絶望し地面に膝を着く。
「もう2度と俺達の前に現れるな」
そう言って勇者パーティーはリックの前から去っていった。
それを見ていた周囲の人達もリックに声をかけるわけでもなく、1人2人と消えていく。
そしてこの場に誰もいなくなった時リックは⋯⋯笑っていた。
「記憶が戻った今、あんなワガママ皇子には従っていられない。俺はこれからこの異世界を謳歌するぞ」
そう⋯⋯リックは以前生きていた前世の記憶があり、女神の力で異世界転生した者だった。
これは狙って勇者パーティーから追放され、前世の記憶と女神から貰った力を使って無双するリックのドタバタハーレム物語である。
*他サイトにも掲載しています。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐@書籍発売中
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる