51 / 90
ドゥーラ王国
競技会~お宝争奪戦④~
しおりを挟む
「シルヴィーお疲れ、すごかったね」
「ああ、なぁどうして生徒会長に手を出したらいけないんだ?」
「え、シルヴィーはアオ先輩に勝てるの??」
「……そうだな、手合わせしてないのに勝てる負けるなどは考えたくはないな」
「やっぱりシルヴィーってすごいね!」
感心しているアルゴを見ていると腕を怪我していた。
「アルゴ右腕どうした?」
「ああ……」
アルゴがとても言いにくそうな顔をしていた。
「実はシルヴィーがキララ先輩と手合わせしている時にアオ先輩のチームが傍にいて多くのチームが風で凪飛ばされてたんだよ」
「……それは早く伝えてほしかったな」
「ごめん、でもシルヴィー忙しそうだったから」
「悪い、もっとちゃんと見ておくな」
右腕を治癒魔法で治す。
「え?」
と驚いた表情のアルゴ。
「ん?」
右腕を完全に治癒してしまったことに気が付いた。
「見なかったことにしてくれ」と後ずさる。
「すごいよ!! シルヴィー!! やっぱり魔法国の学生は違うな、普通の治癒魔法で完治するまでは治せないよ!!」
耳が痛い。
少しぼーっとしすぎた。
「さて、次は飛行魔法競争だな」
「うん、と言っても明日だから今日は寮に戻って体を休めよ!」
「そうだな」
2人は寮に足を向けた。
-----------------------------
「シルヴィー……恐ろしい魔力だな」
「アオ、シルヴィーに勝てるか?」
「さぁどうだろうな、魔法国出身と聞いたから負けるかもな」
「そんな、アオはドゥーラ王国で一番強い魔法学院生なんだ、きっと勝てるよ」
「ありがと」
-----------------------------
寮につくと1年生が集まり祝福してくれた。
通常1年生はお宝争奪戦に勝つことはできない。
結果でも発表したが2・3年生は順位から外れている。
「アルゴひょっとして試合に勝たないほうがよかったか?」
「え? なんで?」
「だって、まさかこんなに盛り上がるとは思ってなかったから……!?」
「アルゴ様!!」
と来たのは騎士団長のシフォンだった。
「おめでとうございます、ああ陛下がとても素晴らしいと仰ってましたよ」
「本当か! よかった、これもシルヴィーに鍛えてくれたおかげだな」
「そうですよ、シルヴィー殿はどのようにしてアルゴ様に魔法を教えたのですか?」
「いや、大会が終わるまでは秘密にしておきます」
ほとんどの生徒が聞き耳を立てていたので。
「たしかに、まだ試合中でしたね、それでは明日の試合も楽しみしております」といい去っていった。
「ああ、なぁどうして生徒会長に手を出したらいけないんだ?」
「え、シルヴィーはアオ先輩に勝てるの??」
「……そうだな、手合わせしてないのに勝てる負けるなどは考えたくはないな」
「やっぱりシルヴィーってすごいね!」
感心しているアルゴを見ていると腕を怪我していた。
「アルゴ右腕どうした?」
「ああ……」
アルゴがとても言いにくそうな顔をしていた。
「実はシルヴィーがキララ先輩と手合わせしている時にアオ先輩のチームが傍にいて多くのチームが風で凪飛ばされてたんだよ」
「……それは早く伝えてほしかったな」
「ごめん、でもシルヴィー忙しそうだったから」
「悪い、もっとちゃんと見ておくな」
右腕を治癒魔法で治す。
「え?」
と驚いた表情のアルゴ。
「ん?」
右腕を完全に治癒してしまったことに気が付いた。
「見なかったことにしてくれ」と後ずさる。
「すごいよ!! シルヴィー!! やっぱり魔法国の学生は違うな、普通の治癒魔法で完治するまでは治せないよ!!」
耳が痛い。
少しぼーっとしすぎた。
「さて、次は飛行魔法競争だな」
「うん、と言っても明日だから今日は寮に戻って体を休めよ!」
「そうだな」
2人は寮に足を向けた。
-----------------------------
「シルヴィー……恐ろしい魔力だな」
「アオ、シルヴィーに勝てるか?」
「さぁどうだろうな、魔法国出身と聞いたから負けるかもな」
