冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰

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魔法国

遠征

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「魔力すら感じないよ…」


「そうだ【あまいろ】の力を少し貸してもらうとかは?」
「【あまいろ】の?」

「昔戦場で少しやったことあるだろ」
「でもこのままの姿では【あまいろ】に命令することもできませんよ…」

「小さくなる呪文はどうしたんだ?」
「あれはルイスで命令したのでできるのです…」


「うーん困った」

【もうすぐ朝だよ】


「え? 朝だ、私寝てない…」


急に睡魔に襲われその場に倒れた。

中立都市は暗黒世界と魔法国の唯一真ん中に存在する都市であり多くの人間が住んでいる。


ここでは争いは禁止であり
みな身分を隠して住んでいるのだ。

暗黒世界と言えど皆モンスターではなく人間もいる。


その都市の近くに魔法国の拠点があり
そこを基準にみなモンスターに挑んでいる



トップクラスと会える唯一の機会ということもあり弟子入りを申し込むチャンスでもある


「ルイス」
塔の淵で黒いマントに身を包みながら森を見ていた。

「クラウスか…なんだ」
甲冑姿のクラウスが来た。


「ちゃんと遠征来たようだな、数日会わなかったがどこにいたのだ?」


「お前に関係ないだろ」



「…こっちは心配してるのに…ってこら…」
心配していてもルイスには俺の思いは届かない。だから無視して姿を消すんだろう。

【あまいろ】に乗り森のほうに飛んでいく


「人の話を最後まで聞け…」

と一人でぶつぶつと喋っていると
「あのクラウス様、少しお時間を頂いてもよろしいでしょうか?」


「…なにかな?」



「初めまして、魔法騎士のシャンです、いつも…憧れの存在です、どうか俺を弟子にしてください」

言葉考えてなかったのか勢いだけはあるな

まぁ3日間暇だし…弟子を育てるのもいいかもしれないな


「構わないよ」


「え…本当ですか!! ありがとうございます」


シャンははしゃいでいる


「ではシャン今森に飛び立って行ったトップクラス2位のルイスを探しに行ってくれないか?」


「ルイス様をですか?」


「あぁ、それも私との勝負で」


「ええ!? わ…分かりました」

と言いほうきを呼び急いで探しに行く


まだまだ若いねと言いながら俺もほうきを出し森に向かった。
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