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ドゥーラ王国
競技会 ~ロボット戦①~
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剣が折られ袖に収納していた杖を握る。
「さてシルヴィー、君はどうするかね?」
と陛下が言ってきた。
「陛下殿、お楽しみのところ悪いんですけど、これは破壊しても問題ないのでしょうか?」
「ほぉ、これを破壊すると」
「はい」
「なら思う存分君の力を発揮しなさい」
!?
「発揮とは? 正体をバラしてもよいとのことですか?」
「ああ」
「シルヴィーダメだよ、早く逃げて!!」
「アルゴ大丈夫だ」
「え?」
アルゴが心配そうに言葉を発した。
「本当に暗黒世界のモンスターに通じるのか知りたくてね」
会場がどよめいている。
「どういうことだ?」
「シルヴィーはシルヴィーじゃないのか?」
「一体なにが起ころうとしているんだ」
「じゃこちらからも1つ提案してよろしいでしょうか?」
「なんだね?」
「強化魔法を張ったほうがいいと思いますが」
「よかろう、シフォン」
「御意」
薄いシートが張られるが
「これは強化魔法ではないです」
シルヴィーが放った魔法でいとも簡単に結界が壊れた。
「なっ!?」
「ほぉ、なら強化魔法というのはなんのことだね?」
「強化魔法」
赤く強度な結界が張られた。
「なっこれは4人で張る四方結界」
「このレベルを張れないと暗黒世界のモンスターには太刀打ちできません」
「それに力の開放してもよろしいと? !?」
と言っている瞬間空から雷が落ちてきた。
ドゴーンと響き渡りビリビリと持ち合わせの杖が消し飛んだ。
「話はそこまでだ、さぁ君の力を皆にみせなさい」
ロボットがこちらに走ってきた。
右手には剣を持っている。
近くにあったアオの剣を掴み太刀打ちしようとするが重力魔法がかけられていたのか簡単にポキっと折れてしまった。
「おいおい」
避けようとするがロボットは人間の動きではない動きをするので危うく首が飛ぶところだった。
「ふぅー危ない」
「おいおい、今のあれを避けたぞ」
「なんなんだあいつは」
「化け物かよ」
化け物ね……。
よく言われてたな。
「わわわっシルヴィー大丈夫かな」
「でもアルゴ様今の攻撃を避けれるなんてレベルが私どもと比べて違いすぎますよ」
「え?」
「ふぅー仕方ないか、あまり見せたくないんだけど」
破壊するって言っちゃったしな。
瞳に手をのせ黒から赤に変わった。
「え? 瞳の色が赤に……??」
そして愛刀を出す。
黒光する刀はあの方を思い出す。
全員が息をのんだ。
「おいおいおい!! これってトップクラスの」
〈うわぁひょ!! これはまさかの魔法国トップクラス第2位のルイス様じゃないか!!!! ど、どこから現れたんだ!!! シルヴィーが化けていたのか!!!?〉
放送で大きく取り上げられてしまい、国中に俺の正体がさらけだされた。
「まじかよ、憧れのルイス様」
「さてシルヴィー、君はどうするかね?」
と陛下が言ってきた。
「陛下殿、お楽しみのところ悪いんですけど、これは破壊しても問題ないのでしょうか?」
「ほぉ、これを破壊すると」
「はい」
「なら思う存分君の力を発揮しなさい」
!?
「発揮とは? 正体をバラしてもよいとのことですか?」
「ああ」
「シルヴィーダメだよ、早く逃げて!!」
「アルゴ大丈夫だ」
「え?」
アルゴが心配そうに言葉を発した。
「本当に暗黒世界のモンスターに通じるのか知りたくてね」
会場がどよめいている。
「どういうことだ?」
「シルヴィーはシルヴィーじゃないのか?」
「一体なにが起ころうとしているんだ」
「じゃこちらからも1つ提案してよろしいでしょうか?」
「なんだね?」
「強化魔法を張ったほうがいいと思いますが」
「よかろう、シフォン」
「御意」
薄いシートが張られるが
「これは強化魔法ではないです」
シルヴィーが放った魔法でいとも簡単に結界が壊れた。
「なっ!?」
「ほぉ、なら強化魔法というのはなんのことだね?」
「強化魔法」
赤く強度な結界が張られた。
「なっこれは4人で張る四方結界」
「このレベルを張れないと暗黒世界のモンスターには太刀打ちできません」
「それに力の開放してもよろしいと? !?」
と言っている瞬間空から雷が落ちてきた。
ドゴーンと響き渡りビリビリと持ち合わせの杖が消し飛んだ。
「話はそこまでだ、さぁ君の力を皆にみせなさい」
ロボットがこちらに走ってきた。
右手には剣を持っている。
近くにあったアオの剣を掴み太刀打ちしようとするが重力魔法がかけられていたのか簡単にポキっと折れてしまった。
「おいおい」
避けようとするがロボットは人間の動きではない動きをするので危うく首が飛ぶところだった。
「ふぅー危ない」
「おいおい、今のあれを避けたぞ」
「なんなんだあいつは」
「化け物かよ」
化け物ね……。
よく言われてたな。
「わわわっシルヴィー大丈夫かな」
「でもアルゴ様今の攻撃を避けれるなんてレベルが私どもと比べて違いすぎますよ」
「え?」
「ふぅー仕方ないか、あまり見せたくないんだけど」
破壊するって言っちゃったしな。
瞳に手をのせ黒から赤に変わった。
「え? 瞳の色が赤に……??」
そして愛刀を出す。
黒光する刀はあの方を思い出す。
全員が息をのんだ。
「おいおいおい!! これってトップクラスの」
〈うわぁひょ!! これはまさかの魔法国トップクラス第2位のルイス様じゃないか!!!! ど、どこから現れたんだ!!! シルヴィーが化けていたのか!!!?〉
放送で大きく取り上げられてしまい、国中に俺の正体がさらけだされた。
「まじかよ、憧れのルイス様」
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