「そんな、アオはドゥーラ王国で一番強い魔法学院生なんだ、きっと勝てるよ」
「ありがと」
-----------------------------
寮につくと1年生が集まり祝福してくれた。
通常1年生はお宝争奪戦に勝つことはできない。
結果でも発表したが2・3年生は順位から外れている。
「アルゴひょっとして試合に勝たないほうがよかったか?」
「え? なんで?」
「だって、まさかこんなに盛り上がるとは思ってなかったから……!?」
「アルゴ様!!」
と来たのは騎士団長のシフォンだった。
「おめでとうございます、ああ陛下がとても素晴らしいと仰ってましたよ」
「本当か! よかった、これもシルヴィーに鍛えてくれたおかげだな」
「そうですよ、シルヴィー殿はどのようにしてアルゴ様に魔法を教えたのですか?」
「いや、大会が終わるまでは秘密にしておきます」
ほとんどの生徒が聞き耳を立てていたので。
「たしかに、まだ試合中でしたね、それでは明日の試合も楽しみしております」といい去っていった。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
囚われの姫〜異世界でヴァンパイアたちに溺愛されて〜
月嶋ゆのん
恋愛
志木 茉莉愛(しき まりあ)は図書館で司書として働いている二十七歳。
ある日の帰り道、見慣れない建物を見かけた茉莉愛は導かれるように店内へ。
そこは雑貨屋のようで、様々な雑貨が所狭しと並んでいる中、見つけた小さいオルゴールが気になり、音色を聞こうとゼンマイを回し音を鳴らすと、突然強い揺れが起き、驚いた茉莉愛は手にしていたオルゴールを落としてしまう。
すると、辺り一面白い光に包まれ、眩しさで目を瞑った茉莉愛はそのまま意識を失った。
茉莉愛が目覚めると森の中で、酷く困惑する。
そこへ現れたのは三人の青年だった。
行くあてのない茉莉愛は彼らに促されるまま森を抜け彼らの住む屋敷へやって来て詳しい話を聞くと、ここは自分が住んでいた世界とは別世界だという事を知る事になる。
そして、暫く屋敷で世話になる事になった茉莉愛だが、そこでさらなる事実を知る事になる。
――助けてくれた青年たちは皆、人間ではなくヴァンパイアだったのだ。
赤き翼の万能屋―万能少女と出来損ない死霊術師の共同生活―
文海マヤ
ファンタジー
「代わりのない物なんてない。この世は代替品と上位互換に溢れてる」
万能屋。
猫探しから家の掃除や店番、果ては護衛や汚れ仕事まで、あらゆるものの代わりとなることを生業とするもの。
そして、その中でも最強と名高い一人――万能屋【赤翼】リタ・ランプシェード。
生家を焼かれた死霊術師、ジェイ・スペクターは、そんな彼女の下を訪ね、こう依頼する。
「今月いっぱい――陸の月が終わるまででいいんだ。僕のことを、守ってはくれないだろうか」
そうして始まる、二人の奇妙な共同生活。
出来損ないの死霊術師と最強の万能屋が繰り広げる、本格ファンタジー。
なろうに先行投稿中。


チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐@書籍発売中
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!

魔女は言う。「復讐したい? なら新兵器の実験台になってくれないかしら?」と…… 【鎧殻剣記】
熱燗徳利
ファンタジー
「復讐を胸に、装甲と剣で戦い抜く」
「新兵器の実験台になってくれないかしら?」
同学年の魔女は平気な顔でそんなことを言う。
神聖ヴァルスレン帝国内では、魔術師が原因と思われる不審な事件が多発していた。
そんな中、セリオス大学に通う主人公アルベクの前に、自ら魔女を名乗る少女が現れる。彼女はアルベクに新兵器の実験台になってくれるよう頼みこんできて……
新兵器の力により、特殊な鎧を纏った「鎧殻装兵」として、恐ろしい陰謀に立ち向かいつつ、自身の復讐の相手を探していくダークファンタジー
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる