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炎と氷を司る弟子
氷樺 修業①
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紅蓮が卒業するまで残り2ヶ月俺とルイス様はマーベラス様のご自宅の前にいた。
「じゃぁこの課題を1ヶ月毎日欠かさず行うこといいな」
と渡された巻物。
そして師匠はドラゴンに乗りどこかに行ってしまわれた。
「え? これが修業??」
完全に置いてけぼりにされた。
巻物を見ると毎日欠かさず行わないといけないなんて考えたくないほどにみっちりと書いていた。
まず
①魔法国内周をどんなことをしてでも1周まわること。
多分、歩いてでも走ってでも、飛行魔法を屈指してでもいいと思うんだけど……。
魔法国意外と広いんだよな。
とにかく時間ないから飛行魔法でまわりながら読んでいこう。
②マーベラス様のご自宅から見える右側の崖どんな方法を使用してもよいので登り切ること
③氷魔法で巨大な氷像を作る、大きさは巨大であればOKとする
④ここに載っている魔法を一つ1週間かけて覚えること
⑤質問がある場合はマーベラス様または他の魔法士に聞くこと
……最後投げやりだな、というよりも師匠関係ないじゃん。
でもこれ相当体力つくし、それに魔法の質も上がりそうだ。
「よし!! やってやる!!」
それから1週間……。
巨像を作るのに結構魔法を使うので内周はできるだけ走って崖も落ち防止くらいの魔法に変えることにした。
俺の魔法は無限にない、そんなことが1-2日で分かった。
早めに分かってよかったのかもしれない、あのままのノリで行ったら俺完全にデスロード走ってたと思う。
そして④の新しい魔法を覚える、これも結構知識不足で魔力を消費した。
知識を補うためにルイス様の弟子という称号を見せると大図書館に入れた、これは普通に嬉しい。
大図書館にはクラウス様のお弟子さんも多く情報交換だったりした。
数年前に弟子入りをしようとした者がいて話を聞くと弟子試練が今回与えられた課題だったようで3日で逃げたって言っていた。
でもたしかにこれは逃げたくなる。
その話を聞いていたらすでに7日は頑張った自分が誇らしかった。
俺には他の人とは違うんだと肯定できるようになり自信もついてきた。
そして最後の週。
新しい魔法は4つ完成して基礎体力も思いのほか上がった。
1ヶ月前の自分と見比べたら遥かに違うと分かる。
師匠が来て、俺の体を触り
「魔力、基礎体力、魔法の資質、技量、新しい魔法の取得もできているな、よく頑張った」
頭の上に優しく置かれた手。
なんかすごい嬉しくなった。
にこっと笑っている師匠珍しすぎる!!!
「はい!!」
「じゃぁ次は1ヶ月マーベラス様のお手伝い、よろしく~」と言いまたどこかに行ってしまわれた。
「え? 嘘でしょっ……」
「じゃぁこの課題を1ヶ月毎日欠かさず行うこといいな」
と渡された巻物。
そして師匠はドラゴンに乗りどこかに行ってしまわれた。
「え? これが修業??」
完全に置いてけぼりにされた。
巻物を見ると毎日欠かさず行わないといけないなんて考えたくないほどにみっちりと書いていた。
まず
①魔法国内周をどんなことをしてでも1周まわること。
多分、歩いてでも走ってでも、飛行魔法を屈指してでもいいと思うんだけど……。
魔法国意外と広いんだよな。
とにかく時間ないから飛行魔法でまわりながら読んでいこう。
②マーベラス様のご自宅から見える右側の崖どんな方法を使用してもよいので登り切ること
③氷魔法で巨大な氷像を作る、大きさは巨大であればOKとする
④ここに載っている魔法を一つ1週間かけて覚えること
⑤質問がある場合はマーベラス様または他の魔法士に聞くこと
……最後投げやりだな、というよりも師匠関係ないじゃん。
でもこれ相当体力つくし、それに魔法の質も上がりそうだ。
「よし!! やってやる!!」
それから1週間……。
巨像を作るのに結構魔法を使うので内周はできるだけ走って崖も落ち防止くらいの魔法に変えることにした。
俺の魔法は無限にない、そんなことが1-2日で分かった。
早めに分かってよかったのかもしれない、あのままのノリで行ったら俺完全にデスロード走ってたと思う。
そして④の新しい魔法を覚える、これも結構知識不足で魔力を消費した。
知識を補うためにルイス様の弟子という称号を見せると大図書館に入れた、これは普通に嬉しい。
大図書館にはクラウス様のお弟子さんも多く情報交換だったりした。
数年前に弟子入りをしようとした者がいて話を聞くと弟子試練が今回与えられた課題だったようで3日で逃げたって言っていた。
でもたしかにこれは逃げたくなる。
その話を聞いていたらすでに7日は頑張った自分が誇らしかった。
俺には他の人とは違うんだと肯定できるようになり自信もついてきた。
そして最後の週。
新しい魔法は4つ完成して基礎体力も思いのほか上がった。
1ヶ月前の自分と見比べたら遥かに違うと分かる。
師匠が来て、俺の体を触り
「魔力、基礎体力、魔法の資質、技量、新しい魔法の取得もできているな、よく頑張った」
頭の上に優しく置かれた手。
なんかすごい嬉しくなった。
にこっと笑っている師匠珍しすぎる!!!
「はい!!」
「じゃぁ次は1ヶ月マーベラス様のお手伝い、よろしく~」と言いまたどこかに行ってしまわれた。
「え? 嘘でしょっ……」
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