冷酷魔法騎士と見習い学士

枝浬菰

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魔法の書

暗黒世界との戦い

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「フランシスカ様、大変でございます」
兵士が駆け寄り知らせる。

「急に何事だ」

「暗黒世界のモンスター達が中立都市を襲い始め多くの犠牲者が出ております」

「なんですって?? 騎士団長はなにをしているの!」

「それが…」

「つべこべ言わないで戦場に行くのが騎士だろ」
というと窓から外に

ドラゴンが大きくなり私と共に戦場に向かう
と思いきや私を街に降ろし
「あとで迎えに来るからここで待ってろ」

高台で遠くに見えるのが中立都市なのか火が上がっていた。
私は胸元で指を組み、祈る、どうかルイスが無事に戻ってきてくれますように

ルイスが到着した途端、暗黒世界の赤く燃え上がる炎が黒い炎に変わった。

私の後ろでは町の人がひそひそと話声が聞こえる。

「汚らわしい血め…」
「なぜこの国に置いておくのか分からない」

え? どういうこと?

モンスターを倒しに行ったはずのルイスに歓喜の声ではなく否定的な声が耳に届く

いや…聞きたくない…ルイスは必至に頑張っているのに
耳を塞いでいると

大きな鐘がなり、モンスターを撃退したと伝える。
そして風と共にルイスが帰ってきた。

「あーさっぱりしたぜ」
んーと伸びをしている

「シャーロット? 泣いてるの?」
顔を上げ
「だって…ルイスの優しいとこみんな知らないのになんでそんなこと…言うの?」

「ごめん」
悲しい顔でくすっと笑った、私をドラゴンに乗せ家に帰る

「悪い…後始末があるからシャーロットはここにいて」

…置いて行かれた。
空に舞うドラゴンを見ていると横からマーベラス様が来た。

「シャーロットちゃんはルイスになにか思いを抱いてくれているのかな?」

「え? 私は…どうしてルイスが国の人に嫌われているのか分かりません…この国を守る騎士なのに…」

「それはね、ルイスがこの国の人間ではないからだよ」

「それはいけないことなのですか?」
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