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魔法国
あまいろの叫び声
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「う…んあぁー」と大きく背伸びをする。
なんかすごくよく寝た気がする。
ふわっとベッドから降り
「師匠…おはようございます」
と挨拶しそのまま水場へ空中移動する。
コーヒーをカップに注いでいた手を止めることなく、空中移動していくいつものルイスの姿が目に映った。
コーヒーは大切な資料にポタポタと落ちていく。
「ル…ルイス!!!!??」
と大きな声で呼ぶ。
「なんでしょうか?」
と淡々と答えるルイスはあの可愛いらしい女の子ではなく
青年で冷たい目がワシを硬直させる。
「ルイス……、昨日のことは覚えてないのか?」
「はい?」
「昨日戦場にいた時に雷に打たれて小さな女の子になっていたことを」
と師匠が喋ると。
「ああ!!!」
思い出したかのように鏡を見に行き
「戻ってる!!!」と喜んだ。
「良かったな、戻らない時はどうしようかと思っていたのじゃが」
「それよりも師匠、あの書類は確か今日提出する、大切な書類ではなかったですか?」
と書類の方に指をさす。
「あ!!! なんてことだ」と慌ててクリア魔法を唱えた。
瞬時に濡れていた書類が元の姿に戻った。
「あ!」と外に飛び出し。
指笛を吹く「ピーピッピー」
と吹くともの凄い勢いで【あまいろ】が飛びついてきた。
【ギャオ】
「悪かったな一人にして」
頭を撫でる。
【ギャウギャウ】と話している。
ドラゴンの言葉はドラゴン使いしか会得できない超難易度S級ランク。
訳すと
【主! どこに行ってたの? 僕1人で寂しかったよ、でもモンスター全部倒したから安心してね】と言っている。
【あまいろ】はルイスに超甘えん坊
お互い認め合った仲なので言葉が通じるルイスを信用している。
だからルイスも【あまいろ】の前だけは笑顔になれる。
「良い子、1人にしてごめんね」
「ルイス様、少しお時間宜しいでしょうか?」
と騎士団長が来た。
「なにようだ」
冷たい目に戻り部屋に入り話を聞く。
「昨日のモンスター殲滅ご苦労であった。 しかし、ルイス様の魔法詠唱、雷が落ちた後ぱたりと消えてしまった……。 どういうことかご説明を頂いても?」
さすがは騎士団長、俺がいないことを悟っている、しかし夜の間女の子になっていましたなんてバカなことを言っても信用するとは思えない。
ここは……。
「師匠から提案があり、前線の者達が少しばかり休んでいる者がいると聞かされて攻撃の手を緩めたまでだ、【あまいろ】がいれば夜の戦なんて勝てるからな」
「……。そなたは他の騎士達の力を見てみたかったということでよいか?」
わなわなと感心していた。
「なんだ、どこかに報告か? 俺がサボっていたと」
と魔力で圧をかける。
重くのしかかる圧は騎士団長といえどトップクラスのルイスには勝てない。
そこに打ち消しの魔法がかけられる。
本気を出していなかったのでルイスの魔法は同期によって打ち消された。
呼吸が楽になった騎士団長の元に。
「そこまでだルイス」
なんかすごくよく寝た気がする。
ふわっとベッドから降り
「師匠…おはようございます」
と挨拶しそのまま水場へ空中移動する。
コーヒーをカップに注いでいた手を止めることなく、空中移動していくいつものルイスの姿が目に映った。
コーヒーは大切な資料にポタポタと落ちていく。
「ル…ルイス!!!!??」
と大きな声で呼ぶ。
「なんでしょうか?」
と淡々と答えるルイスはあの可愛いらしい女の子ではなく
青年で冷たい目がワシを硬直させる。
「ルイス……、昨日のことは覚えてないのか?」
「はい?」
「昨日戦場にいた時に雷に打たれて小さな女の子になっていたことを」
と師匠が喋ると。
「ああ!!!」
思い出したかのように鏡を見に行き
「戻ってる!!!」と喜んだ。
「良かったな、戻らない時はどうしようかと思っていたのじゃが」
「それよりも師匠、あの書類は確か今日提出する、大切な書類ではなかったですか?」
と書類の方に指をさす。
「あ!!! なんてことだ」と慌ててクリア魔法を唱えた。
瞬時に濡れていた書類が元の姿に戻った。
「あ!」と外に飛び出し。
指笛を吹く「ピーピッピー」
と吹くともの凄い勢いで【あまいろ】が飛びついてきた。
【ギャオ】
「悪かったな一人にして」
頭を撫でる。
【ギャウギャウ】と話している。
ドラゴンの言葉はドラゴン使いしか会得できない超難易度S級ランク。
訳すと
【主! どこに行ってたの? 僕1人で寂しかったよ、でもモンスター全部倒したから安心してね】と言っている。
【あまいろ】はルイスに超甘えん坊
お互い認め合った仲なので言葉が通じるルイスを信用している。
だからルイスも【あまいろ】の前だけは笑顔になれる。
「良い子、1人にしてごめんね」
「ルイス様、少しお時間宜しいでしょうか?」
と騎士団長が来た。
「なにようだ」
冷たい目に戻り部屋に入り話を聞く。
「昨日のモンスター殲滅ご苦労であった。 しかし、ルイス様の魔法詠唱、雷が落ちた後ぱたりと消えてしまった……。 どういうことかご説明を頂いても?」
さすがは騎士団長、俺がいないことを悟っている、しかし夜の間女の子になっていましたなんてバカなことを言っても信用するとは思えない。
ここは……。
「師匠から提案があり、前線の者達が少しばかり休んでいる者がいると聞かされて攻撃の手を緩めたまでだ、【あまいろ】がいれば夜の戦なんて勝てるからな」
「……。そなたは他の騎士達の力を見てみたかったということでよいか?」
わなわなと感心していた。
「なんだ、どこかに報告か? 俺がサボっていたと」
と魔力で圧をかける。
重くのしかかる圧は騎士団長といえどトップクラスのルイスには勝てない。
そこに打ち消しの魔法がかけられる。
本気を出していなかったのでルイスの魔法は同期によって打ち消された。
呼吸が楽になった騎士団長の元に。
「そこまでだルイス」
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