64 / 90
炎と氷を司る弟子
氷樺②
しおりを挟む
研究員のいろんな人から「おめでとう」「願い叶ったな」など言葉を頂いた。
だけど朝からルイス様どこ?
マーベラス様のお屋敷にもいない。
「あ、氷樺」
空から舞い降りてきたのはルイス様だった。
「ルイス様どちらにいらしたんですか?」
「朝の見回りだ、遅くなって悪かったな」
……。俺はルイス様の本職のことを忘れていた。
暗黒世界のモンスターと夜な夜な戦っていること昨日まで魔法研究会にいらしたからきっとまだ寝ているのかと思ってしまった。
「……あの、その弟子の件なのですが」
「ああ、準備はしてる、こっちにこい」
「はい」
仮眠しなくていいのかな??
「あの、ルイス様」
「なんだ?」
赤く鋭い目つきが少し俺の発言を鈍らせた。
「あの! 朝の見回りご苦労様でした、あの! えっと……」
「無理しなくていいぞ、そういうのは気にしてないし、なにか言いたいことがあるのなら素直に伝えてくれた方が俺も楽だ」
かぁぁぁと俺の発言と考えに顔が赤くなった。
「えっと、仮眠をとらなくても平気なのですか?」
「ああ、そんなことか、問題ない」
といい前を向いて歩き出した。
そんなこと……。ルイス様にとってはそんなことで済むんだ。
これからも発言には気をつけよう。
「いや、正確にはすでに済ました」
「へ?」
「キリウスを倒してからモンスターの出はそこまで多くないんだ、だからクラウスの弟子が戦ってる時のほうが多くてな、俺は暇なんだよ、だからそこで仮眠してる」
「それはつまり戦場でってことですか?」
「まぁそうだな、馴れれば特に問題ない」
俺はそれを聞いて落ち着いたんだと思う。
目的の場所に着くまで会話はしなかった。
「ここは」
「魔法学院だ」
え、なんでここに??
「1人気になるやつがいてな、まだ正確に決まってないんだが」
といい登校している生徒の合間をぬってルイス様は門番へ話をし始めた。
もちろんだがルイス様にお会いできるのは限られているしなので生徒たちはキラキラとした目でルイス様をおっていた。
だがクラウス様のように近づいていくものはいなかった。
【冷酷魔法騎士】この名を知っている者はまだ怯えた目でルイス様を見ていた。
門が開き中から
「おールイスどうした?」
とクラウス様がいらした。
「なんで、お前がここにいる」
「いやだってトップクラスの実力を見せてほしいと学院の教師に頼まれてな、受ける人なんて俺しかいないだろ?」
「ふーん」
クラウス様とルイス様会話を楽しんでいらっしゃる。
たしかお2人は学院での同級生だったけ、最初ルイス様がトップクラスになり、その後をおうようにクラウス様もなられたんだよね。
ライバルってほどでもないけど、当時も仲良かったのかなって思うと少しクラウス様に嫉妬する。
だけど朝からルイス様どこ?
マーベラス様のお屋敷にもいない。
「あ、氷樺」
空から舞い降りてきたのはルイス様だった。
「ルイス様どちらにいらしたんですか?」
「朝の見回りだ、遅くなって悪かったな」
……。俺はルイス様の本職のことを忘れていた。
暗黒世界のモンスターと夜な夜な戦っていること昨日まで魔法研究会にいらしたからきっとまだ寝ているのかと思ってしまった。
「……あの、その弟子の件なのですが」
「ああ、準備はしてる、こっちにこい」
「はい」
仮眠しなくていいのかな??
「あの、ルイス様」
「なんだ?」
赤く鋭い目つきが少し俺の発言を鈍らせた。
「あの! 朝の見回りご苦労様でした、あの! えっと……」
「無理しなくていいぞ、そういうのは気にしてないし、なにか言いたいことがあるのなら素直に伝えてくれた方が俺も楽だ」
かぁぁぁと俺の発言と考えに顔が赤くなった。
「えっと、仮眠をとらなくても平気なのですか?」
「ああ、そんなことか、問題ない」
といい前を向いて歩き出した。
そんなこと……。ルイス様にとってはそんなことで済むんだ。
これからも発言には気をつけよう。
「いや、正確にはすでに済ました」
「へ?」
「キリウスを倒してからモンスターの出はそこまで多くないんだ、だからクラウスの弟子が戦ってる時のほうが多くてな、俺は暇なんだよ、だからそこで仮眠してる」
「それはつまり戦場でってことですか?」
「まぁそうだな、馴れれば特に問題ない」
俺はそれを聞いて落ち着いたんだと思う。
目的の場所に着くまで会話はしなかった。
「ここは」
「魔法学院だ」
え、なんでここに??
「1人気になるやつがいてな、まだ正確に決まってないんだが」
といい登校している生徒の合間をぬってルイス様は門番へ話をし始めた。
もちろんだがルイス様にお会いできるのは限られているしなので生徒たちはキラキラとした目でルイス様をおっていた。
だがクラウス様のように近づいていくものはいなかった。
【冷酷魔法騎士】この名を知っている者はまだ怯えた目でルイス様を見ていた。
門が開き中から
「おールイスどうした?」
とクラウス様がいらした。
「なんで、お前がここにいる」
「いやだってトップクラスの実力を見せてほしいと学院の教師に頼まれてな、受ける人なんて俺しかいないだろ?」
「ふーん」
クラウス様とルイス様会話を楽しんでいらっしゃる。
たしかお2人は学院での同級生だったけ、最初ルイス様がトップクラスになり、その後をおうようにクラウス様もなられたんだよね。
ライバルってほどでもないけど、当時も仲良かったのかなって思うと少しクラウス様に嫉妬する。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
赤き翼の万能屋―万能少女と出来損ない死霊術師の共同生活―
文海マヤ
ファンタジー
「代わりのない物なんてない。この世は代替品と上位互換に溢れてる」
万能屋。
猫探しから家の掃除や店番、果ては護衛や汚れ仕事まで、あらゆるものの代わりとなることを生業とするもの。
そして、その中でも最強と名高い一人――万能屋【赤翼】リタ・ランプシェード。
生家を焼かれた死霊術師、ジェイ・スペクターは、そんな彼女の下を訪ね、こう依頼する。
「今月いっぱい――陸の月が終わるまででいいんだ。僕のことを、守ってはくれないだろうか」
そうして始まる、二人の奇妙な共同生活。
出来損ないの死霊術師と最強の万能屋が繰り広げる、本格ファンタジー。
なろうに先行投稿中。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
世界中にダンジョンが出来た。何故か俺の部屋にも出来た。
阿吽
ファンタジー
クリスマスの夜……それは突然出現した。世界中あらゆる観光地に『扉』が現れる。それは荘厳で魅惑的で威圧的で……様々な恩恵を齎したそれは、かのファンタジー要素に欠かせない【ダンジョン】であった!
※カクヨムにて先行投稿中
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる